73 / 105
【1】ちーとにゃんこと世界樹の茶畑ドタバタドラゴン大戦争!
73にゃん
しおりを挟む
大河トーネ。
いつかドキュメンタリーテレビで見た、黄河とか長江とかを思い出す。
これは対岸まで渡るには筏とかじゃ無理だよね。
そんな事を思いながら悠久の時間を流れてきたのであろう水面を見つめていると、
「――何だ、あれは?」
ティリオンがいち早く気付いた。
視線を向けると、黒い点がいくつか対岸の空に浮かんで――いや、飛んでいる。
しばらく見ていると、次第にその姿がはっきりとしてきた。
「ド、ドラゴン!! ここに向かってないか!?」
ライオットが驚愕と恐れの声を上げる。
無理もない、世界樹の畑で一匹見ているから――それが何匹も、となれば。
「どこか、身を隠せるような場所はないのでしょうか!」
「皆、あの岩の影に!」
うろたえるマリーシャにスィルがいち早く空からの死角と思われる場所を指さす。
周囲が柔らかい苔や草で覆われている中、そこだけは成程、巨大な岩が斜めにせり出すようになっている。
その下に潜り込めば空からは見えなくなるだろう。
彼らは慌てて岩の下に逃げ込んだ。
「――ニャンコ!」
逃げる必要はない、とぼーっと突っ立ってドラゴンを見つめる私。
サミュエルが慌てて腕を引っ張って岩の下に引きずり込む。
しかしこちらにはサラマンダーがいるし、隠れてもどこに居るか分かると思うけどなぁ。
心配そうな皆を安心させるためにも私は口を開いた。
「大丈夫にゃ。スカーレットしゃんはいい人だから、迎えに来てくれたのにゃ」
「――え?」
丁度その時、ドラゴン達が着地したのだろう、風圧と振動が次々と私達を襲う。
ライオットが剣に手をかけ、スィルが弓をいつでも打てるように構えた。
私はというと、サミュエルの傍で地面に這いつくばって、ドラゴンに乗っていた魔族達を岩の影からそっと伺う――あれー?
「にゃっ――スカーレットしゃん!!」
私はがばりと起き上った。
かつてヒュペルト様に雇われていた面々と、スカーレットさんが直々に来てくれたようだ。
***
慌てたサミュエルに口を押えられる。
「――ニャンコ、そこに居るのかしら」
魔族のスカーレットさんがこちらを伺うように声を掛けてきた。
「まさか、魔王直々に来るとはな」
ティリオンが呟く。
冒険者達の緊張が高まり、殺気も――
え?
殺気?
私はもがいてサミュエルの腕を慌てて外した。
「皆、どうしたのにゃ!? スカーレットしゃんと戦う気かにゃ!?」
「ニャンコ――私達は王の前で誓約の魔道具で誓わされたのです。ニャンコを魔族の国に連れていくこのメンバーで魔王を倒し、王国に平和をもたらす、と」
「セイヤクのマドウグ?」
「古代から王家に伝わる遺産よ――もし誓約を違えれば、私達四人は全員心臓が破裂して死ぬことになるわ」
「にゃっ!?」
なんだってええええええっ!!!!?
「しょんなのダメにゃっ!!」
「ダメでもやるしかないんだ、ニャンコ。まさか魔王がいきなり出てくるとは思わなかったが……」
糞、と悪態をつくライオット。
「その魔道具を以て誓約させるように仕向けたのは恐らく公爵だろう」
「……ええ、その通りです。民衆の前で、私達は逆らう訳には行かず…。ニャンコを悲しませたくなくて、打ち明ける訳にもいかなかったのです」
ティリオンの推測にマリーシャが項垂れた。
よし、公爵は帰ったらコロス。
しかし今は例の誓約をどうするかだ。
"ニャンコ、誓約をした証明として黒い魔石が渡されてたのー。もし誓約を果たせば魔石は透明になって砕け、違えればそのまま砕け散って命を奪う、そういうものらしいわー"
精霊がスカーレットさんにこそこそと交わされる会話の内容を実況しているのだろう、彼女は黙り込んでこちらの成り行きを見守っているようだった。
「みんにゃ、要は魔王を倒せばいいのかにゃ? わたちが倒しても大丈夫なのかにゃ?」
「ニャンコ、何を」
する気、とマリーシャさんの言葉が言い終わらない内に私は冒険者達の脇を驚異的なスピードですり抜け、一直線にスカーレットさんに駆け出した。
「きゃあっ!?」
そのままの勢いで、岩から少し離れたところに立っていた彼女に飛び込む。
私のお腹がスカーレットさんの顔面を覆った瞬間、私達は柔らかい苔のベッドにコローンと倒れ込んだ!
しーん。
しばらく、沈黙が周辺を支配する。
私は上半身を起き上らせるとくるりと冒険者達を振り返った。
「……見たかにゃ? わたちが魔王スカーレットをたった今、倒したのにゃっ!」
そう叫んだ瞬間。
誓約の証の魔石が砕けたのだろう、パン!という音が耳を打った。
【おまけ】
「ぎゃあああああっ、来るんじゃないよ~!!!」
恐らく生まれて初めて、文字通り必死の形相で走るヒュペルト様。
追い掛け回す大牙猪。かれこれ数十分はこの状態である。
本来ならあっという間にヒュペルト様は追いつかれている筈なのだが、何故か逃げ続けられている。
というのも大牙猪は知能が高く、わざとゆっくり嬲るようにヒュペルト様を追い回していたからであった。
"可愛い我が子を手にかけようとした人間は許す訳にはいかない。雌ならいざ知らず、こいつは雄。グンマ―ルの人間の個体としては弱い方だ。一思いに殺すのではなく、じわじわと嬲り殺しにしてやる"
そんな事を思っているのだろう。
時折ヒュペルト様に追いついては小突き、実に嫌らしく粘着に追い込みをかける大牙猪。
「だっ、誰か~、助けて~!!!」
とうとうヒュペルト様は倒れ込んだ。
鬼ごっこはもう終わりか?とでも言う様に大牙猪はその大きな牙で止めを刺そうと狙いを定め始めた。
汗と涙で顔をぐしゃぐしゃにさせたヒュペルト様はそれを見てイヤイヤと首を横に振る。
「イヤだ~死にたくないよぉ~! 助けて、助けてぇ~、誰か、レアズぅ~!!!!!」
ウボアーと号泣しながら、ぎゅっと目を瞑ってとうとう嫌っていた筈の妻の名を呼んだヒュペルト様。
鋭い牙が迫ろうとしたその瞬間!
「ヒュペルト――ッ!!!」
ブフギィィィィッッッ―――!!!
大牙猪が横に吹っ飛んで行った。
「……?」
全てが決したのは一瞬の事。
見ると、巨大な岩があり、その下に大牙猪が体を痙攣させながら絶命していた。
呆然とするヒュペルト様。
いきなり誰かに抱きすくめられる。
「ケガハナイカ?」
耳元で絞り出すような声。
筋肉でゴツゴツ硬いかと思いきや、こうして抱きしめられて見ると、妻の体は温かく柔らかかった。
至近距離で見たレアズは涙を流していた。
「ヨカッタ、ヒュペルト。レアズノダイジナダイジナムコ」
命が助かって、ホッとしたその時。
トゥンク……
「……え? 僕の心臓がおかしいんだけど~」
物凄い安心感、そして切ないような。
何なんだろう、この気持ち。
ヒュペルト様は生まれて初めて抱いた気持ちに戸惑いを覚えるのであった。
いつかドキュメンタリーテレビで見た、黄河とか長江とかを思い出す。
これは対岸まで渡るには筏とかじゃ無理だよね。
そんな事を思いながら悠久の時間を流れてきたのであろう水面を見つめていると、
「――何だ、あれは?」
ティリオンがいち早く気付いた。
視線を向けると、黒い点がいくつか対岸の空に浮かんで――いや、飛んでいる。
しばらく見ていると、次第にその姿がはっきりとしてきた。
「ド、ドラゴン!! ここに向かってないか!?」
ライオットが驚愕と恐れの声を上げる。
無理もない、世界樹の畑で一匹見ているから――それが何匹も、となれば。
「どこか、身を隠せるような場所はないのでしょうか!」
「皆、あの岩の影に!」
うろたえるマリーシャにスィルがいち早く空からの死角と思われる場所を指さす。
周囲が柔らかい苔や草で覆われている中、そこだけは成程、巨大な岩が斜めにせり出すようになっている。
その下に潜り込めば空からは見えなくなるだろう。
彼らは慌てて岩の下に逃げ込んだ。
「――ニャンコ!」
逃げる必要はない、とぼーっと突っ立ってドラゴンを見つめる私。
サミュエルが慌てて腕を引っ張って岩の下に引きずり込む。
しかしこちらにはサラマンダーがいるし、隠れてもどこに居るか分かると思うけどなぁ。
心配そうな皆を安心させるためにも私は口を開いた。
「大丈夫にゃ。スカーレットしゃんはいい人だから、迎えに来てくれたのにゃ」
「――え?」
丁度その時、ドラゴン達が着地したのだろう、風圧と振動が次々と私達を襲う。
ライオットが剣に手をかけ、スィルが弓をいつでも打てるように構えた。
私はというと、サミュエルの傍で地面に這いつくばって、ドラゴンに乗っていた魔族達を岩の影からそっと伺う――あれー?
「にゃっ――スカーレットしゃん!!」
私はがばりと起き上った。
かつてヒュペルト様に雇われていた面々と、スカーレットさんが直々に来てくれたようだ。
***
慌てたサミュエルに口を押えられる。
「――ニャンコ、そこに居るのかしら」
魔族のスカーレットさんがこちらを伺うように声を掛けてきた。
「まさか、魔王直々に来るとはな」
ティリオンが呟く。
冒険者達の緊張が高まり、殺気も――
え?
殺気?
私はもがいてサミュエルの腕を慌てて外した。
「皆、どうしたのにゃ!? スカーレットしゃんと戦う気かにゃ!?」
「ニャンコ――私達は王の前で誓約の魔道具で誓わされたのです。ニャンコを魔族の国に連れていくこのメンバーで魔王を倒し、王国に平和をもたらす、と」
「セイヤクのマドウグ?」
「古代から王家に伝わる遺産よ――もし誓約を違えれば、私達四人は全員心臓が破裂して死ぬことになるわ」
「にゃっ!?」
なんだってええええええっ!!!!?
「しょんなのダメにゃっ!!」
「ダメでもやるしかないんだ、ニャンコ。まさか魔王がいきなり出てくるとは思わなかったが……」
糞、と悪態をつくライオット。
「その魔道具を以て誓約させるように仕向けたのは恐らく公爵だろう」
「……ええ、その通りです。民衆の前で、私達は逆らう訳には行かず…。ニャンコを悲しませたくなくて、打ち明ける訳にもいかなかったのです」
ティリオンの推測にマリーシャが項垂れた。
よし、公爵は帰ったらコロス。
しかし今は例の誓約をどうするかだ。
"ニャンコ、誓約をした証明として黒い魔石が渡されてたのー。もし誓約を果たせば魔石は透明になって砕け、違えればそのまま砕け散って命を奪う、そういうものらしいわー"
精霊がスカーレットさんにこそこそと交わされる会話の内容を実況しているのだろう、彼女は黙り込んでこちらの成り行きを見守っているようだった。
「みんにゃ、要は魔王を倒せばいいのかにゃ? わたちが倒しても大丈夫なのかにゃ?」
「ニャンコ、何を」
する気、とマリーシャさんの言葉が言い終わらない内に私は冒険者達の脇を驚異的なスピードですり抜け、一直線にスカーレットさんに駆け出した。
「きゃあっ!?」
そのままの勢いで、岩から少し離れたところに立っていた彼女に飛び込む。
私のお腹がスカーレットさんの顔面を覆った瞬間、私達は柔らかい苔のベッドにコローンと倒れ込んだ!
しーん。
しばらく、沈黙が周辺を支配する。
私は上半身を起き上らせるとくるりと冒険者達を振り返った。
「……見たかにゃ? わたちが魔王スカーレットをたった今、倒したのにゃっ!」
そう叫んだ瞬間。
誓約の証の魔石が砕けたのだろう、パン!という音が耳を打った。
【おまけ】
「ぎゃあああああっ、来るんじゃないよ~!!!」
恐らく生まれて初めて、文字通り必死の形相で走るヒュペルト様。
追い掛け回す大牙猪。かれこれ数十分はこの状態である。
本来ならあっという間にヒュペルト様は追いつかれている筈なのだが、何故か逃げ続けられている。
というのも大牙猪は知能が高く、わざとゆっくり嬲るようにヒュペルト様を追い回していたからであった。
"可愛い我が子を手にかけようとした人間は許す訳にはいかない。雌ならいざ知らず、こいつは雄。グンマ―ルの人間の個体としては弱い方だ。一思いに殺すのではなく、じわじわと嬲り殺しにしてやる"
そんな事を思っているのだろう。
時折ヒュペルト様に追いついては小突き、実に嫌らしく粘着に追い込みをかける大牙猪。
「だっ、誰か~、助けて~!!!」
とうとうヒュペルト様は倒れ込んだ。
鬼ごっこはもう終わりか?とでも言う様に大牙猪はその大きな牙で止めを刺そうと狙いを定め始めた。
汗と涙で顔をぐしゃぐしゃにさせたヒュペルト様はそれを見てイヤイヤと首を横に振る。
「イヤだ~死にたくないよぉ~! 助けて、助けてぇ~、誰か、レアズぅ~!!!!!」
ウボアーと号泣しながら、ぎゅっと目を瞑ってとうとう嫌っていた筈の妻の名を呼んだヒュペルト様。
鋭い牙が迫ろうとしたその瞬間!
「ヒュペルト――ッ!!!」
ブフギィィィィッッッ―――!!!
大牙猪が横に吹っ飛んで行った。
「……?」
全てが決したのは一瞬の事。
見ると、巨大な岩があり、その下に大牙猪が体を痙攣させながら絶命していた。
呆然とするヒュペルト様。
いきなり誰かに抱きすくめられる。
「ケガハナイカ?」
耳元で絞り出すような声。
筋肉でゴツゴツ硬いかと思いきや、こうして抱きしめられて見ると、妻の体は温かく柔らかかった。
至近距離で見たレアズは涙を流していた。
「ヨカッタ、ヒュペルト。レアズノダイジナダイジナムコ」
命が助かって、ホッとしたその時。
トゥンク……
「……え? 僕の心臓がおかしいんだけど~」
物凄い安心感、そして切ないような。
何なんだろう、この気持ち。
ヒュペルト様は生まれて初めて抱いた気持ちに戸惑いを覚えるのであった。
1
お気に入りに追加
167
あなたにおすすめの小説
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
前世は最悪だったのに神の世界に行ったら神々全員&転生先の家族から溺愛されて幸せ!?しかも最強➕契約した者、創られた者は過保護すぎ!他者も!?
a.m.
ファンタジー
主人公柳沢 尊(やなぎさわ たける)は最悪な人生だった・・耐えられず心が壊れ自殺してしまう。
気が付くと神の世界にいた。
そして目の前には、多数の神々いて「柳沢尊よ、幸せに出来なくてすまなかった転生の前に前の人生で壊れてしまった心を一緒に治そう」
そうして神々たちとの生活が始まるのだった...
もちろん転生もします
神の逆鱗は、尊を傷つけること。
神「我々の子、愛し子を傷つける者は何であろうと容赦しない!」
神々&転生先の家族から溺愛!
成長速度は遅いです。
じっくり成長させようと思います。
一年一年丁寧に書いていきます。
二年後等とはしません。
今のところ。
前世で味わえなかった幸せを!
家族との思い出を大切に。
現在転生後···· 0歳
1章物語の要点······神々との出会い
1章②物語の要点······家族&神々の愛情
現在1章③物語の要点······?
想像力が9/25日から爆発しまして増えたための変えました。
学校編&冒険編はもう少し進んでから
―――編、―――編―――編まだまだ色んなのを書く予定―――は秘密
処女作なのでお手柔らかにお願いします。文章を書くのが下手なので誤字脱字や比例していたらコメントに書いていただけたらすぐに直しますのでお願いします。(背景などの細かいところはまだ全く書けないのですいません。)主人公以外の目線は、お気に入り100になり次第別に書きますのでそちらの方もよろしくお願いします。(詳細は200)
感想お願いいたします。
❕只今話を繋げ中なためしおりの方は注意❕
目線、詳細は本編の間に入れました
2020年9月毎日投稿予定(何もなければ)
頑張ります
(心の中で読んでくださる皆さんに物語の何か案があれば教えてほしい~~🙏)と思ってしまいました。人物、魔物、物語の流れなど何でも、皆さんの理想に追いつくために!
旧 転生したら最強だったし幸せだった
私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。
アーエル
ファンタジー
旧題:私は『聖女ではない』ですか。そうですか。帰ることも出来ませんか。じゃあ『勝手にする』ので放っといて下さい。
【 聖女?そんなもん知るか。報復?復讐?しますよ。当たり前でしょう?当然の権利です! 】
地震を知らせるアラームがなると同時に知らない世界の床に座り込んでいた。
同じ状況の少女と共に。
そして現れた『オレ様』な青年が、この国の第二王子!?
怯える少女と睨みつける私。
オレ様王子は少女を『聖女』として選び、私の存在を拒否して城から追い出した。
だったら『勝手にする』から放っておいて!
同時公開
☆カクヨム さん
✻アルファポリスさんにて書籍化されました🎉
タイトルは【 私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください 】です。
そして番外編もはじめました。
相変わらず不定期です。
皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます🙇💕
これからもよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる