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HONEY BUNNY
HONEY BUNNY<CCCLXXXVI>
しおりを挟む「ふ……♡ あっはははは♡♡ それさ、『おかしくなっちゃったわけじゃない』って気付いてて聞いてるよね?♡♡ まぁ、きみがおかしくなっちゃってたとしても、俺には好都合なんだけど♡♡」
「もっと好きになって、欲しがって……いいの?♡♡」
知らず知らず力の抜けていた腕を再度逞しいカラダに巻き付けた。
「当然♡ …………というか、まだまだ足りないな。もっともっと俺に狂ってよ♡♡ 愛なんて重すぎるくらいがちょうどいいしね?♡♡」
「あなたがよくても、わたしがつらいんだけど……♡♡ いつになったらもらえるの?♡」
「つらい?♡ でもさ……限界まで我慢したほうが、きっと気持ちよくなれるよ?♡」
彼はさわやかな笑顔で善意を気取ったけれど、その息遣いは荒い。
「またそうやって……♡ 限界なのは、あなたもじゃないの?♡♡」
「ちょっと違うな♡♡ 俺はとっくに限界なんて超えてるよ♡ 意地と気合いで踏ん張ってるだけ♡」
「……ぁ♡♡ じゃあ、もう我慢するのやめて?♡♡ 」
する必要のない我慢を勝手に続ける彼に業を煮やし、誘惑を仕掛けたけれど。
「またそんなかわいいこと言って♡ いまのはさ、俺のことイかせようとして言ったの?♡♡ それとも、エロいこと言ってる自分に興奮したくて言ったのかな……♡♡」
「え……♡♡」
またしても図星を突かれ、驚いた拍子にナカがぎゅっと締まった。
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