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スライムでえちち
9.囚われのお姫様ならぬ、囚われのテント様
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「受け身取れるな?」
耳元でキャロンの声が聞こえたと同時に、洞窟内でも比較的苔が生えているだろう部分に転がされるようにそっと投げられる。
投げられたままべしゃ、と尻餅をつくと、物凄く呆れたようなため息がキャロンから聞こえて。
「⋯お前な、魔法師とはいえ受け身くらい取れるようになるべきだろう」
「ち、違うよ!?普段なら、普段なら取れる⋯っ、けど⋯!」
「普段から取れるなら自然と体が動くものだ。鍛練が足りない。とりあえずお前は今日から⋯」
「そんなの、今はいいからっ!!!」
直径50センチ程、と思われたそのスライムは薄く伸びるようにキャロンの右足をじわじわと包む。
スライムが触れている洞窟の地面は無事なのに、スライムに包まれたキャロンのズボンが明らかに溶けはじめていて。
「良くないだろう。いいか、もう書き出す余裕はないから口頭で伝えるぞ。まず朝起きたらストレッチだ。そして最低5キロのランニングをだな⋯」
「な、何を、何を言ってるんだ!?そんなこと言ってる場合じゃ⋯」
「言ってる場合、だろ。忘れたのか?」
呆れつつも少し困ったように笑ったキャロンの表情を見て俺の背中に嫌な汗が伝った。
“嫌だ、聞きたくない、だってこれは、その言い方は⋯”
「スライムは、『倒す方法がない』んだ。斬っても分裂し増え魔法はその属性を吸収される。捕まったら終わりだと教えただろう。だから聞け、俺が話せるうちに」
“――まるで、遺言を遺すみたいな、そんな言い方じゃないか⋯”
じわりと視界が滲み、足に力が入らず立ち上がる事が出来ない。
俺が絶望している間にもじわじわとキャロンを侵食するスライムは、既にキャロンの太股辺りまで包んでしまっいて。
更に最初にスライムと触れた靴が溶け、キャロンの肌が見えはじめ⋯
そして肌が見えたということは。
「――ッ、⋯生物を補食する、という噂は本当だったんだな。つまり俺は今胃酸で溶かされてるみたいな感じということか?」
「そんなこと言ってる場合かよっ!!」
“靴が溶け布も溶けた、次はキャロンの肌が⋯!”
激しい痛みを伴うのか、キャロンの表情が一気に歪む。
そうこうしている間に、気付けばもうキャロンの下半身は全てスライムに包まれてしまっていて――⋯
“このまま俺は俺のせいでキャロンを、好きな人を失うのか⋯?”
あまりにも無力な自分。
“ちゃんとキャロンの制止を聞いていれば⋯”
今更後悔してももう遅い。
そして後悔している間にもスライムはキャロンを補食すべく、侵食部分を増やしていて⋯
“このまま見ているしか出来ないのか?”
「⋯⋯なの、⋯だ」
――考えろ、考えろ考えろ考えろ。
失いたくない、キャロンを⋯
「そんなの、ダメだ⋯っ!!」
キャロンだけは、諦めたくないから⋯!!!
「エイベル、言えるうちに改めて伝えておく。俺はお前の事が⋯⋯」
「キャロンに強化魔法をかける!」
「好⋯⋯、は?ちょっと待て何をする気⋯っ」
「あとスライムにも!!!」
「スライムにも!?本当に何をする気だ落ち着け待て頼む冷静にー⋯っ」
集中し魔力を練り上げる。
強化魔法は俺の天性の属性の1つ、つまり最も自然に、そして最も効果の高い純度で放てる魔法で。
“スライムが属性を『吸収』し『反撃』するなら⋯!”
「行くよ!」
「行くな来るな放つなーーーッッ」
「はぁっ!」
杖の先から練り上げた魔力を飛ばす。
“上手くいってくれ⋯!”
「ッ」
キャロンが息を呑んだ事に気付き俺も生唾を呑む。
強化魔法によって防御力が上がったのか、皮膚が溶かされる痛みが軽減したらしくキャロンの表情が少し解れたのも束の間――
「スライムが⋯っ!」
俺の魔法をしっかりと吸収したらしく、スライムが僅かに発光して。
「エイベル、気を付けろ!」
「⋯ううん、キャロン、多分大丈夫」
「?」
一瞬怪訝そうな顔をしたキャロンは、自分を包むスライムがパキパキと音を出し始めたことに驚き目を見開いた。
“思った通りだ⋯!”
