15 / 90
一章 結成!自警団
15話 隻眼の旅人
しおりを挟む
朝の月の雫亭は、他の宿泊客がいなければ静かだ。ニールとアロンは同じ時間に起きる。ギーランは大抵、それよりも遅くにのそのそと一階に降りてくる。
月の雫亭で寝泊まりをしているのはこの三人だ。ゼレーナとエンディはそれぞれ王都にある自分の家からここに通っている。エンディの家族は仕事のため長いあいだ家を留守にしており、とやかく言われることはないらしい。
そして新たに仲間になった彼も、住んでいる街からやって来てくれる。
宿屋の入り口の扉が静かに開けられた。
「おはよう、ルメリオ!」
ニールは入って来た青年に声をかけた。ルメリオは毎日、頭に被っている帽子から履いている革靴まで、ぱりっと決めて現れる。上着の胸のポケットには、ピンク色の薔薇が挿してあった。支度してここに来るまででそれなりの時間を要するはずだが、彼は疲れた様子を見せない。
アロンは反対に、眠そうに目を擦ってルメリオに挨拶した。
「おはよー」
「おはようございます」
ルメリオは決して友好的でも、饒舌なわけでもない――少なくともニールに対しては。
二階から姿を現したジュリエナが、ルメリオを見て微笑んだ。
「あらぁ、おはよぉルメリオさん」
ルメリオは彼女の姿を見るやいなやその目前に移動し、一礼した。
「おはようございます、ジュリエナさん。今日もお綺麗でいらっしゃる。まるで朝露に濡れた薔薇のようですね」
「ふふふ、もう、お上手だわぁ」
目の前で始まったかけ合いを、ニールはぼんやりと見ていた。
ルメリオは、女性相手だと驚くほど態度が柔らかくなる。ジュリエナとの初対面の際、「色男さん」と呼ばれたことで彼女をいたく気に入ったようで、顔を合わせるといつもこんな調子だ。
「毎朝大変ねぇ。ベルセイムから歩いてくるなんて」
「大した距離ではありませんよ。貴女にお会いできるなら矢が降る道でも喜んで歩きます」
「たまにはうちに泊まってくれてもいいのよぉ? 儲かるから」
「ははは、商売も上手でいらっしゃる……おや」
ルメリオが宿屋の厨房の出入り口に目をとめた。ジュリエナの末の妹、ミアが立っている。栗色の髪をおさげにした彼女はすでにルメリオとも顔見知りだが、恥ずかしがり屋のため家族以外で心を開くのは今のところニールとアロンくらいだ。
もじもじしているミアの前に、ルメリオが片膝をついた。
「ご機嫌よう、小さな姫君」
ルメリオは微笑み、胸のポケットにしまっていたピンク色の薔薇をとってミアに差し出した。
「お会いできて良かった。今朝、庭に貴女のように可愛らしい花が咲いたのでお渡ししたく持ってきました。さぁどうぞ」
いきなりの贈り物にミアは驚いたようだが、薔薇を手に取ると、その顔に徐々に笑みが広がった。
「……ありがとう」
「良かったわねぇ、ミア」
「どういたしまして。姫君のお気に召したなら何よりです」
「……うわぁ、相手が子供でも見境なしですか」
声の主、ゼレーナの登場にルメリオはすっくと立ちあがり彼女の方に向き直った。
「ゼレーナさん! 私としたことが気づかずとんだ失礼を。いやはや、今日も美しい。私の庭に咲く花をすべて集めても貴女の前では色あせて見えるでしょう」
甘い言葉にもゼレーナは眉ひとつ動かさず、冷ややかな視線をルメリオに投げかけた。
このやり取りももはや日常となりつつある。ルメリオはゼレーナの毒舌や冷たい目にもめげず、歯が浮くような台詞を並べる。どうして仲間になってくれたのか、とニールが問うた時、彼はゼレーナの傍にいたいからだという本気なのか冗談なのか分からない答えしか返さなかった。
「ですが訂正させて頂きたく。私は女性を喜ばせることが生きがいなだけです。それに、一番は貴女ですからどうか妬かないでください」
「……焼いてやりたいですよ。わたしの魔法で真っ黒焦げになるまで」
何とかしてくださいと、ゼレーナがニールに目で訴えてくる。ルメリオは言動こそやや突飛だが、彼の守りや治癒の魔法はとても頼りになるのだ。ゼレーナも魔力をもつ者としてそれを理解しているからこそ、そこまで強気には出ていない。
ニールは苦笑しつつ、肩をすくめた。
***
王都から伸びる街道沿いに魔物が現れたと聞きつけ、ニールたちはその方へ向かっていた。アロンの家がある村へつながる道だ。
通りがかりの行商人の集団が襲撃に会い、その中の一人が大急ぎで王都に駆け込んできた。王都の民づてにニールたちのことを聞き、助けを求めてやって来たのだ。
「あそこです!」
助けを乞うてきた若い商人の男が前方を指さす。整備された道をはずれた草地に、馬車が止まっている。数台の荷台が横転していたが、馬車に繋がれた馬は落ち着いていた。
魔物に襲われ惨事になっている――と思いきや、ニールの目の前に広がる光景は、予想していたものではなかった。
魔物たちは確かにいた。しかしすべて、こと切れて地面に横たわっている。散らばる魔物の死体の中心に一人の青年が立っていた。ニールとあまり変わらないぐらいの年齢だろう。暗い茶色の髪をした青年は、両手にそれぞれ、刃が三日月のように湾曲した剣を持っていた。くすんだ赤色の細長い布を額に巻き、左目を黒い眼帯で覆っている。長い外套の下は、動きやすそうな軽装と革のブーツだ。
「あれ……?」
ニールたちをここまで連れてきた商人は、呆気にとられてその光景を見つめた。
青年はニールたちの方をちらりと見ると、剣を腰の鞘にしまいその場をさっさと走り去っていった。王都へ向かう道からはそれた方に向かっていく。
「もしかして、さっきの人が全部倒しちゃった……?」
魔物の死体をぽかんと見ながらエンディが言った。無駄足ですか、とゼレーナが呻く。戦えると期待していたギーランも不満気だ。
商人の男がはっと我に返り、馬車の方へ走り寄った。
「おーい!」
呼びかけに応え、商人たちが馬車から降りて来た。そのうちの一人が辺りを見回した。恰幅の良い中年の男だ。
「眼帯の兄ちゃんはどこだ?」
「つい今、どこかに行っちまった。何があったんだ?」
「お前が助けを呼びにいってすぐ、どこからともなくあの兄ちゃんが現れて魔物の相手を引き受けてくれたんだよ」
「そうだったのか……」
青年がニールたちの方に向き直り、申し訳なさそうな顔をした。
「すまない。せっかく来てもらったのに……」
ニールは構わない、と微笑んだ。魔物が片付いたのなら何よりだ。
「気にしないでくれ。それより荷台を戻すのを手伝うよ。怪我人はいないか?」
大丈夫だ、と中年の男が頷いた。
「助かるよ。品物を少し分けよう。本当はあの兄ちゃんにも礼をしたかったんだが……」
幸いにも大した怪我人はおらず、ルメリオが軽く治癒魔法を使うだけで事足りた。
片付けを手伝った後、商人に別れを告げニールたちは王都へと戻った。
月の雫亭で寝泊まりをしているのはこの三人だ。ゼレーナとエンディはそれぞれ王都にある自分の家からここに通っている。エンディの家族は仕事のため長いあいだ家を留守にしており、とやかく言われることはないらしい。
そして新たに仲間になった彼も、住んでいる街からやって来てくれる。
宿屋の入り口の扉が静かに開けられた。
「おはよう、ルメリオ!」
ニールは入って来た青年に声をかけた。ルメリオは毎日、頭に被っている帽子から履いている革靴まで、ぱりっと決めて現れる。上着の胸のポケットには、ピンク色の薔薇が挿してあった。支度してここに来るまででそれなりの時間を要するはずだが、彼は疲れた様子を見せない。
アロンは反対に、眠そうに目を擦ってルメリオに挨拶した。
「おはよー」
「おはようございます」
ルメリオは決して友好的でも、饒舌なわけでもない――少なくともニールに対しては。
二階から姿を現したジュリエナが、ルメリオを見て微笑んだ。
「あらぁ、おはよぉルメリオさん」
ルメリオは彼女の姿を見るやいなやその目前に移動し、一礼した。
「おはようございます、ジュリエナさん。今日もお綺麗でいらっしゃる。まるで朝露に濡れた薔薇のようですね」
「ふふふ、もう、お上手だわぁ」
目の前で始まったかけ合いを、ニールはぼんやりと見ていた。
ルメリオは、女性相手だと驚くほど態度が柔らかくなる。ジュリエナとの初対面の際、「色男さん」と呼ばれたことで彼女をいたく気に入ったようで、顔を合わせるといつもこんな調子だ。
「毎朝大変ねぇ。ベルセイムから歩いてくるなんて」
「大した距離ではありませんよ。貴女にお会いできるなら矢が降る道でも喜んで歩きます」
「たまにはうちに泊まってくれてもいいのよぉ? 儲かるから」
「ははは、商売も上手でいらっしゃる……おや」
ルメリオが宿屋の厨房の出入り口に目をとめた。ジュリエナの末の妹、ミアが立っている。栗色の髪をおさげにした彼女はすでにルメリオとも顔見知りだが、恥ずかしがり屋のため家族以外で心を開くのは今のところニールとアロンくらいだ。
