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第四章「ワンダとミリア」
『嫉妬深い恋人がいます』
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それから約三日が経った。
俺の仕事はミリアさんの護衛になったので、普段の業務はオリバーが一人で行うことになったらしい。とはいえ、ずっとペアで動いてきたから仕事内容はわかっている。事務仕事が追いつかない時は他の職員が手伝っているらしいが、基本は少し残業をしたら終わらせられる程度だと話していた。
これらは全てピアス型トランシーバーで聞いた内容である。
「へぇ~、だからそうやって片耳にだけつけてるんだ~」
ミリアさんは離れているのにオリバーの事情を知っている俺が不思議だったようで、カラクリを教えたら納得がいったという顔をして頷いた。
今、俺と彼女はバーのカウンターに座っている。バーテンダーと客として。
彼女の仕事はこの従業員は全員兎人の女性である『ラビットガールズバー』のバーテンダーだった。時間によっては会計や事務を任される中堅レベルの役職のようである。
「まぁ、でも右耳でよかったよ。右耳に青いピアスはこっちの世界では『嫉妬深い恋人がいます』って意味だからね」
まだ開店したてで客がいないのをいいことに雑談に花を咲かせる。
「は? そうなのか!?」
「そうそう。だから、それを見るだけで手を出すのはやめておこうってなるんだよ」
ケラケラとミリアさんが笑う。俺はそっとピアスに触れた。
「……知らなかった」
彼女は俺にノンアルコールカクテルを作ってくれた。サービスのようだ。
「穴を開ける方は知ってたんじゃない? 夜のお店では常識だよ~」
そうだろうか。確かにオリバーは交友関係が広いのでそういう知識はあるかもしれない。しかし、今回の場合、先にトランシーバーがほしいという話があってのものだ。
「いや、でも、これはトランシーバー用の鉱石だから……」
トランシーバー用は薄青色から藍色と、青系統の色が多いのだ。ミリアさんのニヤニヤ笑いは止まらない。
「だからひいては青色の宝石をつけたピアスにそういう意味が生まれたんだよね。いつでも相手に連絡が取れるようにするんだもん。束縛以外の何ものでもないでしょ~」
そうなのだろうか。未だ腑に落ちない俺に、ミリアさんは苦笑した。
「まぁ、今はちょうどいい虫よけになるんじゃない~? ここはビアンもゲイもバイもノンケも来るんだしさ~」
「……それは、そうですが」
俺は唇を尖らせる。一週間くらい休めないのかと尋ねたら、一週間後に死んだり魂が抜けなかった場合家賃が払えなくなるという切実な訴えを聞かされてしまったのだ。
結果として、こんな状況なのにミリアさんは毎晩バーテンダーの仕事をし、俺は付き添いとしてこうしてカウンターの一番端の席に座っているのだ。幸いなことに、話しかけてくる相手は少ない。ミリアさんがうまくガードしてくれているのだ。
カランとドアベルが鳴って客が訪れる。
そちらの方に視線を移すと銀色の髪に紫の瞳を持った、やたら顔の整った男が立っていた。獣人の特徴はないので人間だろうが、擬態の術で尻尾や羽、耳を消しているだけかもしれない。
彼はちらりと俺を見ると、隣に腰掛けてきた。狭いバーとはいえ席数は八もある。あえて隣りに座ってくるか? と思うが、話したい気分なのかも知れない。
「こんばんは。いい夜だね」
にっこりと男が笑いかけてくる。オリバーに負けず劣らずの綺麗な顔だった。
俺は黙って会釈をする。
「君、恋人がいるのかい?」
やはり聞かれたか。俺は右耳を髪で隠しながら返す
「恋人じゃありません」
「……じゃあ、兄弟? まさか友達に開けられたとか言わないよね?」
「……友達で、ルームメイトです」
俺はドリンクで口元を隠す。ふぅん、と男は目を細めた。
「そのピアスの意味知ってる?」
「知ってますけど、俺達はそんなんじゃないです」
今は、と心の中で付け足す。なぁんだ、と男はつまらなさそうに返した。
「これだけわかりやすい独占欲を見せてくる相手ってどんなものか気になったんだけどな」
「……あなたのほうはどうなんですか? 恋人はいるんですか?」
会話を切り上げたくて男に返す。男はにぃ、と挑発的に笑った。
「シャリアって呼んで。恋人はいないよ」
俺の手を掴んでくる。こういう時に今自分が女になっていることを思い出すのだ。
俺もウィルと自分の名前を名乗った。
「っていうか、特定の人は作らないことにしてんの。バカバカしくて」
はは、とシャリアは口角をあげ、シニカルな笑みを作った。
「バカバカしい?」
「そうそう。俺、治療術師で高給取りなんだけど、おかげで女はよりどりみどりなんだよね。ちょっと声をかけて笑うだけでいくらでもヤレんのに、あえて一人に絞る意味がわからなくて」
思わず冷たい視線を送る。同時に、彼に自分が眼中にないのだとわかった。気になる人の前でそんな事は言わないだろう。ミリアさんの笑顔もひきつっている。
「人間の男の人はそんなものなんですね」
とはいえ、ミリアさんの手前、塩対応をするわけにもいかず適当に返す。美形は美しい瞳を瞬かせた。
「君は? 人間じゃないの?」
「俺は人狼です」
擬態の術を解いて耳と尻尾を見せる。シャリアの頬がほころんだ。
「耳、触っていい?」
動物が好きなのだろうか。俺は首を横に振る。
「いいわけないでしょう。特別な人にしか触らせません」
ヒュウとシャリアが口笛を吹いた。
「いいね、そういうの、余計触ってみたくなっちゃった。本気で口説いてみようかな」
俺は笑顔の仮面を貼り付ける。
「もう遅いですよ。先程の暴言でこちらはアナタへの興味を失ってしまいました。いい年なんですから、自分の発言が他人からどう見えるかを考えてから話したらいかがですか?」
ふふ、とミリアさんが笑う気配がする。男は更に笑みを濃くした。
「そう? この顔でも?」
ずい、と顔を近づけられる。彫刻のように整った鼻筋、二重まぶた、輝く瞳に見つめられる。確かにこれだけ顔がよければあのセリフも出てくるだろうし、自分に対して絶対の自信も持てるようになるのかもしれない。
「残念だけど、綺麗な顔ならウィルは俺で見慣れているからね」
ふいに、背後から声がして、ぐ、と体が引っ張られる。声から誰かは察していたので、あえて振り返らなかった。黄金の髪を持つ同居人は俺の頭に頬をつけ、狼の耳の感触を堪能している。
「……お前」
急に男の顔が険しくなる。俺が抵抗しないのも余計に苛立たしいのだろう。
「オリバー・クラウン。何でお前がここにいる?」
「……は? 誰?」
シャリアが知っていたのに対し、オリバーの記憶に彼の姿はないらしい。色んな意味で目立つ幼馴染はこうして知らないうちにヘイトを買っている。またそのパターンだろうか。
「……俺のことを忘れているのか?」
シャリアは確かめるように尋ねる。オリバーは躊躇なく頷いた。
「……ふぅん。それで、お前は今はその女の事を愛しているのか?」
「そうだけど?」
あっさりと認めるオリバーに俺の体が震える。シャリアは愉快そうに笑った。
「そうか、そうか。耳に揃いのピアスもしているようだし、なるほど、そういうことか。ハハッ! これはいい」
無礼な男は銀貨を懐から取り出しテーブルに置くと立ち上がる。通りがけにポン、とオリバーの肩を軽く叩き、どこかバカにしたような、酷薄な笑みを浮かべた。
「それじゃあ、お幸せに」
ドアベルが鳴り、シャリアが出ていく。彼を視線で追いかけてやっとワンダさんが一緒にいることに気がついた。
俺の仕事はミリアさんの護衛になったので、普段の業務はオリバーが一人で行うことになったらしい。とはいえ、ずっとペアで動いてきたから仕事内容はわかっている。事務仕事が追いつかない時は他の職員が手伝っているらしいが、基本は少し残業をしたら終わらせられる程度だと話していた。
これらは全てピアス型トランシーバーで聞いた内容である。
「へぇ~、だからそうやって片耳にだけつけてるんだ~」
ミリアさんは離れているのにオリバーの事情を知っている俺が不思議だったようで、カラクリを教えたら納得がいったという顔をして頷いた。
今、俺と彼女はバーのカウンターに座っている。バーテンダーと客として。
彼女の仕事はこの従業員は全員兎人の女性である『ラビットガールズバー』のバーテンダーだった。時間によっては会計や事務を任される中堅レベルの役職のようである。
「まぁ、でも右耳でよかったよ。右耳に青いピアスはこっちの世界では『嫉妬深い恋人がいます』って意味だからね」
まだ開店したてで客がいないのをいいことに雑談に花を咲かせる。
「は? そうなのか!?」
「そうそう。だから、それを見るだけで手を出すのはやめておこうってなるんだよ」
ケラケラとミリアさんが笑う。俺はそっとピアスに触れた。
「……知らなかった」
彼女は俺にノンアルコールカクテルを作ってくれた。サービスのようだ。
「穴を開ける方は知ってたんじゃない? 夜のお店では常識だよ~」
そうだろうか。確かにオリバーは交友関係が広いのでそういう知識はあるかもしれない。しかし、今回の場合、先にトランシーバーがほしいという話があってのものだ。
「いや、でも、これはトランシーバー用の鉱石だから……」
トランシーバー用は薄青色から藍色と、青系統の色が多いのだ。ミリアさんのニヤニヤ笑いは止まらない。
「だからひいては青色の宝石をつけたピアスにそういう意味が生まれたんだよね。いつでも相手に連絡が取れるようにするんだもん。束縛以外の何ものでもないでしょ~」
そうなのだろうか。未だ腑に落ちない俺に、ミリアさんは苦笑した。
「まぁ、今はちょうどいい虫よけになるんじゃない~? ここはビアンもゲイもバイもノンケも来るんだしさ~」
「……それは、そうですが」
