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第一部 第三章 宮廷魔導士編
エルフの少女、ユウリのとある一日
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王都と呼ばれる国のはずれに、エルフの姉弟が暮らしていた。
姉の名はユウリ。
エルフ族には似つかわしくない、夜空の様な黒い髪。
そして、紫紺の瞳。
弟の名はユリウス。
エルフ族らいい色素の薄い髪色、白よりは銀の方が近いだろうか。
そして、姉と同じく紫紺の瞳。
対照的な容姿を持つ、少し歳の離れた姉弟。
二人は裕福な家庭で、両親と共に幸せに暮らしていた。
「わたし、今日もお外を冒険してくるわ! ユリウスも一緒にどう?」
「姉さん、いつも言っているでしょう。僕は将来偉い魔法使いになるんだ。今日も僕は勉強してるから、一人で行ってきなよ」
「そ。じゃあ、行ってきまーす」
「ユウリ、あまり遠くまで行かないのよ」
ユウリはユリウスのそんないつもの対応に気を悪くした様子も無い。
母親の言葉にも「はいはーい」と軽く返して、たったかと駆けて行った。
ユリウスは姉の外出を見送ると、また机に向き直った。
姉のユウリは絵本の中の物語の様な冒険に憧れて、日々外を走り回る活発な少女だった。
対して、ユリウスは将来魔法の道へと進むために、幼い頃から日々努力を重ねていた。
そのユリウスの努力は、確かに夢への道のりでは有っただろう。
しかし、それは同時に姉へのコンプレックスから来ているものでも有った。
(魔法なんてこんなに簡単なのに、どうしてユリウスはあんなに勉強してるのかな。お外で冒険した方が、もっと楽しいのに)
ユウリは『物体浮遊』『光源』の魔法を複雑な命令で組み合わせた、七色の光の球の玩具を作って遊びながら、そんな事を思っていた。
幼いユウリは本気で“魔法なんて簡単だ”と思っていた。
ユウリにとってはこんな風に複数の魔法を複雑な命令で繋げて発動する事ですら、まるで呼吸の様にやってのける。
エルフ族は確かに魔法に長けた種族だ。
しかし、ユウリのそれは他のエルフ達とも一線を画す程の物だった。
その産まれ持っての、まさに神の様な才能故に。
弟の努力が――努力しないと出来ないという感覚が分からなかった。
何故あそこまで勉学に励むのか、理解出来なかった。
そんなユウリは、今日も冒険へ出かける。
「今日は少し遠くの、森の中まで行ってみようかしら」
両親にも行くなと言われている王都の外にある“迷いの森”だ。
魔法を使いこなし、ある種の全能感に支配されているユウリにとって、王都から出る事すら“少し遠く”に行く感覚だった。
遠出をして一晩帰らず両親を心配させた過去も有り、散々注意されていた。
しかし、親の心配も他所に、ユウリは冒険の誘惑には逆らえなかった。
迷いの森――『迷い』の魔法が森中に張り巡らされていて、誰も森の奥へ入る事が出来ない、不思議な森だ。
その謎の天然の『迷い』の魔法の魔力がどこから供給されているのか、だれにも分からない。
天を突く程の高い木々が空を覆い、陽の光を遮る、薄暗い森の中。
そんな不気味ささえ感じる森の中にすら、ユウリは臆さずに進んで行く。
「なんだ、つまんない。聞いた話と違って、全然迷わないじゃない」
迷いの森の性質上、より魔力の高い者程、奥へ侵入することが出来てしまう。
魔力の無い者は入り口で留められ、魔法が使える程度の者は少しだけ先へ、より魔力の高い者はそのまた先へ。
勿論、神の如き魔法の才、無尽蔵の魔力を持つユウリがその森の『迷い』の魔法に惑わされる事など有るはずも無い。
ユウリの期待を他所に、するりするりと木々の間を抜けて、森の奥まで進んで行った。
「あら、何かしら。……小屋?」
程なくして、森の中で一際開けた場所に出てきた。
その広場の中心には、古びた小屋。
長い年月、この場所に放置されていたのだろう。
しばらく人の手が加わっていないのは明白で、あちこち傷んでいてる。
「人の入って来られないこの森の中に、誰が建てたのかしら?」
ユウリはそんな疑問を独り言ちながら、施錠されていた玄関の扉の鍵を、「えいっ」と魔法で起こした小さな『爆発』で無理やり壊してしまった。
そして、ずかずかと小屋の中へと入って行く。
小屋の中に入ってすぐに目に付いたのは、簡素な木製のテーブルとイス。
その上には埃が積もっていて、木目の色を埃の灰色が覆って曇らせている。
「汚い所ね……。でも、ちゃんと掃除したら、秘密基地にできるかもしれないわ!」
ユウリは指で机の上に積もる埃を掬い、眉をひそめながらも、そんな子供の頃にありがちな、秘密基地計画を妄想する。
奥には台所なんかもちゃんと有って、綺麗に掃除すれば秘密基地と言わずに、住むことも出来そうだ。
「大きな扉……」
小屋の中をしばらく物色していると、如何にも怪しげな扉を見つけた。
ユウリには少し重いその扉を開ける。
すると、その先には地下へ続く階段が有った。
「――『光源』」
その薄暗い地下への階段を『光源』で照らし、ゆっくりと階段を下りて行く。
お手玉にして遊んでいた七色の光とは違い、闇を照らす為だけの単色の光だ。
「すごい……、本がいっぱい! ――これ全部、魔導書なのね」
地下室には壁一面の本棚。
何冊か手に取って開いてみると、それは全て魔導書の様だった。
「全部同じ人が書いたみたいね、魔法式の癖が一緒だわ」
これだけの量の魔導書、しかも記された内容はユウリも知らない物ばかりだった。
この小屋の持ち主はきっと大魔導士だったに違いない。
一体何者なのだろうか。
と、勿論普通は気になる所では有るが――、
「ユリウスは好きそうね。――でも、わたし好みの本は無いみたい」
ユウリはそのほぼ青天井の魔力と魔法の才能から、魔法に不便していなかった。
ここにある魔導書がどれだけ凄い物でも、どれだけ珍しい物でも、すぐに興味を削いでしまった。
ユウリにとっては胸躍る冒険の物語こそが価値のある物だった。
そんな物語を綴る絵本や小説の類がここに無い事が分かると、心底がっかりしていた。
物色した本を適当に横に平積みして、ユウリはその地下室を後にした。
小屋を出て、空を見上げる。
「まだ、大丈夫ね」
空を木々が覆っている所為で、昼でも夜でも同じ様な景色。
時間感覚が分かり辛い空間だが、まだもう少し森の中を探索しても大丈夫だろう。
そんな冒険欲に負けた甘い判断から、ユウリは更に森の奥深くへと歩を進めて行った。
・・・
「なんだか、雰囲気が変わってきた……?」
気付けば、ユウリは森の最奥部まで来ていた。
森の奥へ進む程、魔石の様な物があちこちに生えていて、森の入り口付近とは景色も少し変わって来た。
そして、最奥部。
そこにはこれまで森の中の景色には見られ無かった、異質な影。
「これは……剣?」
最奥部に有ったのは、真っ直ぐに地に突き刺さった一本の長剣。
剣は森の中に生える魔石の光を反射し、美しく、神秘的に輝いている様に見えた。
「素敵ね! まるで物語の中みたい!」
それはまるで、物語の中に出てくる勇者の剣の様だった。
憧れていた物語の世界の、冒険の一ページの様な出会いに、ユウリの心は昂った。
そしてユウリは、流れ星に願う様に、その地に刺さる美しい剣に対して願った。
両の手を握り、剣の前に膝を付き、ユウリは願う。
(わたしも、素敵な勇者様に出会えます様に――)
「――なんて、ね」
冒険に熱中して、森の奥深くまで来てしまった。
そろそろ帰らなければ、家族も心配するだろう。
二度も三度も一晩帰らない様な不良娘では、大好きな冒険を禁止されてしまうかもしれない。
それはユウリも本意ではない。
「またね」
誰に言うでもなく、そう森の虚空へ向かって呟き、ユウリは剣を背に、森を後にした。
姉の名はユウリ。
エルフ族には似つかわしくない、夜空の様な黒い髪。
そして、紫紺の瞳。
弟の名はユリウス。
エルフ族らいい色素の薄い髪色、白よりは銀の方が近いだろうか。
そして、姉と同じく紫紺の瞳。
対照的な容姿を持つ、少し歳の離れた姉弟。
二人は裕福な家庭で、両親と共に幸せに暮らしていた。
「わたし、今日もお外を冒険してくるわ! ユリウスも一緒にどう?」
「姉さん、いつも言っているでしょう。僕は将来偉い魔法使いになるんだ。今日も僕は勉強してるから、一人で行ってきなよ」
「そ。じゃあ、行ってきまーす」
「ユウリ、あまり遠くまで行かないのよ」
ユウリはユリウスのそんないつもの対応に気を悪くした様子も無い。
母親の言葉にも「はいはーい」と軽く返して、たったかと駆けて行った。
ユリウスは姉の外出を見送ると、また机に向き直った。
姉のユウリは絵本の中の物語の様な冒険に憧れて、日々外を走り回る活発な少女だった。
対して、ユリウスは将来魔法の道へと進むために、幼い頃から日々努力を重ねていた。
そのユリウスの努力は、確かに夢への道のりでは有っただろう。
しかし、それは同時に姉へのコンプレックスから来ているものでも有った。
(魔法なんてこんなに簡単なのに、どうしてユリウスはあんなに勉強してるのかな。お外で冒険した方が、もっと楽しいのに)
ユウリは『物体浮遊』『光源』の魔法を複雑な命令で組み合わせた、七色の光の球の玩具を作って遊びながら、そんな事を思っていた。
幼いユウリは本気で“魔法なんて簡単だ”と思っていた。
ユウリにとってはこんな風に複数の魔法を複雑な命令で繋げて発動する事ですら、まるで呼吸の様にやってのける。
エルフ族は確かに魔法に長けた種族だ。
しかし、ユウリのそれは他のエルフ達とも一線を画す程の物だった。
その産まれ持っての、まさに神の様な才能故に。
弟の努力が――努力しないと出来ないという感覚が分からなかった。
何故あそこまで勉学に励むのか、理解出来なかった。
そんなユウリは、今日も冒険へ出かける。
「今日は少し遠くの、森の中まで行ってみようかしら」
両親にも行くなと言われている王都の外にある“迷いの森”だ。
魔法を使いこなし、ある種の全能感に支配されているユウリにとって、王都から出る事すら“少し遠く”に行く感覚だった。
遠出をして一晩帰らず両親を心配させた過去も有り、散々注意されていた。
しかし、親の心配も他所に、ユウリは冒険の誘惑には逆らえなかった。
迷いの森――『迷い』の魔法が森中に張り巡らされていて、誰も森の奥へ入る事が出来ない、不思議な森だ。
その謎の天然の『迷い』の魔法の魔力がどこから供給されているのか、だれにも分からない。
天を突く程の高い木々が空を覆い、陽の光を遮る、薄暗い森の中。
そんな不気味ささえ感じる森の中にすら、ユウリは臆さずに進んで行く。
「なんだ、つまんない。聞いた話と違って、全然迷わないじゃない」
迷いの森の性質上、より魔力の高い者程、奥へ侵入することが出来てしまう。
魔力の無い者は入り口で留められ、魔法が使える程度の者は少しだけ先へ、より魔力の高い者はそのまた先へ。
勿論、神の如き魔法の才、無尽蔵の魔力を持つユウリがその森の『迷い』の魔法に惑わされる事など有るはずも無い。
ユウリの期待を他所に、するりするりと木々の間を抜けて、森の奥まで進んで行った。
「あら、何かしら。……小屋?」
程なくして、森の中で一際開けた場所に出てきた。
その広場の中心には、古びた小屋。
長い年月、この場所に放置されていたのだろう。
しばらく人の手が加わっていないのは明白で、あちこち傷んでいてる。
「人の入って来られないこの森の中に、誰が建てたのかしら?」
ユウリはそんな疑問を独り言ちながら、施錠されていた玄関の扉の鍵を、「えいっ」と魔法で起こした小さな『爆発』で無理やり壊してしまった。
そして、ずかずかと小屋の中へと入って行く。
小屋の中に入ってすぐに目に付いたのは、簡素な木製のテーブルとイス。
その上には埃が積もっていて、木目の色を埃の灰色が覆って曇らせている。
「汚い所ね……。でも、ちゃんと掃除したら、秘密基地にできるかもしれないわ!」
ユウリは指で机の上に積もる埃を掬い、眉をひそめながらも、そんな子供の頃にありがちな、秘密基地計画を妄想する。
奥には台所なんかもちゃんと有って、綺麗に掃除すれば秘密基地と言わずに、住むことも出来そうだ。
「大きな扉……」
小屋の中をしばらく物色していると、如何にも怪しげな扉を見つけた。
ユウリには少し重いその扉を開ける。
すると、その先には地下へ続く階段が有った。
「――『光源』」
その薄暗い地下への階段を『光源』で照らし、ゆっくりと階段を下りて行く。
お手玉にして遊んでいた七色の光とは違い、闇を照らす為だけの単色の光だ。
「すごい……、本がいっぱい! ――これ全部、魔導書なのね」
地下室には壁一面の本棚。
何冊か手に取って開いてみると、それは全て魔導書の様だった。
「全部同じ人が書いたみたいね、魔法式の癖が一緒だわ」
これだけの量の魔導書、しかも記された内容はユウリも知らない物ばかりだった。
この小屋の持ち主はきっと大魔導士だったに違いない。
一体何者なのだろうか。
と、勿論普通は気になる所では有るが――、
「ユリウスは好きそうね。――でも、わたし好みの本は無いみたい」
ユウリはそのほぼ青天井の魔力と魔法の才能から、魔法に不便していなかった。
ここにある魔導書がどれだけ凄い物でも、どれだけ珍しい物でも、すぐに興味を削いでしまった。
ユウリにとっては胸躍る冒険の物語こそが価値のある物だった。
そんな物語を綴る絵本や小説の類がここに無い事が分かると、心底がっかりしていた。
物色した本を適当に横に平積みして、ユウリはその地下室を後にした。
小屋を出て、空を見上げる。
「まだ、大丈夫ね」
空を木々が覆っている所為で、昼でも夜でも同じ様な景色。
時間感覚が分かり辛い空間だが、まだもう少し森の中を探索しても大丈夫だろう。
そんな冒険欲に負けた甘い判断から、ユウリは更に森の奥深くへと歩を進めて行った。
・・・
「なんだか、雰囲気が変わってきた……?」
気付けば、ユウリは森の最奥部まで来ていた。
森の奥へ進む程、魔石の様な物があちこちに生えていて、森の入り口付近とは景色も少し変わって来た。
そして、最奥部。
そこにはこれまで森の中の景色には見られ無かった、異質な影。
「これは……剣?」
最奥部に有ったのは、真っ直ぐに地に突き刺さった一本の長剣。
剣は森の中に生える魔石の光を反射し、美しく、神秘的に輝いている様に見えた。
「素敵ね! まるで物語の中みたい!」
それはまるで、物語の中に出てくる勇者の剣の様だった。
憧れていた物語の世界の、冒険の一ページの様な出会いに、ユウリの心は昂った。
そしてユウリは、流れ星に願う様に、その地に刺さる美しい剣に対して願った。
両の手を握り、剣の前に膝を付き、ユウリは願う。
(わたしも、素敵な勇者様に出会えます様に――)
「――なんて、ね」
冒険に熱中して、森の奥深くまで来てしまった。
そろそろ帰らなければ、家族も心配するだろう。
二度も三度も一晩帰らない様な不良娘では、大好きな冒険を禁止されてしまうかもしれない。
それはユウリも本意ではない。
「またね」
誰に言うでもなく、そう森の虚空へ向かって呟き、ユウリは剣を背に、森を後にした。
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