美男美女があふれるヨーロッパの街へ行ってきた。

3 ―１ ヨーロッパ全体について

スーパーのレジ係は立つ？座る？

先日、とあるスーパーが「レジカウンター内に椅子を設置した」とニュースになりました。
セルフレジも増える昨今、いつレジカウンターがなくなってもおかしくない時代。
そんなタイミングでレジカウンターを変更する意味はあるのかという意見もありました。
「座ってても立っててもいいから、スピードが落ちなければいいな」というのが大半の意見ではないでしょうか。

実は、ヨーロッパはすでに、レジカウンターに椅子が導入されているんです。
レジはベルトコンベヤになっていて、買い物かごから商品を出して並べます。
用意されている木の棒を置いて「私の買うものはここまでです」と示します。
担当の方が、座ったまま目の前を流れる商品をスキャンしていくのです。
お客は、ベルトコンベヤの終点に待ち受けてスキャンの終わった商品を袋詰めしていきます。

ヨーロッパのこういう合理的な側面はすごく好きです。
日本では合理的なことより誰かの対面を優先させたりすることが多く、誰のために何のために行うのかというのがあいまいになりがち。
「便利だから取り入れる」
というシンプルなことが通る世界にすごく憧れました。