60 / 143
60 俺の姫プレイと不快感
しおりを挟む
<金曜日 19:25>
「ただいまー」
誰もいない部屋だけど、つい癖で言ってしまう。
帰宅してすぐ、着替えを取り、俺は風呂場へ向かった。
脱いだ服を洗濯機へ放り込むと、また微かなニオイが辺りを漂う。
「んー……」
すんすんと鼻を鳴らす。
ほんのり……何となく、生臭いような……男なら身に覚えのあるニオイ。
(シコティッシュの捨て忘れ……じゃないよなぁ? 昨日は、してねーし)
アイツは、放置すると怪物へと変化する。
あの悪臭は、もはやテロと言っていい。
自分の体内から出てくるくせに、ちょっとでもその存在を忘れようものなら、最大ダメージを与えてくる。
キョロキョロとそれらしき物が落ちていないか探すが、見当たらない。
ニオイも雲隠れしてしまった。
(…………とりあえず、風呂入るか)
探すことを諦めて、俺は風呂を済ませる。
そして夕飯を食べて、ゲームにログイン。
この日も、俺は小さな違和感をそのままにして寝た。
***
<土曜日 8:22>
週末のルーティン。
いつもの公園までひとっ走り。
公園に到着すると、チーちゃんと雪森さんがいる。
「おはようございます~! あれ? 雪森さん、もしかして……その靴」
「おはようございます! 上月さん。実は……買っちゃいました」
俺と同じジャージを着た雪森さんが、
俺と同じ靴を履いて、目の前にいる。
先日と同じように、少し照れた顔で、頬をぽりぽり搔いていた。
(なんか、ちょっと……)
モヤッとしたものが湧き出てくる。
自意識過剰かもしれないが、もしかして……真似されてるのか?
でも、本当に気に入って、買ったのかもしれないしなぁ……。
ゲーム内で既に『コウヅキ』というプレイヤーに、『俺』は真似されている。
またなのか? と灰色がかったモヤモヤが、胸の辺りでゆらりと揺れた。
「チーちゃん、よしよーし!」
もふもふワンコを撫でて、この気持ちを吹き飛ばそう。
わしゃわしゃと撫でていると、首筋をチリチリと焦がすような視線を感じた。
俺はこっそりと雪森さんを盗み見る。
──熱を帯びた、獲物を狙う獰猛なオスの目。
ゾクリと背中に緊張が走る。
(……この目は、見たことある)
俺を犯そうとした奴と同じ目だ。
体を這いずり回ったゴツゴツとした手と、生温かい息、ぬめった舌が蘇る。
小さく震えそうな足に力を入れて、よいしょと俺は立ち上がった。
悟られないように、ニコリと笑って、挨拶をする。
「今日はちょっと用事あるんで、そろそろ行きます。チーちゃん、またね」
**
「はぁっ、はぁっ……はぁっ……」
走って帰ってきた俺は、玄関の鍵をガチャンと閉めると、そのままズルズルとしゃがみ込んだ。
首に纏わりつく不快感が取れない。
ジャージの袖を伸ばして、首をゴシゴシと擦る。
強くやりすぎたようで、ヒリヒリとした痛みが全体に広がった。
「……今週もトモヤの家に……泊まらせてもらおうかな」
一人でいたくないと思った俺は、ポケットに入れていたスマホを取り出し、電話をかける。
『もしもし?』
「トモヤ、俺。なぁ……今日、そっち泊まっていい?」
『いいけど……どうしたの。何かあった?』
俺の声色に元気がないと気付いたのか、トモヤが心配そうに声をかける。
「何かっつーか……うーん。こうモヤモヤするって言うか……分かんねぇ。とりあえず、そっち行ったときに話を聞いてもらっていい?」
『分かった。僕、そっちまで迎えに行こうか?』
「ふはっ! 心配しすぎ。大丈夫! あ。ちなみに今日のご予定は?」
『何もないよ。いつでもどうぞ』
「じゃー……お言葉に甘えて。準備したらそっち行くわ」
『オッケー。手ぶらでいいからね。飲み物とかもいらないよ」
「へーい。じゃ、また後でな」
通話を切って立ち上がり、よしっと気合いを入れた。
汗を流すために、風呂場へ行く。
シャワーの水が、首に当たるとピリピリ染みた。
デイバッグに必要なものを詰めたら、すぐに家を出る。
早くトモヤの元へ行きたかった。
***
<土曜日 10:41>
ピンポーン、と呼び鈴を鳴らす。
「いらっしゃい」
トモヤが玄関のドアを開け、俺を出迎えてくれた。
優しい笑顔にホッとする。
シャワーを浴びても取れなかった不快感が、ようやく消えた気がした。
トモヤがコーヒーを淹れて持ってくる。
コトリとマグカップをテーブルに置くと、「それで?」と口を開いた。
「早速だけど、何があったのか聞いていい?」
「……うん」
本当に小さなことだと前置きして、俺はここ何度か感じた違和感をトモヤに話した。
「タバコ……? 部屋の中でニオイがしたの?」
「一瞬だけな。俺は吸わないから、お隣さんかなぁと思ったんだけど」
「他には? タバコだけ? 香水だとか、何か気付いたことある?」
「えっと……」
言いづらい。
ザーメン臭とか言いづらい。どうしよう。
それまでトモヤの顔を見ていた俺の目が、キョロキョロと泳いで、部屋の片隅へと移動する。
「……うん。何となく……分かった」
「えっ!? なにが!?」
「あとは? それだけじゃないから、ここに来たんでしょ?」
「うぐ。さすがトモヤ様……」
俺のこと、よく分かってらっしゃる。
「前にトモヤとゲームデートした時あったじゃん。あの時にさ、公園で出会いがあったって言ったじゃんか」
「……ああ。ワンちゃんだっけ?」
「その飼い主の人なんだけどさ……」
俺と同じ服を着てくるようになったこと、今日は靴も同じだったこと。
あと、俺を見る目がなんとなく怖かったことを伝えた。
「た……ただの、自意識過剰なだけ、かもしれないんだけど……さ。はは……」
トモヤの顔を正面から見れない。
俺は俯いて、自分の足を見ながら喋った。
(大丈夫だよ。気のせいだよって、言ってくれないかな)
ソワソワと落ち着かない俺は、お腹の辺りの服をギュッと掴む。
「そうだねぇ……チヒロの言う通り、もしかしたら、本当に気に入っただけ……かもしれないね」
「そ、そうだよな。俺の気のせいだよな?」
トモヤの反応を見る限り、そんなに警戒する必要も……ない?
やっぱりそうか、良かった。
アバターレイプ未遂があった後だし、ちょっと俺が過剰に反応しちゃっただけかな。
俺は小さく「ほっ」と息を吐いて、テーブルに顔を突っ伏した。
「チヒロ、その首どうしたの? 真っ赤だけど」
「これは、えっと、擦りすぎちゃって」
「クリームは塗った?」
「……持ってないので、塗ってないデス」
仕方ないなぁとトモヤが洗面所へ行き、クリームを取ってくる。
「塗ってあげるから、首こっち向けて」
「……はい」
なめらかな指先が、俺の首筋を撫でる。
うううううう……くすぐったい。
俺は口を一文字にして耐えた。
これ、前にレンのとこでもやったヤツだ……!
「はい。おしまい」
「ありが、とう」
ポンポンと背中を叩かれ、俺は涙目になりながら、お礼を言った。
「ねぇ……チヒロ。僕ちょっと買い物してくるから、その間、この前の氷竜討伐動画でも見てる?」
「買い物なら、俺も一緒に行こうか?」
「すぐそこだし、大丈夫」
「じゃあ、見てる!」
トモヤはパソコンを立ち上げると、一番大きなモニターに動画を表示させた。
俺はゲーミングチェアに座り、マウスを操作する。
「行ってくる」と言うトモヤに「いてらー」と声をかけて、俺は動画に集中した。
ガチャン──と、玄関の鍵をしっかりかける。
トモヤはマンションの階段を下りながら、ポケットに入れていたスマホを取り出した。
メッセージを打つ親指をピタリと止め、通話ボタンに切り替える。
プルルル……と何度も、向こう側の電話を揺らした。
『……もしもし』
尾てい骨直下型の低い声が響く。
少し不機嫌そうなのは、寝起きなのだろうか?
