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五章 スイ、男娼デビューする
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「下も脱がせて」
「えっ」
「早く」
「…………はい」
スイは決死の覚悟でリュミアスのズボンに手をかけた。ベルトを外し、ズボンとパンツを一緒にずり下げる。リュミアスの自身が飛び出てきてスイは心の中で悲鳴を上げた。リュミアスのものはすでに半分以上勃ち上がっている。
「今は練習だからそんなに下ろさなくていいよ。ここさえ出ればいいから」
リュミアスは自分の股間を指さす。
「さあ、次はきみの番だよ。上から順番に脱いでいって」
スイは半泣きになりながら自分のシャツに手をかけた。
「うう……」
「なんでそんな泣きそうなの?」
「あ……す、すみませ……」
「……きみ、男いるでしょ? いろんな子を見てきたからわかるんだよねえ、なんとなく」
スイが思わず口をつぐむと、リュミアスは興奮した様子で息を荒げ始めた。
「だよね。ふふ……彼氏がいるのに、ここに売られちゃったんだ……。かわいそうに」
リュミアスは目をらんらんと輝かせ、我慢できなくなったのか自分のものを手でしごき始めた。
「はあ、はあ……彼氏に隠れてこんなことしてるんでしょ……。好きな人がいるのに、初めて会った男のものをくわえこんで気持ちよくなっちゃうんだよ……」
リュミアスはスイを凝視したまましごき続ける。リュミアスの自身はすでに完勃ちし、天を向いている。スイはおぞましさに目をそらした。
「ほら、早く脱ぎなよ。ふふっ、きみの彼氏今ごろなにしてるのかな? まさか自分のかわいい恋人がこんなことになってるとは夢にも思わないよねえ。……ふふ、はははは! あー、いい! 人のものを奪うって最高!」
先ほどまでの紳士的な態度はどこへやら、リュミアスは両目を見開いて変態的な思いの丈を叫んだ。スイが嫌悪に顔をしかめると、さらに嬉しそうに笑う。
「ほらほら、早く裸になって! そしたら俺のをくわえて!」
「ううっ……! だ、だめ……。これ以上は、無理っ……」
「無理じゃない! ほら、しゃぶれよ。得意だろ?」
リュミアスはスイの後頭部をがしっとつかんで強引に引き寄せた。スイはリュミアスの股間に顔をうずめそうになり、ベッドに手をついてすんでのところで踏みとどまった。
「しゃぶれって言ってんだよ!」
そのとき、扉が派手な音を立てて勢いよく開け放たれた。スイとリュミアスは同時に扉のほうを向く。
そこには憤怒の表情のエリトが仁王立ちになっていた。飛ぶ鳥も射殺しそうな目でスイとリュミアスをにらんでいる。スイはベッドに寝た半裸のリュミアスにまたがり、リュミアスに頭をつかまれて猛ったものの近くに顔を寄せている。これでは今しがたまでリュミアスのものをくわえていたようにしか見えない。
「ひいいいい! な、な、なんでここに!?」
スイは慌ててベッドの奥に逃げて縮こまった。こんなに怒ったエリトは見たことがない。エリトから殺気がだだ漏れで息が苦しい。全身から冷や汗がどっと吹き出す。殺される。
「……なにやってんだてめえ……」
エリトがどすのきいた声で言う。スイとリュミアス、どちらに言っているかはわからない。顔が凶悪すぎて騎士団長というより犯罪組織の親玉のような迫力だ。これは確実に殺される。
「え、誰?」
部屋の中が薄暗かったのでリュミアスは闖入者をうまく認識できなかったようだ。肘をついて上半身を起こし、目を細めてエリトを見つめる。
「お客さん? ……えっ、騎士団!?」
エリトは騎士団の団服を着用している。それを見たリュミアスがひっと息をのんだ。
エリトはこめかみに青筋を浮かべてリュミアスにつかつかと歩み寄り、ためらいなく横面を殴りつけた。リュミアスは陰茎を出したまま吹っ飛んで壁に激突し、そのままずるずると倒れこんで気を失った。
「エ、エリト、これには深い事情があって」
「そのゆるい股に結界でもはっとけ!!」
「ごめんなさい……」
スイはエリトに腕をつかまれて無理やり部屋から連れ出された。廊下には先ほど部屋にやってきた大柄な男が白目を剥いて伸びていて、その隣で青い顔をしたガルヴァが突っ立っている。どうやらガルヴァがエリトを呼んでくれたらしい。
「スイ!」
ガルヴァはさっとスイの全身を確かめた。
「よかった、無事だったんだな」
スイがきちんと服を着ていて安心したようだ。だがエリトは鼻で笑った。
「はっ、無事なもんか。客のきたねえブツをくわえてやがった」
「ひえっ!?」
「違う違うまだくわえてなかったよ! それにあの人は客じゃなくてここの店長だよ!」
「え? そうなのか」
エリトはリュミアスをスイにあてがわれた客だと思っていたようだ。エリトは再び部屋の中に入り、昏倒したリュミアスの胸ぐらをつかんで乱暴に揺すった。
「おい、起きろ。起きろ!」
頭を前後に揺さぶられ、リュミアスはびくりと肩を震わせて目を覚ました。
「はっ……?」
「ジェレミーはどこにいる? 答えろ」
至近距離ですごまれて、さしものリュミアスも怖じ気づいたようだった。
「か、角を曲がったところの、八号室に……」
「八号室だな。ところでこの店、届け出を出さずに男娼を雇ってるらしいな?」
「それは……」
リュミアスの顔が土気色になっていく。
「その顔は図星だな? ふーん、通報は正しかったみたいだな。憲兵が表を押さえてるから逃げんなよ?」
「そんな……どうして急に騎士団が……」
「お前がその汚い手でスイに触りやがったからだよ!」
「……! あんたがスイの彼氏……!? あぐっ」
エリトは容赦なくリュミアスの頭を壁にぶつけて再び昏倒させた。そして立ち上がってぱっぱっと手を払い、スイに向き直る。
「おい、八号室だ。早くジェレミーを連れ戻してこい」
「わ……わかった」
スイは小走りに廊下の角を曲がり、八号室と書かれた部屋の扉を開けた。そこは先ほどまでスイがいた部屋と同じ造りの小部屋だった。見慣れた金茶頭の青年がベッドの端にそっと腰かけていて、うつむいたまま小刻みに震えている。
「あの、僕、初めてなんですけど……よよよろしくお願いします……」
「…………。ジェレミー」
「はい……え?」
声をかけるとジェレミーはようやく顔を上げ、スイと目が合うとばっと立ち上がった。
「スイ!? なんできみがここに……! う、嘘でしょ……きみ男娼とか買うんだ……。……わかったよ、お客さんをえり好みしたりしない。さあ好きにしなよ」
「買ってねえよこのお馬鹿」
「いたっ」
スイはジェレミーの頭をぺしっとたたいた。
「ヘルラフなんかと仲良くするからこんなことになったんだぞ! あんなやつにだまされてこんなところまで来ちゃって! 反省しろ!」
「えっ……? きみヘルラフと会ったの?」
「会ってないけど、仕事仲間っぽいやつとヘルラフが話してるところをたまたま立ち聞いたんだよ。そしたらここにお前を売ったって言ってるし、お前は守手を辞めちゃってるしで、慌てて助けに来たんだよ」
「そう……だったの」
ジェレミーは空気が抜けたようにベッドにふにゃりと座りこんだ。シャツの裾をぎゅっとつかんでベッドの上で小さく丸まる。
「……心配してくれてありがとう。なにも言わないで急に辞めたから、びっくりしたよね」
「当たり前だろ。おれ今日は休みだったんだけど、ガルヴァが飛んで来て教えてくれたよ。ニーバリがお前のこと心配してガルヴァに相談したみたい」
「ガルヴァも来てるの?」
「ここにいるよー」
ガルヴァが廊下からひょっこりと顔をのぞかせた。
「さあ、早いとこ帰るぞ」
「行こうジェレミー」
