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宇宙の旅・宇宙人の真実
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しばらくすると龍之介は窓際の椅子に座り外を眺め固まっていた。
考える人の像のようにピクリとも動かず。
いつもとは違う様子に司録が声をかけた。
「いかがなさいました?」
しかし、いまだ固まっている。
そこで司録は龍之介の股間をギュッと握りしめる。
「お~~、なにをするのですか?司録殿」
手を放す司録。
「あまりにも固まっていたから気になったのですがいかがなさいました?」
「いや、考えていたのですよ」
「なにか気になることでも?」
「はい、宇宙人の存在についてです」
「龍之介様らしくもない、簡単ではないですか、すでにこのように一緒に旅を
しているのですから」
「いや、宇宙人は存在した、それはもうわかってますが、ではなぜに前世では
宇宙人が地球にいなかったのかを考えていたのですが、単純でした」
「と、言うと?」
「宇宙人と言うと、我々と違う形のもの異形の生物を想像していましたが、
ピロリンやパカル、この宇宙船に乗るものみな人間と変わらぬ姿、
しかも、祖先を一緒にする同じ生物ではありませんか」
「ふふふっ、気が付かれましたね」
司録はクイズの答えが当てられたかのように答えた。
「では、やはり宇宙人は前世の21世紀には地球に来ており地球人に紛れ込んでいた
そういうことですね?」
「はい、その通りです。多くはございませんが地球人に紛れていました」
「それと気になったのが宇宙人の名称ですが、我々地球人も宇宙に出た段階で宇宙人なのですよね?」
「そうでございますね、だから表現方法として適切なのは地球外生命体や
異星人が合っていると思います」
「やはり、しかし、前世では地球に来た異星人はどのような活動を?」
「この旅に出るときに言ったように前世ではジョージ・ワシントン大統領が友好条約を締結しました。
その為、アメリカが独占して異星人と交流をしていました。地球に合う技術提供を受けたりなどしていました。
その一派とは違う勢力がドイツやソ連と交流を試みたことが世界対戦や冷戦期に繋がっていったのです」
「戦争の裏に異星人あり?ですか?なんとも不思議ですが」
「代理戦争と表現すればわかりやすいかも知れませんね」
「なるほど、20世紀から21世紀の驚くほどの技術の進歩には異星人ありですか……」
そう言うと龍之介はまた窓の外に目を向け固まっていた。
何か気になる事がまだあるかのようであった。
考える人の像のようにピクリとも動かず。
いつもとは違う様子に司録が声をかけた。
「いかがなさいました?」
しかし、いまだ固まっている。
そこで司録は龍之介の股間をギュッと握りしめる。
「お~~、なにをするのですか?司録殿」
手を放す司録。
「あまりにも固まっていたから気になったのですがいかがなさいました?」
「いや、考えていたのですよ」
「なにか気になることでも?」
「はい、宇宙人の存在についてです」
「龍之介様らしくもない、簡単ではないですか、すでにこのように一緒に旅を
しているのですから」
「いや、宇宙人は存在した、それはもうわかってますが、ではなぜに前世では
宇宙人が地球にいなかったのかを考えていたのですが、単純でした」
「と、言うと?」
「宇宙人と言うと、我々と違う形のもの異形の生物を想像していましたが、
ピロリンやパカル、この宇宙船に乗るものみな人間と変わらぬ姿、
しかも、祖先を一緒にする同じ生物ではありませんか」
「ふふふっ、気が付かれましたね」
司録はクイズの答えが当てられたかのように答えた。
「では、やはり宇宙人は前世の21世紀には地球に来ており地球人に紛れ込んでいた
そういうことですね?」
「はい、その通りです。多くはございませんが地球人に紛れていました」
「それと気になったのが宇宙人の名称ですが、我々地球人も宇宙に出た段階で宇宙人なのですよね?」
「そうでございますね、だから表現方法として適切なのは地球外生命体や
異星人が合っていると思います」
「やはり、しかし、前世では地球に来た異星人はどのような活動を?」
「この旅に出るときに言ったように前世ではジョージ・ワシントン大統領が友好条約を締結しました。
その為、アメリカが独占して異星人と交流をしていました。地球に合う技術提供を受けたりなどしていました。
その一派とは違う勢力がドイツやソ連と交流を試みたことが世界対戦や冷戦期に繋がっていったのです」
「戦争の裏に異星人あり?ですか?なんとも不思議ですが」
「代理戦争と表現すればわかりやすいかも知れませんね」
「なるほど、20世紀から21世紀の驚くほどの技術の進歩には異星人ありですか……」
そう言うと龍之介はまた窓の外に目を向け固まっていた。
何か気になる事がまだあるかのようであった。
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