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第二章
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ゼロスが青い炎を宿した斧を構え、低く身構える。
本気だ。
本気で攻撃を仕掛けるつもりだ。
それに対してイドはあくびなんかをして余裕綽々。
やる気など微塵も感じられない。
それだけ実力差があるのか、もしくは余裕のように見せているのか。
まぁイドのことだから前者だろう。
だってイドは、私たちの想像を軽く超える実力者なんだから。
「動くよ」
ゼロスが行動に移す。
その瞬間をクマが察知した。
跳躍。
一瞬でイドとの距離をゼロにする。
斧は既に振り上げられており、後は振り下ろせばイドの頭は粉々に砕け散るだろう。
いや、頭だけじゃない。
全身が粉々に砕け散ってしまう。
そう思わせるほどの魔力と巨斧。
「イド!」
「大丈夫だ。こんなの心配するほどのことじゃねえよ」
私は心配のあまりイドの名を叫ぶが……彼は緩みきった笑顔を私に見せるだけ。
そんなに余裕で大丈夫?
しかし私の考えは杞憂に終わる。
ゼロスの渾身の一撃。
それはイド頭に叩き込まれるはずだった。
しかしイドが発する黒い雷に、その一撃は阻止される。
「なっ――」
「レベルが違うんだよ。俺とやり合いたかったらもっと強くなってから出直してこい」
斧が弾け飛ぶ。
宙でクルクル風車のように回る斧。
ゼロスが手から離れた斧を見上げる。
その刹那、イドが指先でゼロスの胸に触れ、稲妻を相手に流し込む。
ゼロスは軽い痙攣を起こし、そして白目をむいて倒れてしまうのであった。
「まさか、あんな簡単に勝ってしまうなんて、やっぱりイドはんは常識外れの実力をお持ちみたいやな」
「あ、あんな強そうなのを……誰なんだ彼は?」
戦いを観戦していた男の人たちはイドの強さに驚愕するばかり。
イドはまるで朝の体操を終わらたぐらいの様子で、またあくびをしながらこちらに歩いてくる。
「じゃあ帰って映画でも見るか」
「イド、映画にはまりすぎだよ」
周囲の反応などお構いなし。
イドはマイペースのまま帰る準備をしようとしていた。
その時、
「ま、待て……」
「ああ?」
意識を取り戻すゼロス。
地面に倒れたまま彼はイドの方を見る。
「俺を殺さないのか?」
「殺してほしいのか?」
「……殺せ。俺は武人として死んでいきたい。強者にやられた武人として」
「俺が強いのは分かってるが、お前の生き死になんて知らねえし、関係ねえよ。死にたきゃ自分で死ね」
イドの表情と声から優しさは感じられない。
でもなんとも言えない違和感を、私は覚えていた。
「イド……今回は殺さないんだね」
「まぁ、前のあいつは悪いことばっかしてたみたいだし、お前を怖い目に遭わせたしな……」
「でも、出逢った頃のイドだったら問答無用で殺してたような気がするんだ」
「それは……否定できない」
イドは急に照れた表情を見せ、そして私から顔を背けて言う。
「お、お前に影響されちまったんだろうな……」
家族のことを気にしたり、無暗に命を奪わなかったり……
少しずつ変化をしているイド。
それが嬉しくて嬉しくて、私は胸をポカポカさせて彼に抱きつく。
「イドが優しくなるの、嬉しいよ」
「お、お前が喜んでくれたら俺も嬉しいんだからな!」
ツンデレデレのイドは、やっぱり怒鳴りながら素直なことを言う。
そんな私たちの様子を見て、ゼロスはふんと鼻で笑う。
「……強い奴を求め続け、そして俺を負かしたのがこんな奴だとはな」
「うるせー。やっぱ殺してやろうか」
「まあまあ……ねえ。あなたも人を殺したりするの?」
「いや……戦いは好きだが、無駄な殺生はしない。魔族王は人間の住むこの土地を欲しがり魔族に攻め込ませているが、俺は一切関与していない。俺は自分の大事な物を守り、そしてただ強い奴と戦いたいだけだ」
最初はクロズライズみたいに怖いとも思ったけれど、でも怖気を覚えるような怖さは無かった。
それは無駄に人を傷つけない、そんな優しさを持った人だからだろうか。
ともかく魔族にもいい人、優しい人もいるんだと、ゼロスを見て私は感激していた。
「これからも人を襲わないでくれる?」
「言っただろう。無駄な殺生は嫌いだと」
「お前、魔族にしては変な性格してるな」
「龍族のくせに人間と一緒にいるお前に言われたくはない」
イドは彼の言葉にイラッとしたのか、眉をひそめてゼロスに背を向る。
「帰るぞ」
「うん」
私の近くに集まるイドとクマたち。
男の人たちは依然として唖然としており、私たちを見ている。
「あ、えっと……ありがとう」
「うん。これでモンスターがいなくなったらいいね」
「ああ……」
挨拶を済ませ、そして『空間移動』を発動しようとしたその時、ゼロスが「待て」と私たちを引き留める。
「なんだ?」
「龍族のお前が人間と一緒にいられるのなら……魔族である俺も一緒にいられるのだろうか?」
「そりゃ、いれないこともないだろうな」
「なら、俺も一緒にいてもいいか? 解せん魔族王のもとにいるより、お前と戦う毎日の方が楽しそうだ」
「いや、一緒にいるなんてごめんだし、毎日戦うなんて面倒くせえことしねえよ」
「……決めた。俺はこれからお前に仕えよう。そして俺と毎日手合わせをしてくれ」
この人、自分の考えは曲げない本物の武人みたいな人のようだ。
良く言えば真っ直ぐ。悪く言えば頑固。
そんなゼロスに困り果てるイド。
「だから戦わねえって言ってるだろ! そこで勝手に死んでろ!」
ゼロスをその場に放置したまま、イドは強引に『空間移動』を発動する。
目の前の空間が歪み――私たちは一瞬で家へと戻って来た。
「どこで生活しようがあいつの勝手だけどよ、こっちだって暇じゃねえんだ。そんな毎日毎日戦ってられるかよ」
「映画観ないといけないしね」
「おう。それにお前との時間もだ、大事だしな」
照れるイドと腕を組み、私は家の中に入る。
私もイドとの時間を大事にしたいよ。
ずっと一緒にいられたらいいね。
私はそう考え、そう願う。
ずっとずっと、家族皆とこうして一緒にいられたら嬉しいな。
本気だ。
本気で攻撃を仕掛けるつもりだ。
それに対してイドはあくびなんかをして余裕綽々。
やる気など微塵も感じられない。
それだけ実力差があるのか、もしくは余裕のように見せているのか。
まぁイドのことだから前者だろう。
だってイドは、私たちの想像を軽く超える実力者なんだから。
「動くよ」
ゼロスが行動に移す。
その瞬間をクマが察知した。
跳躍。
一瞬でイドとの距離をゼロにする。
斧は既に振り上げられており、後は振り下ろせばイドの頭は粉々に砕け散るだろう。
いや、頭だけじゃない。
全身が粉々に砕け散ってしまう。
そう思わせるほどの魔力と巨斧。
「イド!」
「大丈夫だ。こんなの心配するほどのことじゃねえよ」
私は心配のあまりイドの名を叫ぶが……彼は緩みきった笑顔を私に見せるだけ。
そんなに余裕で大丈夫?
しかし私の考えは杞憂に終わる。
ゼロスの渾身の一撃。
それはイド頭に叩き込まれるはずだった。
しかしイドが発する黒い雷に、その一撃は阻止される。
「なっ――」
「レベルが違うんだよ。俺とやり合いたかったらもっと強くなってから出直してこい」
斧が弾け飛ぶ。
宙でクルクル風車のように回る斧。
ゼロスが手から離れた斧を見上げる。
その刹那、イドが指先でゼロスの胸に触れ、稲妻を相手に流し込む。
ゼロスは軽い痙攣を起こし、そして白目をむいて倒れてしまうのであった。
「まさか、あんな簡単に勝ってしまうなんて、やっぱりイドはんは常識外れの実力をお持ちみたいやな」
「あ、あんな強そうなのを……誰なんだ彼は?」
戦いを観戦していた男の人たちはイドの強さに驚愕するばかり。
イドはまるで朝の体操を終わらたぐらいの様子で、またあくびをしながらこちらに歩いてくる。
「じゃあ帰って映画でも見るか」
「イド、映画にはまりすぎだよ」
周囲の反応などお構いなし。
イドはマイペースのまま帰る準備をしようとしていた。
その時、
「ま、待て……」
「ああ?」
意識を取り戻すゼロス。
地面に倒れたまま彼はイドの方を見る。
「俺を殺さないのか?」
「殺してほしいのか?」
「……殺せ。俺は武人として死んでいきたい。強者にやられた武人として」
「俺が強いのは分かってるが、お前の生き死になんて知らねえし、関係ねえよ。死にたきゃ自分で死ね」
イドの表情と声から優しさは感じられない。
でもなんとも言えない違和感を、私は覚えていた。
「イド……今回は殺さないんだね」
「まぁ、前のあいつは悪いことばっかしてたみたいだし、お前を怖い目に遭わせたしな……」
「でも、出逢った頃のイドだったら問答無用で殺してたような気がするんだ」
「それは……否定できない」
イドは急に照れた表情を見せ、そして私から顔を背けて言う。
「お、お前に影響されちまったんだろうな……」
家族のことを気にしたり、無暗に命を奪わなかったり……
少しずつ変化をしているイド。
それが嬉しくて嬉しくて、私は胸をポカポカさせて彼に抱きつく。
「イドが優しくなるの、嬉しいよ」
「お、お前が喜んでくれたら俺も嬉しいんだからな!」
ツンデレデレのイドは、やっぱり怒鳴りながら素直なことを言う。
そんな私たちの様子を見て、ゼロスはふんと鼻で笑う。
「……強い奴を求め続け、そして俺を負かしたのがこんな奴だとはな」
「うるせー。やっぱ殺してやろうか」
「まあまあ……ねえ。あなたも人を殺したりするの?」
「いや……戦いは好きだが、無駄な殺生はしない。魔族王は人間の住むこの土地を欲しがり魔族に攻め込ませているが、俺は一切関与していない。俺は自分の大事な物を守り、そしてただ強い奴と戦いたいだけだ」
最初はクロズライズみたいに怖いとも思ったけれど、でも怖気を覚えるような怖さは無かった。
それは無駄に人を傷つけない、そんな優しさを持った人だからだろうか。
ともかく魔族にもいい人、優しい人もいるんだと、ゼロスを見て私は感激していた。
「これからも人を襲わないでくれる?」
「言っただろう。無駄な殺生は嫌いだと」
「お前、魔族にしては変な性格してるな」
「龍族のくせに人間と一緒にいるお前に言われたくはない」
イドは彼の言葉にイラッとしたのか、眉をひそめてゼロスに背を向る。
「帰るぞ」
「うん」
私の近くに集まるイドとクマたち。
男の人たちは依然として唖然としており、私たちを見ている。
「あ、えっと……ありがとう」
「うん。これでモンスターがいなくなったらいいね」
「ああ……」
挨拶を済ませ、そして『空間移動』を発動しようとしたその時、ゼロスが「待て」と私たちを引き留める。
「なんだ?」
「龍族のお前が人間と一緒にいられるのなら……魔族である俺も一緒にいられるのだろうか?」
「そりゃ、いれないこともないだろうな」
「なら、俺も一緒にいてもいいか? 解せん魔族王のもとにいるより、お前と戦う毎日の方が楽しそうだ」
「いや、一緒にいるなんてごめんだし、毎日戦うなんて面倒くせえことしねえよ」
「……決めた。俺はこれからお前に仕えよう。そして俺と毎日手合わせをしてくれ」
この人、自分の考えは曲げない本物の武人みたいな人のようだ。
良く言えば真っ直ぐ。悪く言えば頑固。
そんなゼロスに困り果てるイド。
「だから戦わねえって言ってるだろ! そこで勝手に死んでろ!」
ゼロスをその場に放置したまま、イドは強引に『空間移動』を発動する。
目の前の空間が歪み――私たちは一瞬で家へと戻って来た。
「どこで生活しようがあいつの勝手だけどよ、こっちだって暇じゃねえんだ。そんな毎日毎日戦ってられるかよ」
「映画観ないといけないしね」
「おう。それにお前との時間もだ、大事だしな」
照れるイドと腕を組み、私は家の中に入る。
私もイドとの時間を大事にしたいよ。
ずっと一緒にいられたらいいね。
私はそう考え、そう願う。
ずっとずっと、家族皆とこうして一緒にいられたら嬉しいな。
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