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双子の誓い
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廊下を歩いていた時だ。近くの部屋から揉めるような声が聞こえてきた。
「ふざけるな……っ、俺はお前がどれだけ嫌だと、死にたいなんて言っても……殺してなんかやらねえぞ! 生きてなくちゃ……何も分からないだろ!」
僅かに扉が開いている。そこには珍しく喧嘩をしたのか、ハルトがガイに掴みかかっていた。
「ご主人……さま?」
ガイと目が合った。酷く驚いたような顔をしている。自分の動揺が悟られないように、早々にその場を離れた。
体が震えている。何だ? この奥底から込み上げてくるようなものは……。
力が入らず、床に倒れ込みそうになった。手すりに掴まりながら体を支えて、口に手を当てる。笑っていた……いや、泣いているのか? どうして……。私は、間違えた? 違う違う違う……違う違う違う違う……違う違う違う違う違う……!
自分の全てが否定され、壊れていくような恐怖が体を包みこんだ。
ハルトが本気で怒ったところなんて、初めて見たかもしれない。いつもはこちらが怒ってばかりだから。まぁそれも本気じゃないけど。
ゴーグルに覆われていて表情は見えないけど、ハルトがどんな顔をしているかは分かった。ハルトの悲痛な叫びが深く胸に響く。
「ごめんなさ……い」
謝ろうとして頬に触れると、自分の瞳……ハルトの瞳から涙が零れていた。この目は元々彼のものだ。いつの間にか、ハルトは片目を無くしていた。
「俺はもう……あんなのは嫌だ! 絶対にお前を……死なせたりなんか、しないっ」
「ハル……ト?」
もう? あんなのとは何のことだ?
掴んでいた腕を外して、言い淀むように顔を歪めた。
「……お前は一回、死んでるんだ」
「えっ……」
ハルトはゴーグルを外して、静かに話し始めた。
【サーカス団の物語】
その双子はサーカス団の中で目玉だった。双子の空中ブランコ乗りだと言えば、たちまち評判が広がり連日満員。
子供の可愛いらしさを越える、息の合ったパフォーマンスが人気で、小さなサーカス団は有名になっていった。
その団長、クランは元々人気のサーカス団に勤めていた。しかし事故に遭い、パフォーマンスがうまくできなくなり引退。一度はこの世界から離れようと思ったが、同期である団員に救われて、再び戻ってきた。そこそこの地位にいたのに、自分の為に辞めた男の為に、新しいサーカス団を立ち上げた。
しかし思った以上に自体は深刻だった。一人はパフォーマンスができないし、あっちも広い舞台でないと発揮できない芸だ。路上で小銭を稼ごうにも、その芸が無い。
そこでスカウトを始めたが、それも順調にはいかなかった。
路頭に迷い始めた時に、ある裏道に入った。そこには人生を諦めたような年寄りから、まだ小さな子供まで、汚らしい格好で過ごしていた。道で寝ていたり、ゴミ箱を漁っている。自分達も、もうすぐこうなるのだろうか。
ただただ、自分についてきてくれた友人に申し訳ない。しかしそれが負荷にもなりかけていた。なぜ自分を信じてくれるのだろうか。それほど仲が良かった訳でもないのに。
そこにいた子供達が、拾ってきたらしいボールで遊び始めた。思わず眺めていると、一人の少年が目立った。彼の身体能力なら、少し鍛えれば簡単な技などすぐに覚えられそうだ。
可能性にかけて彼をスカウトする。早速練習だと意気込んで、彼に色々教えたが、彼はすぐに出て行ってしまった。テントの中には盗めるようなものも無かったので、被害が少なかったのは幸いだが、気持ちは絶望的だった。
ふらふらと彷徨ってから、どのぐらい経っただろうか。遂に倒れてしまった。あいつが食べ物を探しに行ってくれているけど、そろそろ自分達は……。
「……ん」
ぺちぺちと音がする。うっすら目を開けると、小さな子供が私の頬を叩いていた。
「ねぇ……起きて! ここで寝ちゃダメ、なのっ」
泣きそうな顔で必死に叩いている。どうやら起こしに来てくれたようだ。少し身体が軽くなった。
「……君は?」
小さな手で服をぎゅっと掴んでいる。いや、服ではなく布だ。シーツか何かを身にまとっているだけ。
今の質問には答えられないみたいで、俯いてしまった。
「ありがとう。君のおかげで助かったよ」
髪を撫でると、顔がパァッと明るくなった。
「こっち!」
そのまま手を引っ張っられた。連れて行きたい場所があるみたいだ。
「お兄ちゃっ!」
トテトテと効果音が聞こえてきそうな足取りで、角を何度か曲がった。元の場所に戻れるだろうかという心配はあったが、手を振り払うこともできない。
行き止まりか、薄暗くなった場所には、もう一人の少年がいた。
「えっ?」
思わず声が出ていた。二人があまりにそっくりだったので、目を閉じてもう一度開く。
瓜二つな子供……双子だ。目の色だけが違うようで、お兄ちゃんと呼ばれた方が緑、助けてくれた子は黄色だった。
兄の方は警戒心が高いようで、私に鋭い視線を向けていた。それでも、路上よりはまだテントの方がマシだったのだろう。一緒に住もうと言うと、ついてきてくれた。
アイツが双子を見た瞬間、今まで見たことないような笑顔を見せた。その時、これはいけると確信した。
技を教えると、初めて見た物が楽しかったのか、二人はどんどん取得していった。双子の可愛いさで小銭が入るようになってきて、少しだけ軌道に乗り始めた。
余裕が生まれたことによって、ただのテントだった舞台が、小さな劇場を借りられるようになった。まだジャグリングぐらいしかできることはないが、このままサーカスを作るなら、花形の演目である空中ブランコは欠かせないだろう。
それに向けた練習を始めてから、他のサーカス団で適正があるか試させてもらった。
そこで奇跡が起こる。双子の息は本当にぴったりで、お互いが自分の分身とやっているかのようにはまっていた。
新人の団員をその場その場でスカウトしながら、彼と双子でパフォーマンスをするようになると、だんだん噂が広まっていった。人気サーカス団に、ゲストで呼んでもらえることも増えた。
二人のおかげだ。彼らが来てから、毎日が楽しかった。
幕の横で、今日も盛況だと四人で客席を眺める。今までよりも大きい会場だけど、無事に埋めることができた。
リハーサルを行った際は、何も問題がなかった。だから完璧だと、いつも通りだと思ってしまった。
今思えば少し様子がおかしかったかもしれない。それはあんな事が起きたからそう思うだけなのか、本当に何も違和感がなかったのか。
しかしその時がどうであろうと、私が許されることはないのだ。
公演は順調に進んでいた。ついに目玉の演目に差し掛かる。もちろん双子の空中ブランコだ。
目に影がかかったような気がした。目を閉じて、もう一度上を見ると……落ちた。ゆっくりと、まるで人形のように動くことなく簡単に。ネットの一部が緩んでいたのか、彼を受け止めることができなかった。
何が起きたのか、ここにいる全員が理解できなかった。やがて客の悲鳴が連鎖のように広がり、急いで幕が閉じられ、彼は病院へ運ばれた。
それがまるで走馬灯のように流れ、気づいたら私は路頭にいた。降り始めた雨が容赦なく体を濡らす。
サーカス団は終わりだ。彼が助かったとしても、パフォーマーには戻れない。かつての私と同じだ。同じ過ちを二度と繰り返さないと誓ったのに、呆気なくそれを破ってしまった。
強い雨粒が、自分を責めるように当たって落ちる。こんなことをしていても、彼が戻ってくる訳ではない。そんなことは分かっていたが、体が動かなかった。
「ふざけるな……っ、俺はお前がどれだけ嫌だと、死にたいなんて言っても……殺してなんかやらねえぞ! 生きてなくちゃ……何も分からないだろ!」
僅かに扉が開いている。そこには珍しく喧嘩をしたのか、ハルトがガイに掴みかかっていた。
「ご主人……さま?」
ガイと目が合った。酷く驚いたような顔をしている。自分の動揺が悟られないように、早々にその場を離れた。
体が震えている。何だ? この奥底から込み上げてくるようなものは……。
力が入らず、床に倒れ込みそうになった。手すりに掴まりながら体を支えて、口に手を当てる。笑っていた……いや、泣いているのか? どうして……。私は、間違えた? 違う違う違う……違う違う違う違う……違う違う違う違う違う……!
自分の全てが否定され、壊れていくような恐怖が体を包みこんだ。
ハルトが本気で怒ったところなんて、初めて見たかもしれない。いつもはこちらが怒ってばかりだから。まぁそれも本気じゃないけど。
ゴーグルに覆われていて表情は見えないけど、ハルトがどんな顔をしているかは分かった。ハルトの悲痛な叫びが深く胸に響く。
「ごめんなさ……い」
謝ろうとして頬に触れると、自分の瞳……ハルトの瞳から涙が零れていた。この目は元々彼のものだ。いつの間にか、ハルトは片目を無くしていた。
「俺はもう……あんなのは嫌だ! 絶対にお前を……死なせたりなんか、しないっ」
「ハル……ト?」
もう? あんなのとは何のことだ?