そんなことはお構いなしに、トモヤは話しかける。
「レン。僕、トモヤだけど。ちょっと、チヒロの事で話したいことがあるんだ。今、時間取れるかな?」
硬い声色。
疑問形のはずなのに『イエス』以外の言葉は聞かないと、その声色が言っている。
『──どうした。何かあったんだな?』
「ただいまー」
誰もいない部屋だけど、つい癖で言ってしまう。
帰宅してすぐ、着替えを取り、俺は風呂場へ向かった。
脱いだ服を洗濯機へ放り込むと、また微かなニオイが辺りを漂う。
「んー……」
すんすんと鼻を鳴らす。
ほんのり……何となく、生臭いような……男なら身に覚えのあるニオイ。
(シコティッシュの捨て忘れ……じゃないよなぁ? 昨日は、してねーし)
アイツは、放置すると怪物へと変化する。
あの悪臭は、もはやテロと言っていい。
自分の体内から出てくるくせに、ちょっとでもその存在を忘れようものなら、最大ダメージを与えてくる。
キョロキョロとそれらしき物が落ちていないか探すが、見当たらない。
ニオイも雲隠れしてしまった。
(…………とりあえず、風呂入るか)
探すことを諦めて、俺は風呂を済ませる。
そして夕飯を食べて、ゲームにログイン。
この日も、俺は小さな違和感をそのままにして寝た。
***
<土曜日 8:22>
週末のルーティン。
いつもの公園までひとっ走り。
公園に到着すると、チーちゃんと雪森さんがいる。
「おはようございます~! あれ? 雪森さん、もしかして……その靴」
「おはようございます! 上月さん。実は……買っちゃいました」
俺と同じジャージを着た雪森さんが、
俺と同じ靴を履いて、目の前にいる。
先日と同じように、少し照れた顔で、頬をぽりぽり搔いていた。
(なんか、ちょっと……)
モヤッとしたものが湧き出てくる。
自意識過剰かもしれないが、もしかして……真似されてるのか?
でも、本当に気に入って、買ったのかもしれないしなぁ……。
ゲーム内で既に『コウヅキ』というプレイヤーに、『俺』は真似されている。
またなのか? と灰色がかったモヤモヤが、胸の辺りでゆらりと揺れた。
「チーちゃん、よしよーし!」
もふもふワンコを撫でて、この気持ちを吹き飛ばそう。
わしゃわしゃと撫でていると、首筋をチリチリと焦がすような視線を感じた。
俺はこっそりと雪森さんを盗み見る。
──熱を帯びた、獲物を狙う獰猛なオスの目。
ゾクリと背中に緊張が走る。
(……この目は、見たことある)
俺を犯そうとした奴と同じ目だ。
体を這いずり回ったゴツゴツとした手と、生温かい息、ぬめった舌が蘇る。
小さく震えそうな足に力を入れて、よいしょと俺は立ち上がった。
悟られないように、ニコリと笑って、挨拶をする。
「今日はちょっと用事あるんで、そろそろ行きます。チーちゃん、またね」
**
「はぁっ、はぁっ……はぁっ……」
走って帰ってきた俺は、玄関の鍵をガチャンと閉めると、そのままズルズルとしゃがみ込んだ。
首に纏わりつく不快感が取れない。
ジャージの袖を伸ばして、首をゴシゴシと擦る。
強くやりすぎたようで、ヒリヒリとした痛みが全体に広がった。
「……今週もトモヤの家に……泊まらせてもらおうかな」
一人でいたくないと思った俺は、ポケットに入れていたスマホを取り出し、電話をかける。
『もしもし?』
「トモヤ、俺。なぁ……今日、そっち泊まっていい?」
『いいけど……どうしたの。何かあった?』
俺の声色に元気がないと気付いたのか、トモヤが心配そうに声をかける。
「何かっつーか……うーん。こうモヤモヤするって言うか……分かんねぇ。とりあえず、そっち行ったときに話を聞いてもらっていい?」
『分かった。僕、そっちまで迎えに行こうか?』
「ふはっ! 心配しすぎ。大丈夫! あ。ちなみに今日のご予定は?」
『何もないよ。いつでもどうぞ』
「じゃー……お言葉に甘えて。準備したらそっち行くわ」
『オッケー。手ぶらでいいからね。飲み物とかもいらないよ」
「へーい。じゃ、また後でな」
通話を切って立ち上がり、よしっと気合いを入れた。
汗を流すために、風呂場へ行く。
シャワーの水が、首に当たるとピリピリ染みた。
デイバッグに必要なものを詰めたら、すぐに家を出る。
早くトモヤの元へ行きたかった。
***
<土曜日 10:41>
ピンポーン、と呼び鈴を鳴らす。
「いらっしゃい」
トモヤが玄関のドアを開け、俺を出迎えてくれた。
優しい笑顔にホッとする。
シャワーを浴びても取れなかった不快感が、ようやく消えた気がした。
トモヤがコーヒーを淹れて持ってくる。
コトリとマグカップをテーブルに置くと、「それで?」と口を開いた。
「早速だけど、何があったのか聞いていい?」
「……うん」
本当に小さなことだと前置きして、俺はここ何度か感じた違和感をトモヤに話した。
「タバコ……? 部屋の中でニオイがしたの?」