そしてピシッと一際大きな音を立てたかと思ったら、そのまま砕けるようにスライムが割れる。
「どういう事だ⋯?」
「簡単な事だよ!俺の全力の強化魔法を『吸収』したスライムが『反撃』する為に『増幅』させた結果、砕けたんだ」
強化魔法は、簡単に言えば『硬化』魔法でもある。
もちろん身体能力を上げる『強化』もあるが、今回俺がキャロンとスライムにかけたのは『硬化』の方だった。
“スライムに効果がなかったとしても、キャロンをカチカチにすればスライムが補食しようと出してる酸からも守れるし⋯”
もちろんこれは推測からの一種の賭けだったのだが。
「俺の強化魔法を極限まで増幅させ、そして反撃すべく内部から更なる強化魔法を反射したんだ。固いものが固いものにぶつかったら砕けるのは当然⋯だ、ろ⋯⋯、え、ぇえ!?」
予想以上に上手く行ったその結果に、そして倒せないとされたスライムが倒せたこと、何よりも大好きなキャロンが助かった事が何よりも嬉しかった俺は受かれていた。
浮かれポンチ野郎だった。
無効化出来たスライムばかり見ていて、キャロンの異常に気付くのも遅れたし、何よりも過去一彼のこめかみがピクピクしていた事にも全く気付かず――
やっとキャロンの方に視線をやり、そこでやっととんでもないことが起こってしまったのだと理解したのだ。
「⋯えっと、それ、どうして⋯、なんで⋯?」
「強化されたんだろう。お前の魔法と、そしてお前の魔法を吸収し増幅させ反撃すべく放ったスライムによってな」
「え、でも強化って⋯いや、確かに『硬化』魔法だけどでも想定外の硬化っていうか、その⋯」
あり得ない現状に、視線を外すべきだとわかっているのに釘付けになって目が離せない。
何故ならキャロンの下半身、主にキャロンのキャロンが⋯
「硬化って、その硬化じゃないはずなんだけど⋯」
「俺が知るか!魔法をかけたのはお前だエイベル!!どうして!俺の!股間が!性的な意味で硬化したんだ!!!」
「ひょえっ」
あり得ないほどガッツリとテントを張っていたからだ。
“え、なんで、呪いの時はアレかもだけど少なくとも今回は下心が魔力に乗るなんてことなかったはずなのに⋯!”
思わず目を覆いたくなるような、逆に凝視したくなるような複雑な気持ちをどう処理していいかわからない。
しかもスライムが服を溶かしていたせいで、スライムに覆われていたキャロンの下半身はほぼ布面積が残っておらず、僅かに残ったその“ズボンか下着だった布”が思い切り天を仰ぐように反り返ったキャロンのアレに引っ掛かっているだけ。
それは昨晩散々脳裏に過った比喩的な意味ではなく、文字通りの夜営で張る簡素なテントのようだった。
“スライムが覆ってなかった上半身はガッチリ服を着てるのに下半身はほぼ丸出し、しかも少しでも風が吹けばキャロンのアレも丸見えになっちゃう⋯!?”
あり得ない、あり得ないが、現実に起こってしまっていて。
「えーっと、その、キャロンのソレって時間経過で萎みそうなものだったり⋯する?」
「しない」
この現状にヤケクソになっているのか、半眼で仄暗い目をしたキャロンは強化魔法で昨日よりも質量が増したかなり雄々しいソコを隠すでもなく、引っ掛かっただけのテントを残し仁王立ちしている。
「そかそか⋯。えっと、その、萎えて貰えたりとか⋯」
「しない」
「そ、そうだよな、こんなあり得ない状況でもガッツリ勃ってるんだもん、簡単には萎えないよな⋯」
言いながら項垂れる。
“どうしてこうなったんだ⋯、いや、それよりどうすればいいんだ⋯?”
完全勃起したソコを平常状態に戻す方法。
何かで萎えればそれで解決だが、キャロンのが勃っているのは強化魔法のせいなのだ。
“興奮して勃った訳じゃないんだ、今更何かで萎えたりとかしないよな⋯”
そして萎える以外で平常状態にするとしたら。
「あの、キャロン、その⋯、言いにくいんだけど」
「⋯⋯⋯⋯⋯。」
「⋯⋯⋯えっと、俺と⋯、ヤる?」
それはもう、『出してしまう』しかない訳で。
一晩の思い出となるはずだった想い人とのその行為が。
「ヤる」
まさか数時間後に再びあるだなんて、今朝の俺が知ったら驚きで腰を抜かすだろう。
“今から別の意味で腰が抜けそうだけど”
なんて、どこかヤケクソなキャロンの滾ったソコを凝視しながら、俺は現実逃避するのだった。
耳元でキャロンの声が聞こえたと同時に、洞窟内でも比較的苔が生えているだろう部分に転がされるようにそっと投げられる。
投げられたままべしゃ、と尻餅をつくと、物凄く呆れたようなため息がキャロンから聞こえて。
「⋯お前な、魔法師とはいえ受け身くらい取れるようになるべきだろう」
「ち、違うよ!?普段なら、普段なら取れる⋯っ、けど⋯!」
「普段から取れるなら自然と体が動くものだ。鍛練が足りない。とりあえずお前は今日から⋯」
「そんなの、今はいいからっ!!!」
直径50センチ程、と思われたそのスライムは薄く伸びるようにキャロンの右足をじわじわと包む。
スライムが触れている洞窟の地面は無事なのに、スライムに包まれたキャロンのズボンが明らかに溶けはじめていて。
「良くないだろう。いいか、もう書き出す余裕はないから口頭で伝えるぞ。まず朝起きたらストレッチだ。そして最低5キロのランニングをだな⋯」
「な、何を、何を言ってるんだ!?そんなこと言ってる場合じゃ⋯」
「言ってる場合、だろ。忘れたのか?」
呆れつつも少し困ったように笑ったキャロンの表情を見て俺の背中に嫌な汗が伝った。
“嫌だ、聞きたくない、だってこれは、その言い方は⋯”
「スライムは、『倒す方法がない』んだ。斬っても分裂し増え魔法はその属性を吸収される。捕まったら終わりだと教えただろう。だから聞け、俺が話せるうちに」
“――まるで、遺言を遺すみたいな、そんな言い方じゃないか⋯”
じわりと視界が滲み、足に力が入らず立ち上がる事が出来ない。
俺が絶望している間にもじわじわとキャロンを侵食するスライムは、既にキャロンの太股辺りまで包んでしまっいて。
更に最初にスライムと触れた靴が溶け、キャロンの肌が見えはじめ⋯
そして肌が見えたということは。
「――ッ、⋯生物を補食する、という噂は本当だったんだな。つまり俺は今胃酸で溶かされてるみたいな感じということか?」
「そんなこと言ってる場合かよっ!!」
“靴が溶け布も溶けた、次はキャロンの肌が⋯!”
激しい痛みを伴うのか、キャロンの表情が一気に歪む。
そうこうしている間に、気付けばもうキャロンの下半身は全てスライムに包まれてしまっていて――⋯
“このまま俺は俺のせいでキャロンを、好きな人を失うのか⋯?”
あまりにも無力な自分。
“ちゃんとキャロンの制止を聞いていれば⋯”
今更後悔してももう遅い。
そして後悔している間にもスライムはキャロンを補食すべく、侵食部分を増やしていて⋯
“このまま見ているしか出来ないのか?”
「⋯⋯なの、⋯だ」
――考えろ、考えろ考えろ考えろ。
失いたくない、キャロンを⋯
「そんなの、ダメだ⋯っ!!」
キャロンだけは、諦めたくないから⋯!!!
「エイベル、言えるうちに改めて伝えておく。俺はお前の事が⋯⋯」
「キャロンに強化魔法をかける!」
「好⋯⋯、は?ちょっと待て何をする気⋯っ」
「あとスライムにも!!!」
「スライムにも!?本当に何をする気だ落ち着け待て頼む冷静にー⋯っ」
集中し魔力を練り上げる。
強化魔法は俺の天性の属性の1つ、つまり最も自然に、そして最も効果の高い純度で放てる魔法で。
“スライムが属性を『吸収』し『反撃』するなら⋯!”
「行くよ!」
「行くな来るな放つなーーーッッ」
「はぁっ!」
杖の先から練り上げた魔力を飛ばす。
“上手くいってくれ⋯!”
「ッ」
キャロンが息を呑んだ事に気付き俺も生唾を呑む。
強化魔法によって防御力が上がったのか、皮膚が溶かされる痛みが軽減したらしくキャロンの表情が少し解れたのも束の間――
「スライムが⋯っ!」
俺の魔法をしっかりと吸収したらしく、スライムが僅かに発光して。
「エイベル、気を付けろ!」
「⋯ううん、キャロン、多分大丈夫」
「?」
一瞬怪訝そうな顔をしたキャロンは、自分を包むスライムがパキパキと音を出し始めたことに驚き目を見開いた。
“思った通りだ⋯!”
そしてピシッと一際大きな音を立てたかと思ったら、そのまま砕けるようにスライムが割れる。
「どういう事だ⋯?」
「簡単な事だよ!俺の全力の強化魔法を『吸収』したスライムが『反撃』する為に『増幅』させた結果、砕けたんだ」
強化魔法は、簡単に言えば『硬化』魔法でもある。
もちろん身体能力を上げる『強化』もあるが、今回俺がキャロンとスライムにかけたのは『硬化』の方だった。
“スライムに効果がなかったとしても、キャロンをカチカチにすればスライムが補食しようと出してる酸からも守れるし⋯”
もちろんこれは推測からの一種の賭けだったのだが。
「俺の強化魔法を極限まで増幅させ、そして反撃すべく内部から更なる強化魔法を反射したんだ。固いものが固いものにぶつかったら砕けるのは当然⋯だ、ろ⋯⋯、え、ぇえ!?」
予想以上に上手く行ったその結果に、そして倒せないとされたスライムが倒せたこと、何よりも大好きなキャロンが助かった事が何よりも嬉しかった俺は受かれていた。
浮かれポンチ野郎だった。
無効化出来たスライムばかり見ていて、キャロンの異常に気付くのも遅れたし、何よりも過去一彼のこめかみがピクピクしていた事にも全く気付かず――
やっとキャロンの方に視線をやり、そこでやっととんでもないことが起こってしまったのだと理解したのだ。
「⋯えっと、それ、どうして⋯、なんで⋯?」
「強化されたんだろう。お前の魔法と、そしてお前の魔法を吸収し増幅させ反撃すべく放ったスライムによってな」
「え、でも強化って⋯いや、確かに『硬化』魔法だけどでも想定外の硬化っていうか、その⋯」
あり得ない現状に、視線を外すべきだとわかっているのに釘付けになって目が離せない。
何故ならキャロンの下半身、主にキャロンのキャロンが⋯
「硬化って、その硬化じゃないはずなんだけど⋯」
「俺が知るか!魔法をかけたのはお前だエイベル!!どうして!俺の!股間が!性的な意味で硬化したんだ!!!」
「ひょえっ」
あり得ないほどガッツリとテントを張っていたからだ。
“え、なんで、呪いの時はアレかもだけど少なくとも今回は下心が魔力に乗るなんてことなかったはずなのに⋯!”
思わず目を覆いたくなるような、逆に凝視したくなるような複雑な気持ちをどう処理していいかわからない。
しかもスライムが服を溶かしていたせいで、スライムに覆われていたキャロンの下半身はほぼ布面積が残っておらず、僅かに残ったその“ズボンか下着だった布”が思い切り天を仰ぐように反り返ったキャロンのアレに引っ掛かっているだけ。
それは昨晩散々脳裏に過った比喩的な意味ではなく、文字通りの夜営で張る簡素なテントのようだった。
“スライムが覆ってなかった上半身はガッチリ服を着てるのに下半身はほぼ丸出し、しかも少しでも風が吹けばキャロンのアレも丸見えになっちゃう⋯!?”
あり得ない、あり得ないが、現実に起こってしまっていて。
「えーっと、その、キャロンのソレって時間経過で萎みそうなものだったり⋯する?」
「しない」
この現状にヤケクソになっているのか、半眼で仄暗い目をしたキャロンは強化魔法で昨日よりも質量が増したかなり雄々しいソコを隠すでもなく、引っ掛かっただけのテントを残し仁王立ちしている。
「そかそか⋯。えっと、その、萎えて貰えたりとか⋯」
「しない」
「そ、そうだよな、こんなあり得ない状況でもガッツリ勃ってるんだもん、簡単には萎えないよな⋯」
言いながら項垂れる。
“どうしてこうなったんだ⋯、いや、それよりどうすればいいんだ⋯?”
完全勃起したソコを平常状態に戻す方法。
何かで萎えればそれで解決だが、キャロンのが勃っているのは強化魔法のせいなのだ。
“興奮して勃った訳じゃないんだ、今更何かで萎えたりとかしないよな⋯”
そして萎える以外で平常状態にするとしたら。
「あの、キャロン、その⋯、言いにくいんだけど」
「⋯⋯⋯⋯⋯。」
「⋯⋯⋯えっと、俺と⋯、ヤる?」
それはもう、『出してしまう』しかない訳で。
一晩の思い出となるはずだった想い人とのその行為が。
「ヤる」
まさか数時間後に再びあるだなんて、今朝の俺が知ったら驚きで腰を抜かすだろう。
“今から別の意味で腰が抜けそうだけど”
なんて、どこかヤケクソなキャロンの滾ったソコを凝視しながら、俺は現実逃避するのだった。
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