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第一章 迎え編
5話 真の名前
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~奏side~
「なんで、誰もいないの...?」
(おかしい、私は花に触ってないのに...)
(鬽渦者は、やっぱ全てから嫌われてるのかな...)
「はあ...どうしよう」
??「ああ!いたいた!」
「っ...?」
??「もぉ~!遠く行っちゃだめだよ。死んじゃうかもなんだから...」
「っ...?」
(なぜ私は、説教を受けているんだろうか)
(なんか冷静になってきたわ...)
「それは、うん。で、貴方は誰なの?」
??「ああ。姿見えないのか。ちょい待ってね~」
水波「よっと。僕は水波。見たらわかると思うけど、狼だよ!」
「は...?狼?日本に、狼なんて居ないはずじゃ」
「それに、なんで、人型?なの...」
水波「今になってその疑問なんだね」
水波「まあ、僕はそもそも日本の狼じゃないんだよ」
水波「僕らは君達、愛神者を迎えに来た...」
水波「正真正銘、本物の神様さ!」
「っ...神様?嘘、私達は悪魔と契約してるって...」
水波「ああ、それ?毎回みんな、そんな事
言うんだよね」
水波「それは、人間側の勘違いさ。僕らが勝手に
愛神者を連れてったら人間達が勘違いしたの」
「そ、んな...じゃあ、私らは?」
水波「君達は、個人としての神様に愛される権利を会得した、特別な人間だよ!」
ーーーーーーーー
~梨花side~
「神に愛される...?それは、どういう...」
陰葉「どういう、と言われたら...まあ、そうだな」
陰葉「私達は、異質神と言う特別な体質の神でな」
陰葉「私らは、体が合う人間と一心同体で暮らさなければ、消滅してしまう体質なんだ」
「なにそれ、じゃあ...」
陰葉「ああ。想像通り。私らは消えてしまう」
陰葉「そこで、だ。私らと契約を一つ、
結ばないか?」
「契約?それは、魂とか、そういう...?」
??「違いますよ。魂を奪ったりなんてしません」
「っえ?」
陽葉「私の名は陽葉。そうですね...陰葉と対になる存在の神様です」
「つ、対?なんだ...」
陰葉「そうそう。契約は私と陽葉との二人だ」
「ッ⁈ 二人?なんで...?他にも、いるんじゃ...?」
陰葉「他の?ああ、他のは私らとは合わないんだ」
陽葉「正確に言えば、あの子達には、あの子達に
合う神がいるのですよ」
「それ、って...」
ーーーーーーーー
??「...?あ...」
???「っ?どうしたの?」
??「...いいえ。なんでも」
???「...そういや、愛神者は見つかったのかなあ」
??「さあ?でも、見つかったんじゃないですかね」
???「ふふふ。そうだといいね」
??(これで、何回目だろうか)
??(肉体が、力に耐えきれず死んでしまうのは)
「なんで、誰もいないの...?」
(おかしい、私は花に触ってないのに...)
(鬽渦者は、やっぱ全てから嫌われてるのかな...)
「はあ...どうしよう」
??「ああ!いたいた!」
「っ...?」
??「もぉ~!遠く行っちゃだめだよ。死んじゃうかもなんだから...」
「っ...?」
(なぜ私は、説教を受けているんだろうか)
(なんか冷静になってきたわ...)
「それは、うん。で、貴方は誰なの?」
??「ああ。姿見えないのか。ちょい待ってね~」
水波「よっと。僕は水波。見たらわかると思うけど、狼だよ!」
「は...?狼?日本に、狼なんて居ないはずじゃ」
「それに、なんで、人型?なの...」
水波「今になってその疑問なんだね」
水波「まあ、僕はそもそも日本の狼じゃないんだよ」
水波「僕らは君達、愛神者を迎えに来た...」
水波「正真正銘、本物の神様さ!」
「っ...神様?嘘、私達は悪魔と契約してるって...」
水波「ああ、それ?毎回みんな、そんな事
言うんだよね」
水波「それは、人間側の勘違いさ。僕らが勝手に
愛神者を連れてったら人間達が勘違いしたの」
「そ、んな...じゃあ、私らは?」
水波「君達は、個人としての神様に愛される権利を会得した、特別な人間だよ!」
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~梨花side~
「神に愛される...?それは、どういう...」
陰葉「どういう、と言われたら...まあ、そうだな」
陰葉「私達は、異質神と言う特別な体質の神でな」
陰葉「私らは、体が合う人間と一心同体で暮らさなければ、消滅してしまう体質なんだ」
「なにそれ、じゃあ...」
陰葉「ああ。想像通り。私らは消えてしまう」
陰葉「そこで、だ。私らと契約を一つ、
結ばないか?」
「契約?それは、魂とか、そういう...?」
??「違いますよ。魂を奪ったりなんてしません」
「っえ?」
陽葉「私の名は陽葉。そうですね...陰葉と対になる存在の神様です」
「つ、対?なんだ...」
陰葉「そうそう。契約は私と陽葉との二人だ」
「ッ⁈ 二人?なんで...?他にも、いるんじゃ...?」
陰葉「他の?ああ、他のは私らとは合わないんだ」
陽葉「正確に言えば、あの子達には、あの子達に
合う神がいるのですよ」
「それ、って...」
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??「...?あ...」
???「っ?どうしたの?」
??「...いいえ。なんでも」
???「...そういや、愛神者は見つかったのかなあ」
??「さあ?でも、見つかったんじゃないですかね」
???「ふふふ。そうだといいね」
??(これで、何回目だろうか)
??(肉体が、力に耐えきれず死んでしまうのは)
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