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大会
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月曜日から一時間だけ練習を続けていたが、来たのは俺とトモとダイ。
やれることは限られていたが軽く体を動かしてシュート感覚を確かめられるのは大きかった。
だか、ある時から違和感を感じてトモとダイの様子を窺う。
昨日は珍しくダイの家に二人で行って勉強したらしいのに……何かがあったらしい。
練習中に感じた違和感にとりあえず触れないまま練習を終えた俺たちは片付けて着替えてから別々になった。
鍵を職員室に返して自転車置き場に来るとさっさと自転車を出して跨がる。
走り出すと、門を出てはいるが足を止めて胸を押さえているトモを見つけた。
「トモ?」
声をかけてみても、ピクッと肩が揺れるだけでこっちを見ない。
「なっ……おいっ!どうしたんだよ!」
俺は自転車に跨ったままトモの真横に停まった。
「へへっ……えっとゴミ!コンタクトもズレてやっべぇの!」
笑ってはいるが、明らかにおかしい。
「……明後日はまた試合で月曜日からはテストだっていうのに全く……ほら」
「あ、サンキュ。持ってる」
頭を小突いてやってため息を吐きながらハンカチを差し出すと、トモは自分のポケットからハンカチを取り出した。
そのまま目に押し付けて「あーーー」と声を出す。
「こんな大変な時に女でゴタゴタすんなよ」
「そんなつもりじゃねぇよ。俺はダイを応援……」
「マジで言ってんのか?」
じっと見てやると、トモは黙り込んだ。
やれることは限られていたが軽く体を動かしてシュート感覚を確かめられるのは大きかった。
だか、ある時から違和感を感じてトモとダイの様子を窺う。
昨日は珍しくダイの家に二人で行って勉強したらしいのに……何かがあったらしい。
練習中に感じた違和感にとりあえず触れないまま練習を終えた俺たちは片付けて着替えてから別々になった。
鍵を職員室に返して自転車置き場に来るとさっさと自転車を出して跨がる。
走り出すと、門を出てはいるが足を止めて胸を押さえているトモを見つけた。
「トモ?」
声をかけてみても、ピクッと肩が揺れるだけでこっちを見ない。
「なっ……おいっ!どうしたんだよ!」
俺は自転車に跨ったままトモの真横に停まった。
「へへっ……えっとゴミ!コンタクトもズレてやっべぇの!」
笑ってはいるが、明らかにおかしい。
「……明後日はまた試合で月曜日からはテストだっていうのに全く……ほら」
「あ、サンキュ。持ってる」
頭を小突いてやってため息を吐きながらハンカチを差し出すと、トモは自分のポケットからハンカチを取り出した。
そのまま目に押し付けて「あーーー」と声を出す。
「こんな大変な時に女でゴタゴタすんなよ」
「そんなつもりじゃねぇよ。俺はダイを応援……」
「マジで言ってんのか?」
じっと見てやると、トモは黙り込んだ。
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