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62 俺の姫プレイとストーカーの正体
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「君、少しの間でいいから、レンの家にいなよ」
唐突な提案に、俺はパチパチと瞬きを繰り返した。
「レンの家……? なに? なんで??」
突然すぎて意味が分からない。
戸惑う俺の目を、トモヤの強い瞳が捕えて離さなかった。
「昨日はチヒロを必要以上に不安にさせたくなくて、あえて話題にしなかったけど、そうも言ってられ無さそうだから、言わせてもらうね」
「……うん」
「たぶん高い確率で、この家の中にチヒロ以外の他人が入ってると思う」
「……え……?」
「相手は君が言ってた『雪森』さん。そして、きっとその人は『コウヅキ』だ」
「ちょ……と、待って……えぇ?」
確かに、雪森さんなら俺の本名は知っている。
自分で名乗ったからな。
でも、公園で会ってる時にDFOの話なんて、一つもしてない。
何なら、出会いだって『コウヅキ』と会うよりもっと前だ。
何故、二人がイコールになるんだ? さっぱり分からない。
「……トモヤは……なんで、そう思ったの」
「経験則とチヒロが感じた恐怖心かな。あとは、そう考えると色々と腑に落ちる点も多いし」
「俺の……?」
「昨日、公園で会った時にゾワッと鳥肌が立ったんでしょ?」
「う、うん」
「チヒロ、鳥肌は……本能はね、嘘つかないよ」
「でも、トモヤ……昨日話した時は『大丈夫』って感じだったじゃんか」
「ごめんね。僕が嘘をついた」
トモヤは眉をハの字にして、俺に微笑む。
──君が僕の家に来た時、どんな顔してたか知ってる? 酷い顔をしていたよ。
そう言った後、トモヤは一つ一つ説明してくれた。
もちろん、全てが分かっている訳では無い。
雪森さんがどうやって、俺がチロだと分かったのか、チヒロと知っているのかなど、謎も多い。
分からない『点』は『点』のまま。
点と点を繋いで『線』になる部分は、『線』にして、未だに混乱している俺に教えてくれた。
「避難先……つーか、それはトモヤの家じゃダメなのか?」
「僕もそうしたいのは、やまやまなんだけど……相手がチヒロの行動をどこまで追ってるのか、分からないからね」
俺が何度もトモヤの家に行ってるので、後をつけ、相手も把握している可能性があること。
レンの家ならばセキュリティも高く、俺がレンの家に行った時の手段が、電車じゃなく車だったこともあり、相手が把握している可能性が低いことを語った。
「チヒロの身の安全を考えたら、僕の家よりもレンの家のほうが良いんだ。あ、ちなみに、レンにはもう話を通してあるから、迷惑になるかも~とか、そういう心配は要らないよ」
「!? そんなの、いつ……」
「ふふふ。秘密。あーあ! 僕がもうちょっとセキュリティの高いマンションに住んでたら、レンなんかに頼まなくても良かったのにな~」
トモヤは、ぬるくなったコーヒーに口を付ける。
「ひとまず、家の鍵は交換した方がいいだろうね。その間だけでも、僕としてはレンの家にいて欲しいかな」
マンションの管理会社に電話して、日程の調整が必要になる。
引っ越しはハードルが高いが、鍵ならばすぐ対応出来そうだ。
(俺がいない間に、他人が……雪森さんが、『コウヅキ』が家に入った)
ぶるりと震えそうになったが、目の前にいるトモヤを見て、俺は一人じゃないことに安心する。
(あ。でも、今……家の中に入ってきたら、どうしよう)
玄関のドアガードをかける習慣はない。俺はいつも鍵を閉めるだけだ。
慌てて立ち上がり、玄関に行こうとする俺に、トモヤは「僕がやっといたよ」と答えた。
「……さすが、トモヤ」
「まぁね。チヒロのサポートは僕の役目だから」
レンもトモヤも……イケメンっていうのは、こうも対応がスマートなのか?
何をしたらそうなる?
俺は床に転がって、うつ伏せになった。
「チヒロ? どうしたの?」
「圧倒的なイケメンパワーにひれ伏してんの」
「何それ、イケメン関係あるの?」
「あるある。俺が女の子だったら、惚れてるわー。いやー男でも惚れるわー」
「あはは、ほんと? 惚れてもいいよ」
トモヤがコーヒーを飲み終えると、自分のカップとテーブルに置いてある俺のカップを持って、キッチンへと持っていく。
「チヒロ~冷蔵庫見せてもらってもいい?」
俺が「いいよ」と言うと、トモヤは冷蔵庫を開けて、開封済のペットボトルをキッチンでひっくり返し始めた。
「なんで捨ててんの!?」
「理由は聞かない方がいいと思うけど……色々」
「いろいろ……」
色々ってなに?
怖いもの見たさに聞きたいような……聞かない方が幸せなような……。
「聞く?」
「やめとく……」
俺の家に入るや否や、部屋中をチェックしたり、冷蔵庫チェックしたり、本能は嘘つかないと言ったり……トモヤ自身、ストーカーされた経験あるって言ってたけど、過去に一体なにがあったんだろう?
き……気になる。
チラリとトモヤを見れば、ニッコリ笑って俺を見た。
その笑顔は『聞かない方が身のためだよ』と言っている。
(……聞いたら、夜寝れなくなったりして)
怪談話よりもヤバそうな予感がして、両手で二の腕をさすった。
トモヤ指導のもと、レンの家に持っていく荷物の選別を行っていく。
貴重品、部屋着類など。ヘッドギアとリストも忘れずに。
とんでもないことを聞かされた後なのに、必要以上に沈み込むことなく、メンタルを保てているのは、トモヤがいてくれるおかげだろう。
本当にありがたかった。
***
<月曜日 2:16>
暗闇の中で、はっと目が覚める。
額には大粒の汗が浮かんでいた。
「あ……夢か……」
つうっと額の汗が鼻のほうへと垂れてきた。その汗を拭おうとして、俺は腕が動かないことに気付く。
いつの間にか、トモヤが俺のことを後ろから抱きしめたまま寝ている。
そっとトモヤの手を動かし、俺は布団から抜け出した。
洗面所でタオルを取り、額と首の汗を拭う。
キッチンで未開封のミネラルウォーターのペットボトルを開けて、水を飲んだ。
「……さむっ」
汗が冷えて、急に寒さを感じる。
俺は布団へと戻った。
(あったけー……)
そういえば、目覚ましかけ忘れていたな……と思いだし、枕元に置いていたスマホを手に取る。
目覚ましのアラーム設定をやっていると、背後から声をかけられた。
「……チヒロ……なに……やってんの」
「あ。ごめん。起こした? 目覚ましかけ忘れちゃってて」
「……そう……」
寝ぼけたトモヤが俺のお腹に手をまわし、ぎゅーぎゅーと抱きしめてくる。
俺は、抱き枕では、ありません。
抗議しようにも、背中では、もう既にすーすーと小さな寝息が聞こえている。
設定を終えた俺はスマホを枕元に戻す。
背中とお腹から、じわじわと人肌の熱が伝わってくる。
その温かさに俺もウトウトし始め、自然と瞼が落ち、ストンと寝てしまった。
<月曜日 7:15>
玄関の鍵を閉める前に、トモヤがドアの隙間に小さな紙切れを挟み込んだ。
「昨日は証拠が無かったからね」と言っている。
俺が次に玄関を開けるまでの間、この紙が挟まったままなら、その間は誰も家に入っていないということらしい。はぁ~なるほど。
最寄りの駅まで一緒に歩き、電車に乗る。途中まで同じ路線だ。
「あ。俺、次降りるわ。じゃーな、トモヤ」
「うん。いってらっしゃい」
トモヤが笑顔で小さく手を振る。
周りにいた女子高生がキャーキャーと声を上げていた。
俺がホームへ降り、電車が動き出すと、トモヤの優しい笑顔は一変して、氷のような冷たい顔になる。
(将を射んと欲すれば、先ず馬を射よ……ゲームでは、レンをターゲットにしたみたいだけど、現実世界では僕に……来るかな? 接触してくれた方が、忠告しやすいんだけど……ね?)
