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ヤクザと激甘新婚生活⁉

ヤクザと激甘新婚生活⁉⑬

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 しばらく繰り広げられていた激しいキスが不意に途切れ、チュパッとキスを中断させた尊が間近から見つめ返してくる。

 キスを挟んだせいか、先ほどまでの興奮した様子は見受けられない。

 尊の濡れた唇と美桜の唇は銀糸で繋がりあっている。

 それがプツンと弾けるように途切れ、魔法が解けたように、美桜も我に返った。

 吐息のかかりそうな至近距離にある尊の唇はあたかも蜜が滴っているかのように、とても艶めいていて、色香が凄まじい。

 ドキドキと高鳴る鼓動が騒がしい。

 そこへ尊から意地の悪い声音が寄越された。

「自分から舌を絡めてくるなんて、えらく積極的だな。そんなに俺の子が産みたいか?」

 羞恥を煽られた美桜の全身が紅潮していく。

 だがここで羞恥に塗れていたのでは、尊の相手など務まらないだろうし、尊の気が変わらないという保証もない。

「……は、はい」
「だったら、俺のを自分で導いてみろ」

 ーーえっと、自分で導くってどういう……。って、ええ?

「ーーッ!?」

 思考を逡巡させるまでもなく、しとどに濡れた蜜口に欲の塊をグリグリと押しつけられれば嫌でも察しがついた。

 また達したばかりのせいか、ぬちゅぬちゅと、水音を立てながらヒクヒクとひくつく感触がなんとも卑猥で恥ずかしい。

 ーーでもやれと言われればやるしかない。

「……はい」

 恐る恐る尊の裸体へと視線をやり、ゆっくり逡巡させてみる。

 肩口には幾度として目にしてきた美しくも雄々しい龍の顔が描かれており、程よく筋肉のついた逞しい胸板、割れた腹筋に引き締まったウエストから続く鼠径部にかけてのラインがなんともセクシーで艶めかしい。

 そこから下はなるべく見ないように注意しながら、ゆっくりと慎重に手を伸ばす。

 ゴクリと無意識に喉を鳴らした美桜がいよいよ尊自身を掴もうとした瞬間。尊によって手首を捉えられ手の甲にチュッと口づけられた。

「もういい、お前の覚悟はよくわかった。後のことはすべて俺に任せろ。お前はなにもしなくていい。いいな?」

 どうやら美桜の覚悟がどれほどのものかを見定めていたらしい。

 ーーでも、どこからだろう。私の言葉を聞いてから? だとしたら、興奮し我を忘れたように見えていたのもお芝居だったのかな。

 そんなことを思案している間にも、尊から「ん?」と焦れた声がかかり、「あっ、はい」慌てて返した美桜の両脚を大胆に押し開いた尊が蜜口に口づけてくる。

「ひゃっ!」

 思わずあられもない声を放って腰を大きく跳ね上げた美桜の隙を狙ったように、尊が股ぐらへと身体を割り込ませた。

 そうして美桜がそのことに気づいたときには、蜜口に大きく怒張した欲望の先端が宛がわれており、ぬちゃぬちゃといやらしい水音を響かせる。

 尊はそそり立った雄竿の根元に手を添わせ、先端の括れを蜜に覆われた秘唇の上で往き来させはじめた。

「よく見て覚えておけ。お前は今から俺だけのものだ」

 同時に甘い命令を下してすぐ、ズブズブと切っ先を押し進めてくる。

「ひゃぁん、あっ、ああぁん」

 時間をかけてたっぷりと解されていたからだろうか。

 焼け付くような熱は感じるが、麻痺したように痺れているせいか痛みは感じられない。

 存在感を鼓舞するように大きく怒張した雄芯を愛蜜で満たされた蜜壺が包み込むようにして、難なく飲み込んでゆく。

 尊自身を受け入れた瞬間、雷のような強い快感に身体を貫かれた美桜は呆気なく達していた。
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