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garden rose cat 4
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「はは、気づいてなかったのか? 別に三連続でもいいけどさ。その後リアクションしちゃダメだろ」
「ご、ごめん」
「これはマジっぽい反応かしら」
「キングはどうする?」
「バラ」
「お、ブレねえな。おい、つーかお前が偏るから俺も偏ってくるんだろうが。別に、常に勝ち手を出さなくてもいいんだけどさ……なんとなく出しときてーじゃん? だから庭師」
「その言い方すっごく怪しいわ。怪しいけど……トレイはそこまで考えてそうなのよね。っていうかあたしがこれ以上言う訳にはいかないのよ。ここまで来ちゃったら、絵柄がなくなって心細い人に譲るわね。じゃあ庭師ブームに乗っ取り~。あたしはじゃんじゃん気にせず出せるのよ~」
「バラ」
「庭師」
「おいおい、早すぎだってば! 誰かそろそろダウトしろよ! はぁ……ま、焦ることねーか。そろそろ嫌でも嘘つかなきゃいけなくなるんだからな」
「それは自白?」
「好きなように捉えて結構。猫」
「バラにしておくわ」
「バラ」
「庭師」
またもやキングは即返ししてきた。
「ちょっとちょっと、二人だけで戦ってんなよ。俺らもそっちが何のカードが少ないか分かるんだぜ? まぁ俺は二人に攻撃できる位置じゃねーからどうにもできないけど。カードが多いケイトさんが、二人の戦いに何か投じてくれませんかねぇ」
「荷が重いわ。こんな楽しそうなキングを見るのは久々だもの」
「楽しんでいる……のかい?」
表情は真顔だ。ポーカーフェイスだろうか。
「そもそも機敏に動くキングが超超超珍しいから、面白いものを見れてるって感じね。ゲームよりこっちの方が気になってきちゃったわ」
「俺もそろそろエネルギー切れそう。バラ出しまーす」
「カード数が減ってきたわね。みんな思ったより嘘ついてるのかしら。それとも本当? バラを出すわ」
私の残りの手持ちは猫が一枚、バラが二枚、庭師が二枚だ。残り五枚というのはキングも同じ。宣言通りならバラが残り二枚、庭師が三枚。
庭師を出し続けていれば、キングがダウトで逆転できる可能性はなくなる。いや、出すといっても残り二枚だ。全てには対応できない。
それに別のカードの可能性は充分あるだろう。私の考えを読んで、勝ち手である庭師を残したいという演技しているだけかもしれない。
「……おや、流れが止まったな。やっとじっくり考える気になってくれたみたいだ。まぁそろそろ終わるしなぁ」
「猫」
「おおお、ここで猫? なんか久々に聞いたような気がするな」
「……っ」
「どうした?」
トレイが顎に指を当て、じっと考えるケイトの方を見た。
「もうラストも近いから、これからは一人終わったら待つ時間を設けない? スピードバトルは圧倒されちゃうわ」
「……すまない。つい」
「ううん、あれはあれで面白かったからいいのよ」
「もういい? ……バラ」
キングが出して、場が静まった。先程まで賑やかだったところに、緊張感が戻ってくる。
「ふー……ここまできて、キングが何も仕掛けてないわけないんだよなぁ。あーでもこのまま回してると、十五周目でキングが出して負けだ。どっかしらで勝負仕掛けねえと……うーん、先生とのバラ庭師合戦の時も、基本的にキングは勝ち手を出している。そんな素直にやるか? 演技か? ここで負けにできたらでかいなぁ」
はぁと大きな溜め息を吐いて、トレイは腕を前に出す。
「キング……今のは本当か? ずっと嘘ついてきたんじゃないのか? よし、ここで負けたら諦める。ダウトだ」
キングはゆっくり上のカードを開いた。思わず皆の声が上がる。
「は?」
「嘘……」
「やっぱり残していたんだね」
私の方を見て口角を上げた。こういう顔をすると年相応の子供らしく見える。何歳かは知らないが。
「一枚だけ……持っておいた。残りの猫を全部捨てたのは本当」
「……え、待ってくれ。違う違う。俺の勝ちだよな、これ。そんな誇らしげな顔してるから忘れるところだった。とりあえず下のもさっさとめくってくれよ」
「……うん」
下のカードは私の出した猫……ではなく、庭師だ。
「下が庭師で、上が猫。どっちが強い?」
「ちょ、あああああ先生……っ、あああだって猫だって言っただろうがよおおお。くっそー、庭師でさえなかったら俺の勝ちだったのに!」