俺は唇を尖らせる。一週間くらい休めないのかと尋ねたら、一週間後に死んだり魂が抜けなかった場合家賃が払えなくなるという切実な訴えを聞かされてしまったのだ。
結果として、こんな状況なのにミリアさんは毎晩バーテンダーの仕事をし、俺は付き添いとしてこうしてカウンターの一番端の席に座っているのだ。幸いなことに、話しかけてくる相手は少ない。ミリアさんがうまくガードしてくれているのだ。
カランとドアベルが鳴って客が訪れる。
そちらの方に視線を移すと銀色の髪に紫の瞳を持った、やたら顔の整った男が立っていた。獣人の特徴はないので人間だろうが、擬態の術で尻尾や羽、耳を消しているだけかもしれない。
彼はちらりと俺を見ると、隣に腰掛けてきた。狭いバーとはいえ席数は八もある。あえて隣りに座ってくるか? と思うが、話したい気分なのかも知れない。
「こんばんは。いい夜だね」
にっこりと男が笑いかけてくる。オリバーに負けず劣らずの綺麗な顔だった。
俺は黙って会釈をする。
「君、恋人がいるのかい?」
やはり聞かれたか。俺は右耳を髪で隠しながら返す
「恋人じゃありません」
「……じゃあ、兄弟? まさか友達に開けられたとか言わないよね?」
「……友達で、ルームメイトです」
俺はドリンクで口元を隠す。ふぅん、と男は目を細めた。
「そのピアスの意味知ってる?」
「知ってますけど、俺達はそんなんじゃないです」
今は、と心の中で付け足す。なぁんだ、と男はつまらなさそうに返した。
「これだけわかりやすい独占欲を見せてくる相手ってどんなものか気になったんだけどな」
「……あなたのほうはどうなんですか? 恋人はいるんですか?」
会話を切り上げたくて男に返す。男はにぃ、と挑発的に笑った。
「シャリアって呼んで。恋人はいないよ」
俺の手を掴んでくる。こういう時に今自分が女になっていることを思い出すのだ。
俺もウィルと自分の名前を名乗った。
「っていうか、特定の人は作らないことにしてんの。バカバカしくて」
はは、とシャリアは口角をあげ、シニカルな笑みを作った。
「バカバカしい?」
「そうそう。俺、治療術師で高給取りなんだけど、おかげで女はよりどりみどりなんだよね。ちょっと声をかけて笑うだけでいくらでもヤレんのに、あえて一人に絞る意味がわからなくて」
思わず冷たい視線を送る。同時に、彼に自分が眼中にないのだとわかった。気になる人の前でそんな事は言わないだろう。ミリアさんの笑顔もひきつっている。
「人間の男の人はそんなものなんですね」
とはいえ、ミリアさんの手前、塩対応をするわけにもいかず適当に返す。美形は美しい瞳を瞬かせた。
「君は? 人間じゃないの?」
「俺は人狼です」
擬態の術を解いて耳と尻尾を見せる。シャリアの頬がほころんだ。
「耳、触っていい?」
動物が好きなのだろうか。俺は首を横に振る。
「いいわけないでしょう。特別な人にしか触らせません」
ヒュウとシャリアが口笛を吹いた。
「いいね、そういうの、余計触ってみたくなっちゃった。本気で口説いてみようかな」
俺は笑顔の仮面を貼り付ける。
「もう遅いですよ。先程の暴言でこちらはアナタへの興味を失ってしまいました。いい年なんですから、自分の発言が他人からどう見えるかを考えてから話したらいかがですか?」
ふふ、とミリアさんが笑う気配がする。男は更に笑みを濃くした。
「そう? この顔でも?」
ずい、と顔を近づけられる。彫刻のように整った鼻筋、二重まぶた、輝く瞳に見つめられる。確かにこれだけ顔がよければあのセリフも出てくるだろうし、自分に対して絶対の自信も持てるようになるのかもしれない。
「残念だけど、綺麗な顔ならウィルは俺で見慣れているからね」
ふいに、背後から声がして、ぐ、と体が引っ張られる。声から誰かは察していたので、あえて振り返らなかった。黄金の髪を持つ同居人は俺の頭に頬をつけ、狼の耳の感触を堪能している。
「……お前」
急に男の顔が険しくなる。俺が抵抗しないのも余計に苛立たしいのだろう。
「オリバー・クラウン。何でお前がここにいる?」
「……は? 誰?」
シャリアが知っていたのに対し、オリバーの記憶に彼の姿はないらしい。色んな意味で目立つ幼馴染はこうして知らないうちにヘイトを買っている。またそのパターンだろうか。
「……俺のことを忘れているのか?」
シャリアは確かめるように尋ねる。オリバーは躊躇なく頷いた。
「……ふぅん。それで、お前は今はその女の事を愛しているのか?」
「そうだけど?」
あっさりと認めるオリバーに俺の体が震える。シャリアは愉快そうに笑った。
「そうか、そうか。耳に揃いのピアスもしているようだし、なるほど、そういうことか。ハハッ! これはいい」
無礼な男は銀貨を懐から取り出しテーブルに置くと立ち上がる。通りがけにポン、とオリバーの肩を軽く叩き、どこかバカにしたような、酷薄な笑みを浮かべた。
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