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#11〜女神と天使とギャルの共演。ここは天国ですか?〜
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僕の歓迎会日程が決定した。その日の夕方、定時まで後30分となった所で、斎藤さんが声を掛けて来た。
「あのさぁ、今晩暇?」
え……? いきなりどう言う事? え? 意味分かんないんですけど。まだ出会って数日も経っていませんけど。急にどうしたのでしょうか。
「返事は?」
いや、いやいやいやいや。待って、ちょっと待って。え? 頭の整理が追いつかないんですけど。『今晩暇?』ってどう言う事? 色々パターンが考えられるんですけど。ちょっとした話し合いからガッツリムフフなパターン迄考えられるんですけど。いやいやいや、後者は無いにしろ期待はしてしまう。それはダメか。いや~でもなぁ~、斎藤さんも可愛いけど、RUIさんもいるし、蒼さんもいるし。どちらかと言うと蒼さん、いやRUIさん、あぁ~やっぱり斎藤さん……
「もしも~し。宇宙へ逃避行ですかぁ~? あーあーこちら地球のキラキラです、安達ぃ~応答願いまぁーす」
「あ……はい」
全部妄想でした。全部無しでした。
「今晩暇? 飯食いに行かね?」
何だご飯の誘いか。って‼︎ ご飯に誘われた‼︎ どうしよう、行くべきか行かないべきか……今後の付き合いを考えれば行くべきだろうが……真っ直ぐ帰って『モンハン』したい。
「あ、そーだ。ルイルイも誘ってみよ」
なに?
「アオキキも『今度飯いこー』って言ってそのままだったわ。誘ってみよー」
何⁉︎ 夢のメンバーではないか‼︎ まるでheavenじゃ無いか⁉︎ RUIさんに加え、蒼さんも参加とか‼︎ 天国に一番近い場所ですか⁉︎ 天使と女神の共演最高‼︎
「で、あんたどーすんの? 別に用事あんならむr――」
「行きます。いや、行かせて頂きます」
「お、おう。じゃあ決定って事で」
「はい」
「お前ってさ、時々すげー男らしくなんのな。普段インケンボッチなのにさ。ずっと男らしくしてれば良いじゃん。出来んだからさ」
それが出来れば苦労はしない。それは僕が一番良く知っている。
「ま、いいや。んじゃ決定って事で。ルイルイとアオキキに連絡しとくわ」
「お願い致します」
食事会、食事会、食事会。楽しみだなぁ~‼︎ いやぁ~この人が上司でマジ最高‼︎ 尊敬しかない、マジリスペクトっす‼︎ あざーっす‼︎
「じゃあ連絡したし、業務終了後に受付で集合って事で」
「あざっす」
「はぁ?」
しまった‼︎ 考えていた事をつい口にしてしまった。
「あっははは‼︎ 面白い事言えんじゃん‼︎ 安達の新しい部分発見‼︎」
喜んでもらえて何よりです。しくじり先生(僕だ)はその後真面目に業務をこなし、荷物を片付け、足早に受付へと向かった。
「あのさぁ、今晩暇?」
え……? いきなりどう言う事? え? 意味分かんないんですけど。まだ出会って数日も経っていませんけど。急にどうしたのでしょうか。
「返事は?」
いや、いやいやいやいや。待って、ちょっと待って。え? 頭の整理が追いつかないんですけど。『今晩暇?』ってどう言う事? 色々パターンが考えられるんですけど。ちょっとした話し合いからガッツリムフフなパターン迄考えられるんですけど。いやいやいや、後者は無いにしろ期待はしてしまう。それはダメか。いや~でもなぁ~、斎藤さんも可愛いけど、RUIさんもいるし、蒼さんもいるし。どちらかと言うと蒼さん、いやRUIさん、あぁ~やっぱり斎藤さん……
「もしも~し。宇宙へ逃避行ですかぁ~? あーあーこちら地球のキラキラです、安達ぃ~応答願いまぁーす」
「あ……はい」
全部妄想でした。全部無しでした。
「今晩暇? 飯食いに行かね?」
何だご飯の誘いか。って‼︎ ご飯に誘われた‼︎ どうしよう、行くべきか行かないべきか……今後の付き合いを考えれば行くべきだろうが……真っ直ぐ帰って『モンハン』したい。
「あ、そーだ。ルイルイも誘ってみよ」
なに?
「アオキキも『今度飯いこー』って言ってそのままだったわ。誘ってみよー」
何⁉︎ 夢のメンバーではないか‼︎ まるでheavenじゃ無いか⁉︎ RUIさんに加え、蒼さんも参加とか‼︎ 天国に一番近い場所ですか⁉︎ 天使と女神の共演最高‼︎
「で、あんたどーすんの? 別に用事あんならむr――」
「行きます。いや、行かせて頂きます」
「お、おう。じゃあ決定って事で」
「はい」
「お前ってさ、時々すげー男らしくなんのな。普段インケンボッチなのにさ。ずっと男らしくしてれば良いじゃん。出来んだからさ」
それが出来れば苦労はしない。それは僕が一番良く知っている。
「ま、いいや。んじゃ決定って事で。ルイルイとアオキキに連絡しとくわ」
「お願い致します」
食事会、食事会、食事会。楽しみだなぁ~‼︎ いやぁ~この人が上司でマジ最高‼︎ 尊敬しかない、マジリスペクトっす‼︎ あざーっす‼︎
「じゃあ連絡したし、業務終了後に受付で集合って事で」
「あざっす」
「はぁ?」
しまった‼︎ 考えていた事をつい口にしてしまった。
「あっははは‼︎ 面白い事言えんじゃん‼︎ 安達の新しい部分発見‼︎」
喜んでもらえて何よりです。しくじり先生(僕だ)はその後真面目に業務をこなし、荷物を片付け、足早に受付へと向かった。
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