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宿泊学習
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四日目、一対一の勝ち残りでもやろうかと話していると、体育館のドアが開いた。
入ってきたのはコタと腕を引っ張られたハナ。
「お!お前らもやっとクリアしたのか!」
「俺はさっきだけど、ハナは二日目にはクリアしてた」
トモが走って行ってコタと話し始めると、ハナはそっぽを向いて壁に寄りかかって座る。
だが、ちゃんとバッシュを履き始めた。
持ってきていないんじゃないかと思っていたが、そこはちゃんと持ってきていたらしい。
「ユウは?」
「さぁ?」
トモがコタを見上げて聞くと、コタもそれは知らないらしく首を振る。
確かにいつもテスト期間一番苦しんでいるのはユウだ。
「大丈夫!最終日は全員揃うだろ?」
根拠はないが、笑いながら手を叩くと自然と周りに集まってきた。
「明日は午前中すぐテストやってカレーだっけ?」
「あぁ、せっかく集まったんだからやるぞ?」
「おぅっ!」
頷きながら声を出すとトモたちも声を出してボールを持つ。
コタとハナが軽くアップする間に俺たちは基礎練をして、三対ニ。
「明日は三対三!な!」
切り込んでトモがフワッとボールを放る。
「当然」
外れたボールを掴んだコタがリングに叩き込んで俺たちは拳を合わせた。
やっと明日は最終日、カレー食べたらその後は一時間フリータイムがある。
そこで全員揃うのは少し楽しみだった。
入ってきたのはコタと腕を引っ張られたハナ。
「お!お前らもやっとクリアしたのか!」
「俺はさっきだけど、ハナは二日目にはクリアしてた」
トモが走って行ってコタと話し始めると、ハナはそっぽを向いて壁に寄りかかって座る。
だが、ちゃんとバッシュを履き始めた。
持ってきていないんじゃないかと思っていたが、そこはちゃんと持ってきていたらしい。
「ユウは?」
「さぁ?」
トモがコタを見上げて聞くと、コタもそれは知らないらしく首を振る。
確かにいつもテスト期間一番苦しんでいるのはユウだ。
「大丈夫!最終日は全員揃うだろ?」
根拠はないが、笑いながら手を叩くと自然と周りに集まってきた。
「明日は午前中すぐテストやってカレーだっけ?」
「あぁ、せっかく集まったんだからやるぞ?」
「おぅっ!」
頷きながら声を出すとトモたちも声を出してボールを持つ。
コタとハナが軽くアップする間に俺たちは基礎練をして、三対ニ。
「明日は三対三!な!」
切り込んでトモがフワッとボールを放る。
「当然」
外れたボールを掴んだコタがリングに叩き込んで俺たちは拳を合わせた。
やっと明日は最終日、カレー食べたらその後は一時間フリータイムがある。
そこで全員揃うのは少し楽しみだった。
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