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#1〜面接とか何年振りか忘れた〜
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『ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ』
目覚まし時計を止めて時間を見る。時刻は6時、まだ眠い。目覚まし時計に手を置いたまま二度寝に突入。おやすみなさい。
昨日ネトゲをやり過ぎて布団に入ったのが午前2時頃。4時間しか眠れていないなんて頭が働く訳が無い。『もっと休ませろ』と、脳が完全にストライキを起こしている。
『ブウウウウウウウウン‼︎ ブウウウウウウウウン‼︎』
今度は携帯のバイブレーションが、僕の安息を妨げる。携帯を手に取り、内容を確認。LLINEが1通届いていた。通常の重力より、10倍以上の重さがある瞼を起こして内容を確認する。LINEはリマイン君から届いていた。して、内容は。
『起きろ。これが最終防衛 LINE』
誰だこんな下らないダジャレを考えたのは。そしてリマイン君に言わせたのは。完全にスベってるから。あまりのスベり具合にリマイン君も匙を投げるよ。
まぁ、考えたのも言わせたのも僕なんだけどね。寝ぼけ頭で考えた内容なんぞ、こんなもんだ。
ベッドからのそのそと起き上がり、水を一杯飲む。そこから髪を整え、ヒゲを剃り、歯を磨く。顔も勿論洗った。ヒゲを剃るのは何日振りだろう。
今日は何年振りか忘れた程、遠い過去の記憶になっている一大イベント。面接だ。今まではバイトで食いつないでいたが、親からのプレッシャーに負け、社員として働く決意をした。
職安で求人を見ていると、目に留まった会社があったので、思い切って面接を受ける事にしたのだ。
会社名は『ドリーム・ファクトリー』。僕は妙に気になり、その場で面接を希望した。
完全週休二日制で、祝日も休み。GW、年末年始、お盆と連休があった事も魅力。ただ、少し気になったのが、月平均残業が未記載だった事と、有給取得率も未記載だった。
土日祝は面接も行なっていなかったので、僕は平日にバイトを休み、面接を入れた。
着慣れていないリクルートスーツに袖を通し、鏡を見る。僕の成人式に祖父が買ってくれたスーツだ。その時祖父は、『まごにも衣装だな』とか言ってた。僕がその言葉に対して、『まぁ、僕の身分は高くないからね』と言うと、祖父はポカンと口を開けていた。多分あれは『孫』と『馬子』を勘違いしている。
「履歴書は送り済み、経歴書も送り済み。筆記用具、持った。財布、持った」
僕は準備したカバンの中をチェックする。忘れ物無し。現在時刻は午前8時。面接の約束は9時。十分間に合う。
家の鍵を閉め、僕は駅へと向かった。
目覚まし時計を止めて時間を見る。時刻は6時、まだ眠い。目覚まし時計に手を置いたまま二度寝に突入。おやすみなさい。
昨日ネトゲをやり過ぎて布団に入ったのが午前2時頃。4時間しか眠れていないなんて頭が働く訳が無い。『もっと休ませろ』と、脳が完全にストライキを起こしている。
『ブウウウウウウウウン‼︎ ブウウウウウウウウン‼︎』
今度は携帯のバイブレーションが、僕の安息を妨げる。携帯を手に取り、内容を確認。LLINEが1通届いていた。通常の重力より、10倍以上の重さがある瞼を起こして内容を確認する。LINEはリマイン君から届いていた。して、内容は。
『起きろ。これが最終防衛 LINE』
誰だこんな下らないダジャレを考えたのは。そしてリマイン君に言わせたのは。完全にスベってるから。あまりのスベり具合にリマイン君も匙を投げるよ。
まぁ、考えたのも言わせたのも僕なんだけどね。寝ぼけ頭で考えた内容なんぞ、こんなもんだ。
ベッドからのそのそと起き上がり、水を一杯飲む。そこから髪を整え、ヒゲを剃り、歯を磨く。顔も勿論洗った。ヒゲを剃るのは何日振りだろう。
今日は何年振りか忘れた程、遠い過去の記憶になっている一大イベント。面接だ。今まではバイトで食いつないでいたが、親からのプレッシャーに負け、社員として働く決意をした。
職安で求人を見ていると、目に留まった会社があったので、思い切って面接を受ける事にしたのだ。
会社名は『ドリーム・ファクトリー』。僕は妙に気になり、その場で面接を希望した。
完全週休二日制で、祝日も休み。GW、年末年始、お盆と連休があった事も魅力。ただ、少し気になったのが、月平均残業が未記載だった事と、有給取得率も未記載だった。
土日祝は面接も行なっていなかったので、僕は平日にバイトを休み、面接を入れた。
着慣れていないリクルートスーツに袖を通し、鏡を見る。僕の成人式に祖父が買ってくれたスーツだ。その時祖父は、『まごにも衣装だな』とか言ってた。僕がその言葉に対して、『まぁ、僕の身分は高くないからね』と言うと、祖父はポカンと口を開けていた。多分あれは『孫』と『馬子』を勘違いしている。
「履歴書は送り済み、経歴書も送り済み。筆記用具、持った。財布、持った」
僕は準備したカバンの中をチェックする。忘れ物無し。現在時刻は午前8時。面接の約束は9時。十分間に合う。
家の鍵を閉め、僕は駅へと向かった。
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