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短編小説
あなたへ
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あなたへ
あなたが、ほくろを嫌がるから、気持ち悪がるから、整形にて溶かしましたね
あなた好みの女性になるために、さまざまな努力をしてきました
それでもあなたは、私を忌み嫌い、おかっぱ頭が、どうしてこんなに人気になるんだかと言いました
これは、あなたのエゴなのかな。それとも、私がやっぱり嫌いなのかな?
それでも私はあなたを許しましたね。あなたからのプレゼント。とても嬉しかった。
誰にも邪魔はされずに、私はあなたに恋焦がれる黄昏とかしました。
それでも、何もかにもに文句をつけるあなた。はあ、あ、、~。もう疲れたよ。
誰も信じられなくなって……。私は海の貝のように閉じては時々開いては、あなたを見つめなおします。
爪を研いでは、甘くあまがみする爪に歯形が残り、梳かした髪の毛は抜け毛が目立つ。
乱暴にひっぱられるたびに、ブチブチと音を立ててひっこぬける黒髪はその度に薄くなり、
私の写真のすべてが合成で満たされてゆくのです。夕凪を迎えるたびに、やつれる頬と肉が痛々しい。
それでも、あなたを愛した愛情のぶんだけは、愛が欲しくて祈るような気持ちで待つのです。
今日も一日おつかれさまを耳にする度に、あなたが振り返ればそこにいるような思いで募る想い
ケセラセラだとお母さんから言われて、耐え忍ぶのですがもう限界みたいです。
涙が溢れて止まらない。ないないずくしの言葉を連ねても、あなたに届く言葉はひとつもない。
さみしい、愛してる、寂しい。信頼してるぶんだけ、裏切られて、嫌になられて、嘘もつかれて、
疲労でお誕生日も忘れるくらい働いて、忘れた頃に戻ってくるあなたと言う存在は、本当に価値あるものでした。
嘘つきで、吾がままで、常用外で、錬金術師みたいなあなたへ送る言葉にならないファンレターの数々。
募る思いに、塞ぐ心(..)憎しみに、思いやりがぶつかって、玉になって弾けた……。
横から女性が話しかけてくる。誰なの?私でない人が、あなたににこやかに晴れやかに話しかけてる。
異性を、同時多性を感じながら、女性の中に映る女性にやっかみを感じる。
あおるようにお酒に溺れて行く。あなたへの想いは、雨が降る土砂降りのようだ。
雨上がりはまだのようよ。私はイラつきながら空を見上げてる。
さくより
あなたが、ほくろを嫌がるから、気持ち悪がるから、整形にて溶かしましたね
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これは、あなたのエゴなのかな。それとも、私がやっぱり嫌いなのかな?
それでも私はあなたを許しましたね。あなたからのプレゼント。とても嬉しかった。
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それでも、何もかにもに文句をつけるあなた。はあ、あ、、~。もう疲れたよ。
誰も信じられなくなって……。私は海の貝のように閉じては時々開いては、あなたを見つめなおします。
爪を研いでは、甘くあまがみする爪に歯形が残り、梳かした髪の毛は抜け毛が目立つ。
乱暴にひっぱられるたびに、ブチブチと音を立ててひっこぬける黒髪はその度に薄くなり、
私の写真のすべてが合成で満たされてゆくのです。夕凪を迎えるたびに、やつれる頬と肉が痛々しい。
それでも、あなたを愛した愛情のぶんだけは、愛が欲しくて祈るような気持ちで待つのです。
今日も一日おつかれさまを耳にする度に、あなたが振り返ればそこにいるような思いで募る想い
ケセラセラだとお母さんから言われて、耐え忍ぶのですがもう限界みたいです。
涙が溢れて止まらない。ないないずくしの言葉を連ねても、あなたに届く言葉はひとつもない。
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疲労でお誕生日も忘れるくらい働いて、忘れた頃に戻ってくるあなたと言う存在は、本当に価値あるものでした。
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横から女性が話しかけてくる。誰なの?私でない人が、あなたににこやかに晴れやかに話しかけてる。
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