98 / 110
鶏蛇竜のカール。
鶏蛇竜は暁を待つ。【45】
しおりを挟む
カールが王都に来る前、エリアスはイーヴォから『息子を気にかけてやって欲しい』という内容の手紙を受け取っていたことを思い出す。
返事を出したものの、こうしてイーヴォ本人が来るまで再び手紙が来ることは無かった。
イーヴォの横顔を眺めながら、エリアスは昨晩の事に思いを馳せる。
***
緊迫した空気が執務室を漂う中、おずおずと手を挙げる者が。
「あの、あっしは席を外しても……?」
込み入ったお話のようですし、と所在無さげに言ったのはサンドル・キンブリー。
では別室で待つように、ということになりサンドルは執務室を出て行った。
サイモンは仕切り直す為に咳払いをする。
「その、カール・リザヒルのことだが」
「殿、それは私が」
隠密騎士筆頭の隼のジルベリクが引き取って、カールの置かれていた状況について説明する。
王都の屋敷に来てから、不審な点が多かったので調査したこと、その結果。加えてカールから聞いた話の内容も。
「それは全て本当の事なのですか?」
「……全て、真実にございます」
イーヴォが懺悔するように目を伏せて認めると、サイモンは黙ったまま眉を顰めた。
エリアスの目が険しくなる。
「『気にかけてやって欲しい』っていうなら、何でもっと詳しく教えてくんなかったんですかイーヴォ様!」
「エリアス、済まない。だが、お前なら上手くやってくれると信じていたのだ。しかし、この屋敷であの子がそのような立場に置かれていたとは……」
悄然とした様子で呟くイーヴォに、エリアスは「一つだけ確認させてくんねぇですか」と大きく息を吐く。
「イーヴォ様は、カールを裏切ったんですか?」
「カールはそう思っているだろうが、私はあの子を裏切ったつもりはない。ただ、お互いの意見に相違があったのだ」
カールには、蛇ノ庄を出て自由になって欲しかった。かつての私の様に、とイーヴォは語り出す。
「王都のこの屋敷で信頼出来る仲間を見つけ、薬の調合で主家や仲間の役に立って欲しいと。幾ら仇とはいえ、憎しみにかられて血族を手に掛けるようなことはさせたくなかった。
それをしてしまえば、それこそタガが外れてしまう。二度と、戻れなくなってしまうだろう」
蛇の隠密騎士は裏切り者を断罪する時、感情を挟んではならない。
それが愛情であれ、憎悪であれ。
ただ必要なのは、『主家を裏切った』という事実のみ。
ロザリーは結果として確かにスヴェンの手に掛かって死んだが、スヴェンが意図的にロザリーを殺そうとした訳ではない。あれは事故だった。
言うなれば、弱いイーヴォを庇った所為だ。
だから、カールを止めた。ロザリーに続いて、カールまでも失いたくなかった。
――生きてさえいれば。後少しだけ耐えてくれ、カール。
そんな思いでイーヴォは息子を見守る。
限りのある修行期間。
王都へ行きさえすれば、カールは自由を得ることが出来る。
信頼出来る仲間と出会い、様々な経験を積んで少しずつ心も癒して欲しい。
だから。
カールがスヴェンを殺すことを諦めていないのは察していた。当主の仕事の傍ら、イーヴォはカールの様子にも気を配る。
そんな矢先――カールが蛇ノ庄の若手達を使い物にならなくする事件が起きた。
スヴェンはその事で責められたが、カールが蛇らしくなってきたと喜んでいる。
蛇ノ庄は暫く隠密騎士を送り出すことが不可能になった事に気付いているのだろうか。カールはそれを狙ってやったに違いない。
その裏で薬の調合を学びたいと、かつてイーヴォの二つ名を外れ者よと揶揄し、馬鹿にしてきた者達が掌を返して来た。
戦えなくなった若者達は、調合で主家の役に立つしかなくなったのだ。
「蛇ノ庄の宿命も何もかも、全て私が引き受けて、そこで終わりにするつもりです。当主として実権を握り、蛇ノ庄の在り方について変えて行こうと」
ロザリーの墓前でそう誓った。
エリアスに手紙を認めたのは、そんなタイミングだった。スヴェンは疑い深い。外へ出る手紙は全て中身を知られてしまう。下手なことは掛けなかった。
イーヴォの内心を知れば、スヴェンは激怒する事だろう。
スヴェンの方針について行けない者が増え、蛇ノ庄の改革を望む声が高くなってきている。
だが、それを良しとしない者達も一定数存在する。なるべく穏便な変化を望むが、スヴェンの出方次第では血を見る事になるかも知れない。
だが、今の当主はイーヴォである。引く気は無かった。
今回、襲撃の情報を王都に知らせる名目で留守を兄に任せてイーヴォ自身が動いたのは――蛇ノ庄の今後ついて主君サイモンに相談する為と、カールの様子見の為だった。
スヴェン暗殺に失敗したカールは蛇ノ庄から追放されたも同然となった。
しかしそれはそれで蛇ノ庄の呪縛から解き放たれたという意味で良かったのだとイーヴォは思う。
まさかあの傷で蛇ノ庄を飛び出すとは思っていなかったが。生きて無事に二つ名を賜り王都に着いたと知った時、どれ程嬉しかったか。
蛇ノ庄の立て直し。
親類に年頃の娘がいるので、来年には侍女として王都に上がらせる予定である。
ただ、何時までも隠密騎士を出さない、という訳にはいかない。
せめて今いる子供達が大人になるまでは、イーヴォは後を託す者を探して育てつつ蛇ノ庄を守ってゆかねばならない。
イーヴォが語り終えると、執務室に静寂が降りた。
「……改めて、ロザリー・リザヒル夫人の冥福を祈ろう」
サイモンが瞑目する。その場にいた者達もそれに倣った。
ある予感にエリアスはイーヴォを見る。
「カールは、ロザリー夫人が亡くなってもイーヴォ様は涙一つ見せなかった、と」
「……泣くのは残された者の特権だからね」
その言葉に、ジルベリクがはっとしたように表情を変えた。
やはり、と顔を歪めるエリアス。
「彼女には申し訳ないのだけれど、私は置いて行かれるのが嫌いなんだ。すぐ追いかけられないのは残念だが……私の性格をよく知る彼女は、きっと追い付くのを待っていてくれている」
「……叔母は、愛されていたのですね」
泣きそうなジルベリクの言葉に、イーヴォは寂し気にふわりと微笑んだ。
返事を出したものの、こうしてイーヴォ本人が来るまで再び手紙が来ることは無かった。
イーヴォの横顔を眺めながら、エリアスは昨晩の事に思いを馳せる。
***
緊迫した空気が執務室を漂う中、おずおずと手を挙げる者が。
「あの、あっしは席を外しても……?」
込み入ったお話のようですし、と所在無さげに言ったのはサンドル・キンブリー。
では別室で待つように、ということになりサンドルは執務室を出て行った。
サイモンは仕切り直す為に咳払いをする。
「その、カール・リザヒルのことだが」
「殿、それは私が」
隠密騎士筆頭の隼のジルベリクが引き取って、カールの置かれていた状況について説明する。
王都の屋敷に来てから、不審な点が多かったので調査したこと、その結果。加えてカールから聞いた話の内容も。
「それは全て本当の事なのですか?」
「……全て、真実にございます」
イーヴォが懺悔するように目を伏せて認めると、サイモンは黙ったまま眉を顰めた。
エリアスの目が険しくなる。
「『気にかけてやって欲しい』っていうなら、何でもっと詳しく教えてくんなかったんですかイーヴォ様!」
「エリアス、済まない。だが、お前なら上手くやってくれると信じていたのだ。しかし、この屋敷であの子がそのような立場に置かれていたとは……」
悄然とした様子で呟くイーヴォに、エリアスは「一つだけ確認させてくんねぇですか」と大きく息を吐く。
「イーヴォ様は、カールを裏切ったんですか?」
「カールはそう思っているだろうが、私はあの子を裏切ったつもりはない。ただ、お互いの意見に相違があったのだ」
カールには、蛇ノ庄を出て自由になって欲しかった。かつての私の様に、とイーヴォは語り出す。
「王都のこの屋敷で信頼出来る仲間を見つけ、薬の調合で主家や仲間の役に立って欲しいと。幾ら仇とはいえ、憎しみにかられて血族を手に掛けるようなことはさせたくなかった。
それをしてしまえば、それこそタガが外れてしまう。二度と、戻れなくなってしまうだろう」
蛇の隠密騎士は裏切り者を断罪する時、感情を挟んではならない。
それが愛情であれ、憎悪であれ。
ただ必要なのは、『主家を裏切った』という事実のみ。
ロザリーは結果として確かにスヴェンの手に掛かって死んだが、スヴェンが意図的にロザリーを殺そうとした訳ではない。あれは事故だった。
言うなれば、弱いイーヴォを庇った所為だ。
だから、カールを止めた。ロザリーに続いて、カールまでも失いたくなかった。
――生きてさえいれば。後少しだけ耐えてくれ、カール。
そんな思いでイーヴォは息子を見守る。
限りのある修行期間。
王都へ行きさえすれば、カールは自由を得ることが出来る。
信頼出来る仲間と出会い、様々な経験を積んで少しずつ心も癒して欲しい。
だから。
カールがスヴェンを殺すことを諦めていないのは察していた。当主の仕事の傍ら、イーヴォはカールの様子にも気を配る。
そんな矢先――カールが蛇ノ庄の若手達を使い物にならなくする事件が起きた。
スヴェンはその事で責められたが、カールが蛇らしくなってきたと喜んでいる。
蛇ノ庄は暫く隠密騎士を送り出すことが不可能になった事に気付いているのだろうか。カールはそれを狙ってやったに違いない。
その裏で薬の調合を学びたいと、かつてイーヴォの二つ名を外れ者よと揶揄し、馬鹿にしてきた者達が掌を返して来た。
戦えなくなった若者達は、調合で主家の役に立つしかなくなったのだ。
「蛇ノ庄の宿命も何もかも、全て私が引き受けて、そこで終わりにするつもりです。当主として実権を握り、蛇ノ庄の在り方について変えて行こうと」
ロザリーの墓前でそう誓った。
エリアスに手紙を認めたのは、そんなタイミングだった。スヴェンは疑い深い。外へ出る手紙は全て中身を知られてしまう。下手なことは掛けなかった。
イーヴォの内心を知れば、スヴェンは激怒する事だろう。
スヴェンの方針について行けない者が増え、蛇ノ庄の改革を望む声が高くなってきている。
だが、それを良しとしない者達も一定数存在する。なるべく穏便な変化を望むが、スヴェンの出方次第では血を見る事になるかも知れない。
だが、今の当主はイーヴォである。引く気は無かった。
今回、襲撃の情報を王都に知らせる名目で留守を兄に任せてイーヴォ自身が動いたのは――蛇ノ庄の今後ついて主君サイモンに相談する為と、カールの様子見の為だった。
スヴェン暗殺に失敗したカールは蛇ノ庄から追放されたも同然となった。
しかしそれはそれで蛇ノ庄の呪縛から解き放たれたという意味で良かったのだとイーヴォは思う。
まさかあの傷で蛇ノ庄を飛び出すとは思っていなかったが。生きて無事に二つ名を賜り王都に着いたと知った時、どれ程嬉しかったか。
蛇ノ庄の立て直し。
親類に年頃の娘がいるので、来年には侍女として王都に上がらせる予定である。
ただ、何時までも隠密騎士を出さない、という訳にはいかない。
せめて今いる子供達が大人になるまでは、イーヴォは後を託す者を探して育てつつ蛇ノ庄を守ってゆかねばならない。
イーヴォが語り終えると、執務室に静寂が降りた。
「……改めて、ロザリー・リザヒル夫人の冥福を祈ろう」
サイモンが瞑目する。その場にいた者達もそれに倣った。
ある予感にエリアスはイーヴォを見る。
「カールは、ロザリー夫人が亡くなってもイーヴォ様は涙一つ見せなかった、と」
「……泣くのは残された者の特権だからね」
その言葉に、ジルベリクがはっとしたように表情を変えた。
やはり、と顔を歪めるエリアス。
「彼女には申し訳ないのだけれど、私は置いて行かれるのが嫌いなんだ。すぐ追いかけられないのは残念だが……私の性格をよく知る彼女は、きっと追い付くのを待っていてくれている」
「……叔母は、愛されていたのですね」
泣きそうなジルベリクの言葉に、イーヴォは寂し気にふわりと微笑んだ。
10
お気に入りに追加
624
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
悪役令嬢の独壇場
あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。
彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。
自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。
正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。
ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。
そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。
あら?これは、何かがおかしいですね。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
誰にも信じてもらえなかった公爵令嬢は、もう誰も信じません。
salt
恋愛
王都で罪を犯した悪役令嬢との婚姻を結んだ、東の辺境伯地ディオグーン領を治める、フェイドリンド辺境伯子息、アルバスの懺悔と後悔の記録。
6000文字くらいで摂取するお手軽絶望バッドエンドです。
*なろう・pixivにも掲載しています。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる