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執着旦那と愛の子作り&子育て編

僕は・・・いやらしいの・・・?②

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掛けられていたブランケットは足元に追いやられ、そんなベッド上に産まれたままの姿をガリウスに晒す。
何度抱かれても、そのアメジストの瞳に見つめられると、これからのことに心臓は高鳴る。
そんなシャリオンを煽る様に、後ろから抱きしめられ、体を撫でられた。
指先と舌だけで感じているシャリオンにガリウスはほほ笑みながら頬にちゅっと口づける。
『いやらしいと言われた』と言う、乳首を弄っていると、固さを増し始め色が増す。
そこは確かに以前より大きくなった。

以前は慎ましやかに赤く色づいた小さな果実の様だったが、
今は少し大きくなり熟れて美味しそうな果実だ。
ガリウスは期待に満ちた瞳を見つめたまま、そんな乳首を指先でつまむと体がぴくんぴくんと跳ね、愛らしい声を漏らした。

「ぁぁ!・・・ふっ・・・んっ」

いやらしいと言われてしまったからか、シャリオンは恥ずかし気に声を我慢する。
真っ赤になって感じながらも、必死に感じすぎないようにしているのか、ガリウスの手から逃がそうと体を捩る。
しかし、快感に弱いのは相変わらずで、避けたはずの体はすぐにガリウスの元へ戻ってしまう。
爪先でカリカリと掻かれると、じんじんと快感が広がり、シャリオンは口を押えた。
そして、無意識なのか自覚しているのか・・・。
股間のあたりに手を置き隠そうとしている、
その体勢は自然と背中が丸まり、ガリウスに首筋を晒すような体勢だった。

それを、ガリウスが逃がすはずもなく、レロリと舌で舐める。

「っ・・・ひぃぁっ」
「声を聞かせていただけないのですか・・・?」
「っ・・・だって・・・」
「シャリオンの声を・・・私は好きなのですが・・・」
「っ・・・」
「それとも。私よりその男の言葉を優先するのですか?」
「っそんなことっ・・・というか、がりぃもあまり声出さないじゃないか」

そんな風に言うとクスっと笑った。
後ろから抱きしめるきゅぅっと両乳首を摘ままれてしまう。

「っ・・・ぁ!」
「そうかもしれませんが。・・・貴方を触る手は止まらないでしょう?」

シャリオンが愛撫に声が止まらないように、ガリウスも感じさせたくて全身が止まらない。
股間を隠している腕の下に、するりと腕が入り込むと、すでにぐっしょりと濡れて立ち上がるそこに指を絡めた。

「はぅっ・・・」

シャリオンは性感帯と言われる個所がすべて弱い。
中を愛されることも勿論だが、男性器も愛せばすぐに蜜を溢れさせた。
ガリウスが上下に一度扱き、敏感な割れ目を親指でなぞるとひときは大きく声を上げる。

「っぁ!・・・ぁぁっ・・・そこっ・・・だめってっ・・・ひぃっ・・・やぁっ」

ガリウスの手に手を乗せて体をくねらせるシャリオン。
駄目という割にはすっかりとろけた顔で、ガリウスの手に股間を摺り寄せているのに気づいていない。
そんな様子のシャリオンを楽しむガリウスだが、シャリオンは感じすぎてしまう自分に困惑した。

「どっ・・・してっ?」
「・・・なにがです?」
「っ・・・自分じゃ、・・・こんなに・・・っ」

あの古城で、魔力の枯渇を感じた時、タリスマンや指輪で魔力を補った。
しかし、それと同時に物足りなさを感じてしまった。
普段、昼間にガリウスは魔力補充のために戻ってくるときはキスや軽い愛撫をされるだけで、体を繋げることは無い。
しかし、毎回そうすることでまるでパブロフの犬の様に、魔力の枯渇を感じると愛撫されるとその体に教え込まれていることにシャリオンは気づいていない。

「自分・・・?どういうことですか?」
「っ・・・な、・・・なんでもない」

そう言うとシャリオンはフルフルと首を振った。
魔力の枯渇で欲してしまう体になっても、羞恥はある。
捕まっていた城で一人で慰めてました。なんて、言えるわけがなかった。
しかし、ガリウスは別の意味で受け取った。

「あの男にしろと命令されたのですか」
「・・・え」
「・・・貴方が慰めるところ強要されたのですか?」

そういう目はガリウスのものじゃないくらいに怒りをためていて、シャリオンは観念した。
言いごまかせる気もしないが、はぐらかして言わなかったら大変になることは学習済みだ。

「その・・・魔力が・・・・枯渇して」
「・・・・。・・・それで?」

ガリウスの声はまだ冷たい。
もしかして、あの男に見せたと思っているのだろうか。と、漸く考えてに至った。

「魔法具でガリウスの魔力を補給したんだけど、・・・その・・・なんかそんな気分になってしまって」
「・・・」
「ひと、りで・・・した」
「本当に?」
「っ」

その言葉にこくこくと頷くと、ガリウスは小さく息をついた。
そしてシャリオンの体を片腕で抱き寄せた。

「ごめん・・・変な心配かけた?」
「・・・、」

そう謝ると、ガリウスは真顔を漸くとくと苦笑を浮かべた。
そして頬に口づけた後、再び手を上下させる。

「っ!」
「大丈夫ですよ。・・・しかし。そうですか。
シャリオンは一人でできなくなってしまったのですね」
「ひゃっ・・・ぁあっ・・あぁっ・・・がりぃっ・・・・はぁっ・・・ぅきもちっ」
「でも、安心してください。シャリオン。子を産みしましたから」
「え・・・?・・・!・・・あ!だめっ・・・やぁっ」

ガリウスの言葉に困惑しているシャリオンの尿道に、細い小指でその小さな穴を弄った。
勿論それを入れるつもりはないが、それでもシャリオンは怖がりながらも感じている。

「っ・・・やぁっ・・がりっ・・だめっ」
「親になるのですから、嘘は駄目ですよ。シャリオン。
貴方のここは固くして、こんなに蜜を零しているではありませんか」

そう言いうと、手をピタリと止めたガリウスがシャリオンの目の前に手を晒すと、その愛液で濡れた手のひらに息を飲んだ。
指先でくちゅくちゅと見せつけるように音を立てながら、シャリオンの耳に口づけた。

「っぁ」
「・・・感じていなければこうはならないでしょう?」
「ぅっ・・・」

真っ赤に頬を染めて、ついに首を逆に逸らしてしまうシャリオン。

「言ったでしょう?・・・私はこうなってくれるのが嬉しいと」
「っ・・・けど」
「・・・それとも、そんなあなたを見て・・・・こうなってしまう私は」
「?・・・!」

ガリウスの言っている意味が分からなかったが、腰を引き寄せられシャリオンの背中に当たる猛りに気付き、思わず息を飲んだ。

「いやらしくて汚らわしいですか?」
「っ・・・そっ・・・」

腰を押し付けゆっくりと回すように動かされた。
それだけで、期待してしまうシャリオンは首を小さく横に振った。

「口で教えてください」
「っ・・・僕のことをみて、・・・そうなってる、・・・ガリィを、・・・そんな風に思うわけっ・・ない」
「どんな風ですか?」
「!」

そんな意地悪気なことを聞くガリウスに、思わずシャリオンが後ろに振り返れば、その唇は塞がれた。

「ぁっ・・・はっ・・・っ・・・ぁっ」
「・・・教えて下さい。・・・シャリオン。・・・私はどうなっていますか?」
「っ~・・・っ・・・っ・・・」
「シャリオン・・・」


そう囁きながらちゅちゅっと唇を啄まれる、
まるで言えと促されているようだ。
こうなったガリウスは、自分の望み通りになるまでてこでも動かない。
手に触れなくても、ガリウスの服越しにでも固く大きいそれ。
それはきっと熱く、今日もシャリオンを満たしてくれるのだろう。
シャリオンは恥ずかしさにつぶれそうになりながらも口を動かした。

「っ・・・お、・・・き、ぃ」
「ありがとうございます」
「っ~」
「嬉しいです。・・・でも、あなたがこうしたんですよ?」
「っ・・・!」
「今日も・・・責任もって愛させてくださいね?」
「っっ・・・・」

そんなガリウスにシャリオンはこくこくと頷くので精一杯だ。

「ですが・・・その前にすべてを教えてください。
シャリオンは一人でここを慰めていたのですよね?」

ガリウスの手がユルユルとシャリオンのモノを扱く。

「っ・・・うんっ・・・そ、・・・ぉっ」
「では、・・・・裸になって・・・貴方の愛らしい乳首を見られた後に」
「ッ」
「・・・ここを見られたのですか?」

扱いていた手がピタリと止まると、その奥の蕾に手を伸ばされた。
ガリウスの中指がそこに触れるだけで、そこはパクパクと動き出すのがシャリオンにもわかった。

「っ・・・はぁっ・・・んぅっ」
「・・・。どんな風に、見せたのですか?」
「・・・がりぃ・・・っ」
「大丈夫です。・・・私がすべて忘れさせて差し上げます」
「っ・・・ほん、・・・と?」

恥ずかしい。
だが、あの男を思い出したくはない。
すがる様に見上げればガリウスがコクリと頷く。
シャリオンは余りの羞恥に泣きそうになったが、あの視線と恐怖が忘れたくて、ノロノロと動き出すと四つん這いになった。
そして、震える手をゆっくりと後ろに手を持っていくと尻肉を掴んだ。

っ・・・見られてる・・・!

背中に・・・いや。
そこにガリウスの視線が寄せられているのが分かる。
ガリウスにこうして見せたことはある。
しかし、それに慣れるはずもなく・・・。

・・・恥ずかしいっ

羞恥心だけでなく、興奮している自分にもシャリオンは気づいていた。
その視線にすら感じるように、ひくひくと動く媚肉にシャリオンはホロリと涙が落ちる。

「っ・・・やだぁっ・・・っ・・・みちゃだめっ」

「・・・。・・・シャリオン。安心してください。・・・ここはいつも通り可愛らしく、私を求めている様ですよ」
「っ~・・・」
「私を欲してくれているのでしょう?」
「っ・・・ぅ・・・んっ」

それに素直に頷くのも恥ずかしい。
しかし、『いやらしくない』と言われるのは嬉しかった。
そう思っていた時だった。
ぐいっと腰を引き寄せられ高く持ち上げられると、そこに息が当たる気配がしてシャリオンは慌てて振り向くが、その頃には舌を突き出したガリウスがそこに顔を埋めていた。

「!!ガリィっ・・・ひぃぁっ」

名前を呼ぶのと同時に、ちゅぷりと入ってくる舌にシャリオンは震えた。
しかし、それをガリウスが止めるわけもなく、しっかりと濡れほぐれるまで舐め続けられた。

漸く指を入れられる頃には、すっかり男の存在を忘れるほどに、ガリウスしか見えていたなかった。
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