282 / 533
HONEY BUNNY
HONEY BUNNY<CXCVI>
しおりを挟む「…………子宮の位置、ねぇ……。俺にはない臓器だし、きみがいまどんな感じになってるのか想像どころか見当もつかないけど、おおかた気持ちいいのと苦しいのとで訳わかんなくなっちゃって戸惑ってるってところかな……っ♡♡」
心配していた鼻水は出ておらず、ほっとして目を閉じると、溜まった涙が流れ落ち、たちまち世界が正しい姿を取り戻した。
「ああああっ♡♡♡ おかしくなっちゃう♡♡ ね、ほんとに……っ♡ ちょっとでいいからやさしくして♡ ……っん♡」
「えぇ?♡ いましてるこれは相当優しいほうだと思うんだけどなぁ♡♡ だってほら、ガツガツ打ち付けてもないし、無理に押し込んでもないし♡ ね、そうでしょ?♡♡」
その真ん中に陣取る彼はというと、細めた瞳を爛々と輝かせ、獰猛な本性を露わにしていた。
「ぅ、あああ……はぁっ♡♡ そう、なのかもだけど……♡ きもちいいの続いてるのも、たいへん……ぅ、なんだから……っ、あぁ♡♡」
嗄れてきた声で泣きつくと、彼は、ぴくりと眉を上下させた。
「あっはははは♡♡ ついに認めちゃったね♡ 『気持ちいい』って♡♡ そうだよね、そうだよねぇ♡♡♡ こんなにぐしゃぐしゃになっちゃったら、認めないわけにはいかないよね♡♡ 髪振り乱して、泣き叫んで……♡ 声だって掠れてきちゃってる♡♡」
頭を振って泣き叫ぶたびに、汗を吸った髪は乱れ、大きな枕に放射線状に広がって。
「自分の気持ちに正直になれたから、もっと気持ち良くなっちゃうだろうし……♡♡ どうしていいかわかんないね♡ 助けてほしいくらいだよね?♡ すっごいかわいそうだけど、すっごくかわいい♡♡♡ 『いじめて』って言ったときの威勢の良さはどこ行っちゃったの♡♡ 後先考えないからこうなるんだよ♡」
生地と髪の擦れる不快な音は自分の声が掻き消してくれたけれど、彼の発した狂喜の声は鼓膜にへばりついて剥がれない。
0
お気に入りに追加
105
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる