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第四章
張りぼて
しおりを挟む舞い上がった火の粉はやけにのろのろと不規則な楕円の線を描き、やがてその赤い発光は羽を止めた虫のように、ふっとブリキ缶の影に消えていった。次から次へと爆ぜて現れる火片は数え切れない。吉田障子は暫しの間、一つの灯火が消えていった垂直線上の影に意識を奪われていた。
「貴方はキザキ様に雇われた方なのでしょうか……」
橋田徹の声が火の影を揺らめかす。吉田障子はその声を無視し、テーブルを振り返った。
「おい、どういうことだ……?」
キザキは普段通りの退屈そうな表情で、首を傾げる素振りすら見せない。
ブリキ缶から火片が噴き上がる。鉄の棒を投げ落とした吉田障子は、足元で蹲っていた三原麗奈の真横を過ぎ、キザキの座っていたテーブルの側に歩み寄った。出来ることなら二人きりの状態で、彼の薄い胸ぐらを掴み上げ、彼の乾いた頬を数発叩き、そうしてその腫れぼったい瞼の奥に詰問してやりたかった。だが、この場では叶わない。ただ先ほどの騒ぎのせいか、テーブルの周囲に人影はなく、倉山仁はといえばオロオロと、ブリキ缶の前で視線を彼方此方とかなり忙しそうである。
「おいキザキ、どういうことだ……!」
吉田障子は声を抑えた。ただ激情は抑えられない。キザキは表情を変えることなく、その陰気な視線のみを真横の少年に移した。
「何がだ」
「何がじゃねーよ、キザキ様ってなんだよ、テメェは学会と繋がってやがったのか……!」
「いいや、学会との直接的な繋がりはない」
「直接的な? じゃあキザキ様ってのは何だ? まさか偶然だとでも言うのか?」
「偶然とは。お前はさっきから何を言っている」
キザキの首が僅かな動きを見せる。その表情は本当に困惑しているようで、吉田障子は胃から込み上げてくる唾液に息を詰まらせた。
「小野寺文久だと……。クソッ、どうしてあの野郎の名前がここで出てくる……」
「それは奴が学会の実質的支配者だからだ」
「なんだって……? いやちょっと待て、それだけはあり得ねぇぞ……!」
「何があり得んのだ」
「小野寺文久が学会の支配者だって……? いいや、それはぜってぇにあり得ねぇ。百歩譲ってもそりゃあ戸田和夫のことだろ! あのクソ野郎は政治家だ、アイツが心霊学会みたいな胡散臭い小物集団を従える筈がねぇ!」
「あり得ないのはお前だ。どうすれば戸田和夫の存在を知りつつ小野寺文久の存在を知らずにいられる」
キザキの薄い眉が絡まって捩れる。体は向きを変え、今や吉田障子の顔を正面に見据えている。
吉田障子は口を押さえた。血管の膨張が胸を圧迫し、内臓の重みに舌が滑り落ちていく。小野寺文久の名を彼は知り過ぎるほどに知っていた。
「あり得るかよ……。あの姑息な蛇野郎がそんな危険を冒すわけがない……。こんな愚劣な組織創るはずねぇって……」
「まるで奴の本性を知っているような口振りだな。お前はいったい何を知っている」
「衆議院議員の小野寺文久だろ。あの人殺しのクソ野郎──」
吉田障子は左の頬を掻き毟った。もっと慎重に、念入りに、事を運ぶべきだったか、と。自身の力を過信し、踏みつけていた大蛇の尾に気付かなかったなんて笑い話にもならない。
ただ、やはりどうにも信じられない。あの小野寺文久が自身の足を引っ張るような愚劣の上に立つとは思えない。それ程までに心霊学会という組織は粗末で、品がなく、そして何より脆かった。一見すると立派な外観に圧倒されてしまいそうだが、その実、壁一枚剥がせば腐り果てた支柱が現れ、崩れた土壁にのぞく無数のネズミ穴にはほとほと呆れ果ててしまった。
何とか激情を抑え込んだ吉田障子はブリキ缶から舞い上がる白い灰に目を細めた。