もじもじしているミアの前に、ルメリオが片膝をついた。
「ご機嫌よう、小さな姫君」
ルメリオは微笑み、胸のポケットにしまっていたピンク色の薔薇をとってミアに差し出した。
「お会いできて良かった。今朝、庭に貴女のように可愛らしい花が咲いたのでお渡ししたく持ってきました。さぁどうぞ」
いきなりの贈り物にミアは驚いたようだが、薔薇を手に取ると、その顔に徐々に笑みが広がった。
「……ありがとう」
「良かったわねぇ、ミア」
「どういたしまして。姫君のお気に召したなら何よりです」
「……うわぁ、相手が子供でも見境なしですか」
声の主、ゼレーナの登場にルメリオはすっくと立ちあがり彼女の方に向き直った。
「ゼレーナさん! 私としたことが気づかずとんだ失礼を。いやはや、今日も美しい。私の庭に咲く花をすべて集めても貴女の前では色あせて見えるでしょう」
甘い言葉にもゼレーナは眉ひとつ動かさず、冷ややかな視線をルメリオに投げかけた。
このやり取りももはや日常となりつつある。ルメリオはゼレーナの毒舌や冷たい目にもめげず、歯が浮くような台詞を並べる。どうして仲間になってくれたのか、とニールが問うた時、彼はゼレーナの傍にいたいからだという本気なのか冗談なのか分からない答えしか返さなかった。
「ですが訂正させて頂きたく。私は女性を喜ばせることが生きがいなだけです。それに、一番は貴女ですからどうか妬かないでください」
「……焼いてやりたいですよ。わたしの魔法で真っ黒焦げになるまで」
何とかしてくださいと、ゼレーナがニールに目で訴えてくる。ルメリオは言動こそやや突飛だが、彼の守りや治癒の魔法はとても頼りになるのだ。ゼレーナも魔力をもつ者としてそれを理解しているからこそ、そこまで強気には出ていない。
ニールは苦笑しつつ、肩をすくめた。
***
王都から伸びる街道沿いに魔物が現れたと聞きつけ、ニールたちはその方へ向かっていた。アロンの家がある村へつながる道だ。
通りがかりの行商人の集団が襲撃に会い、その中の一人が大急ぎで王都に駆け込んできた。王都の民づてにニールたちのことを聞き、助けを求めてやって来たのだ。
「あそこです!」
助けを乞うてきた若い商人の男が前方を指さす。整備された道をはずれた草地に、馬車が止まっている。数台の荷台が横転していたが、馬車に繋がれた馬は落ち着いていた。
魔物に襲われ惨事になっている――と思いきや、ニールの目の前に広がる光景は、予想していたものではなかった。
魔物たちは確かにいた。しかしすべて、こと切れて地面に横たわっている。散らばる魔物の死体の中心に一人の青年が立っていた。ニールとあまり変わらないぐらいの年齢だろう。暗い茶色の髪をした青年は、両手にそれぞれ、刃が三日月のように湾曲した剣を持っていた。くすんだ赤色の細長い布を額に巻き、左目を黒い眼帯で覆っている。長い外套の下は、動きやすそうな軽装と革のブーツだ。
「あれ……?」
ニールたちをここまで連れてきた商人は、呆気にとられてその光景を見つめた。
青年はニールたちの方をちらりと見ると、剣を腰の鞘にしまいその場をさっさと走り去っていった。王都へ向かう道からはそれた方に向かっていく。
「もしかして、さっきの人が全部倒しちゃった……?」
魔物の死体をぽかんと見ながらエンディが言った。無駄足ですか、とゼレーナが呻く。戦えると期待していたギーランも不満気だ。
商人の男がはっと我に返り、馬車の方へ走り寄った。
「おーい!」
呼びかけに応え、商人たちが馬車から降りて来た。そのうちの一人が辺りを見回した。恰幅の良い中年の男だ。
「眼帯の兄ちゃんはどこだ?」
「つい今、どこかに行っちまった。何があったんだ?」
「お前が助けを呼びにいってすぐ、どこからともなくあの兄ちゃんが現れて魔物の相手を引き受けてくれたんだよ」
「そうだったのか……」
青年がニールたちの方に向き直り、申し訳なさそうな顔をした。
「すまない。せっかく来てもらったのに……」
ニールは構わない、と微笑んだ。魔物が片付いたのなら何よりだ。
「気にしないでくれ。それより荷台を戻すのを手伝うよ。怪我人はいないか?」
大丈夫だ、と中年の男が頷いた。
「助かるよ。品物を少し分けよう。本当はあの兄ちゃんにも礼をしたかったんだが……」
