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小学校中学年編
一緒がいいです
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毎年律の身長が伸びて体重も増えて、その成長を見守るのが俺の楽しみ。
反抗期がきたらお兄ちゃんは泣いちゃうかもしれないけど、それでも大きくなってくれることは嬉しいよ。
だって俺はショタコンではないし、律だから好きなんだ。
恋愛できるくらい、悪戯できるくらい育ってくれたら嬉しいに決まってる。
まあ悪戯はともかく……元気に成長してくれたらって思う。
でも、けむくじゃらの大男とかに育ったらそれはショックかも。俺の中では可愛い弟だし……。
小4になって、律は大分大人っぽくなった。
でも、まだまだ可愛くてお人形さんみたいだ。
恋愛もできる年齢だし、性的な知識も身についてくる頃だと思う。
あと少しかなあって、想像の中で律を汚す。その度に酷い罪悪感。
いいんだ。現実じゃ、あと少し経ったって、もっと経ったって俺には何もできやしないんだから。
それは律が小4になってすぐのことだった。
「お兄ちゃんは、部屋を分けて欲しいって思ったことないの?」
ついにこの日が来てしまった……!
律が部屋を分けて欲しいと言い出す日が!
別の部屋になったら忍んで行かなきゃ律の寝顔はもう見られない。あの愛くるしい天使のような寝顔が。
俺のオカズがなくなる。自由に食べられるとしても白米だけの日々はなんて味気ないことだろう。
「ないよ。俺は律と一緒でずっと楽しかった。分けて欲しいと思ったことなんて一度もない」
少しだけ嘘になるかもしれない。
今は開き直って割り切って、自分を制御するすべを身につけた俺だけど、その前は本当に辛かった。
いつ律を襲ってしまうか判らない日々。
耐えて耐えて、いっそ離れたいと思ったこともあった。
でも今では、夢精をしたり、律の寝顔を目に焼き付けてから風呂場で手の前後運動をしたり、立派になんとかなっている。
それからは一度だって離れたいと思ったことはない。
むしろ俺の律ラブアルバムや、頭の中の捏造メモリアルの作成におおいに役立ってる。
「それって変じゃない?」
俺のハートに痛恨の一撃。
「……変かな。でも俺は律が好きだから」
「僕もお兄ちゃんが好き。なら、変じゃない?」
あ……? 俺のことを変って言ってる訳じゃないのか、イントネーション的に。
動揺しすぎた……。
「変じゃないと思う」
きっぱり言ってやると、律は笑顔を浮かべた。
「良かった! クラスの男子に、変だって言われたんだけどね、僕お兄ちゃんと別の部屋がいいとか思ったことないし、これから先も思わない気がするから……」
りっ、律うぅぅー!
やばい抱きしめたい。俺全然制御できてない!
「お兄ちゃん」
「え……」
律に、抱きしめられた。いや、抱き着かれた。
こうされると、成長したのが本当によく判る。
「ずっと一緒に居てね?」
「律……」
「部屋を別にするより、お兄ちゃんが家を出ていく方が早いよね……」
いやいやいや。勝手に追い出さないでください。
ああ……。でも、いつかはそんな日が来るのかなあ……。
今はまだ考えられないなあ。
就職しても、律に嫌がられるまでは家に居よう。
……やっぱ、自慰覚えるまでとかかな、こんなこと言ってくれるの。
とりあえず部屋を別にしたいと言い出したら凄い勢いでチェックしてなんとしてでもその姿をラブアルバムにおさめよう……。
俺は律に抱きしめられながら、そんなことを考えていた。
幸せだけど、そろそろ離してくれないとお兄ちゃんの股間が限界です。
反抗期がきたらお兄ちゃんは泣いちゃうかもしれないけど、それでも大きくなってくれることは嬉しいよ。
だって俺はショタコンではないし、律だから好きなんだ。
恋愛できるくらい、悪戯できるくらい育ってくれたら嬉しいに決まってる。
まあ悪戯はともかく……元気に成長してくれたらって思う。
でも、けむくじゃらの大男とかに育ったらそれはショックかも。俺の中では可愛い弟だし……。
小4になって、律は大分大人っぽくなった。
でも、まだまだ可愛くてお人形さんみたいだ。
恋愛もできる年齢だし、性的な知識も身についてくる頃だと思う。
あと少しかなあって、想像の中で律を汚す。その度に酷い罪悪感。
いいんだ。現実じゃ、あと少し経ったって、もっと経ったって俺には何もできやしないんだから。
それは律が小4になってすぐのことだった。
「お兄ちゃんは、部屋を分けて欲しいって思ったことないの?」
ついにこの日が来てしまった……!
律が部屋を分けて欲しいと言い出す日が!
別の部屋になったら忍んで行かなきゃ律の寝顔はもう見られない。あの愛くるしい天使のような寝顔が。
俺のオカズがなくなる。自由に食べられるとしても白米だけの日々はなんて味気ないことだろう。
「ないよ。俺は律と一緒でずっと楽しかった。分けて欲しいと思ったことなんて一度もない」
少しだけ嘘になるかもしれない。
今は開き直って割り切って、自分を制御するすべを身につけた俺だけど、その前は本当に辛かった。
いつ律を襲ってしまうか判らない日々。
耐えて耐えて、いっそ離れたいと思ったこともあった。
でも今では、夢精をしたり、律の寝顔を目に焼き付けてから風呂場で手の前後運動をしたり、立派になんとかなっている。
それからは一度だって離れたいと思ったことはない。
むしろ俺の律ラブアルバムや、頭の中の捏造メモリアルの作成におおいに役立ってる。
「それって変じゃない?」
俺のハートに痛恨の一撃。
「……変かな。でも俺は律が好きだから」
「僕もお兄ちゃんが好き。なら、変じゃない?」
あ……? 俺のことを変って言ってる訳じゃないのか、イントネーション的に。
動揺しすぎた……。
「変じゃないと思う」
きっぱり言ってやると、律は笑顔を浮かべた。
「良かった! クラスの男子に、変だって言われたんだけどね、僕お兄ちゃんと別の部屋がいいとか思ったことないし、これから先も思わない気がするから……」
りっ、律うぅぅー!
やばい抱きしめたい。俺全然制御できてない!
「お兄ちゃん」
「え……」
律に、抱きしめられた。いや、抱き着かれた。
こうされると、成長したのが本当によく判る。
「ずっと一緒に居てね?」
「律……」
「部屋を別にするより、お兄ちゃんが家を出ていく方が早いよね……」
いやいやいや。勝手に追い出さないでください。
ああ……。でも、いつかはそんな日が来るのかなあ……。
今はまだ考えられないなあ。
就職しても、律に嫌がられるまでは家に居よう。
……やっぱ、自慰覚えるまでとかかな、こんなこと言ってくれるの。
とりあえず部屋を別にしたいと言い出したら凄い勢いでチェックしてなんとしてでもその姿をラブアルバムにおさめよう……。
俺は律に抱きしめられながら、そんなことを考えていた。
幸せだけど、そろそろ離してくれないとお兄ちゃんの股間が限界です。
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