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17-2重ねる体◆
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「もうっ……そこいいからっ……」
舌先で硬くなった先端をつつかれたり、乳暈ごと吸われたり。
指で摘ままれたかと思えば、ぐりぐりと押しつぶされたり。
しつこいくらいに愛撫され、波奈は耐えきれなくなって、彩人の髪を引っ張った。
「ハナの乳首、赤くなってる」
「ひゃっ……ん」
色づいた部分のそばを、キツく吸われた。
白い胸は彩人の唾液まみれで、ところどころに赤いキスマークができていた。
「ハナ、下、脱がすよ」
「……自分で脱ぐ」
「駄目」
起き上がろうとすると、腹を押さえられ、ベルトを外される。
今日は黒のチノパンツを履いていた。
彩人の手はチノパンツだけでなく、ブラジャーと揃いだった下着まで、一緒に剥ぎ取ってしまう。
恥ずかしいと思い、そこを隠し、再びカーテンを閉めるようお願いしようとしたのだが――。
彩人は手早く、波奈の両膝に手を置き、あっと思った瞬間には、大きく開かされてしまっていた。
露わになった秘部に彩人の視線が向かう。
「み、見ないでっ……」
閉じようとするけれど、体を足の間に入れられた。
手で隠そうとするより早く、彼の顔がそこに近づき、そして――。
「あっ……んんっ……だ、だめっ」
指先がそこを割り開き、ぺとりと温かなものが触れた。
「だめ……き、汚いっ……」
「ハナのここ……うねうねしてる……」
「あっ……」
膣口を舌先で舐められる。
甘い刺激に、阻もうとしていた指が震えた。
恥ずかしい部分を、口にされている。
恥ずかしくてたまらないのに、彩人の舌がそこに触れていると自覚すると、頭の奥の痺れが増す。
ここに来る前にシャワーを浴びてきたけれど、それでも汚いはずだ。
駄目だ、止めないと、と思うのに抵抗する力が脱け、太股とお腹が自分の意思とは関係なくビクビクと震えた。
くちゅくちゅと、ヒクつくたびに漏れ出すものを舐め取る音がする。
「やっ……あっ」
割れ目の上部にある快楽の芯を指腹で擽られた。
つんつんと軽く叩くように触れられたかと思うと、今度は根元から押し上げるようにぐりぐりされる。
「だめっ……そこっ……だめなのっ」
波奈は声を弾ませていると、彩人が「駄目なの?」とからかうように訊いてくる。
だめなの、だめなの……と波奈は幼げな声で繰り返した。
「ひゃっ……ああっ」
ぺとり、と。舌が陰核に触れた。
滑らかなものが、そこで蠢く。指とは違う感触に悦んだ膣孔から、どろりと蜜が零れる。
――気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
気持ちいいことしか考えられなくなる。
もっとしてとばかりに、波奈の尻が浮いた。
「こら。ハナ、じっとして」
「だって……う、動いちゃうの……ひゃうっ」
ちゅっと、吸われ、頭の奥が真っ白になる。
ビクビクビクと体が激しく痙攣した。
「ハナ? イッたの? すごいどろどろ。あ……ここ、剥けてる」
「ひっ!」
つんっと突かれると、今まで以上の激しい、痛いくらいの快感が走った。
「だめっ……そこっ……もうしないでっ……」
波奈は涙声で懇願する。
気持ちよくておかしくなってしまいそうで怖い。
「泣いちゃったの? 可愛い」
波奈の泣き濡れた顔に気づき、彩人が微笑む。
「これ以上したら……怒るから」
「これ以上って? 挿れるのは駄目?」
「……舐めるの、ダメ……もう、いれていいから」
わかったと彩人が言い、スラックスのベルトを緩めた。
昂ぶったそれがちらりと見え、波奈は目を逸らしたのだが――重要なことを思い出し、慌てた。
「アヤ……避妊具つけて」
「結婚するのに?」
「まだ子ども欲しくないから……」
「ゴムなんて持っていないよ」
その返答に、少しほっとする自分がいた。
昔はわからないけれど、少なくとも今は……彩人は避妊具を使う相手がいないということだ。
わざわざ波奈に会いに来たのだ。彩人の性格からして、付き合っている女性はいないとは思っていたけれど、安心した。
けれど避妊具がないのは困る。
今日、もしかしたら、こういうことをするかもしれないと予想して下着まで用意したのに。
避妊のことがすっかり頭から抜け落ちていた。
「なら……今日は、やめとこ。また今度、しよう」
「……ハナ」
不機嫌そうに名を呼ばれる。
――あれ、おっきくなってたし……。
男性の生理現象には詳しくないけれど、一度大きくなったら、出さないと辛いというのは耳にしたことがあった。
ここでやめます、と言うのは彩人が可哀想な気もする。
けれどだからといって、避妊具なしの性行為はしたくない。
「…………さ、触るから……」
考えたすえ、波奈は顔を真っ赤にしながら、彩人のそれに手を伸ばした。
舌先で硬くなった先端をつつかれたり、乳暈ごと吸われたり。
指で摘ままれたかと思えば、ぐりぐりと押しつぶされたり。
しつこいくらいに愛撫され、波奈は耐えきれなくなって、彩人の髪を引っ張った。
「ハナの乳首、赤くなってる」
「ひゃっ……ん」
色づいた部分のそばを、キツく吸われた。
白い胸は彩人の唾液まみれで、ところどころに赤いキスマークができていた。
「ハナ、下、脱がすよ」
「……自分で脱ぐ」
「駄目」
起き上がろうとすると、腹を押さえられ、ベルトを外される。
今日は黒のチノパンツを履いていた。
彩人の手はチノパンツだけでなく、ブラジャーと揃いだった下着まで、一緒に剥ぎ取ってしまう。
恥ずかしいと思い、そこを隠し、再びカーテンを閉めるようお願いしようとしたのだが――。
彩人は手早く、波奈の両膝に手を置き、あっと思った瞬間には、大きく開かされてしまっていた。
露わになった秘部に彩人の視線が向かう。
「み、見ないでっ……」
閉じようとするけれど、体を足の間に入れられた。
手で隠そうとするより早く、彼の顔がそこに近づき、そして――。
「あっ……んんっ……だ、だめっ」
指先がそこを割り開き、ぺとりと温かなものが触れた。
「だめ……き、汚いっ……」
「ハナのここ……うねうねしてる……」
「あっ……」
膣口を舌先で舐められる。
甘い刺激に、阻もうとしていた指が震えた。
恥ずかしい部分を、口にされている。
恥ずかしくてたまらないのに、彩人の舌がそこに触れていると自覚すると、頭の奥の痺れが増す。
ここに来る前にシャワーを浴びてきたけれど、それでも汚いはずだ。
駄目だ、止めないと、と思うのに抵抗する力が脱け、太股とお腹が自分の意思とは関係なくビクビクと震えた。
くちゅくちゅと、ヒクつくたびに漏れ出すものを舐め取る音がする。
「やっ……あっ」
割れ目の上部にある快楽の芯を指腹で擽られた。
つんつんと軽く叩くように触れられたかと思うと、今度は根元から押し上げるようにぐりぐりされる。
「だめっ……そこっ……だめなのっ」
波奈は声を弾ませていると、彩人が「駄目なの?」とからかうように訊いてくる。
だめなの、だめなの……と波奈は幼げな声で繰り返した。
「ひゃっ……ああっ」
ぺとり、と。舌が陰核に触れた。
滑らかなものが、そこで蠢く。指とは違う感触に悦んだ膣孔から、どろりと蜜が零れる。
――気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
気持ちいいことしか考えられなくなる。
もっとしてとばかりに、波奈の尻が浮いた。
「こら。ハナ、じっとして」
「だって……う、動いちゃうの……ひゃうっ」
ちゅっと、吸われ、頭の奥が真っ白になる。
ビクビクビクと体が激しく痙攣した。
「ハナ? イッたの? すごいどろどろ。あ……ここ、剥けてる」
「ひっ!」
つんっと突かれると、今まで以上の激しい、痛いくらいの快感が走った。
「だめっ……そこっ……もうしないでっ……」
波奈は涙声で懇願する。
気持ちよくておかしくなってしまいそうで怖い。
「泣いちゃったの? 可愛い」
波奈の泣き濡れた顔に気づき、彩人が微笑む。
「これ以上したら……怒るから」
「これ以上って? 挿れるのは駄目?」
「……舐めるの、ダメ……もう、いれていいから」
わかったと彩人が言い、スラックスのベルトを緩めた。
昂ぶったそれがちらりと見え、波奈は目を逸らしたのだが――重要なことを思い出し、慌てた。
「アヤ……避妊具つけて」
「結婚するのに?」
「まだ子ども欲しくないから……」
「ゴムなんて持っていないよ」
その返答に、少しほっとする自分がいた。
昔はわからないけれど、少なくとも今は……彩人は避妊具を使う相手がいないということだ。
わざわざ波奈に会いに来たのだ。彩人の性格からして、付き合っている女性はいないとは思っていたけれど、安心した。
けれど避妊具がないのは困る。
今日、もしかしたら、こういうことをするかもしれないと予想して下着まで用意したのに。
避妊のことがすっかり頭から抜け落ちていた。
「なら……今日は、やめとこ。また今度、しよう」
「……ハナ」
不機嫌そうに名を呼ばれる。
――あれ、おっきくなってたし……。
男性の生理現象には詳しくないけれど、一度大きくなったら、出さないと辛いというのは耳にしたことがあった。
ここでやめます、と言うのは彩人が可哀想な気もする。
けれどだからといって、避妊具なしの性行為はしたくない。
「…………さ、触るから……」
考えたすえ、波奈は顔を真っ赤にしながら、彩人のそれに手を伸ばした。
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