私が調べた「トー横キッズ」の闇
私の人生とはすべて虚構にて語っているために、その文章を読めば何を考え何を行う人間なのかは理解できるだろう。所詮は四十年以上も社会に出られず、引きこもりとして生活するに足るりょうけんを含んでいる。引きこもりとは近年「無敵の人」などと呼ばれているがそんなことはない。失うものはないのは認めるが、働くことも出来ずに社会の構成も知らず、全知全能の役人どものほうがまだ「無敵の人」といえるでしょう。犯罪に類したときに、処遇を知らず、警察組織におびえ、苦しみもがき、薬物に依存し、そして「発達障害」や「登校拒否」が手伝って、行く先の見えない生活を送る。おそらくは死ぬまで幸福とは疎遠である。そもそも幸福とは何なのかを知らないのだ。両親は昔から粗暴であり、暴力でしか私を制せなかった。私は何かにすがり、それがたまたま神だったというだけである。何かにすがらなければ生きられないよわい器なのである。砂の器という映画をみたことがある。しかも一人で見た。それは両親から捨てられた際に、親ガチャ失敗などという言葉は三十年前にはなく、ゲーム依存症ですらも否定をされた。医師たちが認めた社会とは医学の振興ではなく、医学の余地でもなければ、金食い虫の道具なのだと察した。金があるうちはどんな大学病院でも教授という人々が話を聞いた。私が数十名の教授に話を聞いてもらったのは、今の自分がどうにもならなかったからである。人がグリコをしてもう人生に絶望を覚えたといって手を上に上げたのに、彼らは何もすることが出来なかった。それが医師の限界なのであろう。三十年後、私の病はなくならずに、「トー横キッズ」と呼ばれる若者たちは、私と同じように苦しみ、ドラッグへと手を伸ばし続けていた。彼らの悲痛な胸のうちを聞いても、医師会も助成会ですらも嫌がるのが関の山である。ボランティアは多くの時間を費やしているが、そのほとんどが新宿界隈の情報を元に「えさに集まっている偽善者であった。」
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moa
キャラ文芸
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