悲恋脱却ストーリー 源義高の恋路
時は平安時代末期。父木曽義仲の命にて鎌倉に下った清水冠者義高十一歳は、そこで運命の人に出会う。その人は齢六歳の幼女であり、鎌倉殿と呼ばれ始めた源頼朝の長女、大姫だった。義高は人質と言う立場でありながらこの大姫を愛し、大姫もまた義高を愛する。幼いながらも睦まじく暮らしていた二人だったが、都で父木曽義仲が敗死、息子である義高も命を狙われてしまう。大姫とその母である北条政子の協力の元鎌倉を脱出する義高。史実ではここで追手に討ち取られる義高であったが・・・。義高と大姫が源平争乱時代に何をもたらすのか?歴史改変戦記です
序の段
1章 風と山と雲のとき
2章 塵の焔
3章 明日の刃
4章 衰亡の風と救いの光
5章 大倉御所問答
6章 彦島の塞
7章 欠け月の屋島
8章 西国の地へ
9章 紫の旗を掲げて
10章 戦いの血潮
終章 遥かなる安らぎの元へ
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