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許さないと言われても
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「ロットルは初恋くらいって言うけど、俺はこの“恋”をそのまま“永遠の愛”にしたいよ」
リューラが近付いてきて、俺の手を取る。
そっと手の甲に口付けられて自然なそれにまたドキッとしてしまった。
「な、何を……」
俯きかける顔を捉えられて頬が触れ合う。
「サラが気にしてるのは世間?シーバス?リオッターの令嬢?」
父さんの名前だけでなく、サフィナの存在までリューラの口から出てくるとは思わなかった。
「おまっ、知って……」
「そりゃ、知ってるよ。同い年だし。あいつ何でもサラッとこなすからムカつくし」
ムッとするリューラに、何でもサラッとはお前もだろう、と思いつつ黙っておく。
「リューラ様とサフィナ様はいつも首席を競い合う仲でしたからね」
ロットルがいつの間に持ってきたのか紅茶を淹れていて驚いた。
「どうぞ」
俺の好きなレモンケーキまで出されたら無視をするわけにもいかない。
「こっちだよ」
仕方なくソファーに腰掛けようとする俺の手を引いて、リューラが一緒に座ろうとする。
「だから……」
「お茶するぐらい、何がダメ?」
リューラは俺の手を離すことなく笑って共に座らされた。
しかも、リューラは俺の前に差し出されていた皿も自分の前まで持っていく。
「ほら、あーん♡」
無言で目を細めてやっても、
「今日は残りを手では取れないよ!だから、口開けて♡」
この前のことを根に持っていたらしく、リューラはとことん自分の想いを通そうとした。
リューラが近付いてきて、俺の手を取る。
そっと手の甲に口付けられて自然なそれにまたドキッとしてしまった。
「な、何を……」
俯きかける顔を捉えられて頬が触れ合う。
「サラが気にしてるのは世間?シーバス?リオッターの令嬢?」
父さんの名前だけでなく、サフィナの存在までリューラの口から出てくるとは思わなかった。
「おまっ、知って……」
「そりゃ、知ってるよ。同い年だし。あいつ何でもサラッとこなすからムカつくし」
ムッとするリューラに、何でもサラッとはお前もだろう、と思いつつ黙っておく。
「リューラ様とサフィナ様はいつも首席を競い合う仲でしたからね」
ロットルがいつの間に持ってきたのか紅茶を淹れていて驚いた。
「どうぞ」
俺の好きなレモンケーキまで出されたら無視をするわけにもいかない。
「こっちだよ」
仕方なくソファーに腰掛けようとする俺の手を引いて、リューラが一緒に座ろうとする。
「だから……」
「お茶するぐらい、何がダメ?」
リューラは俺の手を離すことなく笑って共に座らされた。
しかも、リューラは俺の前に差し出されていた皿も自分の前まで持っていく。
「ほら、あーん♡」
無言で目を細めてやっても、
「今日は残りを手では取れないよ!だから、口開けて♡」
この前のことを根に持っていたらしく、リューラはとことん自分の想いを通そうとした。
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