上 下
151 / 210
5−4 有名作品について

モナリザのゆるゆる職員達

しおりを挟む
日本ってね、最近ちっちゃいことにうるさいやん。
「消防士がコンビニでさぼってた」とかいろいろ。
SNSのおかげでチクリ社会になっているというか。
仲間内で「やだねー」って言っておけば終わることを
いちいち公けにさらして規則が厳しくなっているというか。

東京にいると、その波をめっちゃ感じるんよ。
いつの間にか私も「仕事中はしゃべらない」っていうことが正義になっとった。
まあ、接客業長かったけん、しょうがないんやけど。

そしたらねモナリザの近くに、たぶん職員と思われる若者たちが集まっとったんよ。
普段着で着ている旅行者の中で
スーツでビシッと決めて目立ってるのに、
モナリザの横でめっちゃしゃべっとった。

もちろん、フランス語やけん意味が分からんかったけど。

ちなみにモナリザは部屋の中央にある衝立みたいになってる壁に飾られとんよ。
周囲は近寄れないようにロープで仕切られとる。
その横で若者たちがめっちゃしゃべっとって、
周囲の目を気にしない文化っていいなあ、と羨ましくなったわ。

それだけじゃなくて
「この人たちが何の仕事でここにいるのか知りたい…」
と思ったけど言語の壁あるから聞けんかった…

美術館には、学芸員さんとかいろいろ職業があるらしいけん(漫画ギャラリーフェイク情報)
あの人たち、何の仕事であそこにおったんかなあ。
もしも警備だったとしたら、
モナリザに手を出した人がいたら、
瞬時に攻撃態勢になるんかなあ。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

落ちこぼれ魔法使い見習いのアイリーン

ねむ太朗
恋愛
 魔法使い見習いのアイリーンは、魔力があるのに魔法を使えない落ちこぼれ。  そんなアイリーンが、学年で唯一の貴族令嬢と仲良くなったり、妖精と契約をしたり成長していく話。  恋愛の進みはゆっくり。

完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。

音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。 だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。 そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。 そこには匿われていた美少年が棲んでいて……

あなたに未練などありません

風見ゆうみ
恋愛
「本当は前から知っていたんだ。君がキャロをいじめていた事」 初恋であり、ずっと思いを寄せていた婚約者からありえない事を言われ、侯爵令嬢であるわたし、アニエス・ロロアルの頭の中は真っ白になった。 わたしの婚約者はクォント国の第2王子ヘイスト殿下、幼馴染で親友のキャロラインは他の友人達と結託して嘘をつき、私から婚約者を奪おうと考えたようだった。 数日後の王家主催のパーティーでヘイスト殿下に婚約破棄されると知った父は激怒し、元々、わたしを憎んでいた事もあり、婚約破棄後はわたしとの縁を切り、わたしを家から追い出すと告げ、それを承認する書面にサインまでさせられてしまう。 そして、予告通り出席したパーティーで婚約破棄を告げられ絶望していたわたしに、その場で求婚してきたのは、ヘイスト殿下の兄であり病弱だという事で有名なジェレミー王太子殿下だった…。 ※史実とは関係なく、設定もゆるい、ご都合主義です。 ※中世ヨーロッパ風で貴族制度はありますが、法律、武器、食べ物などは現代風です。話を進めるにあたり、都合の良い世界観となっています。 ※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。

リーアと異世界ご飯

うるは猫
ファンタジー
剣と魔法の世界… 田舎の村に住み、村から出たことがなかったリーアがとある出来事から色んな料理を食べるために世界を旅する。 そんなお話しです。

最後の手紙

伊能こし餡
恋愛
すっかり寒くなったしこういうのもいいかなって

古風な女です。

鬼龍院美沙子
大衆娯楽
タワーマンションに住む60代後半の女。 体調の変化から昔ながらの生活に懐かしさと健康を取り戻し男もゲットした。

【完結】18年間外の世界を知らなかった僕は魔法大国の王子様に連れ出され愛を知る

にゃーつ
BL
王族の初子が男であることは不吉とされる国ルーチェ。 妃は双子を妊娠したが、初子は男であるルイだった。殺人は最も重い罪とされるルーチェ教に基づき殺すこともできない。そこで、国民には双子の妹ニナ1人が生まれたこととしルイは城の端の部屋に閉じ込め育てられることとなった。 ルイが生まれて丸三年国では飢餓が続き、それがルイのせいであるとルイを責める両親と妹。 その後生まれてくる兄弟たちは男であっても両親に愛される。これ以上両親にも嫌われたくなくてわがまま1つ言わず、ほとんど言葉も発しないまま、外の世界も知らないまま成長していくルイ。 そんなある日、一羽の鳥が部屋の中に入り込んでくる。ルイは初めて出来たその友達にこれまで隠し通してきた胸の内を少しづつ話し始める。 ルイの身も心も限界が近づいた日、その鳥の正体が魔法大国の王子セドリックであることが判明する。さらにセドリックはルイを嫁にもらいたいと言ってきた。 初めて知る外の世界、何度も願った愛されてみたいという願い、自由な日々。 ルイにとって何もかもが新鮮で、しかし不安の大きい日々。 セドリックの大きい愛がルイを包み込む。 魔法大国王子×外の世界を知らない王子 性描写には※をつけております。 表紙は까리さんの画像メーカー使用させていただきました。

少女探偵ヒカリ

杉野桜姫
ミステリー
警察庁でもてこずった事件を鮮やかに解決していく 医者、タレントとしての顔を持つ探偵が華麗に解決

処理中です...