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ネットカフェにて
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ネットカフェにて一物を扱くのは、最近では、メッキリ無くなったように思う。
20,000円の罰金!などの文字が乱立するからだ。
男女の集う場所にて、しかも、中年もいれば、幼い子供までいる。
代々木公園沿いにあるネットカフェ。其処に集う若者たち。
かつて、わたしは、公衆トイレと化した
ネットカフェやカラオケボックスへと来店した。
書くものが無かったこともあり、現地視察のつもりであった。
現地を見れば聞くと見るとでは百聞は一見にしかず。
などという言葉もあるくらいだ。
しかし、わたしが望んでいたものは、当の昔に捨てヤラレテ、
今はご無沙汰ですよ。と店主は言う。
夜這いという小説を昔書いたが、今は残してない。
削除してしまったものを、もう一度書こうとも思えないのである。
あの時は、あの時であり、いまは今である。
昨今では、闇バイト等という問題もあり、早々女性側が気を緩ます暇も無い。
ましてや、物音一つですらも、「ビクッ」としてしまう著者では、
そのような機会にはまずありえないのであろう。
それにしても最近のネットカフェは驚きだ。
お酒ですらも、大量に準備されている。
お酒を飲んでのご来店はおやめください。
どの口が言ってるのやらである。
わたしは、これまで犯罪というものに出会ったことが無い。
こちらから小説を書きたい。犯罪小説を……。
そう願えば、願うほどに、そのようなものとは程遠い存在となる。
この間乃木坂工事中を見ていて、設楽さんの恋愛話に、
心トキメイタのも束の間。
次に起きた時には、いすランドへと画面は移っていた。
何度も似たような番組を見るものですから、目がしばしばする。
恋愛とは、小説の中での出来事であり、現実にはありえないものなのである。
少なくとも、わたしは産まれてから一度も経験したことが無い。
失うことも無い代わりに経験したことが無いとは、
失った悲しみを理解していないので、想像すら出来ない。
昔、想像妊娠をしたという友人から、話を聞きながら、
心トキメイタのだが、何の意志で、何を望んでトキメイタノカ。
今となっては恋愛小説を読んでいるから、理解できることと、
理解できないことがある。その一つが官能小説であるのだが、
官能小説家の一流作家さんである人の自伝を読んだ。
その一つには、官能小説家は、恥じらいを捨てよである。
また、官能小説家の技術を告げ知らせてくれた本の中でも、
最後には、その方は、官能小説を書いたことが無いと知るに到る。
わたしには、何の小説家が似合うだろうか、と試行錯誤する。
どのジャンルを伸ばすにしても、読み漁ることは、非常に重要となる。
だが、ジャンルを伸ばそうとしたら、次のジャンルが実に飛び込む。
書店へ行かずとも、アプリをポチッとすれば、本が読める時代。
書店は、街中から消え去り、違う形として、アマゾンゴーと、折り重なる。
短所は、付け焼刃に水であり、一夜城では、一夜情となりそうである。
情けとは、世の中において、最も知られた、代物であり、
女の涙などとも言う。其れほどまでに男性を悩ませているのも女人となる。
また最近では、「お嬢様」だったり、「女子大学」だったりと、
姫君に対して目が向けられている。男性から社会は一転して女性へ。
しかし、女性社会で失敗して、男性へと向かう。
ただ単に一巡しただけの局面のようだが、数手進んだ将棋のように、
プロ同士が指し合う将棋とは力強い。現在は、女流棋士にも花がある。
時代とは、一巡して、また元に戻り、話題が集えば、また女性へである。
それだけ暇があるといえるし、話題に事欠かない場所とも言えるだろう。
何にせよ、力無き者は、屈服させられても仕方が無い。
しかし、その中に花はあると思われる。
四間飛車を普段はあまり指さない西山女流三冠はきっぱりと答えた。
普段指さない振り飛車で挑もうとは、一時の羽生善治や佐藤康光を思い出させる。
しかも、タイトル戦で「しれっ」とやってくるのだから頼もしい。
わたしは一番、好むものが将棋の解説を書くことであり、
現代社会に、その息遣いを伝えることを得意としていると思う。
棒銀も様変わりしており、間掛りから、一筋と九筋を付き合うのは合理となる。
王様をカニ囲いではなく、中住いで挑む。中原永世十段のような心持ちか。
余裕ともいえる落ち着きと研鑽に勤しまされた勤勉さが白髪を憂う。
今は亡き、名人たちの心としたい。
彼らの努力があり、今があるのだから……。
米長永世棋聖を失ってから、数十年が経つ。
わたしにとっては、さわやか流というよりかは、晩年に見せた聞きしに勝る棋譜が歌う。
「さわやか流泥沼流」とでもいおうか。
ご本人が目の前にいればちょっと使うのは避けるだろうと思う。
棋士の一手とは、升田幸三賞の「新手一生」であり、
その扇子の額は三十年前から変わらない。
書店は消えさっても、読書した数の神様たちの棋譜は頭の中に生きている。
新手生涯「新手一生」なのであろうか。
消え行く移ろいの中に、光を見出すべくして棋士たちが咲き誇る。
20,000円の罰金!などの文字が乱立するからだ。
男女の集う場所にて、しかも、中年もいれば、幼い子供までいる。
代々木公園沿いにあるネットカフェ。其処に集う若者たち。
かつて、わたしは、公衆トイレと化した
ネットカフェやカラオケボックスへと来店した。
書くものが無かったこともあり、現地視察のつもりであった。
現地を見れば聞くと見るとでは百聞は一見にしかず。
などという言葉もあるくらいだ。
しかし、わたしが望んでいたものは、当の昔に捨てヤラレテ、
今はご無沙汰ですよ。と店主は言う。
夜這いという小説を昔書いたが、今は残してない。
削除してしまったものを、もう一度書こうとも思えないのである。
あの時は、あの時であり、いまは今である。
昨今では、闇バイト等という問題もあり、早々女性側が気を緩ます暇も無い。
ましてや、物音一つですらも、「ビクッ」としてしまう著者では、
そのような機会にはまずありえないのであろう。
それにしても最近のネットカフェは驚きだ。
お酒ですらも、大量に準備されている。
お酒を飲んでのご来店はおやめください。
どの口が言ってるのやらである。
わたしは、これまで犯罪というものに出会ったことが無い。
こちらから小説を書きたい。犯罪小説を……。
そう願えば、願うほどに、そのようなものとは程遠い存在となる。
この間乃木坂工事中を見ていて、設楽さんの恋愛話に、
心トキメイタのも束の間。
次に起きた時には、いすランドへと画面は移っていた。
何度も似たような番組を見るものですから、目がしばしばする。
恋愛とは、小説の中での出来事であり、現実にはありえないものなのである。
少なくとも、わたしは産まれてから一度も経験したことが無い。
失うことも無い代わりに経験したことが無いとは、
失った悲しみを理解していないので、想像すら出来ない。
昔、想像妊娠をしたという友人から、話を聞きながら、
心トキメイタのだが、何の意志で、何を望んでトキメイタノカ。
今となっては恋愛小説を読んでいるから、理解できることと、
理解できないことがある。その一つが官能小説であるのだが、
官能小説家の一流作家さんである人の自伝を読んだ。
その一つには、官能小説家は、恥じらいを捨てよである。
また、官能小説家の技術を告げ知らせてくれた本の中でも、
最後には、その方は、官能小説を書いたことが無いと知るに到る。
わたしには、何の小説家が似合うだろうか、と試行錯誤する。
どのジャンルを伸ばすにしても、読み漁ることは、非常に重要となる。
だが、ジャンルを伸ばそうとしたら、次のジャンルが実に飛び込む。
書店へ行かずとも、アプリをポチッとすれば、本が読める時代。
書店は、街中から消え去り、違う形として、アマゾンゴーと、折り重なる。
短所は、付け焼刃に水であり、一夜城では、一夜情となりそうである。
情けとは、世の中において、最も知られた、代物であり、
女の涙などとも言う。其れほどまでに男性を悩ませているのも女人となる。
また最近では、「お嬢様」だったり、「女子大学」だったりと、
姫君に対して目が向けられている。男性から社会は一転して女性へ。
しかし、女性社会で失敗して、男性へと向かう。
ただ単に一巡しただけの局面のようだが、数手進んだ将棋のように、
プロ同士が指し合う将棋とは力強い。現在は、女流棋士にも花がある。
時代とは、一巡して、また元に戻り、話題が集えば、また女性へである。
それだけ暇があるといえるし、話題に事欠かない場所とも言えるだろう。
何にせよ、力無き者は、屈服させられても仕方が無い。
しかし、その中に花はあると思われる。
四間飛車を普段はあまり指さない西山女流三冠はきっぱりと答えた。
普段指さない振り飛車で挑もうとは、一時の羽生善治や佐藤康光を思い出させる。
しかも、タイトル戦で「しれっ」とやってくるのだから頼もしい。
わたしは一番、好むものが将棋の解説を書くことであり、
現代社会に、その息遣いを伝えることを得意としていると思う。
棒銀も様変わりしており、間掛りから、一筋と九筋を付き合うのは合理となる。
王様をカニ囲いではなく、中住いで挑む。中原永世十段のような心持ちか。
余裕ともいえる落ち着きと研鑽に勤しまされた勤勉さが白髪を憂う。
今は亡き、名人たちの心としたい。
彼らの努力があり、今があるのだから……。
米長永世棋聖を失ってから、数十年が経つ。
わたしにとっては、さわやか流というよりかは、晩年に見せた聞きしに勝る棋譜が歌う。
「さわやか流泥沼流」とでもいおうか。
ご本人が目の前にいればちょっと使うのは避けるだろうと思う。
棋士の一手とは、升田幸三賞の「新手一生」であり、
その扇子の額は三十年前から変わらない。
書店は消えさっても、読書した数の神様たちの棋譜は頭の中に生きている。
新手生涯「新手一生」なのであろうか。
消え行く移ろいの中に、光を見出すべくして棋士たちが咲き誇る。
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