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ヤクザと激甘新婚生活⁉
ヤクザと激甘新婚生活⁉⑩
しおりを挟むまだ入浴もすんではいない、不浄でしかない場所だ。
そんな場所に、愛おしい相手であり夫になったばかりの尊が舌を這わせている。
恥ずかしくてどうしようもない。今にも頭がおかしくなってしまいそうだ。
この上ないほどの羞恥と脳天を突き抜けるような快感に苛まれてしまった美桜は、真っ赤になってのたうちまわるように身を捩り、乱れた呼吸の合間にあられもない嬌声を響かせる。
「はぁ、んあぅ、やぁあん……っ」
だというのに、尊はなんの躊躇もなく舌を這わせ、蜜口から溢れくるとろりとした愛蜜を甘い蜂蜜でも味わうかのような舌遣いでペロペロと丁寧に搦め捕り舐めあげていく。
その都度その都度、しとどに濡れた花芽や蜜孔には、滾るように熱くにゅるりとした尊の肉厚な舌が忙しなく蠢く感触が甘やかな痺れとともに伝わってくる。
尊の舌に触れられているところが滾るように熱くなって、蕩けてでもいるかのよう。
その熱と甘やかな痺れがまだ知らぬその先への期待感とないまぜになり、身体の深部に蓄積されて徐々に徐々に膨れ上がっていく。
美桜の羞恥が欲望に傾きかけたその頃合いを狙ったかのように、突如、尊の舌の動きがピタリと止まった。
ガッカリしたようなホッとするような、なんとも形容しがたい複雑な心境だ。
だがそれも一瞬のことで、今度はじゅぶじゅぶ、ズズズズズズッと、なんとも淫猥な夥しい水音を立てつつ、窄めた舌で愛蜜を啜りはじめた。
やがて蜜を舐めとった秘裂を手でクパッと押し開いたかと思うと、卑猥にヒクヒクとひくつく蜜口につぷりと指を忍ばせてくる。
これまでも尊によって何度か解されてきたが未だ未開のそこは、尊の男性らしく節くれ立った太い指を異物と捉え、押し出そうとでもするかのように反発し、その圧迫感に美桜はわななきはくはくと喘いだ。
だがすぐに、
「相変わらずキツいな。指が食いちぎられそうだ。もう少し解さないと駄目だな」
そう呟いた尊が、美桜の脚を押さえつけていた方の手をおもむろに美桜のふくよかな胸へと這わせた。
そうして綻んだ蕾のように、紅くぷっくりと尖った乳首を円を描くようにコリコリと捏ねくりはじめたことで、美桜の意識は次第と逸れていった。
またその刺激によって新たな愉悦が生じ、津波のように一気に押し寄せる。キュウキュウと収縮をはじめた蜜孔には蜜が次々に溢れてくる。それらが指の動きを滑らかにし、いつしか圧迫感は霧散していた。
溢れかえった愛蜜を掻き出すような動きで尊の指がナカをグチャグチャ撹拌し、奥の襞をカリカリと引っ掻きまわす。
圧迫感の代わりに、尊の巧みな手技と口淫による、胸と秘芽と蜜孔への三点攻めによって、美桜はこの世のモノとは思えない快楽の坩堝へと突き落とされていく。
美桜の意識は混沌としもうなにも考えられなくなっていた。
はじめこそ羞恥に塗れながらも、両脚を押さえつけている尊の頭を手で押し返したりと、抵抗を試みていた美桜だったが、力の抜けきった手で尊の頭に縋るように抱え込み髪をクシャリと掴むことしかできずにいる。
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