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告白

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 やっぱりケーキはまた今度になって、少し落ち込みながら部室に戻る。すると、

「流星!バスケするよな?」

 俺の荷物も持った力也がすぐに飛び出してきてぶつかった。

「は?」
「ウエ先輩ん家でバスケするって!」

 今はそんな気分ではないが、既にメンバーに入れられているらしい。
 ため息を吐きつつ予定もなくなったため、洗ったり鍵を代わりに返しに行ったり、いつも色々マネの仕事もしてくれる力也に付き合うことにする。すると、

「あーマジ!彼女と同じ学校っていいよなぁ!」

 トモ先輩の声が聞こえてきてそっちに目をやった。

「お前なんか同じだったら絶対見苦しいからちょうどいいだろ」
「はぁっ!?見苦しいって何だよ!セイだってあんなキスしてんじゃんかよっ!」

 呆れたようなダイ先輩と喚いているトモ先輩。
 その後ろから黙って歩いて来るコタ先輩がこっちに向かってきた。

「何かあったんですか?」

 何も知らない力也が聞くと、

「ウエ先輩のとこにセイも連れてくからギッタギタに叩きのめそうな!!」

 トモ先輩は力也を見上げてグッと拳を突き出す。
 わけも解らずグータッチをしつつ首を傾げる力也。

「先に行ってればいいですか?」
「あぁ!ウエ先輩とリョウ先輩とモト先輩はもうバスケしてるらしいから俺らもすぐ行くわ!」
「了解でっす!」

 ビシッと敬礼する力也のテンションに今日はついていく気分にはなれなかった。
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