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3.二人きりでも大丈夫、よね?
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「そういえばどうしてここに来たの?」
休憩室へ向かいがてらそんな疑問を口にする。
口にしたものの、いつものように『ひとりで参加する私が心配だったから』という回答が返ってくると思っていたのだが、彼から伝えられたのは意外なものだった。
「僕も貴女と同じ理由ですよ」
「えっ、じゃあ婚活ってこと!?」
「はい」
(嘘! そんな素振り全然無かったのに!)
だが彼がジェイク・エドムントであるならば、次期エドムント侯爵だ。
確かにそろそろ婚約者くらいは見つけておいてもおかしくはない。
「婚活目的で来たというなら、私とこうしてちゃいけないんじゃないかしら」
「どうしてですか?」
「え? だってそれは」
私は貴方の飼い主だから。とは流石に言えず口ごもる。
(まぁ、私も幼馴染みの前で他の令息に声をかけるのはちょっと恥ずかしいものね)
きっと彼もそうなのだと思い、それ以上は口にしなかった。
少し気まずい沈黙に包まれつつ、彼と入った休憩室。
ゆったりと横になれるように置かれた天蓋のついた大きなベッドに一瞬ドキリとするが、私はあえて何にも気付かなかったフリをして手前に置かれているソファへと腰かけた。
「まだ来たばっかりだけど、疲れたわ」
「ではここでゆっくり疲れを取りましょうか」
彼もベッドへは視線を向けず、私の隣へと腰掛ける。
ぴったりと体が触れる距離に座られると、このくらいの距離感はいつもと同じはずなのに私の内心は落ち着かなかった。
(それもこれも、きっと仮面で顔を隠しているからよ)
表情が見えないからだとそう結論付けて、再び彼の仮面へと手を伸ばす。
二人きりになった今ならば問題ない。そう思ったのだが、仮面に触れる寸前、再び彼が私の手を掴み仮面が外されることを防いだ。
「先にお伺いしたいのですが」
「え、な、何……?」
掴まれた手を撫でるように彼の指が動き、まるで焦らすように指が一本ずつ絡められる。
まるで恋人同士がするように手を繋がれたと思ったら、自身の指を絡めたままそっと私の手を引き甲へ口付けられた。
「どうして婚活をされるんですか?」
「……へ?」
まるで誘うようなその仕草にドギマギしていた私は、告げられた質問にぽかんとする。
「だってみんな婚約者がいたり、結婚していたりするし」
「誰でもいいってことですか?」
「誰でもとは言わないけど」
言いたいことがわからず困惑するが、きっと私のこの表情は仮面が隠してしまっているので彼には伝わっていないのだろう。
それと同じく、私も彼が何故そんなことを聞いているのかわからなかった。
「貴女の近くには、年の近い令息がいたと思いますが」
「え、誰かしら」
もしかして私は手頃な結婚相手を見逃したというのだろうか。
だが思い返してもジェイクのガードを越えてきた令息は思いつかない。
「常に隣にいる令息ですよ」
「え、お兄様?」
確かに兄は六歳上と四歳上。
年が近くジェイクのガードも越えているというか最初から内側だが兄ふたりは既婚だし、そもそも兄妹で結婚は出来ない。というか出来たとしても考えられない。
「今も隣にいますけど」
「えっ」
(今? 今って)
「まさか貴方のことを言ってるの?」
「ずっと僕のことを言ってました」
仮面から覗く赤い瞳が細められ、仮面で覆っていない彼の口角が上がっている。
だがどう見ても笑っていない雰囲気にじわりと冷や汗が滲んだ。
「で、でもその、ずっと一緒にいたし」
「血は繋がっていませんよ」
「けどそんな風に見たことはないっていうか」
(だって自称犬なんだもの!)
結婚するならば対等な関係を望んでいる私にとって、よりにもよって主従関係を結んでいる相手との結婚は想定していなかったのだ。
「もしかしてもしかしてなのだけど、貴方って私のことをそういう対象として見ていたりするのかしら」
「もしかしてもしかしなくてもずっと好きでした」
そうハッキリと断言されると、相手がジェイクだとわかっているのに私の鼓動が高鳴ってしまう。
(違うわ、この高鳴りは初めて異性に好きとか言われたからで)
そしてジェイクの顔が見えないからだ。
確信を持っていても確定ではないから、その僅かな可能性にときめいてしまったのだろう。
だってジェイクは私の幼馴染みで、昔は私が守ってあげなきゃいけないくらいの少年で、更には自称犬なのだ。
自分を絵本のお姫様だなんて思っているわけではなかったとしても、あの絵本の王子様ではなく、迷わず隣の犬を選んだ彼にこんな感情を持っているはずなどない。
そう、彼が私のよく知っているジェイクならば。
「……ジェイク、よね?」
握られたままの右手ではなく、今度は反対の左手を彼の犬の仮面へと伸ばす。
また拒否されたらどうしようと思ったが、今度はそんなことはなく少し硬い革で出来た仮面に指先が触れて安堵した。
そして仮面の下から現れたのは、やはり私の確信通りジェイクだった。
そのことにほっと息を吐いたのも束の間、彼の瞳が仄暗く揺らめき弧を描く。
「っ」
この十年間いつも一番近くで見てきた私の可愛い犬であるはずなのに、その表情はこの十年間、一度も見たこのとない色を宿していた。
(こんな顔、知らない)
ジェイクなのに、ジェイクじゃない。
仮面の下から現れたその男性に、私は思わず息を呑む。
「エリーの周りには僕しかいません。だってずっと見張っていたから」
くすりと笑いながら告げられるその言葉にドキリとした。
確かに私の隣にはいつも彼がいて、そして私に近付く令息たちをブロックしていたことは知っている。
「でもそれは番犬として……」
「そうですよ、僕は貴女の犬なんです。だから最後まで責任を取って飼って貰わないと」
当然だと言わんばかりにそんなことを口にしたジェイクが、繋いだままになっていた手を引きそっと私を抱き上げた。
そして向かうのはソファの向こう、この部屋の奥にある大きなベッド。
「ま、待ってジェイクっ」
「待ちませんよ、やっと成人したんですから」
「せ、成人って」
この国では確かに十八が成人。そしてジェイクが先日成人したのも間違いないが、だからと言って彼とこの先の行為をする理由にはならないだろう。
というか順番がおかしい。
それに私にとって彼は可愛い弟というか犬で、そしてその事は彼も認めている事実なのだ。
「私は飼い主なのよね……?」
だから落ち着いて。こんなことやめて。
そういう思いを込めて念押しするように確認すると、一瞬ぱちくりと目を瞬かせた彼がにこりと笑う。
「僕がいるのに勝手に婚活なんかして……。しかも仮面舞踏会に内緒で来るとかエリーは本当に悪い飼い主ですね」
「か、飼い主に噛みつくってこと!?」
「では犬らしく舐めてみようかな」
くすくす楽しそうに笑いながらベッドへと寝かされ、すぐにジェイクが覆い被さるように乗ってくる。
そのまま私の頬をぺろりと舐めると、舌先で輪郭をなぞるように動かした。
「あっ、や、待っ」
「だから待ちませんってば。本当は僕だって婚約から結びたかったのに、エリーはいつまでたっても僕の視線に気付いてくれないから」
首筋も舐められ、鎖骨にも舌が這う。
犬らしく、なんて言いながら肌を伝う彼の舌が熱くて、心臓が痛いくらいに早鐘を打っていた。
「助けた犬が、どんな犬に成長したか確かめたいですよね」
「こんなの、犬っていうよりっ」
「犬っていうより?」
ニヤッと口角を上げたジェイクの瞳の奥に情欲が揺れる。
さながら捕食者のその笑みにゾクリとした。
「そう言えばエリーの仮面は鳥なんですね。知っていますか? 狩猟犬の獲物が何か」
「え、もの……」
「安心してください。僕は本物の犬ではないので手に入れた獲物を誰かに捧げるなんてしませんから」
全部僕のです、なんて楽しそうに言いながら私の小鳥の仮面につけられていた装飾の羽を噛み、そのまま仮面が外される。
小鳥の仮面の下から現れた私の顔は、きっと真っ赤に染まっているだろう。
(こんなの、犬じゃなくて狼じゃない……!)
休憩室へ向かいがてらそんな疑問を口にする。
口にしたものの、いつものように『ひとりで参加する私が心配だったから』という回答が返ってくると思っていたのだが、彼から伝えられたのは意外なものだった。
「僕も貴女と同じ理由ですよ」
「えっ、じゃあ婚活ってこと!?」
「はい」
(嘘! そんな素振り全然無かったのに!)
だが彼がジェイク・エドムントであるならば、次期エドムント侯爵だ。
確かにそろそろ婚約者くらいは見つけておいてもおかしくはない。
「婚活目的で来たというなら、私とこうしてちゃいけないんじゃないかしら」
「どうしてですか?」
「え? だってそれは」
私は貴方の飼い主だから。とは流石に言えず口ごもる。
(まぁ、私も幼馴染みの前で他の令息に声をかけるのはちょっと恥ずかしいものね)
きっと彼もそうなのだと思い、それ以上は口にしなかった。
少し気まずい沈黙に包まれつつ、彼と入った休憩室。
ゆったりと横になれるように置かれた天蓋のついた大きなベッドに一瞬ドキリとするが、私はあえて何にも気付かなかったフリをして手前に置かれているソファへと腰かけた。
「まだ来たばっかりだけど、疲れたわ」
「ではここでゆっくり疲れを取りましょうか」
彼もベッドへは視線を向けず、私の隣へと腰掛ける。
ぴったりと体が触れる距離に座られると、このくらいの距離感はいつもと同じはずなのに私の内心は落ち着かなかった。
(それもこれも、きっと仮面で顔を隠しているからよ)
表情が見えないからだとそう結論付けて、再び彼の仮面へと手を伸ばす。
二人きりになった今ならば問題ない。そう思ったのだが、仮面に触れる寸前、再び彼が私の手を掴み仮面が外されることを防いだ。
「先にお伺いしたいのですが」
「え、な、何……?」
掴まれた手を撫でるように彼の指が動き、まるで焦らすように指が一本ずつ絡められる。
まるで恋人同士がするように手を繋がれたと思ったら、自身の指を絡めたままそっと私の手を引き甲へ口付けられた。
「どうして婚活をされるんですか?」
「……へ?」
まるで誘うようなその仕草にドギマギしていた私は、告げられた質問にぽかんとする。
「だってみんな婚約者がいたり、結婚していたりするし」
「誰でもいいってことですか?」
「誰でもとは言わないけど」
言いたいことがわからず困惑するが、きっと私のこの表情は仮面が隠してしまっているので彼には伝わっていないのだろう。
それと同じく、私も彼が何故そんなことを聞いているのかわからなかった。
「貴女の近くには、年の近い令息がいたと思いますが」
「え、誰かしら」
もしかして私は手頃な結婚相手を見逃したというのだろうか。
だが思い返してもジェイクのガードを越えてきた令息は思いつかない。
「常に隣にいる令息ですよ」
「え、お兄様?」
確かに兄は六歳上と四歳上。
年が近くジェイクのガードも越えているというか最初から内側だが兄ふたりは既婚だし、そもそも兄妹で結婚は出来ない。というか出来たとしても考えられない。
「今も隣にいますけど」
「えっ」
(今? 今って)
「まさか貴方のことを言ってるの?」
「ずっと僕のことを言ってました」
仮面から覗く赤い瞳が細められ、仮面で覆っていない彼の口角が上がっている。
だがどう見ても笑っていない雰囲気にじわりと冷や汗が滲んだ。
「で、でもその、ずっと一緒にいたし」
「血は繋がっていませんよ」
「けどそんな風に見たことはないっていうか」
(だって自称犬なんだもの!)
結婚するならば対等な関係を望んでいる私にとって、よりにもよって主従関係を結んでいる相手との結婚は想定していなかったのだ。
「もしかしてもしかしてなのだけど、貴方って私のことをそういう対象として見ていたりするのかしら」
「もしかしてもしかしなくてもずっと好きでした」
そうハッキリと断言されると、相手がジェイクだとわかっているのに私の鼓動が高鳴ってしまう。
(違うわ、この高鳴りは初めて異性に好きとか言われたからで)
そしてジェイクの顔が見えないからだ。
確信を持っていても確定ではないから、その僅かな可能性にときめいてしまったのだろう。
だってジェイクは私の幼馴染みで、昔は私が守ってあげなきゃいけないくらいの少年で、更には自称犬なのだ。
自分を絵本のお姫様だなんて思っているわけではなかったとしても、あの絵本の王子様ではなく、迷わず隣の犬を選んだ彼にこんな感情を持っているはずなどない。
そう、彼が私のよく知っているジェイクならば。
「……ジェイク、よね?」
握られたままの右手ではなく、今度は反対の左手を彼の犬の仮面へと伸ばす。
また拒否されたらどうしようと思ったが、今度はそんなことはなく少し硬い革で出来た仮面に指先が触れて安堵した。
そして仮面の下から現れたのは、やはり私の確信通りジェイクだった。
そのことにほっと息を吐いたのも束の間、彼の瞳が仄暗く揺らめき弧を描く。
「っ」
この十年間いつも一番近くで見てきた私の可愛い犬であるはずなのに、その表情はこの十年間、一度も見たこのとない色を宿していた。
(こんな顔、知らない)
ジェイクなのに、ジェイクじゃない。
仮面の下から現れたその男性に、私は思わず息を呑む。
「エリーの周りには僕しかいません。だってずっと見張っていたから」
くすりと笑いながら告げられるその言葉にドキリとした。
確かに私の隣にはいつも彼がいて、そして私に近付く令息たちをブロックしていたことは知っている。
「でもそれは番犬として……」
「そうですよ、僕は貴女の犬なんです。だから最後まで責任を取って飼って貰わないと」
当然だと言わんばかりにそんなことを口にしたジェイクが、繋いだままになっていた手を引きそっと私を抱き上げた。
そして向かうのはソファの向こう、この部屋の奥にある大きなベッド。
「ま、待ってジェイクっ」
「待ちませんよ、やっと成人したんですから」
「せ、成人って」
この国では確かに十八が成人。そしてジェイクが先日成人したのも間違いないが、だからと言って彼とこの先の行為をする理由にはならないだろう。
というか順番がおかしい。
それに私にとって彼は可愛い弟というか犬で、そしてその事は彼も認めている事実なのだ。
「私は飼い主なのよね……?」
だから落ち着いて。こんなことやめて。
そういう思いを込めて念押しするように確認すると、一瞬ぱちくりと目を瞬かせた彼がにこりと笑う。
「僕がいるのに勝手に婚活なんかして……。しかも仮面舞踏会に内緒で来るとかエリーは本当に悪い飼い主ですね」
「か、飼い主に噛みつくってこと!?」
「では犬らしく舐めてみようかな」
くすくす楽しそうに笑いながらベッドへと寝かされ、すぐにジェイクが覆い被さるように乗ってくる。
そのまま私の頬をぺろりと舐めると、舌先で輪郭をなぞるように動かした。
「あっ、や、待っ」
「だから待ちませんってば。本当は僕だって婚約から結びたかったのに、エリーはいつまでたっても僕の視線に気付いてくれないから」
首筋も舐められ、鎖骨にも舌が這う。
犬らしく、なんて言いながら肌を伝う彼の舌が熱くて、心臓が痛いくらいに早鐘を打っていた。
「助けた犬が、どんな犬に成長したか確かめたいですよね」
「こんなの、犬っていうよりっ」
「犬っていうより?」
ニヤッと口角を上げたジェイクの瞳の奥に情欲が揺れる。
さながら捕食者のその笑みにゾクリとした。
「そう言えばエリーの仮面は鳥なんですね。知っていますか? 狩猟犬の獲物が何か」
「え、もの……」
「安心してください。僕は本物の犬ではないので手に入れた獲物を誰かに捧げるなんてしませんから」
全部僕のです、なんて楽しそうに言いながら私の小鳥の仮面につけられていた装飾の羽を噛み、そのまま仮面が外される。
小鳥の仮面の下から現れた私の顔は、きっと真っ赤に染まっているだろう。
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