サクサクっと短編集

茶山さく

文字の大きさ
上 下
1 / 2

軽い気持ち①※R18

しおりを挟む

 軽い気持ちで手を出すんじゃなかった。


「北斗……も゙ぅやだっ!こわれる!!」
「えぇ~誘ったのはりょーくんでしょ? 何このくらいでへばってんの?」
「も゙ぅ゙いらなぃ゙!!離してっ!!」
「駄目に決まってんでしょ?りょーくんがもう俺しか見れないようにしようね♡」

「ぁ゙ぁ゙っ!……ぬ゙いてっ!!」

 さっきから執拗に何度も結腸に北斗の先端をハメられて、止まらない快楽に気が狂いそうだった。 


 ずっとイッてる……

「ほらぁ、逃げない♡りょーくんは誰のモノ?」
「いゃぁぁぁぁ!!…ゆるじでっ!!」
「ほら、お返事は?♡」
「ぬ゙いてっ!!…北斗……やだっ!!!」

「あーもう、お返事ないなら壊そっか」




 なんで?
 なんでこんなことになったの?




 ーーーーーー


「りょーくん、また別れたの?」
「うっさい、北斗。今回はたまたま相手が悪かっただけ」
「とか何とか言って、結局さんざん遊ばれていつも捨てられるくせに……」
「……」
 言い返したいけど、図星だったので言い返せなかった。

 俺と北斗は幼馴染。
 物心ついたころにはいつも近く北斗がいた。
 かっこよくて、優しくて、頭がよくて非の打ちどころがない男だった。それと同時に何故こんな平凡な俺とずっと一緒にいるのか不思議なほどだった。
 小中高と腐れ縁、大学こそ違えど週1回以上はお互いの家を行き来していたけど、就活の事なんてお互い言ってなかったのに、就職先も同じだった……
 やばくない?

「りょーくん何?俺に見とれてんの?」
「はぁ?……んな訳ねーだろ!」
「ってか、もう次の相手探すの?」
「ん~まあな……」
「……じゃあさ、一回俺で試さない?」

「はあ?それはいいかな?親友となんてセックスできないっつーの!!」
「えぇ~一回だけだから!ね?試してみたら?ほら、俺のでかいし……」


 確かに一緒に先頭に行ったときに見たけど、通常状態でのあのサイズはやばいよな……


 ーゴクッー


「い、一回だけだからな?」
「マジ?やばっ……じゃあ今日終わったら、家来てくれる?」
「う、うん……」

 そんな約束をしたのが昼休み。
 そして、冒頭に戻る……


 ーーーーーー



「…北斗の!俺は北斗のっ!!もう、北斗だけ……だからっ」
「うん♡そうだね!それが本当だったらね?」
「も゙…ぅ゙……ゆるして…」

「北斗のりょーくんなんでしょ?♡じゃあ、俺のだし…壊してもいいよね?」
「…………やっ……」

 
 プシャァァァ

「あーあ、りょーくん嬉しくて漏らしちゃった?」
「ひっ…や、やだっ……!ご、ごめん゙な゙さいっ!!」

「あ、そうだ……はい♡」





北斗は俺のスマホを手に取るとにっこり笑いながら、こう告げた……


 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

イケメン大学生にナンパされているようですが、どうやらただのナンパ男ではないようです

市川パナ
BL
会社帰り、突然声をかけてきたイケメン大学生。断ろうにもうまくいかず……

大親友に監禁される話

だいたい石田
BL
孝之が大親友の正人の家にお泊りにいくことになった。 目覚めるとそこは大型犬用の檻だった。 R描写はありません。 トイレでないところで小用をするシーンがあります。 ※この作品はピクシブにて別名義にて投稿した小説を手直ししたものです。

【完結】婚約者と幼馴染があまりにも仲良しなので喜んで身を引きます。

天歌
恋愛
「あーーん!ダンテェ!ちょっと聞いてよっ!」 甘えた声でそう言いながら来たかと思えば、私の婚約者ダンテに寄り添うこの女性は、ダンテの幼馴染アリエラ様。 「ちょ、ちょっとアリエラ…。シャティアが見ているぞ」 ダンテはアリエラ様を軽く手で制止しつつも、私の方をチラチラと見ながら満更でも無いようだ。 「あ、シャティア様もいたんですね〜。そんな事よりもダンテッ…あのね…」 この距離で私が見えなければ医者を全力でお勧めしたい。 そして完全に2人の世界に入っていく婚約者とその幼馴染…。 いつもこうなのだ。 いつも私がダンテと過ごしていると必ずと言って良いほどアリエラ様が現れ2人の世界へ旅立たれる。 私も想い合う2人を引き離すような悪女ではありませんよ? 喜んで、身を引かせていただきます! 短編予定です。 設定緩いかもしれません。お許しください。 感想欄、返す自信が無く閉じています

私のことなど、ご放念くださいませ!

風見ゆうみ
恋愛
私の住む世界では、貴族は犬を飼うことが当たり前で、賢い犬がいる家に一目置くというしきたりがある。 幼い頃から犬と念話ができる私は、どんな暴れ犬でも良い子になると、国内では評判が良かった。 伯爵位を持つ夫、ノウルと大型犬のリリと共に新婚生活を始めようとしていたある日、剣の腕を買われた夫が出兵することになった。 旅立つ日の朝、彼は私にこう言った。 「オレは浮気をする人は嫌いだ。寂しいからといって絶対に浮気はしないでほしい」 1年後、私の国は敗戦したが、ノウル様は無事に戻って来た。 でも、彼の横には公爵令嬢が立っていた。その公爵令嬢は勝利国の王太子の妻として捧げられる予定の人。でも、彼女のお腹の中にはノウル様との子供がいるのだと言う。 ノウルは公爵令嬢を愛人にし、私との結婚生活を続けると言う。王家は私にノウル様が公爵令嬢を身ごもらせた責任を取らせると言い出し、公爵令嬢の代わりに冷酷で有名な王太子の嫁にいけという。 良いわよ、行きますとも! 私がいなくなれば、困るのはあなたたちですけどね! ※R15は保険です。誤字脱字、気を付けているつもりですが、やはりございます。教えていただけますと幸いです。

えっと、先日まで留学していたのに、どうやってその方を虐めるんですか?

水垣するめ
恋愛
公爵令嬢のローズ・ブライトはレイ・ブラウン王子と婚約していた。 婚約していた当初は仲が良かった。 しかし年月を重ねるに連れ、会う時間が少なくなり、パーティー会場でしか顔を合わさないようになった。 そして学園に上がると、レイはとある男爵令嬢に恋心を抱くようになった。 これまでレイのために厳しい王妃教育に耐えていたのに裏切られたローズはレイへの恋心も冷めた。 そして留学を決意する。 しかし帰ってきた瞬間、レイはローズに婚約破棄を叩きつけた。 「ローズ・ブライト! ナタリーを虐めた罪でお前との婚約を破棄する!」 えっと、先日まで留学していたのに、どうやってその方を虐めるんですか?

迷子の僕の異世界生活

クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。 通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。 その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。 冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。 神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。 2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。

女装とメス調教をさせられ、担任だった教師の亡くなった奥さんの代わりをさせられる元教え子の男

湊戸アサギリ
BL
また女装メス調教です。見ていただきありがとうございます。 何も知らない息子視点です。今回はエロ無しです。他の作品もよろしくお願いします。

生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば
ファンタジー
急遽異世界へと転生することになった九条颯馬(30) 小さな村に厄介になるも、生活の為に冒険者に。 ギルドに騙され、与えられたのは最低ランクのカッパープレート。 それに挫けることなく日々の雑務をこなしながらも、不慣れな異世界生活を送っていた。 そんな九条を優しく癒してくれるのは、ギルドの担当職員であるミア(10)と、森で助けた狐のカガリ(モフモフ)。 とは言えそんな日常も長くは続かず、ある日を境に九条は人生の転機を迎えることとなる。 ダンジョンで手に入れた魔法書。村を襲う盗賊団に、新たなる出会い。そして見直された九条の評価。 冒険者ギルドの最高ランクであるプラチナを手にし、目標であるスローライフに一歩前進したかのようにも見えたのだが、現実はそう甘くない。 今度はそれを利用しようと擦り寄って来る者達の手により、日常は非日常へと変化していく……。 「俺は田舎でモフモフに囲まれ、ミアと一緒にのんびり暮らしていたいんだ!!」 降りかかる火の粉は魔獣達と死霊術でズバッと解決! 面倒臭がりの生臭坊主は死霊術師として成り上がり、残念ながらスローライフは送れない。 これは、いずれ魔王と呼ばれる男と、勇者の少女の物語である。

処理中です...