「いいや、やっぱりおかしい。絶対にあり得ねぇ。テメェが学会を裏で操ってましたって話の方がまだ信じられる。なぁおいキザキ、いやそうかキザキ様、お前とっさに小野寺文久を隠れ蓑に使いやがったな? くっく、そうだよ、いきなり奴の名前が出てくるから焦っちまったぜ」
「冷静になれ。たとえ俺が学会の支配者たる立場にあったとして、どうして小野寺文久の名を隠れ蓑に使う。そもそも俺がその立場にあればお前を野放しにするはずないだろ」
「じゃあキザキ様って何だよ! お前の方こそ随分とあのクソ野郎に詳しいじゃねーか!」
声が荒れる。ただその声は廃工場には響かない。皆の視線はブリキ缶の前で意識を失っていた大場亜香里、鈴原新太、そして頬を焼かれた三原麗奈の元に集まっていた。
「俺と小野寺文久は同級生だ」
「は……?」
「俺はあの男の恐ろしさをよく知っている」
吉田障子は唖然とした。ここにきてやっと、前の世界との相違に魂の動揺を抑えられなくなった。いや、本当に同級生なのであれば、前の世界でもこの陰気な男と小野寺文久には確かな繋がりがあったのだろう。もしかすれば知覚出来ぬ何かがまた、あの忌々しいヤナギの精神内において起こったのかもしれない。ただ何にせよ、今は目の前の問題に意識を集中すべきであり、まさに抗えぬ天災が地上を襲うかの如く、小さな劇場の舞台は炎上の瀬戸際にあった。
「テメェ、このクソ裏切りもんが……。あのクソ野郎と、小野寺文久と裏で繋がってやがったのか……」
「ああ。俺はあの男に富士峰高校とその生徒たちを見張るよう命令されていた」
吉田障子の墨色の瞳が薄く溶けていく。思えばキザキというこの陰気な男、初めから忍び寄る影に包まれたような怪しい男だった。己の愚かさと間抜けさを悔やんでも悔やみ切れない。
「クソ野郎が、何の意味があってそんな事してやがった……!」
「それを教えてやる義理はない」
頬に当てていた指がグッと折れ曲がる。今この場でこの能面のような男の陰気顔をぶん殴ってやりたい、と。
「……へっ、まぁいいさ。どのみち心霊学会は終わりだ。あのクソ野郎と共にな」
握り拳に白い灰が張り付く。ゆっくりと腕を下ろした吉田障子は深く息を吐き、そうして不敵な笑みを浮かべてみせた。
最も大切な国税局へのリークはしっかりと見届けてあり、学会の顔である尊師の身柄もこの場に捕らえてある。今さら小野寺文久が何をしようと学会の崩壊は止められない。何よりも学会の崩壊は、その実質的支配者であるという小野寺文久の破滅を意味していた。意図しない一投で二羽の鳥を落とせたと、吉田障子は湧き上がってくる確かな自信に笑みを取り戻した。
むしろ吉田障子の懸念は目の前の陰気な男に移っていた。その腫れぼったい目はまるで全てを見透かしているかのようで、全容が不確かな分、このキザキという男の方が小野寺文久よりも厄介な存在に思えてくる。
そしてもう一つ、一向に現れようとしない女の影に吉田障子は焦燥感を募らせていた。吉田真智子の殺害こそが第一の目的であり、心霊学会と小野寺文久は当然の如く叩き潰すとして、女の影も一つのストーリーの中で消し去らねばならなかった。全ては小さな世界を守るために──。吉田障子は焦燥感を隠すように、ああ忙しい、と肩をすくめてみせた。
「つーかテメェはいいのかよ、小野寺文久との関係を俺に知られちまってよ」
「俺と奴は同級生だ。それを隠せる筈もなく、当然お前には知られているものとばかり思っていた」
「チッ、いちいちムカつく野郎だぜ」
「安心しろ。たとえ俺と奴が知り合いだったとして、お前を裏切るつもりは毛頭ない」
「テメェの言うことなんざ今さら信用できるかよ!」
「それともう一つ付け加えておくがある。このまま心霊学会は潰せたとして、小野寺文久本人に不利益が及ぶことはない」
キザキはそう言って、ゆっくりと立ち上がった。普段から肩と背中を丸め、陰鬱な影に隠れてしまっているような彼は意外にも背丈があり、吉田障子はほんの僅かに恐怖心を覚えてしまう。
「いいや、野郎は終わりだね。そこの橋田徹とかいう幹部の口振りから、野郎の存在は学会内でも相当有名らしい。衆議院議員小野寺文久と学会の繋がりを世間に隠し通せるわけもなく、何より俺がそうはさせねぇ。必ずあのクソ野郎は地の底まで追い落としてやる」
「もう一度言う、心霊学会は潰せるだろう、その手腕は実に見事だった。だが、小野寺文久は潰せない。お前はあの男の恐ろしさを分かっていない」
「恐ろしさだと? 粗末な張りぼての上で御山の大将気取ってやがった白痴野郎の何が恐ろしいってんだ? あの野郎はただの愚鈍な猿だよ」
「おかしいとは思わなかったか。心霊学会自体に何か違和感は持たなかったか」
「何もかもがおかしいだろ。砂上の楼閣の内部なんて見渡す価値もねぇ」
「ならばもう止めておけ」
「ああ?」
「小野寺文久の方が強者だ」
吉田障子は奥歯を噛み締めた。そうしてゆっくりと斜め上に視線を送る。妙な引っ掛かりを視界の端に感じたのだ。
「そうだな、心霊学会の実質的トップが小野寺文久ってのはやっぱり信じらんねぇ。信者どもが馬鹿なのはまぁ当然として、トップも馬鹿、幹部も馬鹿、馬鹿ばっかしかいねぇクソ組織じゃねーか」
「そうだな」
「単純に金儲けの為だけに作られたんだとしても、あまりにもお粗末過ぎる。前のクソジジイの団体の方がよっぽど厄介だったぜ──。見てくれは立派なもんだが、壁の内側はサビ塗れ、穴だらけの欠陥住宅、俺が何をしなくともその内自壊してただろうぜ」
「その通りだ」
「チッ、あの小野寺文久がそんな張りぼての上に立つわけねぇだろ。そんな危険で愚かな真似をあの男がする筈ねぇ──まぁ、俺の知ってる小野寺文久ならって話だが……。あーそうか、そういうことか……! あのクソ野郎、この世界では大した男じゃねぇんだ! ははっ、そうだよ、この世界にはあのクソジジイの影がねぇ、小野寺文久は蛇のように抜け目なく成長する機会を失ったんだ。あのクソ野郎、安穏な日常の慣れ果てに耄碌しやがった!」
吉田障子はそう嬉々として口を抑えると、ブリキ缶の中で小さくなっていく炎の揺らぎに目を輝かせた。
学会は崩壊し、それと共に最も厄介だった男の影も消える。ならば後は吉田真智子を始末するのみだ。そうしてやっと全てを解放できる。そうしてやっと全てから解放される。やっと自分はこの小さな世界で安穏とした日常に微笑むことが出来るのだ。
ズキリと頬に痛みが走る。吉田障子は思わず息を止め、頬を押さえ、ブリキ缶の前で蹲っていた三原麗奈をそっと見下ろした。乱れた髪には木屑がまとわり、傷だらけの顔は痛々しく、その白い頬は醜く赤黒く焼け爛れている──。それは自分が選んだ道で、自分が描いたストーリーで、もはや後戻りは出来ないと吉田障子は自嘲気味に唇を歪めた。そう、小さな世界で微笑むのは自分でなくとも構わないのだ、
視線がテーブルに戻される。キザキの陰気な表情は動いていない。相変わらず何を考えているのか分からず、その思考も感情も性格も本能も読み取ることが出来ない。あまりにも不気味な男だった。情報屋として富士峰高校の周囲に目を走らせていた理由は分かったが、それ以外は薄暗がりの影のように形がなく、吉田障子は言いようのない不安感にまた心臓の鼓動を速めた。
「おいキザキ、テメェはいったい……」
「ああ、お前の言う通りだ。あの男は張りぼてに立つような愚かな真似はしない」
「あ?」
「小野寺文久は蛇のように抜け目ない男だ」
キザキはそう言うと、突然、乾いたタオルを弾くような鋭い声を薄暗い廃工場に響き渡らせた。
「狼狽えるな」
途端に喧騒が鎮まる。“苦獰天”のメンバーたちが恐々と視線を動かすと、キザキは腫れぼったい目を半開きに、低い声を出した。
「女どもは壁際に寄せろ。その男には水を飲ませろ。学会の尊師の布袋は外しておけ」
暫しの沈黙の後、荒くれ者たちはあたふたとした様子でキザキの指示通りに動き始めた。吉田障子は呆然と言葉を失ってしまい、それでも彼は左の頬に指を当てると、キザキの胸ぐらに手を伸ばした。
「テ、テメェ! 勝手なことしてんじゃねーぞ!」
「お前はもう帰れ」
「なんだと?」
「安心しろ。お前の舞台を壊すような真似はしない」
相変わらず退屈そうな表情で、ただキザキはほんの少しだけ乾いた唇を横に広げてみせた。
ごおっと吉田障子の胸に赤い炎が燃え上がる。その感情を彼は知らなかった。ただ、言いようのない腹立だしさに、声の震えが抑えられない。
「テメェに俺の舞台の何が分かる! もう終幕なんだよ。学会と共に小野寺文久も潰してやるんだ。テメェはあの女を始末することだけを考えてろ!」
或いはもうこの手で殺してしまってもいいのかもしれない──。学会の崩壊後、吉田真智子を殺し、ヤナギの木を燃やし、そしてこの男でフィナーレといこう──。
吉田障子の瞳に夜闇の影が広がっていく。何処までも不敵な笑みが人形のように冷たい唇に確かな感情を添えていく。
ただ、キザキの表情は変わらない。
「お前はよくやった。だが、小野寺文久は潰せない。後は俺が引き受けるから、お前はもう家に帰れ」
「ざけんじゃねーぞ! 学会も小野寺文久もどっちも既に終わってんだよ! この期に及んで何を引き受けるってっ……あーそうか、テメェあのクソ野郎と幼馴染だったな……。そうかキザキ、テメェは小野寺文久を守ろうと……」
「おい、本当にお前は学会に対して何の違和感も持たなかったのか」
吉田障子はくっと歯軋りした。どうにも噛み合わせが悪い。だが、この男でフィナーレを飾る為にも、ある程度会話には付き合ってやらねばなるまいと、吉田障子は口を開け、そうして深く息を吐いた。
「またその話かよ。たく、あんな中身の腐った張りぼて屋敷、違和感を持たねぇほうが難しいっつの」
「では、どうして張りぼてだったと思う」
「はあ?」
「どうしてこれほどまでに脆い」
「どうしてだと……?」
心臓が微かに膨張する。吉田障子はまたブリキ缶に揺れる赤い炎に視線を移した。先ほどのキザキの指示通り、三原麗奈と大場亜香里は壁際の二人の男の側に移動させられており、未だ黒い布を被されたままの橋田徹の隣では八田弘が白い顎髭を震わせている。
「何だよ、どういう意味だ……?」
「学会の作りに違和感は持たなかったか」
「いや……」
吉田障子は口に手を当てた。やっと確かな違和感が赤い火種となって胸の奥に燃え上がってきたのだ。
心霊学会が宗教法人化されていない理由は何か。
結局分からず終いで、ただ、そこに首を傾げることはなかった。
「まさか、まさか、あえて宗教法人化させてなかったとでも言いたいのか……?」
「ああ、お前は先ずそこに疑問を持つべきだった」
ドッと膨張した血管が胸の内を叩く。身体中の血液が心臓に集まると、吉田障子の頬は青白く生気を失っていき、瞳は色を失っていった。
「何でだよ……?」
「小野寺文久が作ったからだ」
「あ……」
愕然として目が見開かれる。瞳の色が薄く濁っている。
彼の深い思考は、それでもその可能性にまでは及んでいなかった。
「ま、まさか……。潰しやすくする為か……」
「そうだ。今回のように外部からの攻撃を受けた時、学会自体が奴の手綱から外れてしまった時、宗教法人化していれば潰しづらくなる。だから、小野寺文久は心霊学会を宗教法人化させなかった。砂上の楼閣となっていたのはその為だ」
「じゃあ、心霊学会ってのは……」
「心霊学会は奴の無数にある尾の一つにすぎない」
キザキはそう言って、吉田障子から視線を外した。
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