掴んでいた腕を外して、言い淀むように顔を歪めた。
「……お前は一回、死んでるんだ」
「えっ……」
ハルトはゴーグルを外して、静かに話し始めた。
【サーカス団の物語】
その双子はサーカス団の中で目玉だった。双子の空中ブランコ乗りだと言えば、たちまち評判が広がり連日満員。
子供の可愛いらしさを越える、息の合ったパフォーマンスが人気で、小さなサーカス団は有名になっていった。
その団長、クランは元々人気のサーカス団に勤めていた。しかし事故に遭い、パフォーマンスがうまくできなくなり引退。一度はこの世界から離れようと思ったが、同期である団員に救われて、再び戻ってきた。そこそこの地位にいたのに、自分の為に辞めた男の為に、新しいサーカス団を立ち上げた。
しかし思った以上に自体は深刻だった。一人はパフォーマンスができないし、あっちも広い舞台でないと発揮できない芸だ。路上で小銭を稼ごうにも、その芸が無い。
そこでスカウトを始めたが、それも順調にはいかなかった。
路頭に迷い始めた時に、ある裏道に入った。そこには人生を諦めたような年寄りから、まだ小さな子供まで、汚らしい格好で過ごしていた。道で寝ていたり、ゴミ箱を漁っている。自分達も、もうすぐこうなるのだろうか。
ただただ、自分についてきてくれた友人に申し訳ない。しかしそれが負荷にもなりかけていた。なぜ自分を信じてくれるのだろうか。それほど仲が良かった訳でもないのに。
そこにいた子供達が、拾ってきたらしいボールで遊び始めた。思わず眺めていると、一人の少年が目立った。彼の身体能力なら、少し鍛えれば簡単な技などすぐに覚えられそうだ。
可能性にかけて彼をスカウトする。早速練習だと意気込んで、彼に色々教えたが、彼はすぐに出て行ってしまった。テントの中には盗めるようなものも無かったので、被害が少なかったのは幸いだが、気持ちは絶望的だった。
ふらふらと彷徨ってから、どのぐらい経っただろうか。遂に倒れてしまった。あいつが食べ物を探しに行ってくれているけど、そろそろ自分達は……。
「……ん」
ぺちぺちと音がする。うっすら目を開けると、小さな子供が私の頬を叩いていた。
「ねぇ……起きて! ここで寝ちゃダメ、なのっ」
泣きそうな顔で必死に叩いている。どうやら起こしに来てくれたようだ。少し身体が軽くなった。
「……君は?」
小さな手で服をぎゅっと掴んでいる。いや、服ではなく布だ。シーツか何かを身にまとっているだけ。
今の質問には答えられないみたいで、俯いてしまった。
「ありがとう。君のおかげで助かったよ」
髪を撫でると、顔がパァッと明るくなった。
「こっち!」
そのまま手を引っ張っられた。連れて行きたい場所があるみたいだ。
「お兄ちゃっ!」
トテトテと効果音が聞こえてきそうな足取りで、角を何度か曲がった。元の場所に戻れるだろうかという心配はあったが、手を振り払うこともできない。
行き止まりか、薄暗くなった場所には、もう一人の少年がいた。
「えっ?」
思わず声が出ていた。二人があまりにそっくりだったので、目を閉じてもう一度開く。
瓜二つな子供……双子だ。目の色だけが違うようで、お兄ちゃんと呼ばれた方が緑、助けてくれた子は黄色だった。
兄の方は警戒心が高いようで、私に鋭い視線を向けていた。それでも、路上よりはまだテントの方がマシだったのだろう。一緒に住もうと言うと、ついてきてくれた。
アイツが双子を見た瞬間、今まで見たことないような笑顔を見せた。その時、これはいけると確信した。
技を教えると、初めて見た物が楽しかったのか、二人はどんどん取得していった。双子の可愛いさで小銭が入るようになってきて、少しだけ軌道に乗り始めた。
余裕が生まれたことによって、ただのテントだった舞台が、小さな劇場を借りられるようになった。まだジャグリングぐらいしかできることはないが、このままサーカスを作るなら、花形の演目である空中ブランコは欠かせないだろう。
それに向けた練習を始めてから、他のサーカス団で適正があるか試させてもらった。
そこで奇跡が起こる。双子の息は本当にぴったりで、お互いが自分の分身とやっているかのようにはまっていた。
新人の団員をその場その場でスカウトしながら、彼と双子でパフォーマンスをするようになると、だんだん噂が広まっていった。人気サーカス団に、ゲストで呼んでもらえることも増えた。
二人のおかげだ。彼らが来てから、毎日が楽しかった。
幕の横で、今日も盛況だと四人で客席を眺める。今までよりも大きい会場だけど、無事に埋めることができた。
リハーサルを行った際は、何も問題がなかった。だから完璧だと、いつも通りだと思ってしまった。
今思えば少し様子がおかしかったかもしれない。それはあんな事が起きたからそう思うだけなのか、本当に何も違和感がなかったのか。
しかしその時がどうであろうと、私が許されることはないのだ。
公演は順調に進んでいた。ついに目玉の演目に差し掛かる。もちろん双子の空中ブランコだ。
目に影がかかったような気がした。目を閉じて、もう一度上を見ると……落ちた。ゆっくりと、まるで人形のように動くことなく簡単に。ネットの一部が緩んでいたのか、彼を受け止めることができなかった。
何が起きたのか、ここにいる全員が理解できなかった。やがて客の悲鳴が連鎖のように広がり、急いで幕が閉じられ、彼は病院へ運ばれた。
それがまるで走馬灯のように流れ、気づいたら私は路頭にいた。降り始めた雨が容赦なく体を濡らす。
サーカス団は終わりだ。彼が助かったとしても、パフォーマーには戻れない。かつての私と同じだ。同じ過ちを二度と繰り返さないと誓ったのに、呆気なくそれを破ってしまった。
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