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宇宙の旅・疑問
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「しかし、不思議ですね、宇宙を自在に移動する宇宙船やら、そのコルプス・ユウェネスケレ・ウィ-ス・マシ-ンがあるのにロボットは優秀と言えるような物ではないし、この宇宙船も自動操縦ではない様子。」
龍之介は宇宙船に乗ってから感じた疑問を話し出した。
元エンジニアとしての好奇心からであった。
宇宙船は、惑星間を移動する為には光の速度より早く移動できなければ時間がかかり過ぎて現実的な移動手段ではない。
銀河間を移動するならなおの事、銀河は光の速度で離れているのが宇宙の法則。
しかし、尚且つ船内は床に向かって重力が発生している。
プカプカと生活に困るような状態ではなく地球上とは変わらぬ生活環境がここにはあった。
龍之介の前世である2XXX年では、実現どころか原理さえ知られていない、常識とされた相対性理論をまったく無視した乗り物、技術にも関わらず、先程ズンダパスタを運んできたロボットは、龍之介が前世で働いていた世界有数の茨城が誇る電気機械メ-カ-でも簡単に作れそうなロボットである違和感に疑問を持っていた。
さらに、操作室も短時間しか見てはいないが機械任せというより、操縦士が運転しているように見えた。
これだけの進んだ宇宙船であるのだから人工知能による自動運転や、超大作になろうとしているSF映画に出てくるような悪の魔法剣士が作った、やたら愚痴ばかり言う口うるさくどんくさく、しかしながら憎めない金ピカのロボットが船内で働いていないほうがこの宇宙船には不釣り合いであった。
「龍之介様はそうられ感じますか?私達にとってはこれが普通と言いますか当たり前なのです、身を守るために。」
龍之介はパカルの言葉に直感した。
「人工知能は暴走しますか?」
「ええ、そのことは船長から話を聞いたほうが良いかもしれませんね、時間を作ってもらえるよう相談してみます。」
パカルはもの悲しげな顔をしていた。
「皆さま、そろそろお休みになられたほうがよろしいかと思いますよ。宇宙船の中だと時間の感覚がなくなるとは思いますが、すでに地球の時間で言いますと12時間は過ぎておりますよ。」
窓の外の風景は漆黒の暗黒の中に光の線だけは見えているだけで時間の感覚はまったく感じ取れない。唯一わかるのは空腹を知らせる腹時計であったが、それも先程満たされたばかり疲れや眠気は若返りの術の恩恵かすっきりとしていた。
しかし、パカルが休んだらと言うのであらばそれに従うのが集団生活としては無難な行為、龍之介達はパカル世話になっている立場なのだからそれに合わせるべき、郷に入っては郷に従え。
特段眠気があるわけではなかったが休むこととした。
龍之介は宇宙船に乗ってから感じた疑問を話し出した。
元エンジニアとしての好奇心からであった。
宇宙船は、惑星間を移動する為には光の速度より早く移動できなければ時間がかかり過ぎて現実的な移動手段ではない。
銀河間を移動するならなおの事、銀河は光の速度で離れているのが宇宙の法則。
しかし、尚且つ船内は床に向かって重力が発生している。
プカプカと生活に困るような状態ではなく地球上とは変わらぬ生活環境がここにはあった。
龍之介の前世である2XXX年では、実現どころか原理さえ知られていない、常識とされた相対性理論をまったく無視した乗り物、技術にも関わらず、先程ズンダパスタを運んできたロボットは、龍之介が前世で働いていた世界有数の茨城が誇る電気機械メ-カ-でも簡単に作れそうなロボットである違和感に疑問を持っていた。
さらに、操作室も短時間しか見てはいないが機械任せというより、操縦士が運転しているように見えた。
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「龍之介様はそうられ感じますか?私達にとってはこれが普通と言いますか当たり前なのです、身を守るために。」
龍之介はパカルの言葉に直感した。
「人工知能は暴走しますか?」
「ええ、そのことは船長から話を聞いたほうが良いかもしれませんね、時間を作ってもらえるよう相談してみます。」
パカルはもの悲しげな顔をしていた。
「皆さま、そろそろお休みになられたほうがよろしいかと思いますよ。宇宙船の中だと時間の感覚がなくなるとは思いますが、すでに地球の時間で言いますと12時間は過ぎておりますよ。」
窓の外の風景は漆黒の暗黒の中に光の線だけは見えているだけで時間の感覚はまったく感じ取れない。唯一わかるのは空腹を知らせる腹時計であったが、それも先程満たされたばかり疲れや眠気は若返りの術の恩恵かすっきりとしていた。
しかし、パカルが休んだらと言うのであらばそれに従うのが集団生活としては無難な行為、龍之介達はパカル世話になっている立場なのだからそれに合わせるべき、郷に入っては郷に従え。
特段眠気があるわけではなかったが休むこととした。
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