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会いたいっ!!
避けられてる……?
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それからさおさんは家に来なくなった。
嫌われたのか?
その考えが浮かんだら……もう座り込んだソファーから動けなくなった。
「基晴?せめて制服は着替えていらっしゃい!学ランシワになっちゃうでしよ!」
母さんに急かされても、何か言ってる程度しかわからない。
「あれー?基晴?どったの?」
「りゅうくんからも言ってやって!動かないのよ」
母さんはパタパタとキッチンに戻って行った。
「基晴。何だよ。藤橋にフラれでもしたのか?」
竜太くんは隣に座って笑う。
「……そもそも会ってない。あれから避けられてるんじゃないのかな?」
両足もソファーに乗せて膝を抱えた。
「あれから?」
「初詣以来、家に来なくなった」
「あれ?そうだっけか?」
首を傾げて竜太くんは考え込む。
そりゃあ、竜太くんたちは毎日学校で会ってるかもしれないけどさ。
「急に告ったりして……嫌われたのかな」
口に出してみたら更に落ち込んだ。
「お前なぁ……」
言いながらため息を吐いて竜太くんはジャージのポケットを探り出す。
「ん、本人に聞いてみたら?」
「え?」
顔を上げると、竜太くんは自分のスマホを俺に差し出していた。
通話をタップするだけになったそれをじっと見る。
俺が電話なんかして……いいのか?
嫌われたのか?
その考えが浮かんだら……もう座り込んだソファーから動けなくなった。
「基晴?せめて制服は着替えていらっしゃい!学ランシワになっちゃうでしよ!」
母さんに急かされても、何か言ってる程度しかわからない。
「あれー?基晴?どったの?」
「りゅうくんからも言ってやって!動かないのよ」
母さんはパタパタとキッチンに戻って行った。
「基晴。何だよ。藤橋にフラれでもしたのか?」
竜太くんは隣に座って笑う。
「……そもそも会ってない。あれから避けられてるんじゃないのかな?」
両足もソファーに乗せて膝を抱えた。
「あれから?」
「初詣以来、家に来なくなった」
「あれ?そうだっけか?」
首を傾げて竜太くんは考え込む。
そりゃあ、竜太くんたちは毎日学校で会ってるかもしれないけどさ。
「急に告ったりして……嫌われたのかな」
口に出してみたら更に落ち込んだ。
「お前なぁ……」
言いながらため息を吐いて竜太くんはジャージのポケットを探り出す。
「ん、本人に聞いてみたら?」
「え?」
顔を上げると、竜太くんは自分のスマホを俺に差し出していた。
通話をタップするだけになったそれをじっと見る。
俺が電話なんかして……いいのか?
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