『サロメ』

人情とかによわい殺人鬼。でも、人の首を絞めたり、スプラッターには罪悪感すら覚えない。

今日女の子の首を刎ねたよ。真っ赤に染まるベッドルーム。洗面所にて手を洗う。

真っ赤に染まった手が何度手を洗っても、血塗られた手は汚れが落ちない。

ドボドボと流れる水。鉛のような悪臭が放つ。

首を使用して、イチモツを銜えさせようとした。

それなのに、首を刎ねた瞬間に、口からも血反吐を漏らしやがった。

首から上は二日は持つと聞いていたのに、そうではなかった。

首から上は紫色になる。血色をうしない初めて、口元を抉じ開けるのにも時間は掛かる。

舌先は猫のようにザラザラで、人間のそれではない。

ヌメヌメとした感触が二日間は楽しめると聞いたからやったのに、人なんか殺害しても、何の意味もない。

1,000人を超す人間を殺害して来たが、今度も何も感じなかった。

ボスには報告した。香港とドバイの裏金を自由自在に扱えるようになるには、もっと快楽殺人を続けなくてはならない。

情報操作をして、薬物の入手を容易にした。この日本でもこれからは大腕を振って薬物を売り捌けるようにした。
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