ガルヴァが手招きし、スイはジェレミーに手を差し伸べた。しかし、ジェレミーは泣きそうな顔をして首を横に振った。
「えっ」
「早く」
「…………はい」
スイは決死の覚悟でリュミアスのズボンに手をかけた。ベルトを外し、ズボンとパンツを一緒にずり下げる。リュミアスの自身が飛び出てきてスイは心の中で悲鳴を上げた。リュミアスのものはすでに半分以上勃ち上がっている。
「今は練習だからそんなに下ろさなくていいよ。ここさえ出ればいいから」
リュミアスは自分の股間を指さす。
「さあ、次はきみの番だよ。上から順番に脱いでいって」
スイは半泣きになりながら自分のシャツに手をかけた。
「うう……」
「なんでそんな泣きそうなの?」
「あ……す、すみませ……」
「……きみ、男いるでしょ? いろんな子を見てきたからわかるんだよねえ、なんとなく」
スイが思わず口をつぐむと、リュミアスは興奮した様子で息を荒げ始めた。
「だよね。ふふ……彼氏がいるのに、ここに売られちゃったんだ……。かわいそうに」
リュミアスは目をらんらんと輝かせ、我慢できなくなったのか自分のものを手でしごき始めた。
「はあ、はあ……彼氏に隠れてこんなことしてるんでしょ……。好きな人がいるのに、初めて会った男のものをくわえこんで気持ちよくなっちゃうんだよ……」
リュミアスはスイを凝視したまましごき続ける。リュミアスの自身はすでに完勃ちし、天を向いている。スイはおぞましさに目をそらした。
「ほら、早く脱ぎなよ。ふふっ、きみの彼氏今ごろなにしてるのかな? まさか自分のかわいい恋人がこんなことになってるとは夢にも思わないよねえ。……ふふ、はははは! あー、いい! 人のものを奪うって最高!」
先ほどまでの紳士的な態度はどこへやら、リュミアスは両目を見開いて変態的な思いの丈を叫んだ。スイが嫌悪に顔をしかめると、さらに嬉しそうに笑う。
「ほらほら、早く裸になって! そしたら俺のをくわえて!」
「ううっ……! だ、だめ……。これ以上は、無理っ……」
「無理じゃない! ほら、しゃぶれよ。得意だろ?」
リュミアスはスイの後頭部をがしっとつかんで強引に引き寄せた。スイはリュミアスの股間に顔をうずめそうになり、ベッドに手をついてすんでのところで踏みとどまった。
「しゃぶれって言ってんだよ!」
そのとき、扉が派手な音を立てて勢いよく開け放たれた。スイとリュミアスは同時に扉のほうを向く。
そこには憤怒の表情のエリトが仁王立ちになっていた。飛ぶ鳥も射殺しそうな目でスイとリュミアスをにらんでいる。スイはベッドに寝た半裸のリュミアスにまたがり、リュミアスに頭をつかまれて猛ったものの近くに顔を寄せている。これでは今しがたまでリュミアスのものをくわえていたようにしか見えない。
「ひいいいい! な、な、なんでここに!?」
スイは慌ててベッドの奥に逃げて縮こまった。こんなに怒ったエリトは見たことがない。エリトから殺気がだだ漏れで息が苦しい。全身から冷や汗がどっと吹き出す。殺される。
「……なにやってんだてめえ……」
エリトがどすのきいた声で言う。スイとリュミアス、どちらに言っているかはわからない。顔が凶悪すぎて騎士団長というより犯罪組織の親玉のような迫力だ。これは確実に殺される。
「え、誰?」
部屋の中が薄暗かったのでリュミアスは闖入者をうまく認識できなかったようだ。肘をついて上半身を起こし、目を細めてエリトを見つめる。
「お客さん? ……えっ、騎士団!?」
エリトは騎士団の団服を着用している。それを見たリュミアスがひっと息をのんだ。
エリトはこめかみに青筋を浮かべてリュミアスにつかつかと歩み寄り、ためらいなく横面を殴りつけた。リュミアスは陰茎を出したまま吹っ飛んで壁に激突し、そのままずるずると倒れこんで気を失った。
「エ、エリト、これには深い事情があって」
「そのゆるい股に結界でもはっとけ!!」
「ごめんなさい……」
