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第44話 記者会見
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総理大臣は緊急記者会見を開いた。
厚生労働大臣小山英俊と、帝都大附属病院生物遺伝子学教授・珂湊比呂志を同席させ。
会場には入れる記者は新聞社10社・テレビ局10社の最低限。
マスクと防護服とゴーグルに身を包み、体温測定や、アルコール消毒など徹底され、ソーシャルディスタンスを取るために記者と記者の間は2メートル開けられていた。
しかし、会見場に入る総理大臣と小山英俊と珂湊比呂志と、6人の警護のSPはスーツ姿で、感染症対策を一切していない姿。
それを写す会見場ではどよめきが起きていた。
総理大臣と小山英俊と那珂湊比呂志は、日本国旗に一礼して登壇した。
さらに、その後ろには宇都宮秀男が秘書官として立っていた。
「総理、感染してしまいます」
「総理、もうあきらめたと言う事でしょうか?」
「一国の代表が無責任だ」
「国民にマスクやゴーグル着用を呼びかけているのになぜ、あなたが着けないのですか?」
集まった記者が総理大臣の姿を見ると、すぐに一斉に次から次へと声が上がっていた。
現状、マスクなどを着用しないと言う事は、自殺行為に近い物だった。
虐げられた生活を続けてきた者はストレスからか怒りっぽくなっていて、それは焦りになっていた。
それは記者達も一緒だ。
殺気立つ記者達。
「え~、今から説明いたします。兎に角落ち着いて下さい」
「あっ!あいつはインチキ教授だぞ」
一人の記者が那珂湊教授を指さすとカメラのフラッシュが次々に光った。
「だから、待てと言っているんだ。話を聞け」
そう、感情的に総理大臣は一喝した。
あまりのことに驚く記者達に、
「失礼した。兎に角話を聞いて下さい。事が重要だからこそ、できる事なら生中継で頼みます」
「総理、少々待って下さい、今、報道部に連絡を入れますから」
と、一人が言うと、皆それに同調した。
10分待つと全ての報道は総理大臣の緊急記者会見を生で中継していた。
「先ずは、新に厚生労働大臣を小山英俊としたことと、疫病対策担当大臣として帝都大附属病院生物遺伝子学教授・珂湊比呂志を任命したことを発表させていただきます」
フラッシュとどよめきが記者会見場に湧き上がった。
厚生労働大臣小山英俊と、帝都大附属病院生物遺伝子学教授・珂湊比呂志を同席させ。
会場には入れる記者は新聞社10社・テレビ局10社の最低限。
マスクと防護服とゴーグルに身を包み、体温測定や、アルコール消毒など徹底され、ソーシャルディスタンスを取るために記者と記者の間は2メートル開けられていた。
しかし、会見場に入る総理大臣と小山英俊と珂湊比呂志と、6人の警護のSPはスーツ姿で、感染症対策を一切していない姿。
それを写す会見場ではどよめきが起きていた。
総理大臣と小山英俊と那珂湊比呂志は、日本国旗に一礼して登壇した。
さらに、その後ろには宇都宮秀男が秘書官として立っていた。
「総理、感染してしまいます」
「総理、もうあきらめたと言う事でしょうか?」
「一国の代表が無責任だ」
「国民にマスクやゴーグル着用を呼びかけているのになぜ、あなたが着けないのですか?」
集まった記者が総理大臣の姿を見ると、すぐに一斉に次から次へと声が上がっていた。
現状、マスクなどを着用しないと言う事は、自殺行為に近い物だった。
虐げられた生活を続けてきた者はストレスからか怒りっぽくなっていて、それは焦りになっていた。
それは記者達も一緒だ。
殺気立つ記者達。
「え~、今から説明いたします。兎に角落ち着いて下さい」
「あっ!あいつはインチキ教授だぞ」
一人の記者が那珂湊教授を指さすとカメラのフラッシュが次々に光った。
「だから、待てと言っているんだ。話を聞け」
そう、感情的に総理大臣は一喝した。
あまりのことに驚く記者達に、
「失礼した。兎に角話を聞いて下さい。事が重要だからこそ、できる事なら生中継で頼みます」
「総理、少々待って下さい、今、報道部に連絡を入れますから」
と、一人が言うと、皆それに同調した。
10分待つと全ての報道は総理大臣の緊急記者会見を生で中継していた。
「先ずは、新に厚生労働大臣を小山英俊としたことと、疫病対策担当大臣として帝都大附属病院生物遺伝子学教授・珂湊比呂志を任命したことを発表させていただきます」
フラッシュとどよめきが記者会見場に湧き上がった。
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