美少女かと思ったらおっさんで、イケメンかと思ったら仏像モドキで、異世界かと思ったら俺の家が異世界みたいになってた。

リアルツンデレ

　「質問よ！さっきの、よく分からないわ！貴方、話が難しいのよ！私が、聞くわ！…ちゃんと読み直したら分かったわ！皆も、ちゃんと読んだら分かると思うわ！私を騙してからかってたのかしら？！ちょっと、確認してくるわ！リアルツンデレって…！もういいわ！笑うのは、止めてくれるかしら？！」
　

　「そうね…ちょっとからかわれてたみたいだわ…気をつけるわ…何か言って欲しいのだけど…何を迷ってるのかしら…？」
　「いや、なんだろう…何も無ければ是非ともこのままでいて欲しいのだが。如何せん、様子が分からん。」
　「そんな貴方と居たから、私、こんな風になったのではないかしら…？」
　そうなのかしら…？
　

　「リアルツンデレの事は、わかったわ！人に慣れてないと、魚がよく釣れるって話ね。分かったわ。警戒心を持つようにするわ。ツンデレでもいいのね。むしろ、その方がいいような気もするわ…わざとは駄目なのね…好みがあるのだわ…そうね…忘れてしまったじゃないの！笑ってないで、考えて欲しいのだわ！そう、今までの話よ！目新しいことは、貴方にとって、大して無かったのね。スネ夫が、集団で生存本能を持ってるってことくらいで…後は、そうね…思い上がって、話を聞こうとしない、自分は十分だと思っているから、貴方にとっては、腹立たしいわね…思い込んで、考えないだけ、楽だから変わりたくないだけ、そうね…今更、一から努力するのが億劫なだけ、卑怯ね…それなのに、何時までも言い訳ばかりして…」
　「分体になってるのが、関係してる？」
　「そうね。」
　「何か、問題の解決がその場しのぎというか、例えば、宿題をやるのを忘れて、登校日の朝に最初のドリルだけやって、先生に怒られないようにしようとか、セコイ感じ…」
　「そうね、そういうのもあるわ。」
　「意思が別々だから、騙し騙しやってるのか…？自分と、インナーチャイルドへの言い訳、何か努力していると思っていたい、だから騒ぐだけ。そんな卑怯な感じがする。」
　「そうね。一番頑張ると言って、何もしない人はそんな感じね。貴方が、100回死ね、便所って怒るのも分かるわ。」
　「不倫を勝手にしておいて、逆恨みしてくる連中ばかり、そのくせ…」
　
　’第六感ー気付きの能力’

　「…プロトコルが関係してる？」
　「そうね！」
　「ワクチンでコピーした、俺の偽物、隠された意味があって、聖書みたいに胡散臭いプロトコルが、無意識の領域に書き込まれていて、本人に自覚が無い。それを、俺だと思って、毛嫌いして、抗体を作り、攻撃の対象にしてる。同じことが、俺に対してされてる…」
　「そうだわ！ちょっと、混乱してるのね！プロトコルよ！本人じゃないわ！あそこ迄、彼は酷くないもの！雅魔藻流に聞いたの！」
　「何を…？」
　「そうね！本当は違ってくれたらいいと思っているのね！隠された意味…そんなの知らないわ！そうよ、ワクチンを作ってる、いいえ、誰も知らないわ！知ってるのは…意識は誰もしてない…汚い…隠蔽してるわ…そう…中日如来が言わなければ分からなかった。あれは、空っ海が、気付いて言ったの。貴方に助けられた者が、どうにか恩返しがしたいと思って…分かりにくわね！正直にすぐ言って欲しいものだわ！どうしようかしら…？ちょっと話して欲しいのだわ！」
　「俺が、悪意を感じたのは、本人だと思ったんだ。でも、ワクチンのコピーは、俺じゃない…ワクチンの時から…」
　「貴方の娘よ…悲しいわね…苦労して、大切にして、死ぬ程ボロボロになって守ったのに…」
　「有り難う…欲に目が眩んだ者は、どんな環境でも関係なく傲慢になると、最後の審判の答えを出せた。大切にしたけど、駄目だったんだ。救うなんて気持ちで、人類は変わらない…」
　「そうね！諦めるわ、ヨーデルの人も…！」
　「愚痴ったみたいで悪かった。」
　「いいわ！」

　’第六感ー気付きの能力’

　「遺伝子が一緒だからか！」
　「そうだわ！波長も同じよ！だから、誤認識する！なんて、残酷！あり得ない！こんなに頑張ってるのに…！」
　「遺伝子が同じ…だから、データ、同じものが作れる…じゃあ、俺が感じたのは…」
　「彼の親よ！」
　「コピーっていうのは…」
　「そもそも、本人じゃなくて、同じ遺伝子を持つ、親族ね！だから、完全に偽物…！」
　「コピーした段階で、親族になってる…？」
　「そうだわ！別人よ！」
　「ワクチンとして、効果があるのは…？」
　「…その親族が、本人の認識を真似て、嘘臭くしてるの。親族の方が存在が小さいから、チョココロネウイルスでは、その違いが認識出来なかったのだわ！調べるわ！」
　「分かった！頼りにしてる！」
　
　「娘の事が分かったわ！貴方が色々教えたから、賢い…貴方の理解力を真似出来る、同じ認識が出来るから、偽物に成りすませるのよ！貴方は、特別存在が大きいから区別しにくいのだわ！」