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執着旦那と愛の子作り&子育て編
潜入捜査。
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草木の生えていない山肌に、周りの自然とは合わない建物が堂々と構える。
それは古さを感じるが、人里から大分離れた場所にあるには不自然にも見える。
一見城だが窓やガラスの多いそれは軍事用のものでないのがわかる。
華やかに彩られた装飾は全てが丁寧な仕事がされ、ドラゴンがモチーフとして所々にあしらわれていて、まるで誰かに見せるために造られたようものだ。
しかし、周りには人の気配はなく、立派な建物が寂しくも見えるそんなものだった。
訪れる人は居ないが全世界で有名な建物。
神獣ヴィスタを神をとして祀る聖堂だ。
そこに月一回物資搬入に来る行商人の一行がたどりついた。
一行のリーダー的存在である主人と助手が3人に、二頭護衛が2人に、物資を運ぶための馬が2頭。
小さな扉にあるドアノッカーを力強く鳴らす。
「こんにちはー!ご依頼の品をお届けに参りました!」
直ぐには出てこないが、ここまでの道のり遠くそれなりに険しい。
一応人が歩ける様に開拓はされているが、遥か昔にあった人の往来を感じるその道は今は面影も無く、自然に帰りそうなほどだ。
簡単に出て来なくとも諦めずに商人はノックし続ける。
「こんにちはーーー!スコット商会ですー!」
すぐそこに人がいる気配を感じながらも張り裂けんばかりに叫んだ。
辺りは山で声が反響しているが、商人は気にせずに叫ぶ。
10分くらい待っている内に、漸く神官が出てくる。
「すまない。今日はそんな日だったな」
「いえいえいえいえ。
皆様が熱心に信仰してらっしゃるのは存じております」
そう良いながら両手を胸の前でクロスしみせる。
信者ではないことを知っているが、出迎えた彼等は怒るでも無く笑った。
「なら、貴方も神官になるか?」
神官にと勧誘するにしては本気には見えなかったが、商人は慌て顔だ。
「えっあーいや。
いつも心で思っておりますし、そこまで魔力もありません!
そ・・・それに・・・私は家族が町におりますゆえ」
「結婚しているのか。
いや、貴方がいなくなればここに物資を運んでくれる物もいなくなるからな」
そう笑うと、商人の渡してきたリストを受け取り、後ろの荷物とそして一行を見た。
「ん?今日は荷物が多いな」
「途中で別の仕入先がふえたのです」
「この山に?」
「いえ。ここにくる途中に良い腕を持つ職人を見つけまして、そこと契約するにあったっていくつか荷物をおろすことになったのです」
「なるほどな。良い職人か。・・・品物ができたら持ってくるといい」
「はい」
何か新しいことは神官長を通さなければならないが、商人はにっこりと笑みを浮かべる。
危険な思いをしてここまで来ているのだ。
購入の品が増えるのは商人にとって喜ばしいことだ。
「神官長様はここ最近は落ち着かれた様に思う。
隣国から戻られてから神獣様と話がうまくいってるようだ。
今なら銀食器なども買っていだけるかもしれないぞ。
お前がその気なら神官長にも掛け合ってやるのも構わないが?」
「それはそれは。わかりました。次回にはお持ちしますので是非お願いいたします」
神官長に話を通すと言う神官に、珍しいこともある物だと思いながら頷いた。
本来、この施設に持ち込めるものは神官長の許可が通った物だけなのだが、神官長はあまり贅沢を好まず、酒やたばこに、贅沢品や嗜好品などは許可しない。
銀食器もそれにあたるのだが、神獣と疎通出来たと言うのは余程重要なことなのだろうと商人は考えながら金の匂いに現金にも笑みが止まらなかった。
ニヤニヤとする理由がわからないでもない神官は苦笑を浮かべる。
「神官長様とお話するときはその顔を止めるんだぞ?」
「えっ!・・・ハハ!申し訳ありません」
露骨にニヤついてしまったことに商人は慌てて顔を抑える。
この商人もこの神官だからそうしたのだが。
「さて、長話は受け取りの後にしよう。今門を開ける」
そういうと重厚そうな扉がゆっくりと開かれた。
・・・
・・
・
神官達は荷積みの仕分けが終わるとそうそうに商人達は帰り、聖堂の入口はいつもの静けさが無かった。
その空間には殆どの信者が集まっているのではないかと言うほど人が溢れている。
自分の欲しい物を手に入れる唯一のチャンスであるこのタイミングは、信者たちにとって一番楽しい日だ。
この施設に搬入が出来る物は神官長に申請したものしかない。
しかし、それに何時からか『裏伝票』というものが出来た。
管理をしているのは門を開け商人の荷積みを受け取る権限がある神官だ。
『裏伝票』は神官長の目を通らないため、代々門を開けることが出来る権限を持った神官は、秘密裏に人気があるものだった。
神獣を崇めているが欲望には勝てず、皆その神官に様々な要望をする。
小さな権限を持ったこの神官は、歴代の神官達と変わらずに、皆が顔を色をうかがう様に勘違いしていく。
つまらないことがあれば裏伝票に入れてもらえないからだ。
商人達がいつ来るかもしっかりと把握しているにも拘わらずすぐに出ないのも、他の神官にみせるためだった。
我慢させ皆に気を遣わせへりくだらせるのは酷く愉快にさせた。
本来荷物を受け取る時は、外部と繋がる時で一番警戒しなければならないタイミングだ。
しかし、優越感に浸る神官はこの時は盛大に気が緩んでいる。
そう。それは人が侵入しても気づけない程、皆周りに気が行っていなかった。
☆☆☆
人気のない廊下を3人の見慣れない神官が早歩きで歩いて行く。
足取りは明確で迷っている様子はない。
そんな彼等が向かった先は図書館だった。
空ければ長らく開けられていないようで、埃臭いと眉を顰めるそんな空間だった。
そのうちの1人が深めにかぶっていたフードをずり上げる。
「・・・何とか無事に入れたね」
「フードを取るな」
そう言いながら再びフードを深く被せられてしまう。
「これで見つからなかった困るな」
「・・・、いるよ。そんな感じがする」
フードを直されたのはシャリオンで、直したのはゾル。
そして不安になるようなことを呟いたライガーだ。
シャリオンは置手紙をしカルガリアの王都を立った日。
部屋に様子を見に来たライガーはウルフ家の者達から話を聞き、馬を走らせて追いかけてきたのだ。
馬車と単走では速さが違い、最後の町から出ようとした朝には追い付かれてしまったのだ。
『1人で暴走するな!』とか『なんでゾルは止めなかったんだ』とか『俺には相談しろっていったじゃないか』と、
散々言われた。
最後に『信じてくれないのか』と言われた時は、そんな思いをさせてしまったと言う事に心が痛んだ。
ガリウスへの心配が最高潮に達して暴走してしまっていたと言えば、漸く許してくれたが。
頭では自分に『冷静だ』と言い聞かせ、可笑しなことをしていることに気付かなかった。
辛うじて気づけたのは、潜入方法で正面から入って神官になると言うのは絶対に無理だと言う事くらいだ。
まぁそれもディアドラに『神官になりますか?』と言われたから潜入を思いついた事なのだが。
信じてもいないのに神官になりたいなど無理があり、ボロが出てしまっただろう。
追い付いたライガーとゾルにウルフ家の者達と、向こうから辛うじて見えないあたりまで施設に近づき、そこからゾルに頼みガリウスを探しつなげてもらった。
そこからは懐かしい気配を感じたが・・・、返答はなかった。
ゾル曰く洗脳魔法が掛けられている様子ではないそうだ。
一番はガリウスと思考共有が出来たならよかったのだが、出来ない事も想定しており、その作戦が今になる。
中の状況はウルフ家の者達がリアルタイムに調べてくれている最中だ。
この建物が、例えばセレスが造った魔法道具で守られていたなら出来ない芸当である。
そもそも、素人であるシャリオン達が入れた時点で警備が手薄すぎると言えるだろう。
今はそれが助かっているわけだが、・・・それでもゾルは気を付けろと言う。
『一般の民程度にまけるはずがない』とは言っていたのだが、過剰に何かを心配している。
それは、ガリウスと思考共有が出来ないことにも関係しているのかもしれない。
何にせよ、対峙した場合、シャリオンは圧倒的不利なので余計なことはしない。
今は、ウルフ家の者達が集めてきてくれる情報を待つだけだ。
・・・ガリィ・・・お願い、・・・答えて
建物に入る前から呼びかけ続けるその思考。
シャリオンは諦めずに声を掛けた。
☆☆☆
【別視点:???】
読んでいた本を閉じると男はため息をついた。
その傍にいた人物は焦った様に顔をあげる。
「困ったことになりました」
「っどうしたのです」
「私の読みが外れました」
その言葉に息を飲んだ。
「それでは困るのです!」
その言葉を聞いてもとても楽しげだ。
一方はみるみる間に青くなっていく。
「自業自得でしょう」
「っ」
「アレを差し出すという事で宜しいですね」
「!」
「あなたの望みを叶えて差し上げるのです。
それを含めても十分だと思いますが」
「・・・、・・・、・・・」
「報いは受けて頂きますよ」
そう言うと冷たく邪悪な笑みを浮かべるのだった。
┬┬┬
ただいま引っ越し作業中&セルフリフォーム中につき金土日更新滞ってます。。。
すみません。
8月は落ち着いて欲しいな。
それは古さを感じるが、人里から大分離れた場所にあるには不自然にも見える。
一見城だが窓やガラスの多いそれは軍事用のものでないのがわかる。
華やかに彩られた装飾は全てが丁寧な仕事がされ、ドラゴンがモチーフとして所々にあしらわれていて、まるで誰かに見せるために造られたようものだ。
しかし、周りには人の気配はなく、立派な建物が寂しくも見えるそんなものだった。
訪れる人は居ないが全世界で有名な建物。
神獣ヴィスタを神をとして祀る聖堂だ。
そこに月一回物資搬入に来る行商人の一行がたどりついた。
一行のリーダー的存在である主人と助手が3人に、二頭護衛が2人に、物資を運ぶための馬が2頭。
小さな扉にあるドアノッカーを力強く鳴らす。
「こんにちはー!ご依頼の品をお届けに参りました!」
直ぐには出てこないが、ここまでの道のり遠くそれなりに険しい。
一応人が歩ける様に開拓はされているが、遥か昔にあった人の往来を感じるその道は今は面影も無く、自然に帰りそうなほどだ。
簡単に出て来なくとも諦めずに商人はノックし続ける。
「こんにちはーーー!スコット商会ですー!」
すぐそこに人がいる気配を感じながらも張り裂けんばかりに叫んだ。
辺りは山で声が反響しているが、商人は気にせずに叫ぶ。
10分くらい待っている内に、漸く神官が出てくる。
「すまない。今日はそんな日だったな」
「いえいえいえいえ。
皆様が熱心に信仰してらっしゃるのは存じております」
そう良いながら両手を胸の前でクロスしみせる。
信者ではないことを知っているが、出迎えた彼等は怒るでも無く笑った。
「なら、貴方も神官になるか?」
神官にと勧誘するにしては本気には見えなかったが、商人は慌て顔だ。
「えっあーいや。
いつも心で思っておりますし、そこまで魔力もありません!
そ・・・それに・・・私は家族が町におりますゆえ」
「結婚しているのか。
いや、貴方がいなくなればここに物資を運んでくれる物もいなくなるからな」
そう笑うと、商人の渡してきたリストを受け取り、後ろの荷物とそして一行を見た。
「ん?今日は荷物が多いな」
「途中で別の仕入先がふえたのです」
「この山に?」
「いえ。ここにくる途中に良い腕を持つ職人を見つけまして、そこと契約するにあったっていくつか荷物をおろすことになったのです」
「なるほどな。良い職人か。・・・品物ができたら持ってくるといい」
「はい」
何か新しいことは神官長を通さなければならないが、商人はにっこりと笑みを浮かべる。
危険な思いをしてここまで来ているのだ。
購入の品が増えるのは商人にとって喜ばしいことだ。
「神官長様はここ最近は落ち着かれた様に思う。
隣国から戻られてから神獣様と話がうまくいってるようだ。
今なら銀食器なども買っていだけるかもしれないぞ。
お前がその気なら神官長にも掛け合ってやるのも構わないが?」
「それはそれは。わかりました。次回にはお持ちしますので是非お願いいたします」
神官長に話を通すと言う神官に、珍しいこともある物だと思いながら頷いた。
本来、この施設に持ち込めるものは神官長の許可が通った物だけなのだが、神官長はあまり贅沢を好まず、酒やたばこに、贅沢品や嗜好品などは許可しない。
銀食器もそれにあたるのだが、神獣と疎通出来たと言うのは余程重要なことなのだろうと商人は考えながら金の匂いに現金にも笑みが止まらなかった。
ニヤニヤとする理由がわからないでもない神官は苦笑を浮かべる。
「神官長様とお話するときはその顔を止めるんだぞ?」
「えっ!・・・ハハ!申し訳ありません」
露骨にニヤついてしまったことに商人は慌てて顔を抑える。
この商人もこの神官だからそうしたのだが。
「さて、長話は受け取りの後にしよう。今門を開ける」
そういうと重厚そうな扉がゆっくりと開かれた。
・・・
・・
・
神官達は荷積みの仕分けが終わるとそうそうに商人達は帰り、聖堂の入口はいつもの静けさが無かった。
その空間には殆どの信者が集まっているのではないかと言うほど人が溢れている。
自分の欲しい物を手に入れる唯一のチャンスであるこのタイミングは、信者たちにとって一番楽しい日だ。
この施設に搬入が出来る物は神官長に申請したものしかない。
しかし、それに何時からか『裏伝票』というものが出来た。
管理をしているのは門を開け商人の荷積みを受け取る権限がある神官だ。
『裏伝票』は神官長の目を通らないため、代々門を開けることが出来る権限を持った神官は、秘密裏に人気があるものだった。
神獣を崇めているが欲望には勝てず、皆その神官に様々な要望をする。
小さな権限を持ったこの神官は、歴代の神官達と変わらずに、皆が顔を色をうかがう様に勘違いしていく。
つまらないことがあれば裏伝票に入れてもらえないからだ。
商人達がいつ来るかもしっかりと把握しているにも拘わらずすぐに出ないのも、他の神官にみせるためだった。
我慢させ皆に気を遣わせへりくだらせるのは酷く愉快にさせた。
本来荷物を受け取る時は、外部と繋がる時で一番警戒しなければならないタイミングだ。
しかし、優越感に浸る神官はこの時は盛大に気が緩んでいる。
そう。それは人が侵入しても気づけない程、皆周りに気が行っていなかった。
☆☆☆
人気のない廊下を3人の見慣れない神官が早歩きで歩いて行く。
足取りは明確で迷っている様子はない。
そんな彼等が向かった先は図書館だった。
空ければ長らく開けられていないようで、埃臭いと眉を顰めるそんな空間だった。
そのうちの1人が深めにかぶっていたフードをずり上げる。
「・・・何とか無事に入れたね」
「フードを取るな」
そう言いながら再びフードを深く被せられてしまう。
「これで見つからなかった困るな」
「・・・、いるよ。そんな感じがする」
フードを直されたのはシャリオンで、直したのはゾル。
そして不安になるようなことを呟いたライガーだ。
シャリオンは置手紙をしカルガリアの王都を立った日。
部屋に様子を見に来たライガーはウルフ家の者達から話を聞き、馬を走らせて追いかけてきたのだ。
馬車と単走では速さが違い、最後の町から出ようとした朝には追い付かれてしまったのだ。
『1人で暴走するな!』とか『なんでゾルは止めなかったんだ』とか『俺には相談しろっていったじゃないか』と、
散々言われた。
最後に『信じてくれないのか』と言われた時は、そんな思いをさせてしまったと言う事に心が痛んだ。
ガリウスへの心配が最高潮に達して暴走してしまっていたと言えば、漸く許してくれたが。
頭では自分に『冷静だ』と言い聞かせ、可笑しなことをしていることに気付かなかった。
辛うじて気づけたのは、潜入方法で正面から入って神官になると言うのは絶対に無理だと言う事くらいだ。
まぁそれもディアドラに『神官になりますか?』と言われたから潜入を思いついた事なのだが。
信じてもいないのに神官になりたいなど無理があり、ボロが出てしまっただろう。
追い付いたライガーとゾルにウルフ家の者達と、向こうから辛うじて見えないあたりまで施設に近づき、そこからゾルに頼みガリウスを探しつなげてもらった。
そこからは懐かしい気配を感じたが・・・、返答はなかった。
ゾル曰く洗脳魔法が掛けられている様子ではないそうだ。
一番はガリウスと思考共有が出来たならよかったのだが、出来ない事も想定しており、その作戦が今になる。
中の状況はウルフ家の者達がリアルタイムに調べてくれている最中だ。
この建物が、例えばセレスが造った魔法道具で守られていたなら出来ない芸当である。
そもそも、素人であるシャリオン達が入れた時点で警備が手薄すぎると言えるだろう。
今はそれが助かっているわけだが、・・・それでもゾルは気を付けろと言う。
『一般の民程度にまけるはずがない』とは言っていたのだが、過剰に何かを心配している。
それは、ガリウスと思考共有が出来ないことにも関係しているのかもしれない。
何にせよ、対峙した場合、シャリオンは圧倒的不利なので余計なことはしない。
今は、ウルフ家の者達が集めてきてくれる情報を待つだけだ。
・・・ガリィ・・・お願い、・・・答えて
建物に入る前から呼びかけ続けるその思考。
シャリオンは諦めずに声を掛けた。
☆☆☆
【別視点:???】
読んでいた本を閉じると男はため息をついた。
その傍にいた人物は焦った様に顔をあげる。
「困ったことになりました」
「っどうしたのです」
「私の読みが外れました」
その言葉に息を飲んだ。
「それでは困るのです!」
その言葉を聞いてもとても楽しげだ。
一方はみるみる間に青くなっていく。
「自業自得でしょう」
「っ」
「アレを差し出すという事で宜しいですね」
「!」
「あなたの望みを叶えて差し上げるのです。
それを含めても十分だと思いますが」
「・・・、・・・、・・・」
「報いは受けて頂きますよ」
そう言うと冷たく邪悪な笑みを浮かべるのだった。
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ただいま引っ越し作業中&セルフリフォーム中につき金土日更新滞ってます。。。
すみません。
8月は落ち着いて欲しいな。
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