私と異世界のかかわり合い

氷水

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私、生まれ変わる?

物質Xに転生した模様

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「うーん、これは何で出来てるんだろう?」

私が意識するとその通りに動くので、これが現在の私の身体、ということでいいのだろう。

「ちょっとこれ面白いかも…フフッ」

近くの黒いモヤモヤに近づくとスルッと私に吸収されていく。

「吸引力の変わらないただ一つの…なんっちゃって。」

某CMを脳内再生しながらどんどん吸収していく。
しばらくすると黒いモヤモヤが見当たらなくなった。
ほとんど吸い込んでしまったようだ。

「さて、移動するとこもできる。細長くなったり、平べったくもなれる。……仮称『物質X』ってことで!!決定!!!」

身体を構成する物質に仮の名前をつけたところで探索でもすることにしよう。

「後ろの岩を目印に、まずは左に進もうかな。」

____2時間程経過

この身体は疲れ知らずのようだ。

「かなり進んで来たけど…ほんっと何にもないなぁ……戻って右に進むか?」

このあたりには何も無いと考えて引き返すこととする。
しかし、戻って右に進んだとしてまた何も無い気がしてならない。

「しっかしこの岩おっっきいなぁ!」

現在私がいる場所は高さ10m、横5mはありそうな大岩の傍だ。
不思議な形をしていて、大岩の横にある二回り程小さい岩を体育座りで見つめているようにも見える。

「隣の岩と合わせて夫婦岩みたいだ。可愛いなぁ。」

顔が緩む、と言っても顔はないが。
そんな気分だ。

「大きい岩が夫さんで、小さい方が奥さんかな。」

〈私に明確な雌雄はないがね。〉

「まぁそりゃ岩だからね。……えっ?」

今、誰かが返事を、いや、と言った。ということは

「岩が喋った?」

〈あぁ、初めましてお嬢さん…かな?〉

挨拶と共に大岩が起き上がった。

_________________________
どうもこんにちは氷水です。

やっと主人公のぼっち&独り言が解消されますwww

頑張ってサクサク進んで行きたいとは思ってます。

|´-`)<ホントデスヨ?
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