「ずっと猫を出すのを楽しみにしてたんだ」
キングは満足そうに、にこにこしている。
「ご、ごめん。このタイミングで嘘をつくのは浅はかだったかな。逆に本当だと思わせたかったんだけど、ダメだった。キングは庭師を残すだろうから何を言っても結果は変わらないと思ったら……猫が残っていたなんて」
「はーくっそー、もう勝てねえ。先生とキングの一騎打ちだな」
「先生安心しちゃダメよ? 失うものがないトレイは危険なんだから」
つまり容赦なくダウトを言ってくるかもしれないということか。
「あ、俺の番からか。なんでもいーよ。忌々しい猫だ」
「また猫が嫌われちゃった。あたしはバラで」
キングに手がバレているなら、ここであえてダウトと言ってカードを貰うのもありか? いややはり増やすべきではない。
「……バラ」
「バラ」
「バラ」
「さらっと紛れてんじゃないわよ。猫がいない今、庭師が勝ちカードなのね」
「お前いっぱい持ってんだから仕掛けにいけよ。何の為に負けたんだ」
「あんたは黙っててちょーだい。あれ、ところでサイスは?」
「さぁ、どっか行った」
「クライマックスなのに。まぁいいわ。庭師よ」
私の残りカードは猫一枚、庭師一枚、バラ一枚。これが十三週目。十四週目に私が何かを仕掛けても、キングの勝ちだ。最後の一枚を出した瞬間に終わる。
キングは宣言通りなら、もうバラと猫がないはずだ。しかしそんな残し方をするだろうか。
こちらが猫を出せば、バラを出したくなるはず。だがもうバラは使えないので、庭師と宣言するはずだ。何を隠し持っているかは分からないが、それを引き出せるかもしれない。
本当の猫を出した場合、次のキングにダウトを言っても、上がバラ、下が猫で彼が勝ってしまうかもしれないので、庭師を出しておく。
「猫」
「え、猫? まだあったのか」
ねことキングが小さく呟いた。彼がどう出るかだ。
「……うーん」
珍しく迷っている様子で、持っている残りのカード二枚を机に置いた。もちろん裏側だが、それを指でくるくる回している。
「庭師」
やはり庭師の宣言か。もしまだバラを持っていたら、ここで使うはずだ。どうせこのままだと負けるのだから、言うしかない。
「ダウト」
「お、先生もダウトだ」
「お隣同士の熱い戦いだったわね。先生は作戦通りにいったのかしら?」
ドキドキしながらカードを見つめていると、足音が聞こえてきた。
「ご、ごめん」
「これはマジっぽい反応かしら」
「キングはどうする?」
「バラ」
「お、ブレねえな。おい、つーかお前が偏るから俺も偏ってくるんだろうが。別に、常に勝ち手を出さなくてもいいんだけどさ……なんとなく出しときてーじゃん? だから庭師」
「その言い方すっごく怪しいわ。怪しいけど……トレイはそこまで考えてそうなのよね。っていうかあたしがこれ以上言う訳にはいかないのよ。ここまで来ちゃったら、絵柄がなくなって心細い人に譲るわね。じゃあ庭師ブームに乗っ取り~。あたしはじゃんじゃん気にせず出せるのよ~」
「バラ」
「庭師」
「おいおい、早すぎだってば! 誰かそろそろダウトしろよ! はぁ……ま、焦ることねーか。そろそろ嫌でも嘘つかなきゃいけなくなるんだからな」
「それは自白?」
「好きなように捉えて結構。猫」
「バラにしておくわ」
「バラ」
「庭師」
またもやキングは即返ししてきた。
「ちょっとちょっと、二人だけで戦ってんなよ。俺らもそっちが何のカードが少ないか分かるんだぜ? まぁ俺は二人に攻撃できる位置じゃねーからどうにもできないけど。カードが多いケイトさんが、二人の戦いに何か投じてくれませんかねぇ」
「荷が重いわ。こんな楽しそうなキングを見るのは久々だもの」
「楽しんでいる……のかい?」
表情は真顔だ。ポーカーフェイスだろうか。
「そもそも機敏に動くキングが超超超珍しいから、面白いものを見れてるって感じね。ゲームよりこっちの方が気になってきちゃったわ」
「俺もそろそろエネルギー切れそう。バラ出しまーす」
「カード数が減ってきたわね。みんな思ったより嘘ついてるのかしら。それとも本当? バラを出すわ」
私の残りの手持ちは猫が一枚、バラが二枚、庭師が二枚だ。残り五枚というのはキングも同じ。宣言通りならバラが残り二枚、庭師が三枚。
庭師を出し続けていれば、キングがダウトで逆転できる可能性はなくなる。いや、出すといっても残り二枚だ。全てには対応できない。
それに別のカードの可能性は充分あるだろう。私の考えを読んで、勝ち手である庭師を残したいという演技しているだけかもしれない。