幸いにも大した怪我人はおらず、ルメリオが軽く治癒魔法を使うだけで事足りた。
片付けを手伝った後、商人に別れを告げニールたちは王都へと戻った。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
ゲームの世界に堕とされた開発者 ~異世界化した自作ゲームに閉じ込められたので、攻略してデバックルームを目指す~
白井よもぎ
ファンタジー
河井信也は会社帰りに、かつての親友である茂と再会する。
何年か振りの再会に、二人が思い出話に花を咲かせていると、茂は自分が神であると言い出してきた。
怪しい宗教はハマったのかと信也は警戒するが、茂は神であることを証明するように、自分が支配する異世界へと導いた。
そこは高校時代に二人で共同制作していた自作ゲームをそのまま異世界化させた世界だという。
驚くのも束の間、茂は有無を言わさず、その世界に信也を置いて去ってしまう。
そこで信也は、高校時代に喧嘩別れしたことを恨まれていたと知る。
異世界に置いてけぼりとなり、途方に暮れる信也だが、デバックルームの存在を思い出し、脱出の手立てを思いつく。
しかしデバックルームの場所は、最難関ダンジョン最奥の隠し部屋。
信也は異世界から脱出すべく、冒険者としてダンジョンの攻略を目指す。
アルゴノートのおんがえし
朝食ダンゴ
ファンタジー
『完結済!』【続編製作中!】
『アルゴノート』
そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。
元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。
彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。
二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。
かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。
時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。
アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。
『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。
典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。
シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。
セスとシルキィに秘められた過去。
歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。
容赦なく襲いかかる戦火。
ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。
それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。
苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。
○表紙イラスト:119 様
※本作は他サイトにも投稿しております。
僕のおつかい
麻竹
ファンタジー
魔女が世界を統べる世界。
東の大地ウェストブレイ。赤の魔女のお膝元であるこの森に、足早に森を抜けようとする一人の少年の姿があった。
少年の名はマクレーンといって黒い髪に黒い瞳、腰まである髪を後ろで一つに束ねた少年は、真っ赤なマントのフードを目深に被り、明るいこの森を早く抜けようと必死だった。
彼は、母親から頼まれた『おつかい』を無事にやり遂げるべく、今まさに旅に出たばかりであった。
そして、その旅の途中で森で倒れていた人を助けたのだが・・・・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※一話約1000文字前後に修正しました。
他サイト様にも投稿しています。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる