42 / 105
【1】ちーとにゃんこと世界樹の茶畑ドタバタドラゴン大戦争!
42にゃん
しおりを挟む
「ギュンター公爵って、あいつの父親よね……どうしよう、ニャンコ…」
ティリオンの衝撃的な言葉にスィルは俄かに不安になったようだ。
「――落ち着いて下さい。見学した限りではあそこは正常に運営されているようでした。しかし彼のいう事ももっともですから、一度調べてみませんか?」
「サミュ、俺もそう思っていたところだ。あいつの父親の事だ、妙な事をしていたら大変な事だからな」
「私も神殿へ探りを入れてみましょう」
マリーシャがそう言ったところで、ライオットがそう言えば、と切り出した。
「結局、俺たちに出会う前にニャンコを捕らえていたやつらの情報って分からなかったな」
「ロドリゲスと言いましたか、あの過激派の闇の神官が怪しいと思います」
「そうですね、子供たちを攫ったり魔物を扱ったり…この国で何か良くない企みをしているのは確かでしょう」
「どうした、スィル?」
剣士がエルフの異常に気付く。彼女は青ざめていた。
「どうしよう……ニャンコ、もしかしてとんでもない事に巻き込まれているのかも……」
「どういう事だ?」
「皆、聞いて。ニャンコは私達と出会ってから短い間に、闇の神、光の神、風、地、火の精霊の祝福を授かっているわ。後、残すのは水だけ。私、あの子がいつか水の祝福も授かる気がするの。そして、ニャンコを狙う勢力は、ニャンコが神や精霊に愛される存在だという事を知っていた――ニャンコを利用すれば、国を、いえ、世界でさえも揺さぶる程の事を起こす事だって不可能じゃないわ」
エルフの言葉に皆息を呑んだ。
「……という事は、ニャンコを捕らえていたやつらはどんな手段を使ってでもニャンコを取り戻そうとするに違いないですね」
「これはいよいよ調査をしなければいけないな。それも、迅速に」
目を合わせて頷きあう。
すっかり酔いが覚めた冒険者達はテーブルを立ち上がった。
***
彼らを見送った私は力なく手を下ろした。
後ろに気配を感じて振り向くと、エアルベスさんだった。
「ニャンコ。あなたは今日から施設で共に暮らす仲間です。改めて宜しくお願いしますね」
「よろしくお願いしますにゃ」
私は彼女をじっと見つめる。
凛とした雰囲気を崩さないのはさすがケット・シーに慣れているだけはあるなぁ。
ちょっとそのポーカーフェイスを崩してみたい気もする。
「では、ニャンコの使う部屋に案内します。ついて来てください」
案内された部屋は広さこそ一般的なものだったが、家具などの大きさはケット・シーに合わせてあった。
本来は相部屋なのだが、元々いたケット・シーは偶数なので私だけ余って個室である。
「にゃっ!?」
お部屋の中に箱が置いてあった!
ライオットの落書きもそのままである。ベッドの上には買ってもらった洋服も!
エアルベスさんを見上げると、彼女はふっと微笑んだ。
「本来なら公平さを欠いてしまいますが、あなたは外で暮らしてきましたし、彼らとの繋がりを完全に絶たれるのも寂しいでしょうから特別に計らいました」
ただ、他の子を部屋に入れて見せてはいけませんよ、と言われる。
それでも私は嬉しくて嬉しくて、思わず箱の中に入る。窓から顔を出してお礼を言った。
まだお話は終わっていませんと言われたので顔を引っ込める。
「『エアルベスはわたちの可愛さにメロメロになる』にゃ」
出る直前、ぐふっ…とくぐもった声が聞こえたが、エアルベスさんの顔は少し赤くなっているだけで変わらぬままである。
あれー?
拍子抜けな気持ちでいると、作業服やエプロン、普段着を支給された。
ケット・シーだしもふもふだからそういうのは必要ないのではと聞くと、気持ちの問題なのだそうだ。
恐らく、ケット・シーは愛玩動物ではなく他の種族と同等の知恵ある生き物なのだという主張としての服なのだろう。
明日から世界樹の葉摘みの仕事をするので、作業着を着るように。
起床の鐘が鳴ったら着替えて外に出ること。迎えのケット・シーが来るから。
「これから夕食まで時間がありますが、この部屋で休むなり、施設内を見て回るなり自由に過ごしていて結構ですよ。鐘が鳴ったら夕食ですので、道に迷ったらその辺にいる職員に聞いて食堂まで来ること」
エアルベスさんはそう言って去っていった。私は一人、残される。
スカーレットさんの依頼を思い出す――ドラゴンを隠すなら、どう考えても世界樹の結界内が一番怪しい。
さて、行きますか!
私は気合を入れると部屋の扉を開けた。
***
エアルベスは新しく施設に入ったケット・シー、ニャンコ=コネコの部屋を出ると、早足で廊下を歩く。
そして誰も居ない柱の影まで来ると、顔を覆ってしゃがみこんでしまった。
元々彼女は可愛いもの好きである。
この施設に就職を決めたのは、愛らしいもふもふケット・シー達に囲まれたいという不純な動機からだった。
ケット・シーは可愛い。猛烈に可愛い。
しかし甘やかしてしまう者にはこの仕事は勤まらない。
可愛さに耐え切れず辞めていった同僚の如何に多い事か。
そんな中で、彼女は生き残るために必死だった。
「エアルベス、クール、クールになるのよ」とお題目のように唱えつつ、ポーカーフェイスが標準装備になるように努力した。
可愛らしいケット・シーのおねだりに耐えに耐え、甘やかしすぎないよう心を殺す訓練をした。
そして、そんな努力は実を結び、保護区施設長にまで上り詰めたのである。
しかし。
真っ白で柔らかそうな毛並み、青い透き通るような瞳。
ニャンコ=コネコはケット・シーの中でも群を抜いて可愛い。可愛過ぎる。
箱の穴から顔を出した時なんか…危うく標準装備の筈のポーカーフェイスが崩れそうになった。
「…とんでもない強敵だわ……」
耳まで真っ赤にしてプルプルと震えながら、エアルベスは一人悶えた。
ティリオンの衝撃的な言葉にスィルは俄かに不安になったようだ。
「――落ち着いて下さい。見学した限りではあそこは正常に運営されているようでした。しかし彼のいう事ももっともですから、一度調べてみませんか?」
「サミュ、俺もそう思っていたところだ。あいつの父親の事だ、妙な事をしていたら大変な事だからな」
「私も神殿へ探りを入れてみましょう」
マリーシャがそう言ったところで、ライオットがそう言えば、と切り出した。
「結局、俺たちに出会う前にニャンコを捕らえていたやつらの情報って分からなかったな」
「ロドリゲスと言いましたか、あの過激派の闇の神官が怪しいと思います」
「そうですね、子供たちを攫ったり魔物を扱ったり…この国で何か良くない企みをしているのは確かでしょう」
「どうした、スィル?」
剣士がエルフの異常に気付く。彼女は青ざめていた。
「どうしよう……ニャンコ、もしかしてとんでもない事に巻き込まれているのかも……」
「どういう事だ?」
「皆、聞いて。ニャンコは私達と出会ってから短い間に、闇の神、光の神、風、地、火の精霊の祝福を授かっているわ。後、残すのは水だけ。私、あの子がいつか水の祝福も授かる気がするの。そして、ニャンコを狙う勢力は、ニャンコが神や精霊に愛される存在だという事を知っていた――ニャンコを利用すれば、国を、いえ、世界でさえも揺さぶる程の事を起こす事だって不可能じゃないわ」
エルフの言葉に皆息を呑んだ。
「……という事は、ニャンコを捕らえていたやつらはどんな手段を使ってでもニャンコを取り戻そうとするに違いないですね」
「これはいよいよ調査をしなければいけないな。それも、迅速に」
目を合わせて頷きあう。
すっかり酔いが覚めた冒険者達はテーブルを立ち上がった。
***
彼らを見送った私は力なく手を下ろした。
後ろに気配を感じて振り向くと、エアルベスさんだった。
「ニャンコ。あなたは今日から施設で共に暮らす仲間です。改めて宜しくお願いしますね」
「よろしくお願いしますにゃ」
私は彼女をじっと見つめる。
凛とした雰囲気を崩さないのはさすがケット・シーに慣れているだけはあるなぁ。
ちょっとそのポーカーフェイスを崩してみたい気もする。
「では、ニャンコの使う部屋に案内します。ついて来てください」
案内された部屋は広さこそ一般的なものだったが、家具などの大きさはケット・シーに合わせてあった。
本来は相部屋なのだが、元々いたケット・シーは偶数なので私だけ余って個室である。
「にゃっ!?」
お部屋の中に箱が置いてあった!
ライオットの落書きもそのままである。ベッドの上には買ってもらった洋服も!
エアルベスさんを見上げると、彼女はふっと微笑んだ。
「本来なら公平さを欠いてしまいますが、あなたは外で暮らしてきましたし、彼らとの繋がりを完全に絶たれるのも寂しいでしょうから特別に計らいました」
ただ、他の子を部屋に入れて見せてはいけませんよ、と言われる。
それでも私は嬉しくて嬉しくて、思わず箱の中に入る。窓から顔を出してお礼を言った。
まだお話は終わっていませんと言われたので顔を引っ込める。
「『エアルベスはわたちの可愛さにメロメロになる』にゃ」
出る直前、ぐふっ…とくぐもった声が聞こえたが、エアルベスさんの顔は少し赤くなっているだけで変わらぬままである。
あれー?
拍子抜けな気持ちでいると、作業服やエプロン、普段着を支給された。
ケット・シーだしもふもふだからそういうのは必要ないのではと聞くと、気持ちの問題なのだそうだ。
恐らく、ケット・シーは愛玩動物ではなく他の種族と同等の知恵ある生き物なのだという主張としての服なのだろう。
明日から世界樹の葉摘みの仕事をするので、作業着を着るように。
起床の鐘が鳴ったら着替えて外に出ること。迎えのケット・シーが来るから。
「これから夕食まで時間がありますが、この部屋で休むなり、施設内を見て回るなり自由に過ごしていて結構ですよ。鐘が鳴ったら夕食ですので、道に迷ったらその辺にいる職員に聞いて食堂まで来ること」
エアルベスさんはそう言って去っていった。私は一人、残される。
スカーレットさんの依頼を思い出す――ドラゴンを隠すなら、どう考えても世界樹の結界内が一番怪しい。
さて、行きますか!
私は気合を入れると部屋の扉を開けた。
***
エアルベスは新しく施設に入ったケット・シー、ニャンコ=コネコの部屋を出ると、早足で廊下を歩く。
そして誰も居ない柱の影まで来ると、顔を覆ってしゃがみこんでしまった。
元々彼女は可愛いもの好きである。
この施設に就職を決めたのは、愛らしいもふもふケット・シー達に囲まれたいという不純な動機からだった。
ケット・シーは可愛い。猛烈に可愛い。
しかし甘やかしてしまう者にはこの仕事は勤まらない。
可愛さに耐え切れず辞めていった同僚の如何に多い事か。
そんな中で、彼女は生き残るために必死だった。
「エアルベス、クール、クールになるのよ」とお題目のように唱えつつ、ポーカーフェイスが標準装備になるように努力した。
可愛らしいケット・シーのおねだりに耐えに耐え、甘やかしすぎないよう心を殺す訓練をした。
そして、そんな努力は実を結び、保護区施設長にまで上り詰めたのである。
しかし。
真っ白で柔らかそうな毛並み、青い透き通るような瞳。
ニャンコ=コネコはケット・シーの中でも群を抜いて可愛い。可愛過ぎる。
箱の穴から顔を出した時なんか…危うく標準装備の筈のポーカーフェイスが崩れそうになった。
「…とんでもない強敵だわ……」
耳まで真っ赤にしてプルプルと震えながら、エアルベスは一人悶えた。
1
お気に入りに追加
167
あなたにおすすめの小説
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
前世は最悪だったのに神の世界に行ったら神々全員&転生先の家族から溺愛されて幸せ!?しかも最強➕契約した者、創られた者は過保護すぎ!他者も!?
a.m.
ファンタジー
主人公柳沢 尊(やなぎさわ たける)は最悪な人生だった・・耐えられず心が壊れ自殺してしまう。
気が付くと神の世界にいた。
そして目の前には、多数の神々いて「柳沢尊よ、幸せに出来なくてすまなかった転生の前に前の人生で壊れてしまった心を一緒に治そう」
そうして神々たちとの生活が始まるのだった...
もちろん転生もします
神の逆鱗は、尊を傷つけること。
神「我々の子、愛し子を傷つける者は何であろうと容赦しない!」
神々&転生先の家族から溺愛!
成長速度は遅いです。
じっくり成長させようと思います。
一年一年丁寧に書いていきます。
二年後等とはしません。
今のところ。
前世で味わえなかった幸せを!
家族との思い出を大切に。
現在転生後···· 0歳
1章物語の要点······神々との出会い
1章②物語の要点······家族&神々の愛情
現在1章③物語の要点······?
想像力が9/25日から爆発しまして増えたための変えました。
学校編&冒険編はもう少し進んでから
―――編、―――編―――編まだまだ色んなのを書く予定―――は秘密
処女作なのでお手柔らかにお願いします。文章を書くのが下手なので誤字脱字や比例していたらコメントに書いていただけたらすぐに直しますのでお願いします。(背景などの細かいところはまだ全く書けないのですいません。)主人公以外の目線は、お気に入り100になり次第別に書きますのでそちらの方もよろしくお願いします。(詳細は200)
感想お願いいたします。
❕只今話を繋げ中なためしおりの方は注意❕
目線、詳細は本編の間に入れました
2020年9月毎日投稿予定(何もなければ)
頑張ります
(心の中で読んでくださる皆さんに物語の何か案があれば教えてほしい~~🙏)と思ってしまいました。人物、魔物、物語の流れなど何でも、皆さんの理想に追いつくために!
旧 転生したら最強だったし幸せだった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる