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幹果と油脂
第155話 授業
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今日は教会での授業の日。前日に司祭と、村長、パラケル爺さんとの打ち合わせが済んでいる。"そこまで具体的に考えているならば、まず授業行ってみようか"、という結論になった。
教会の敷地に入り、礼拝堂を訪れる。主神ヘルメスから聞いた教会の話を思い出す。すでに面会してしまった神に対しての宗教。目の前に居る像を見ながら、自分への信仰を自慢げに話す、そんな彼の言葉が脳裏に浮かぶ。
ヘルメス教と教会組織は、主にヘルメス神が各正位を招集し、地上者へ伝達する手段としたのが始まりのようだ。主神ヘルメスは確かに存在するが、彼は地上に降りることはできない。創世時に制限を与えられたらしい。宗教として成り立たせることで、主神の方針を周知させる組織として、正位に作らせたそうだ。主神ヘルメスを称え、その教えを広める、という広い教義としたそうだ。
地上では、正位格が教えを広めるのに中心的な役割を担う。教主は正位エクバリウム。主神ヘルメスに従い、教義を緩く、教会の運営は各国の規則に沿って運営させている。各国の教会支部は各地に散らばる正位を相談役とし、慈善事業を営む。主に初等教育と布教、治療院を運営し、統治には直接関わらない。この世界のセーフティーネットの役割を担っているのだろう。国の体制に左右されることなく、運営できるのが強みのようだ。そのため住民からの聖職者への信頼度は高かった。
信仰力をよりどころに御力を借り受け、行使する者が司祭、使する巫女と呼ばれる。主神との精神の繋がりをつける手段・方法は神聖魔法と呼ばれていた。主に治療の分野、邪を防ぐ力を専門としていた。司祭、巫女は戦いに赴くことは少なく、純粋に教会の事業を行うことに注力している。
集会所兼初等教育を行う教室にて、そのヘルメス教のシュリッター司祭から導入の話を頂く。
「今日から特別に外部の先生による授業を行うことになりました。先生はここに居る、パラケル魔導具店のパラケル師。一昨年まで在籍していたレッド君。エルフ族のリンネさんです。私も居ますので安心してください。今週から週に2回。特別授業を行ってもらいます。午後に授業を当てます。皆さんがんばりましょう」
「パラケルだ。主に魔術の修練を行うからな。心してかかれ」
「レッドです。やさしく始めますから楽しくやりましょう」
「リンネよ。気楽に覚えましょう」
ざわざわと子供達が騒ぐ。いつもとは違う授業に戸惑いを覚えているようだ。
「それでは、ここにいる12人の子供でまず三人組を作れ。仲良し同士でも、なんでも構わん」
自分は一昨年までここで初等教育を受けていた。見慣れない、グレン、キャロルが今年入ってきた子供のようだ。グループ分けは、男子女子ですんなり分かれる。さらに2グループに分かれる。話し合いで男子は年代。女子はいつもの仲良しグループに分かれたようだ。
#####
1.マーク、レンドール、グレン
2.ナイジェル、オーガスタス、アシュリー
3.マーシャ、エステル、キャロル
4.マリン、フローラ、ローズ
#####
「よし。分かれたようだな。しばらくワシの授業はこの班で行うぞ。後は教える側だな。誰が担当しても同じだろう。ワシは1班、司祭は2班、レッドは3班、リンネは4班とする。まずは話をしてから、実際に動かしてもらうぞ」
「パラケル師。もう少し口調を柔らかめにお願いします」
シュリッター司祭は、ぶっきらぼうに話すパラケル師を指摘する。
「何を言う。ワシのいつもの調子だがな」
「パラケル爺さん。相手は初等教育の子供です。学院の学生ではありません」
「確かに。もう少し平たく話すか」
口調を少しゆっくりとさせて、爺さんは口調に意識をして再開した。
「そうだな。まずはどこまでできるか尋ねよう。体内の魔素を動かすことができる者、外の水などを動かすことができる者はいるかな?」
2人の手が上がった。
「ナイジェル。オーガスタス。どんなことができますか?」
司祭がフォローに回る。パラケル爺さんは子供の名前など憶えていないだろう。
「父親から今からやれば畑仕事に便利だって。水の操作を教わっています」
「うちも手伝いが始まるから、もうそろそろしておけって。俺も水」
「うむ。上出来だ。皆も、すでに領主による登録は済んでいるから、魔素を感じることはできるだろう?」
コクリ、と全員がうなずいた。
「大体、他の皆は同じ程度だろう。まずは、体内の魔素が動くことを感じてもらう。君らは儀式の時に、領主の魔力に充てられている。外部から魔力を注がれただろう。魔力機関の回路を無理やりこじあけられた経験があるはずだ。魔素を感じられるのもその時からだと思う。今日は、先生役が4人もいる。外部から魔力・魔素を充て、再び体内の魔素を感じてもらう。今日は魔素を体内で循環できるまで行おう。司祭、レッド、リンネそれでは頼むぞ。外から動かしてやれ。1班のお前たちはワシの所にこい」
自分の所には女の子3人が来る。皆、不安そうにしている。マーシャ、エステル、キャロルそれぞれ9歳、8歳、7歳だ。自分との年齢差が無いことに心配しているのだろう。キャロルは初対面だ。年長者のマーシャに声をかける。
「久しぶり、マーシャ。それではやっていくよ。背中をこちらに向けて。背中に手を当てるよ。ゆっくり魔力を浸透させるから、体内の違和感を感じて欲しい」
「は、はい。よろしくお願いします」
少量の魔力を背中から充てていく。穏やかに皮膚を通過し、血管を通り、魔力機関まで行きつく。魔力機関からマーシャの魔素を追い出し、血管に停滞している魔素を少しずつ動かす。
「両手を合わせてくれるかな?そう。そんな感じ。では少しずつ行くよ」
「えっ。いっ。ん゙ん゙ん゙♡♨◇」
「もう少しいけるかな?少しペースをあげるよ。循環させるよ。右手から左手にまわすからね」
右手から魔素を通し、左手に廻す。途中蛇行させて、足や体中を循環させていく。徐々に動かす魔素量を多くする。少し回路に負荷がかかるまで。
「ん゙ん゙ん゙♡♨◇」
「はい。終わり。大体わかったかな?今の感じを忘れずに少しずつ動かすこと」
「は、はい、了解、しました」
マーシャは終わると玉のように汗をかき、フラフラしている。少しやりすぎたか。
「大丈夫かい?やりすぎたかな?」
「い、いえ、大丈夫です」
少し顔を赤くしているようだが大丈夫のようだ。少しウルウルしている姿がかわいいと思ったのは心の中に留めておく。
「次は、エステル。キャロルも同時にできそうだな。おいで」
マーシャに実行したことを見て、少しドキドキしている2人のようだ。背中越しに心臓の鼓動が聞こえる。並列思考を使用して、同時にできるように対策をする。
「ではいくよ」
「「は、はい、お願いします」」
マーシャと同じく背中の皮膚を通して、魔力を充て、血管を逆流していく。二人の魔力機関まで行きつく。
「よし、二人とも両手を合わせてね。おっ?キャロルは左利きかな。エステルは右利きだね」
魔力機関から魔素を追い出し、マーシャの時と同じく動かす。腕から全身へと循環させ、徐々に魔素量を増やす。限界ギリギリを見極めて、少し超えて拡張させる。
「「えっ?いっ。あ゛ん゙ん゙ん゙♡♨◇」」
二人とも少し顔を赤くして、膝をつく。上目遣いでウルウルとこちらを見る。何かいけないことをしているみたいだ。
「3人とも大丈夫かな?次は自分で出来そうかな?」
「「「も、もう一回やってもらっていいですか?」」」
「ちょっと!ずるいわ。動かしてもらったから、もう自分でできるでしょう?」
隣の班で仲良しチームで実技を受けていたマリンが入ってきた。見られていたか?
「そうよ。レッドさんに私たちもやってほしいわ」
フローラも参戦してきた。
担当の講師、リンネを見る。知らないって顔だ。少し機嫌が悪いように感じる。
「レッドさん。どうせなら女の子全員に施術したらどうでしょうか?」
「何か、レッドはあっちの女子達と一緒で楽しそうだな」
「こっちは爺さんとおじさん司祭の2人なのに」
「爺さんなんて、限界ギリギリまで一気に攻めてきたぜ」
「一気に遠慮なくベリベリはがす感じだよな」
「痛てぇ、と思ったら、全身くまなく回してくるんだぜ。両足なんて折り返してな。ん?体が温かくなってきた」
「お前もか?実は俺もだ」
「司祭は優しく動かしてくれるから楽だったぜ」
「ああ、俺もあんまり変わらないな」
結局リンネの話の通り、女子全員に施してしまった。
「家でも毎日、自主練習しておくのだ。先ほどやったように魔素を循環させ、魔力回路の通りを良くしておけよ。合間で先生達に聞くのも良い。魔導具店はいつでも空いているから、いつでも来て良いぞ。次は3日後だからな」
子供たちは授業が終わり、下校の準備を始めていった。
教会の敷地に入り、礼拝堂を訪れる。主神ヘルメスから聞いた教会の話を思い出す。すでに面会してしまった神に対しての宗教。目の前に居る像を見ながら、自分への信仰を自慢げに話す、そんな彼の言葉が脳裏に浮かぶ。
ヘルメス教と教会組織は、主にヘルメス神が各正位を招集し、地上者へ伝達する手段としたのが始まりのようだ。主神ヘルメスは確かに存在するが、彼は地上に降りることはできない。創世時に制限を与えられたらしい。宗教として成り立たせることで、主神の方針を周知させる組織として、正位に作らせたそうだ。主神ヘルメスを称え、その教えを広める、という広い教義としたそうだ。
地上では、正位格が教えを広めるのに中心的な役割を担う。教主は正位エクバリウム。主神ヘルメスに従い、教義を緩く、教会の運営は各国の規則に沿って運営させている。各国の教会支部は各地に散らばる正位を相談役とし、慈善事業を営む。主に初等教育と布教、治療院を運営し、統治には直接関わらない。この世界のセーフティーネットの役割を担っているのだろう。国の体制に左右されることなく、運営できるのが強みのようだ。そのため住民からの聖職者への信頼度は高かった。
信仰力をよりどころに御力を借り受け、行使する者が司祭、使する巫女と呼ばれる。主神との精神の繋がりをつける手段・方法は神聖魔法と呼ばれていた。主に治療の分野、邪を防ぐ力を専門としていた。司祭、巫女は戦いに赴くことは少なく、純粋に教会の事業を行うことに注力している。
集会所兼初等教育を行う教室にて、そのヘルメス教のシュリッター司祭から導入の話を頂く。
「今日から特別に外部の先生による授業を行うことになりました。先生はここに居る、パラケル魔導具店のパラケル師。一昨年まで在籍していたレッド君。エルフ族のリンネさんです。私も居ますので安心してください。今週から週に2回。特別授業を行ってもらいます。午後に授業を当てます。皆さんがんばりましょう」
「パラケルだ。主に魔術の修練を行うからな。心してかかれ」
「レッドです。やさしく始めますから楽しくやりましょう」
「リンネよ。気楽に覚えましょう」
ざわざわと子供達が騒ぐ。いつもとは違う授業に戸惑いを覚えているようだ。
「それでは、ここにいる12人の子供でまず三人組を作れ。仲良し同士でも、なんでも構わん」
自分は一昨年までここで初等教育を受けていた。見慣れない、グレン、キャロルが今年入ってきた子供のようだ。グループ分けは、男子女子ですんなり分かれる。さらに2グループに分かれる。話し合いで男子は年代。女子はいつもの仲良しグループに分かれたようだ。
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1.マーク、レンドール、グレン
2.ナイジェル、オーガスタス、アシュリー
3.マーシャ、エステル、キャロル
4.マリン、フローラ、ローズ
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「よし。分かれたようだな。しばらくワシの授業はこの班で行うぞ。後は教える側だな。誰が担当しても同じだろう。ワシは1班、司祭は2班、レッドは3班、リンネは4班とする。まずは話をしてから、実際に動かしてもらうぞ」
「パラケル師。もう少し口調を柔らかめにお願いします」
シュリッター司祭は、ぶっきらぼうに話すパラケル師を指摘する。
「何を言う。ワシのいつもの調子だがな」
「パラケル爺さん。相手は初等教育の子供です。学院の学生ではありません」
「確かに。もう少し平たく話すか」
口調を少しゆっくりとさせて、爺さんは口調に意識をして再開した。
「そうだな。まずはどこまでできるか尋ねよう。体内の魔素を動かすことができる者、外の水などを動かすことができる者はいるかな?」
2人の手が上がった。
