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第四章
新種
しおりを挟む旧校舎の空気はひんやりと冷たかった。薄ぼんやりとした月明かりに夜の教室は青い色を帯びている。
姫宮詩乃は空色の瞳を揺らした。二人の少女が白く薄らいだ黒板の前に蹲っている。長い黒髪の少女は頬を赤く腫れ上がらせており、無数の白い手に押さえ付けられた全裸の少女は見るも無惨な姿で、とっと、と指先から鮮血を滴らせている。
痩せた女が一人、教室の中央に黒い影を落としている。吉田真智子は自身の胸を抱くように両肩を掴み、月光の下にゆらゆらと立ち竦んでいた。
「おばあちゃん!」
姫宮玲華は叫んだ。その悲痛な声にも、姫宮詩乃は反応を示してやることが出来なかった。
鷹が如き老婆の視線の先には痩せた女の瞳があった。吉田真智子の瞳は何処までも虚ろな影のようで、太陽を失った月のようで、闇の底に沈んだ世界のようで──姫宮詩乃は魂のみの姿となってはっきりと、吉田真智子がもはや人ではないことを悟った。彼女は別の生き物だった。魔女とも巫女とも違う。何か。
言ってみれば新種か。
これはいかん、と姫宮詩乃は空色の瞳を素早く周囲に走らせた。
「どなた?」
吉田真智子は静かに首を傾げた。落ち着いた態度だ。突如として現れた白髪の老婆に驚いている様子はなく、夜の教室の惨劇に心を乱している様子もない。人でないとすれば当然か。老婆は警戒した。ただその自然な立ち振る舞いに関しては、人のそれと何ら変わりないように思え、もしや彼女自身未だ己の特異さに気付いてないのではあるまいかと、老婆は胸が締め付けられるような苦悩を覚えた。
「ワシじゃ、姫宮詩乃じゃ。覚えておらぬか?」
「ごめんなさい。あたしにお婆ちゃんのお知り合いはいないの」
「そうか、英子先輩の記憶があるのならば或いは、と……。いいや、そうじゃった、ワシとお主は確かにこの学校で出会うておるぞ。十数年前の、夏の終わりのことじゃ。夜の体育館で、まだ女学生の姿だったお主と言葉を交わした。覚えておらぬか?」
吉田真智子の表情が変わる。醜悪。人外。そして、悩み多い女の顔へ。
巫女の瞳は彼女にとって見慣れた空色で、吉田真智子はその色を嫌悪していた。
「本当にすまなんだ。あれはワシの大罪じゃ」
「うるさい」
「ただ、聞いておくれ、ワシは救いたかったんじゃ。お主を、孫娘を、そしてお主のお腹におうた子を……」
「黙れ」
夜が歪む。黒い影が水のように波打つ。炎のように揺らめく。三原麗奈の身体を押さえ付けていた無数の手がゆらりと暗闇に持ち上がると、蜃気楼の如くその手に現れた白銀のナイフが、夜空を走る星々のように教室に瞬いていった。
「玲華! 伏せておれ!」
姫宮詩乃は鋭く声を張り上げると、夜の闇を滑るように足を前に運んだ。白髪の老婆とは思えない身のこなしだ。だが、怨霊の速度は人の域にあらず。吉田真智子は指一つ動かさずとも、老婆の命を奪うことが可能だった。
「くだらない」
白銀のナイフが月の光を反射させる。白銀の刃が夜の闇を切り裂く。
そうしてピタリとナイフは動きを止めた。まさに老婆の乾いた肌に突き刺さる寸前のことである。奇妙な音が夜の校舎に鳴り響いたのだ。それはリコーダーの音だった。懐かしくも聴きなれた音色。どうしてそんな音が聞こえてくるのか分からない。吉田真智子は困惑の表情で首を傾げると、ゆっくりと木造の廊下を振り返った。見覚えのない男が一人、一心不乱にリコーダーを吹いている。中々の腕のようで、美しく滑らかな旋律である。ただ、やはりまったく意味が分からない。分かりたいとも思わない。何となく不快で、吉田真智子はムッと眉を顰めると、痩せ細った右腕を真横に伸ばした。ゴミは処分しなきゃ、と──。
「なっ……」
吉田真智子の表情が変わる。
それは驚愕の表情だった。
突然、右腕が真下に落ちたのだ。
シャキン──。
鋭い残響がリコーダーの音色を真っ二つに切り裂いた。薄い鉄と鉄を擦り合わせたような軽い音だ。
吉田真智子は息を呑むと、血の吹き出す右腕はそのままに、左腕をゆっくりと白髪の老婆に向けた。
シャキン──。
鮮血が暗闇を舞う。左腕が床を転がる。
それでも吉田真智子は悲鳴を上げなかった。口を半開きにしたまま、真智子は呆然と、二人の少女の前にしゃがみ込んだ白髪の老婆の、その空色の瞳を静かに見下ろした。
「クッ……ソ……ババア……!」
そうしてやっと現状を理解する。老婆の右手に握られていたのは血に濡れた裁ちバサミだった。その赤い刃が闇夜に擦れると、吉田真智子の左足から血が吹き出した。
「よりによって……みどりを降ろすなんてッ……!」
バンッ──。
視界が暗くなる。白髪の老婆が左手を持ち上げた瞬間の事だ。完全なる闇の底へと落ちた真智子の視界に空色の残影が灯る。この世のものとは思えないような悲鳴を上げた真智子は、とにかく傷口を押さえようと反射的に身体を前に折り曲げた。そうして血を撒き散らしながら床を転がってしまう。今や身体を支える為の左足も、傷を押さえる為の腕も、敵を見据える為の眼も、残されてはいなかった。
「すまなんだ。今、楽にしてやる」
老婆の声が耳に届く。すると吉田真智子の表情が変化する。烈火が如き怒りの表情へと──。
「ふざけんな──」
微かな呻き声が漏れる。すると木造の床から天井に向かって炎が吹き出した。それは白髪の老婆と吉田真智子を隔てる赤い壁となり、そのあまりの熱気に老婆の体が後ろへと下がってしまう。
「おばあちゃん!」
悲痛な叫び声が老婆の耳に届く。はっと視線を動かした老婆は、立ち上る炎に焼かれまいと必死に体を引き摺る二人の少女の姿を見た。
「いかん!」
老婆の乾いた手が叩き合わせられる。すると赤い壁が、まるで蝋燭の火のように、ふっと消失してしまう。滑るようにして孫娘の元に駆け寄った老婆は二人の少女の安否を確認した。そうして静寂に包まれた夜の教室に空色の瞳を走らせた。だが、吉田真智子の影は既に闇夜の彼方へと消え去った後だった。
田川しょう子の語りは秋の星空のように鮮明だった。
年老いた老女はもはや物を見ることもままならず、一人で立ち上がることすらも困難で、それでもその記憶は、声は、若い頃と変わらず明るかった。
「そうしてやっと、やっとこの街に帰って来れたんは、戦争が終わってはや十年後のことじゃった。あたしゃもう結婚しとって旦那も子供もおったけんど、ほれ、旦那もあたしもこの街の生まれじゃったて、家もあるからってようやく戻ってくることが出来た。ほんで、あたしゃ十年ぶりにこん街の空気胸いっぱいに吸い込んで、ほんで、十年ぶりにこん街歩いて、ほんで、泣いた。なんもかんも変わってしもうてなぁ……。もうぼろぼろ、ぼろぼろ、涙が止まらんようになった。子供ん頃の記憶は相変わらず鮮明で、最後に見たんが焼け焦げた街で、そんで、なんもかんも変わってしもうた街と記憶が重なって、それがどうしようもなく悲しかった。広場もなくなっとって、お店もなくなっとって、知らん街見渡して、知らん道歩いて、知らん家眺めて──そんでやっと学校に辿り着いて、ぼろぼろ、あたしゃまた泣いた。校舎がさぁ、あったらしくって……。日の光いっぱい浴びとって……。それがほんに綺麗じゃった。なんだか懐かしゅうて、けんど寂しゅうて、また泣いた。そん時はまんだ、皆んなが生きとるかどうかさえ分からなんだ。けんど十年も経っとるけぇ、ずっと知りとうないって避けとったけんど、あったらしい校舎見たらなんだか元気出て、皆んな生きとるってそんな気ぃして、あたしゃ皆んなに会いたいって走り出した。ほんに皆んな生きとるって、そう思うてなぁ……。なっつかしい昔話が出来るって、あたしゃそう思うて、いても立ってもいられんくなって、気が付いたらもう無我夢中で走っとった」
老女の声が止まる。涙は乾いてしまっているのか、その瞳に光るものはない。それでも老女は言葉に詰まり、おろおろと何度も何度も乾いた頬を撫でると、ふぅと深く息を吐き出した。
「けんど会えなんだ。だーれも生き残っておらなんだ。皆んな死んでしもうとってなぁ。あたしゃもう悲しくて、悲しくて、そっから走るのを止めた」
そう呟くと、老女はまた声を止めた。白い瞳が畳の上を彷徨い歩く。老女の語りを聞いていたメンバーたちもまた声を発することが出来ず、温かくも重たい沈黙が、縁側に差し込む陽に包まれていった。
「一つ、しょう子さんに聞きたい事がある」
ゆっくりと戸田和夫の息が吐き出される。
「いや、聞いて良いものかと、我も随分と悩み抜いたんじゃが……」
「そんな遠慮せんと、ほれ、あんたらしくもない。なんでも聞いておくれ」
「お友達の話を聞かせてはもらえんじゃろうか」
「ええよ」
しょう子は微笑むと、白い瞳を彼に向けた。
「あたしゃこれでもお友達には恵まれとってなぁ。そりゃあもう星の数みたいにたっくさんのお友達が出来て、そんでたっくさんのお友達を見送っていった。皆んな皆んな、ほんにいい子さんたちばかりじゃった。そうじゃのぉ、いったい誰から話したもんか……」
「山本千代子、そして鈴木夏子というお友達のことを話しては貰えんじゃろうか」
座敷の空気が震える。しょう子の白い目が驚いたように見開かれる。
「あんれまぁ、あんれまぁ、いったいどうして……。二人んこと、あんたに話したことあったじゃろうか……?」
戸田和夫は畳に身を乗り出すようにして広い背中を伸ばした。
「とある事情があって、その二人の話をどーしても聞かねばならん! どうか、どうか二人のことを我に話しては貰えんじゃろうか!」
「あんれまぁ、せっかちな男。立派な紳士になったかと思えば、あんれ、ほっほっほ、あんたはまんだまんだ子供ん頃のまんまさね」
乾いた笑い声が零れる。戸田和夫は座布団に座り直すと、少し恥ずかしそうに首元を赤らめ、つるりと肌触りのよい頭を撫でた。
「いや、努力はしておるんじゃが……。どうにも若い頃の癖が抜けんでな」
「そうけぇ」
「それでしょう子さん」
「千代ちゃんとなっちゃんは学生ん頃のあたしのお友達だ。とってもいい子たちで、とっても明るい子たちで、あたしゃ毎日のように二人と遊んでおった。そうじゃ、あれは戦争中じゃった。暗い、暗い。けんど二人がおったから、あたしゃ毎日が夢のようで、ほんにあの頃は楽しかった」
「その頃に何か変わったことはなかったじゃろうか?」
「さぁて、戦争中じゃけ、毎日が変わったことばかり」
「では二人については? 千代子さんと夏子さんに何か変わったことはなかったか?」
「なーしてそんな事聞きたがる。皆んないい子たちで、変わったことなんてなんもなかったさ」
老女の口調がヒイラギの葉のように尖ると、戸田和夫は思わず視線を下げてしまった。重苦しい沈黙が再び座敷を包み込む。暫くして、湯呑みを手に取ったしょう子はゆっくりと時間を掛けてお茶を啜ると、やや渋い表情のまま乾いた唇を開いた。
「なっちゃんはとっても綺麗なお世話焼きっ子。千代ちゃんはとっても可愛いおてんばっ子。二人はほんに姉妹みたいじゃった。なっちゃんは物静かで大人しい子やったけんど、やんちゃで可愛らしい千代ちゃんの為なら火の中水の中、おっきな野犬にだって勇敢に立ち向かっとった。勇敢、勇敢。ほっほっほ、まぁ結局野犬はあたしが片手で追っ払ったけんど、ほんに二人は姉妹みたいで、あたしにも二人の妹が出来たみたいで、あの頃は毎日が夢のようじゃった」
しょう子の口調に秋晴れのような穏やかな陽気が戻ってくる。戸田和夫はほっと息を吐き出すと、ハンカチで額の汗を拭った。
「千代ちゃんはとっても機敏でさぁ、猫みたいに校庭のヤナギん木登って、体育館走り回って、ほんに元気な子じゃった。なっちゃんは大人しかったけんど、それはもうコスモスん花みたいに綺麗な子で、小鳥の囀りみたいな美しい声しとって、じゃからあたしゃよく二人を舞台の上に誘うた。学校卒業したら三人で劇団に入ろうって──けんど、けんど戦争は無情じゃて、結局夢は叶わなんだ」
そう言葉を止め、一息付くと、日の光に明るい縁側を振り返った。先ほどからソヨゴの枝がゆらゆらと青い葉を揺らしている。
「はて、そういえば変わったことならあったっけ……。はてなぁ、そこの庭でじゃったか……。あたしゃ最近、ほんに久しぶりに、なっちゃんに出逢うた」
戸田和夫の表情が変わる。
畳に手をついた彼はまた身を乗り出すようにして、白い無精髭を大きく歪ませた。
「そ、その話なんじゃが!」
「戦争を経験した女だ。この世の無情はよう知っておる。神様なんておらん。幽霊なんておらん。あの世なんてありゃあせん──けんど、けんど久しぶりになっちゃんに出逢うて……いんや、出逢うた気がしたんよ。お迎えに来たんかと、あたしゃ思わず尋ねてしもうた。おさげ髪の女の子じゃったような。綺麗な顔しとって、ありゃああの頃のなっちゃんそのまんま……そんな気ぃした。あれだけが変わった、不思議な出来事じゃった」
細い枝の先に影が落ちる。白い雲が太陽と重なったのだ。縁側の木漏れ日が薄い影に呑まれてしまうと、ソヨゴは諦めたように青い葉を振るのを止めた。
「しょう子さん!」
戸田和夫は今や片膝を付いていた。老女に向かって飛び掛からんばかりの勢いで、八田英一と徳山吾郎がそんな老人の広い背中を必死に押さえ付けている。
「あんれ、せっかちな男。ありゃあたしの勘違いじゃったって」
「いいや勘違いではござらん! 夏子さんはしょう子さんに会いに来たんじゃ!」
「ほっほっほ、そうかぇ?」
「ああ……! うむ……。いや、待て」
戸田和夫ははやる気持ちを抑えようと畳の上のパナマハットの頭を掴んだ。そうして帽子を被り、深く息を吸い込む。
「しょう子さん。その、夏子さんの事なんじゃが」
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