「……おや、流れが止まったな。やっとじっくり考える気になってくれたみたいだ。まぁそろそろ終わるしなぁ」
「猫」
「おおお、ここで猫? なんか久々に聞いたような気がするな」
「……っ」
「どうした?」
トレイが顎に指を当て、じっと考えるケイトの方を見た。
「もうラストも近いから、これからは一人終わったら待つ時間を設けない? スピードバトルは圧倒されちゃうわ」
「……すまない。つい」
「ううん、あれはあれで面白かったからいいのよ」
「もういい? ……バラ」
キングが出して、場が静まった。先程まで賑やかだったところに、緊張感が戻ってくる。
「ふー……ここまできて、キングが何も仕掛けてないわけないんだよなぁ。あーでもこのまま回してると、十五周目でキングが出して負けだ。どっかしらで勝負仕掛けねえと……うーん、先生とのバラ庭師合戦の時も、基本的にキングは勝ち手を出している。そんな素直にやるか? 演技か? ここで負けにできたらでかいなぁ」
はぁと大きな溜め息を吐いて、トレイは腕を前に出す。
「キング……今のは本当か? ずっと嘘ついてきたんじゃないのか? よし、ここで負けたら諦める。ダウトだ」
キングはゆっくり上のカードを開いた。思わず皆の声が上がる。
「は?」
「嘘……」
「やっぱり残していたんだね」
私の方を見て口角を上げた。こういう顔をすると年相応の子供らしく見える。何歳かは知らないが。
「一枚だけ……持っておいた。残りの猫を全部捨てたのは本当」
「……え、待ってくれ。違う違う。俺の勝ちだよな、これ。そんな誇らしげな顔してるから忘れるところだった。とりあえず下のもさっさとめくってくれよ」
「……うん」
下のカードは私の出した猫……ではなく、庭師だ。
「下が庭師で、上が猫。どっちが強い?」
「ちょ、あああああ先生……っ、あああだって猫だって言っただろうがよおおお。くっそー、庭師でさえなかったら俺の勝ちだったのに!」
「ずっと猫を出すのを楽しみにしてたんだ」
キングは満足そうに、にこにこしている。
「ご、ごめん。このタイミングで嘘をつくのは浅はかだったかな。逆に本当だと思わせたかったんだけど、ダメだった。キングは庭師を残すだろうから何を言っても結果は変わらないと思ったら……猫が残っていたなんて」
「はーくっそー、もう勝てねえ。先生とキングの一騎打ちだな」
「先生安心しちゃダメよ? 失うものがないトレイは危険なんだから」
つまり容赦なくダウトを言ってくるかもしれないということか。
「あ、俺の番からか。なんでもいーよ。忌々しい猫だ」
「また猫が嫌われちゃった。あたしはバラで」
キングに手がバレているなら、ここであえてダウトと言ってカードを貰うのもありか? いややはり増やすべきではない。
「……バラ」
「バラ」
「バラ」
「さらっと紛れてんじゃないわよ。猫がいない今、庭師が勝ちカードなのね」
「お前いっぱい持ってんだから仕掛けにいけよ。何の為に負けたんだ」
「あんたは黙っててちょーだい。あれ、ところでサイスは?」
「さぁ、どっか行った」
「クライマックスなのに。まぁいいわ。庭師よ」
私の残りカードは猫一枚、庭師一枚、バラ一枚。これが十三週目。十四週目に私が何かを仕掛けても、キングの勝ちだ。最後の一枚を出した瞬間に終わる。
キングは宣言通りなら、もうバラと猫がないはずだ。しかしそんな残し方をするだろうか。
こちらが猫を出せば、バラを出したくなるはず。だがもうバラは使えないので、庭師と宣言するはずだ。何を隠し持っているかは分からないが、それを引き出せるかもしれない。
本当の猫を出した場合、次のキングにダウトを言っても、上がバラ、下が猫で彼が勝ってしまうかもしれないので、庭師を出しておく。
「猫」
「え、猫? まだあったのか」
ねことキングが小さく呟いた。彼がどう出るかだ。
「……うーん」
珍しく迷っている様子で、持っている残りのカード二枚を机に置いた。もちろん裏側だが、それを指でくるくる回している。
「庭師」
やはり庭師の宣言か。もしまだバラを持っていたら、ここで使うはずだ。どうせこのままだと負けるのだから、言うしかない。
「ダウト」
「お、先生もダウトだ」
「お隣同士の熱い戦いだったわね。先生は作戦通りにいったのかしら?」
ドキドキしながらカードを見つめていると、足音が聞こえてきた。
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