「ナイジェル。オーガスタス。どんなことができますか?」
司祭がフォローに回る。パラケル爺さんは子供の名前など憶えていないだろう。
「父親から今からやれば畑仕事に便利だって。水の操作を教わっています」
「うちも手伝いが始まるから、もうそろそろしておけって。俺も水」
「うむ。上出来だ。皆も、すでに領主による登録は済んでいるから、魔素を感じることはできるだろう?」
コクリ、と全員がうなずいた。
「大体、他の皆は同じ程度だろう。まずは、体内の魔素が動くことを感じてもらう。君らは儀式の時に、領主の魔力に充てられている。外部から魔力を注がれただろう。魔力機関の回路を無理やりこじあけられた経験があるはずだ。魔素を感じられるのもその時からだと思う。今日は、先生役が4人もいる。外部から魔力・魔素を充て、再び体内の魔素を感じてもらう。今日は魔素を体内で循環できるまで行おう。司祭、レッド、リンネそれでは頼むぞ。外から動かしてやれ。1班のお前たちはワシの所にこい」
自分の所には女の子3人が来る。皆、不安そうにしている。マーシャ、エステル、キャロルそれぞれ9歳、8歳、7歳だ。自分との年齢差が無いことに心配しているのだろう。キャロルは初対面だ。年長者のマーシャに声をかける。
「久しぶり、マーシャ。それではやっていくよ。背中をこちらに向けて。背中に手を当てるよ。ゆっくり魔力を浸透させるから、体内の違和感を感じて欲しい」
「は、はい。よろしくお願いします」
少量の魔力を背中から充てていく。穏やかに皮膚を通過し、血管を通り、魔力機関まで行きつく。魔力機関からマーシャの魔素を追い出し、血管に停滞している魔素を少しずつ動かす。
「両手を合わせてくれるかな?そう。そんな感じ。では少しずつ行くよ」
「えっ。いっ。ん゙ん゙ん゙♡♨◇」
「もう少しいけるかな?少しペースをあげるよ。循環させるよ。右手から左手にまわすからね」
右手から魔素を通し、左手に廻す。途中蛇行させて、足や体中を循環させていく。徐々に動かす魔素量を多くする。少し回路に負荷がかかるまで。
「ん゙ん゙ん゙♡♨◇」
「はい。終わり。大体わかったかな?今の感じを忘れずに少しずつ動かすこと」
「は、はい、了解、しました」
マーシャは終わると玉のように汗をかき、フラフラしている。少しやりすぎたか。
「大丈夫かい?やりすぎたかな?」
「い、いえ、大丈夫です」
少し顔を赤くしているようだが大丈夫のようだ。少しウルウルしている姿がかわいいと思ったのは心の中に留めておく。
「次は、エステル。キャロルも同時にできそうだな。おいで」
マーシャに実行したことを見て、少しドキドキしている2人のようだ。背中越しに心臓の鼓動が聞こえる。並列思考を使用して、同時にできるように対策をする。
「ではいくよ」
「「は、はい、お願いします」」
マーシャと同じく背中の皮膚を通して、魔力を充て、血管を逆流していく。二人の魔力機関まで行きつく。
「よし、二人とも両手を合わせてね。おっ?キャロルは左利きかな。エステルは右利きだね」
魔力機関から魔素を追い出し、マーシャの時と同じく動かす。腕から全身へと循環させ、徐々に魔素量を増やす。限界ギリギリを見極めて、少し超えて拡張させる。
「「えっ?いっ。あ゛ん゙ん゙ん゙♡♨◇」」
二人とも少し顔を赤くして、膝をつく。上目遣いでウルウルとこちらを見る。何かいけないことをしているみたいだ。
「3人とも大丈夫かな?次は自分で出来そうかな?」
「「「も、もう一回やってもらっていいですか?」」」
「ちょっと!ずるいわ。動かしてもらったから、もう自分でできるでしょう?」
隣の班で仲良しチームで実技を受けていたマリンが入ってきた。見られていたか?
「そうよ。レッドさんに私たちもやってほしいわ」
フローラも参戦してきた。
担当の講師、リンネを見る。知らないって顔だ。少し機嫌が悪いように感じる。
「レッドさん。どうせなら女の子全員に施術したらどうでしょうか?」
「何か、レッドはあっちの女子達と一緒で楽しそうだな」
「こっちは爺さんとおじさん司祭の2人なのに」
「爺さんなんて、限界ギリギリまで一気に攻めてきたぜ」
「一気に遠慮なくベリベリはがす感じだよな」
「痛てぇ、と思ったら、全身くまなく回してくるんだぜ。両足なんて折り返してな。ん?体が温かくなってきた」
「お前もか?実は俺もだ」
「司祭は優しく動かしてくれるから楽だったぜ」
「ああ、俺もあんまり変わらないな」
結局リンネの話の通り、女子全員に施してしまった。
「家でも毎日、自主練習しておくのだ。先ほどやったように魔素を循環させ、魔力回路の通りを良くしておけよ。合間で先生達に聞くのも良い。魔導具店はいつでも空いているから、いつでも来て良いぞ。次は3日後だからな」
子供たちは授業が終わり、下校の準備を始めていった。
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