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HONEY BUNNY

HONEY BUNNY<CCXLIV>

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「~~~っ♡♡ や、ぁ゛……っ♡♡」

 逃げ出したい気持ちとは裏腹に、愛しい男にしがみつくことしかできない。

「でも、は教えてくれたし、いまからそれ、すればいいだけだもんね♡♡」

「やっっ♡ もうなって……ぅうっ♡ なって、る……っ、から♡ あぁ゛♡♡ いまよりくるしいのだめぇぇっ♡♡」

 わざわざ性器を埋められるまでもなく、それどころか顔を合わせている必要すらもなく、わたしの頭の中はいつでも、あなたで埋め尽くされているというのに。

「…………俺がしようとしてること、まだわからない?♡♡ ずっと言ってると思うんだけど♡♡ くする方法は、コレを大きくする以外にもあるんだよ♡♡」

 それがなにを意味しているかなんて言うまでもなかった。

「んぁっ♡ あっ♡ ちょうだい……♡♡ わたしのおなか、あなたでいっぱいにして?♡♡」
 
「出すよ……♡ お腹の中も頭の中も俺でいっぱいになって……っ♡♡」

「……ん゛っ♡♡」

 脈動を感じた直後、いちばん奥がじんわりあたたかくなる。

「…………っ、はぁ……♡♡ また、赤ちゃんお迎えする準備しちゃったね?♡」

「ぁ、どくどくすごい……♡♡ すき♡ 愛してる……♡♡」

「俺も♡♡ きみだけを愛してるよ……」 

 ふわりと重ねられた唇の熱も感触も逃さないように、必死に彼の舌についていく。  
 
 キスの最中、癖で薄目を開けたら、ばっちり視線が交差した。

 色気たっぷりに目を眇め、そのまま瞼を下ろした彼の眼球が動くのを少し眺めてから、同じく瞼を下ろして、キスの続きに溺れた。
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