「一瞬だけな。俺は吸わないから、お隣さんかなぁと思ったんだけど」
「他には? タバコだけ? 香水だとか、何か気付いたことある?」
「えっと……」
言いづらい。
ザーメン臭とか言いづらい。どうしよう。
それまでトモヤの顔を見ていた俺の目が、キョロキョロと泳いで、部屋の片隅へと移動する。
「……うん。何となく……分かった」
「えっ!? なにが!?」
「あとは? それだけじゃないから、ここに来たんでしょ?」
「うぐ。さすがトモヤ様……」
俺のこと、よく分かってらっしゃる。
「前にトモヤとゲームデートした時あったじゃん。あの時にさ、公園で出会いがあったって言ったじゃんか」
「……ああ。ワンちゃんだっけ?」
「その飼い主の人なんだけどさ……」
俺と同じ服を着てくるようになったこと、今日は靴も同じだったこと。
あと、俺を見る目がなんとなく怖かったことを伝えた。
「た……ただの、自意識過剰なだけ、かもしれないんだけど……さ。はは……」
トモヤの顔を正面から見れない。
俺は俯いて、自分の足を見ながら喋った。
(大丈夫だよ。気のせいだよって、言ってくれないかな)
ソワソワと落ち着かない俺は、お腹の辺りの服をギュッと掴む。
「そうだねぇ……チヒロの言う通り、もしかしたら、本当に気に入っただけ……かもしれないね」
「そ、そうだよな。俺の気のせいだよな?」
トモヤの反応を見る限り、そんなに警戒する必要も……ない?
やっぱりそうか、良かった。
アバターレイプ未遂があった後だし、ちょっと俺が過剰に反応しちゃっただけかな。
俺は小さく「ほっ」と息を吐いて、テーブルに顔を突っ伏した。
「チヒロ、その首どうしたの? 真っ赤だけど」
「これは、えっと、擦りすぎちゃって」
「クリームは塗った?」
「……持ってないので、塗ってないデス」
仕方ないなぁとトモヤが洗面所へ行き、クリームを取ってくる。
「塗ってあげるから、首こっち向けて」
「……はい」
なめらかな指先が、俺の首筋を撫でる。
うううううう……くすぐったい。
俺は口を一文字にして耐えた。
これ、前にレンのとこでもやったヤツだ……!
「はい。おしまい」
「ありが、とう」
ポンポンと背中を叩かれ、俺は涙目になりながら、お礼を言った。
「ねぇ……チヒロ。僕ちょっと買い物してくるから、その間、この前の氷竜討伐動画でも見てる?」
「買い物なら、俺も一緒に行こうか?」
「すぐそこだし、大丈夫」
「じゃあ、見てる!」
トモヤはパソコンを立ち上げると、一番大きなモニターに動画を表示させた。
俺はゲーミングチェアに座り、マウスを操作する。
「行ってくる」と言うトモヤに「いてらー」と声をかけて、俺は動画に集中した。
ガチャン──と、玄関の鍵をしっかりかける。
トモヤはマンションの階段を下りながら、ポケットに入れていたスマホを取り出した。
メッセージを打つ親指をピタリと止め、通話ボタンに切り替える。
プルルル……と何度も、向こう側の電話を揺らした。
『……もしもし』
尾てい骨直下型の低い声が響く。
少し不機嫌そうなのは、寝起きなのだろうか?
そんなことはお構いなしに、トモヤは話しかける。
「レン。僕、トモヤだけど。ちょっと、チヒロの事で話したいことがあるんだ。今、時間取れるかな?」
硬い声色。
疑問形のはずなのに『イエス』以外の言葉は聞かないと、その声色が言っている。
『──どうした。何かあったんだな?』
253
お気に入りに追加
533
あなたにおすすめの小説
親友だと思ってた完璧幼馴染に執着されて監禁される平凡男子俺
toki
BL
エリート執着美形×平凡リーマン(幼馴染)
※監禁、無理矢理の要素があります。また、軽度ですが性的描写があります。
pixivでも同タイトルで投稿しています。
https://www.pixiv.net/users/3179376
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/98346398
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
勇者の股間触ったらエライことになった
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
勇者さんが町にやってきた。
町の人は道の両脇で壁を作って、通り過ぎる勇者さんに手を振っていた。
オレは何となく勇者さんの股間を触ってみたんだけど、なんかヤバイことになっちゃったみたい。
継母から虐待されて死ぬ兄弟の兄に転生したから継母退治するぜ!
ミクリ21 (新)
BL
継母から虐待されて死ぬ兄弟の兄に転生したダンテ(8)。
弟のセディ(6)と生存のために、正体が悪い魔女の継母退治をする。
後にBLに発展します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる