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甘くて苦いビターチョコのように
#2
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そんな私の子供みたいな声を聞いた副社長は、何故か一瞬だけ寂しげな表情を覗かせたかと思えば、すぐに優しい極上の微笑みを浮かべていて。
「あぁ、分かった。美菜のお望み通り、たっぷりと可愛がってやる。他のことなんて考えられないくらいに、たーっぷりとな」
ワザとらしく、意味ありげにたーっぷりと含みを持たせるようにそう言うと。
今度は悪戯っぽい微笑みをお見舞いされてしまい、あらぬ妄想を頭の中に浮かべてしまった私は、またまた真っ赤にさせられてしまって。
再び、余裕をなくしてアワアワしだした私のことを副社長は満足そうに眺めると、ヒョイッと姫抱きにして今度こそ寝室へと向けて颯爽と歩き始めたのだった。
けれど、往生際の悪いおバカな私は、
「汗、かいちゃったんで、シャワー……浴びたいです」
なーんて、後先考えずにそんなことを口にしてしまい。
「あぁ、分かった。じゃぁ一緒にシャワー浴びて、隅から隅まで隈《くま》なく丁寧に洗ってやるから安心しろ」
――な、何を安心しろというんですか?
――全くもって、安心なんてできないんですけど。
――けど、恥ずかしすぎて、もう何も突っ込めません。
益々上機嫌になっていく副社長の腕の中で、真っ赤になって身を捩り悶えていたことはここに詳しく書くまでもないだろう。
***
そんなこんなで現在。
可哀想な私は、バスルームに到着するやいなや、毎度の如くなにやら可笑しなスイッテがオンになってしまっている副社長によって身包《みぐる》みを剥がされて、お言葉通りたっぷりと可愛がって頂いているのだが……。
「美菜、逃げるな。逃げるとお預けだぞ?」
湯船にゆったりと浸かっている副社長の膝の上に、当たり前のように跨るようにして乗せられている私は、バスタブの渕に両手を伸ばして掴まりながら、与えられる羞恥と愉悦に悶えているのだった。
麗しい副社長の熱い唇と舌では、胸の尖りを左右交互にわざとらしく焦らすようにして執拗に愛撫されていて。
なおかつ、副社長の片方の手ではお尻を固定されて、もう片方の手の綺麗な長い指では、敏感になってしまっている熟れた蕾と泥濘《ぬかるみ》を絶え間なく刺激されてしまっている。
さっきから、敏感になってしまっているせいで、蕾や泥濘に触れられる度に腰が引けてしまうのを、意地悪と化してしまった副社長によって咎《とが》められているのだった。
さっきからこうやって、少しも余裕なんて与えてもらえないからーーもう、どうにかなってしまいそうだ。
「あぁ、分かった。美菜のお望み通り、たっぷりと可愛がってやる。他のことなんて考えられないくらいに、たーっぷりとな」
ワザとらしく、意味ありげにたーっぷりと含みを持たせるようにそう言うと。
今度は悪戯っぽい微笑みをお見舞いされてしまい、あらぬ妄想を頭の中に浮かべてしまった私は、またまた真っ赤にさせられてしまって。
再び、余裕をなくしてアワアワしだした私のことを副社長は満足そうに眺めると、ヒョイッと姫抱きにして今度こそ寝室へと向けて颯爽と歩き始めたのだった。
けれど、往生際の悪いおバカな私は、
「汗、かいちゃったんで、シャワー……浴びたいです」
なーんて、後先考えずにそんなことを口にしてしまい。
「あぁ、分かった。じゃぁ一緒にシャワー浴びて、隅から隅まで隈《くま》なく丁寧に洗ってやるから安心しろ」
――な、何を安心しろというんですか?
――全くもって、安心なんてできないんですけど。
――けど、恥ずかしすぎて、もう何も突っ込めません。
益々上機嫌になっていく副社長の腕の中で、真っ赤になって身を捩り悶えていたことはここに詳しく書くまでもないだろう。
***
そんなこんなで現在。
可哀想な私は、バスルームに到着するやいなや、毎度の如くなにやら可笑しなスイッテがオンになってしまっている副社長によって身包《みぐる》みを剥がされて、お言葉通りたっぷりと可愛がって頂いているのだが……。
「美菜、逃げるな。逃げるとお預けだぞ?」
湯船にゆったりと浸かっている副社長の膝の上に、当たり前のように跨るようにして乗せられている私は、バスタブの渕に両手を伸ばして掴まりながら、与えられる羞恥と愉悦に悶えているのだった。
麗しい副社長の熱い唇と舌では、胸の尖りを左右交互にわざとらしく焦らすようにして執拗に愛撫されていて。
なおかつ、副社長の片方の手ではお尻を固定されて、もう片方の手の綺麗な長い指では、敏感になってしまっている熟れた蕾と泥濘《ぬかるみ》を絶え間なく刺激されてしまっている。
さっきから、敏感になってしまっているせいで、蕾や泥濘に触れられる度に腰が引けてしまうのを、意地悪と化してしまった副社長によって咎《とが》められているのだった。
さっきからこうやって、少しも余裕なんて与えてもらえないからーーもう、どうにかなってしまいそうだ。
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