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HONEY BUNNY
HONEY BUNNY<CCLXXXVII>
しおりを挟む「気が向いたらじゃなくて、飲めるのなくなるまで手伝うから安心してね?♡♡ あなただけつらい思いしてるのなんて絶対やだもん……」
こうしてはいられないと抱き締めたら、普段と目線の高さが違う。
そういえば、復活を果たしたモノを迎えに行き、中途半端に腰を浮かせたところで止められてしまったのだった。
「ありがとう♡♡ 優しさにつけ込んだみたいで悪い気もするけど、救われるなぁ♡♡ クリスマスが終わっても、当分は寝不足確定だね?♡」
彼は、わたしの腰を自分のほうへじわじわと引き寄せている。
「もう……♡♡ 『連日連夜寝不足にするわけにはいかない』ってかっこつけてた紳士はどこに行っちゃったの?♡」
躊躇うのは口先だけで構わない。
このうえなく従順な妻を装い、自らの欲求を満たすまでの過程を短縮して。
「さぁ♡ 行くあてのない旅にでも出たのかもね♡♡ ……っていうのは冗談で。あのときは本当に寝不足にしちゃいけないと思ってたけど、たっぷり睡眠を取ればそれでいいってものでもないなって考え直したんだよ……」
かすかに憂いを帯びた瞳から放たれる真っ直ぐな光が、欲張りで寂しがりの心を照らし出した。
「……もしかして、まだ気にしてくれてるの? 埋め合わせはもう十分してもらったよ?♡♡」
「全然気にしてないって言ったら嘘になるけど、単純に俺がきみをかわいがりたいんだよ♡♡」
彼を真似て、その奥にある真意まで潜っていこうとしたけれど、少し色素の薄い虹彩の美しさに気を取られ、それどころではなくなった。
顔のよさに免じてなにもかもを許してしまうのは日常茶飯事だけれど、こちらは思わぬ弊害だった。
「ほんと?♡♡ 昨日からすごくかわいがってくれてるし、飽きちゃってない?♡」
丹念にほぐされ、ぬくもりに包まれ、存分に愛でられて。
数週間、この身に堪えていた寂しさはもう跡形もなく消えている。
それどころか、カラダの一部が触れているだけで、どこもかしこも火照って火照って仕方なくて、ぬめった入り口で張り出した先端を食む。
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