ぞっとするほど冷たい表情に、周囲からヒッという声が聞こえてきた。
トモヤの目の前のシートに座っているおじさんは、膝が小刻みに震えている。
「……チヒロに何かしたら、許さない。ほんっと困るんだよねぇ……ただただ、押しつけるだけのクソオナニストが!」
唐突な提案に、俺はパチパチと瞬きを繰り返した。
「レンの家……? なに? なんで??」
突然すぎて意味が分からない。
戸惑う俺の目を、トモヤの強い瞳が捕えて離さなかった。
「昨日はチヒロを必要以上に不安にさせたくなくて、あえて話題にしなかったけど、そうも言ってられ無さそうだから、言わせてもらうね」
「……うん」
「たぶん高い確率で、この家の中にチヒロ以外の他人が入ってると思う」
「……え……?」
「相手は君が言ってた『雪森』さん。そして、きっとその人は『コウヅキ』だ」
「ちょ……と、待って……えぇ?」
確かに、雪森さんなら俺の本名は知っている。
自分で名乗ったからな。
でも、公園で会ってる時にDFOの話なんて、一つもしてない。
何なら、出会いだって『コウヅキ』と会うよりもっと前だ。
何故、二人がイコールになるんだ? さっぱり分からない。
「……トモヤは……なんで、そう思ったの」
「経験則とチヒロが感じた恐怖心かな。あとは、そう考えると色々と腑に落ちる点も多いし」
「俺の……?」
「昨日、公園で会った時にゾワッと鳥肌が立ったんでしょ?」
「う、うん」
「チヒロ、鳥肌は……本能はね、嘘つかないよ」
「でも、トモヤ……昨日話した時は『大丈夫』って感じだったじゃんか」
「ごめんね。僕が嘘をついた」
トモヤは眉をハの字にして、俺に微笑む。
──君が僕の家に来た時、どんな顔してたか知ってる? 酷い顔をしていたよ。
そう言った後、トモヤは一つ一つ説明してくれた。
もちろん、全てが分かっている訳では無い。
雪森さんがどうやって、俺がチロだと分かったのか、チヒロと知っているのかなど、謎も多い。
分からない『点』は『点』のまま。
点と点を繋いで『線』になる部分は、『線』にして、未だに混乱している俺に教えてくれた。
「避難先……つーか、それはトモヤの家じゃダメなのか?」
「僕もそうしたいのは、やまやまなんだけど……相手がチヒロの行動をどこまで追ってるのか、分からないからね」
俺が何度もトモヤの家に行ってるので、後をつけ、相手も把握している可能性があること。
レンの家ならばセキュリティも高く、俺がレンの家に行った時の手段が、電車じゃなく車だったこともあり、相手が把握している可能性が低いことを語った。
「チヒロの身の安全を考えたら、僕の家よりもレンの家のほうが良いんだ。あ、ちなみに、レンにはもう話を通してあるから、迷惑になるかも~とか、そういう心配は要らないよ」
「!? そんなの、いつ……」
「ふふふ。秘密。あーあ! 僕がもうちょっとセキュリティの高いマンションに住んでたら、レンなんかに頼まなくても良かったのにな~」
トモヤは、ぬるくなったコーヒーに口を付ける。
「ひとまず、家の鍵は交換した方がいいだろうね。その間だけでも、僕としてはレンの家にいて欲しいかな」
マンションの管理会社に電話して、日程の調整が必要になる。
引っ越しはハードルが高いが、鍵ならばすぐ対応出来そうだ。
(俺がいない間に、他人が……雪森さんが、『コウヅキ』が家に入った)
ぶるりと震えそうになったが、目の前にいるトモヤを見て、俺は一人じゃないことに安心する。
(あ。でも、今……家の中に入ってきたら、どうしよう)
玄関のドアガードをかける習慣はない。俺はいつも鍵を閉めるだけだ。
慌てて立ち上がり、玄関に行こうとする俺に、トモヤは「僕がやっといたよ」と答えた。
「……さすが、トモヤ」
「まぁね。チヒロのサポートは僕の役目だから」
レンもトモヤも……イケメンっていうのは、こうも対応がスマートなのか?
何をしたらそうなる?
俺は床に転がって、うつ伏せになった。
「チヒロ? どうしたの?」
「圧倒的なイケメンパワーにひれ伏してんの」
「何それ、イケメン関係あるの?」
「あるある。俺が女の子だったら、惚れてるわー。いやー男でも惚れるわー」
「あはは、ほんと? 惚れてもいいよ」
トモヤがコーヒーを飲み終えると、自分のカップとテーブルに置いてある俺のカップを持って、キッチンへと持っていく。
「チヒロ~冷蔵庫見せてもらってもいい?」
俺が「いいよ」と言うと、トモヤは冷蔵庫を開けて、開封済のペットボトルをキッチンでひっくり返し始めた。
「なんで捨ててんの!?」
「理由は聞かない方がいいと思うけど……色々」
「いろいろ……」
色々ってなに?
怖いもの見たさに聞きたいような……聞かない方が幸せなような……。
「聞く?」
「やめとく……」
俺の家に入るや否や、部屋中をチェックしたり、冷蔵庫チェックしたり、本能は嘘つかないと言ったり……トモヤ自身、ストーカーされた経験あるって言ってたけど、過去に一体なにがあったんだろう?
き……気になる。
チラリとトモヤを見れば、ニッコリ笑って俺を見た。
その笑顔は『聞かない方が身のためだよ』と言っている。
(……聞いたら、夜寝れなくなったりして)
怪談話よりもヤバそうな予感がして、両手で二の腕をさすった。
トモヤ指導のもと、レンの家に持っていく荷物の選別を行っていく。
貴重品、部屋着類など。ヘッドギアとリストも忘れずに。
とんでもないことを聞かされた後なのに、必要以上に沈み込むことなく、メンタルを保てているのは、トモヤがいてくれるおかげだろう。
本当にありがたかった。
***
<月曜日 2:16>
暗闇の中で、はっと目が覚める。
額には大粒の汗が浮かんでいた。
「あ……夢か……」
つうっと額の汗が鼻のほうへと垂れてきた。その汗を拭おうとして、俺は腕が動かないことに気付く。
いつの間にか、トモヤが俺のことを後ろから抱きしめたまま寝ている。
そっとトモヤの手を動かし、俺は布団から抜け出した。
洗面所でタオルを取り、額と首の汗を拭う。
キッチンで未開封のミネラルウォーターのペットボトルを開けて、水を飲んだ。
「……さむっ」
汗が冷えて、急に寒さを感じる。
俺は布団へと戻った。
(あったけー……)
そういえば、目覚ましかけ忘れていたな……と思いだし、枕元に置いていたスマホを手に取る。
目覚ましのアラーム設定をやっていると、背後から声をかけられた。
「……チヒロ……なに……やってんの」
「あ。ごめん。起こした? 目覚ましかけ忘れちゃってて」
「……そう……」
寝ぼけたトモヤが俺のお腹に手をまわし、ぎゅーぎゅーと抱きしめてくる。
俺は、抱き枕では、ありません。
抗議しようにも、背中では、もう既にすーすーと小さな寝息が聞こえている。
設定を終えた俺はスマホを枕元に戻す。
背中とお腹から、じわじわと人肌の熱が伝わってくる。
その温かさに俺もウトウトし始め、自然と瞼が落ち、ストンと寝てしまった。
<月曜日 7:15>
玄関の鍵を閉める前に、トモヤがドアの隙間に小さな紙切れを挟み込んだ。
「昨日は証拠が無かったからね」と言っている。
俺が次に玄関を開けるまでの間、この紙が挟まったままなら、その間は誰も家に入っていないということらしい。はぁ~なるほど。
最寄りの駅まで一緒に歩き、電車に乗る。途中まで同じ路線だ。
「あ。俺、次降りるわ。じゃーな、トモヤ」
「うん。いってらっしゃい」
トモヤが笑顔で小さく手を振る。
周りにいた女子高生がキャーキャーと声を上げていた。
俺がホームへ降り、電車が動き出すと、トモヤの優しい笑顔は一変して、氷のような冷たい顔になる。
(将を射んと欲すれば、先ず馬を射よ……ゲームでは、レンをターゲットにしたみたいだけど、現実世界では僕に……来るかな? 接触してくれた方が、忠告しやすいんだけど……ね?)
ぞっとするほど冷たい表情に、周囲からヒッという声が聞こえてきた。
トモヤの目の前のシートに座っているおじさんは、膝が小刻みに震えている。
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