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第二章 神の世界編

2話 迷い子

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~お城内~

奏「ねえ、水波。主様ってどんな方なの?」

陽奈「私も気になるな」

水波「ん~。一言では言い表せないなあ」

水波「でもでも!凄く綺麗な女神様だよ!」

水波「僕らの主は自然の神様だからね!」

琴㮈「自然と言うよりは宇宙が正しいわね」

琴㮈「あの方は宇宙の星々の核を作った方
だからね」

水波「そうだね。その方が合ってるかも」

陰葉「梨花は気にならないのか?」

陰葉「梨花...?」

奏「えっ?でも、梨花は方向音痴でもないし」

音空「それに、私達の隣を歩いてたはずだけど」

陽葉「...と、なれば」

陽葉「私は探しに行ってきます。門の前で待っててくれますか?」

陰葉「ああ。頼んだ」

陽葉「はい。では」

シュン!

水波「...もしかして、だけど」

陰葉「まあ、変なことはされないだろ...」

陰葉「多分...」

奏(なに?変なことって、梨花は何処にいるの?)

陽奈(なんか、緊張してる?)

ーーーーーーーー
~城内の何処か~

(何処だ、ここ)

(なんで?私、音空の隣を歩いてたよね?)

(それがなんでか、気付いたらここに)

(何処だろう...というか、広すぎるな)

(城にしたって広すぎな気がする)

「ん~...」 

ガチャ

「ッ⁈ 」

??「...?人間?」

「ぁ、あの...えっと...」

??「もしかして、迷ったのか?」

「ぇ?あ、はい。そうなんです...」

??「そうか。なら、儀式の間まで
案内してやるよ」

??「ついてきな」

「は、はい...!」

ーーーーーーーー
(この人、いや神様かな?)

(凄い綺麗な黒髪...まるで全てを飲み込む闇みたい)

(それに、よく見たら九尾の狐っぽい?)

(狐の神様って白のイメージだったけど、黒の神様もいるんだなあ)

??「そういや、いつここに来たんだ?」

「え?あ~と...まだ、1日も経ってないですね」

??「そうか。なら...」

どがっ!

??「っが...」

ばたっ

「え、えっ?大丈夫ですか?」

陽葉「はあ。やっと見つけましたよ」

陽葉「大丈夫でしたか?なにか洗脳とか
されてませんか?」

「え?いや、そんなことされてないよ?」

「と、いうか。この神様は?」

陽葉「それは後でわかりますよ」

陽葉「さっ。いきましょう、皆さんが待ってます」

「あ、うん!」

シュン!

??「...はあ」

??「ははは...」

??「後、もう少しだったのになあ」

??「ふふ...」
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