スイはエリトに腕をつかまれて無理やり部屋から連れ出された。廊下には先ほど部屋にやってきた大柄な男が白目を剥いて伸びていて、その隣で青い顔をしたガルヴァが突っ立っている。どうやらガルヴァがエリトを呼んでくれたらしい。
「スイ!」
ガルヴァはさっとスイの全身を確かめた。
「よかった、無事だったんだな」
スイがきちんと服を着ていて安心したようだ。だがエリトは鼻で笑った。
「はっ、無事なもんか。客のきたねえブツをくわえてやがった」
「ひえっ!?」
「違う違うまだくわえてなかったよ! それにあの人は客じゃなくてここの店長だよ!」
「え? そうなのか」
エリトはリュミアスをスイにあてがわれた客だと思っていたようだ。エリトは再び部屋の中に入り、昏倒したリュミアスの胸ぐらをつかんで乱暴に揺すった。
「おい、起きろ。起きろ!」
頭を前後に揺さぶられ、リュミアスはびくりと肩を震わせて目を覚ました。
「はっ……?」
「ジェレミーはどこにいる? 答えろ」
至近距離ですごまれて、さしものリュミアスも怖じ気づいたようだった。
「か、角を曲がったところの、八号室に……」
「八号室だな。ところでこの店、届け出を出さずに男娼を雇ってるらしいな?」
「それは……」
リュミアスの顔が土気色になっていく。
「その顔は図星だな? ふーん、通報は正しかったみたいだな。憲兵が表を押さえてるから逃げんなよ?」
「そんな……どうして急に騎士団が……」
「お前がその汚い手でスイに触りやがったからだよ!」
「……! あんたがスイの彼氏……!? あぐっ」
エリトは容赦なくリュミアスの頭を壁にぶつけて再び昏倒させた。そして立ち上がってぱっぱっと手を払い、スイに向き直る。
「おい、八号室だ。早くジェレミーを連れ戻してこい」
「わ……わかった」
スイは小走りに廊下の角を曲がり、八号室と書かれた部屋の扉を開けた。そこは先ほどまでスイがいた部屋と同じ造りの小部屋だった。見慣れた金茶頭の青年がベッドの端にそっと腰かけていて、うつむいたまま小刻みに震えている。
「あの、僕、初めてなんですけど……よよよろしくお願いします……」
「…………。ジェレミー」
「はい……え?」
声をかけるとジェレミーはようやく顔を上げ、スイと目が合うとばっと立ち上がった。
「スイ!? なんできみがここに……! う、嘘でしょ……きみ男娼とか買うんだ……。……わかったよ、お客さんをえり好みしたりしない。さあ好きにしなよ」
「買ってねえよこのお馬鹿」
「いたっ」
スイはジェレミーの頭をぺしっとたたいた。
「ヘルラフなんかと仲良くするからこんなことになったんだぞ! あんなやつにだまされてこんなところまで来ちゃって! 反省しろ!」
「えっ……? きみヘルラフと会ったの?」
「会ってないけど、仕事仲間っぽいやつとヘルラフが話してるところをたまたま立ち聞いたんだよ。そしたらここにお前を売ったって言ってるし、お前は守手を辞めちゃってるしで、慌てて助けに来たんだよ」
「そう……だったの」
ジェレミーは空気が抜けたようにベッドにふにゃりと座りこんだ。シャツの裾をぎゅっとつかんでベッドの上で小さく丸まる。
「……心配してくれてありがとう。なにも言わないで急に辞めたから、びっくりしたよね」
「当たり前だろ。おれ今日は休みだったんだけど、ガルヴァが飛んで来て教えてくれたよ。ニーバリがお前のこと心配してガルヴァに相談したみたい」
「ガルヴァも来てるの?」
「ここにいるよー」
ガルヴァが廊下からひょっこりと顔をのぞかせた。
「さあ、早いとこ帰るぞ」
「行こうジェレミー」
ガルヴァが手招きし、スイはジェレミーに手を差し伸べた。しかし、ジェレミーは泣きそうな顔をして首を横に振った。
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